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エイプリルフール・カフェ


年に一度のエイプリルフールなので大きなウソを書こうかと思いましたが,ありきたりで面白くないので普通に書きます.

でもウソにちなんだことを書こうかと思います.

私はコーヒーが趣味だとプロフィールに書いていますが,それが実はウソです.

趣味ではなく好物なのです.

この私の好物を 「趣味」 というカテゴリに入れたのは周りの人.

「趣味は?」
と聞かれて答えるものがない私は,「渡りに舟だ」 とばかりにそれを趣味として自称するようになったというのが経緯.
これで お見合い 対策はバッチリです.


趣味? だと言われるだけあって,まったくコーヒーに無頓着なわけじゃなく,よくある 「カフェインを入れる」 的な飲み方はしていません.
やっぱり味にはこだわりたいので淹れ方には工夫と一手間をかけます.

基本 インスタントはNG.
昔はどのインスタントにしようかこだわっていましたが,今ではインスタントを飲めないほどになってしまいました.
香りとさわやかさが違います.

以前は 「そんなもん変わらんやろ?」 と思っていましたが,やっぱりわかるようになります.コーヒー好きにはわかってもらえるところでしょう.

それこそ,違いが分かるようになった部分としては,
(1) 豆の産地.
これは結構わかる.ブラインド状態で飲んで産地を当てる.とまではいきませんが,“違うな” という区別はつくようになります.
今まで飲んだ中で個人的にNo.1なのは,某コーヒー豆屋が出しているキリマンジャロ産の豆です.
味はしつこいっちゃしつこいんですが,嫌味のないしつこさ.その個性的な風味が他の豆と差別化されています.もともとキリマンジャロ産は個性的な味ですし,それでいて刺々しくない豆でした.

逆にどの店で売っている豆でも一律でおいしくないのが,ハワイ産.コナという名で知られていますが,私はダメ.個性的過ぎる.世間じゃ人気豆ですが,私はNG.
個性的だったらいいんでしょ.個性的だったら人気出るんでしょ.みたいなオゴリが見えるようで好きになれません.
キリマンジャロは個性的な中にも世間擦れした大人の品格が漂いますが,ハワイは目立てばOKみたいなバカっぽさが漂います.

(2) 鮮度.
これは粉,つまり挽いた後でより強く感じるようになります.やっぱり挽きたてがおいしいですね.これも飲み慣れてきたら感じるところ.昔は気にしませんでしたが,分かるようになってくると気になります.

(3) 挽き方
短期間の内に飲み比べないとわからない程度ですが,同じ豆をカッター式とひき臼式のミルとで飲み比べると,やっぱり違います.安いカッター式だったからかもしれませんが,ひき臼式のミルと飲み比べると味が全然違ったので,以来ひき臼式のミルでしか淹れていません.


でも,基本はおいしければ良し.
この豆がどう,煎り方がどう,とかっていうこだわりはありません.
豆の味はマイスター(焙煎士)に因るところが大きいでしょうし,どういう焙煎が一番いいかなんて,ただのコーヒー好きが判別できるわけもなく.いろいろな店,いろいろな豆を買って比べて,その “違い” を楽しんでいます.

あと,コーヒーって体調や気分に応じて味がガラガラと変わるのも不思議で面白いところ.
嫌な気分の時はホントに不味い味だし,落ち着いている時はスーッと胃の中に入って後味もスッキリです.
「コーヒーを飲んで気分を変える」 っていうのは出来ないと悟りました.
コーヒーはその時の気分を映す “心の鏡” のようなものです.


で,
結局,コーヒーに対するこだわりと言うか気にしているのは鮮度だけ.豆や粉を冷蔵庫にいれるのは基本中の基本.でもそれだけ.
趣味とは言い切れないところだと思っています.

淹れ方は,ハリオ社から出てるネル形 (円錐形) ペーパードリップ:V60を使うことくらいでしょうか?
通常のペーパードリップよりあっさりで,そして優しい味になります.おススメです.

というわけで,今宵は(も)誰もいなくなった職場で “一人 コーヒーを飲みながら音楽を聴きつつネット” という至福の一時.

今年度ものんびりやります.

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