2009年9月6日日曜日

ダンス・ダンス・ダンス

村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』を読んで数日.
何の因果か,ダンス関連の学会に関わる週末を過ごしました.
私の大学で開催されていたのですが,それのお手伝いをさせてもらいました.金曜に準備して土日開催.

キーワードも小説と共通して,「踊り」「別世界」「こころ」,そして「ホテル」.「羊男」がいても不思議じゃない世界です.むしろ,「羊男」は私なのかもしれません(読んでない人はチンプンカンプンでしょうけど).

2日間,新鮮で刺激的な日々でした.わたくし,ダンスとはぜんぜん関わりのない人生でしたので.
参加していただいた方々ともいろいろしゃべらせてもらいましたけど,皆さん,私のことをてっきりダンス関係者とばかり思っていたようです.ところがドッコイ,ダンスのダの字も知らない門外漢.

そんな野郎ですけど,嬉しいことに学会中の懇親会では壇上にまで上げていただきました.思わぬ超絶展開にビックリです.大会長には感謝,感謝です.


終わっての感想.
とにかく “世界を見る目” が変わりました.私の今後の人生観を少しシフトする貴重なイベントという位置づけになるはずです.
だからって明日からチケット買って講演会 見に行くようになるわけじゃないですけど...

参加者とも機を見つけてお話を伺ってみましたが,何もかもが “新しい言葉” による,というか聞き慣れない表現によるお話で,興味深いものでした.
これまで私は体育・スポーツ畑でやってきましたが,ダンスについては関わりを持ってきませんでした.
しかし,聞けば聞くほど「ダンス」という分野がそれほど理解に遠くないことを掴めた気がします.

“生命活動に直結しない無駄な行為はすべて「ダンス」である”
どこかにあった言葉だとは思いますけど,コレ,本当にそう思います.

物を掴むとき,歩くとき,食事をするとき,「生きるために必要な最低限の “動き” 」以外も,考えてみるといろいろやっていることに気づくはずです.
注意して自分を観察すると,余計なステップを踏んで階段も登っていますし,コーヒーも淹れてる.

今まで「生命とは?」とか,「人間とは?」,「スポーツとは?」などと,このブログでも扱ってきましたけど,すべてにおいて “ダンス” と関係が深いような気がするのです.簡単に “身体表現方法” として括るのでは収まらない営みのように思えます.

ダンスの定義はいろいろあるんでしょうし,それこそ踊る者の数だけあるのかもしれませんが,「音楽に合わせて踊る」 という狭い意味でのダンスだけで捉えなければ,もっと面白い考察ができるのではないか? 人間が人間であるべき存在理由にもつながるようで,今回の機会は面白い分野と出会えた喜びがいっぱいです.

これについて研究できたら楽しそうですし,釣り上げたらかなりの大物なのでしょうが,べらぼうに手強い相手ですよね.千里の道も一歩からとは言いますが...

素人がそんなこんなを話していたら,とある大学の先生が帰り際にご著書をプレゼントしてくれました.
「興味があったら会員になってよ」なんておっしゃられていましたが,機会があったらということで.また検討しておきます.