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授業の反応 (月曜日)


反応はありませんでした.

無関心だったというわけではなく,授業がこちらが用意したものではなく,生徒達がどうしても「最後に何かスポーツして終わりたい」ということで,フットサルをやって終了になってしまったからなのです.
私としては,自分自身がやりたいことがあった事はたしかですが,最後の体育の授業(全授業を通しても最後)なのですから,盛り上がることをやって終わりたい気持ちもわからんではないです.
最初は数人の生徒が言い出したのですが,クラス全体を巻き込んでのせがまれると,ダメだとは言い切れず,「しょうがない」と,体育館に向かわせてフットサルです.
たしかに盛り上がるには盛り上がりましたが.
あとで一人の生徒に「どんなことをやる予定だったのですか」と聞かれ,内容を端折って説明すると,詳しく聞きたそうな顔をしてくれたのが,むしろチョッと後悔の念にかられます.

 少年よ,隣のクラスの奴に聞いてくれ...

なんにしてもタイミングって重要だなと思わされる年末年始の授業スケジュール.非常勤講師ですので,なかなかその学校の 「コアな部分(?)」 まで感じ取れないところがありますから,ドタバタしながら終わるという感じです.
そして生徒からは,何かが大きく変わろうとしている慌ただしい雰囲気が伝わってきます.
進路や将来のこと,2ヵ月後に向けて計画を立てているであろう者や,まだ決まっていなくて最後の高校生活を楽しもうとしながらも焦りを隠せない者.
では自分はどんなことを考えながら生活していたんだろうと思い出してみても,悲しいことにあまり思い出せなくなってしまいました.


年末に流れた母校のニュースは,一つのきっかけを作ってくれました.
出来事としては警察沙汰ですし,いいニュースとは言えませんが,母校だけに擁護したくなる気持ち.いやむしろ擁護ではなく,今では同じ 「教育」 という現場に立っている者としても 「未成年の喫煙」 について考えを整理する機会が得られたことは大きいです.
自分自身,冷徹で薄情な人間だと思っていましたが (なら教師やるなよ,って?),今回の件で,知ったかぶりしたTVのコメンテーターや下等メディアの報道姿勢などに“イラっと”くる感情はまだ持っていたのだなと気づきました.
「あのコメンテーターを前に,自分がスタジオにいたらどう言い返えそうか」と本気で独り脳内ディベートし,気づいたら「寝れね~」って状態になっていた夜もありました.

そんな時に面白い本に出会うもので,諏訪哲二 著『学力とは何か』に感銘を受けたのが年末のこと.
あそこまで “ゆとり教育” を推すのはどうかと思いますが,考え方には賛同します.これについての詳細についてはまた機会があれば書きたいと思います.

とりあえず今年の担当授業は全て終了.
来年度も頼まれているので,気を引き締めてまた頑張っていきます.

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