2009年9月30日水曜日

一昨日の続きかもしれない


マルクス+エンゲルス 著『共産党宣言』 を読んでみました.漫画版だけど.

とても解り易く描かれていると思います.
共産主義の考え方と共産主義者の立場を明確に示している良書です.

変におもねらず,共産主義の暴力性がしっかりと明示されていることは評価します.
共産主義は血で血を洗う革命によって成り立つものなのです.
マルクスとエンゲルスの主張をダイレクトに受け止めればそうなります.

日本共産党なんかは平和主義のイメージが強いですが,ところがどっこい,共産主義というのは暴力と圧政による支配ですから.
一見きれいで理想的な政治体制や主張のようにみえますが,相当な覚悟を持たないと共産主義政治なんか受け入れられません.

ただ,一度 地球上の全世界が共産主義になれば非常に幸せな世界になることは間違いないのですが....
共産主義の悪いところは,その “過程” が現在の科学技術では実現不可能である点です.

共産主義を進めて行くにしてもその途中では必ず反対する勢力がいるわけで,それを鎮圧するには有無を言わさぬ超絶的な破壊力・殺傷力のある軍事力が必要になります.
共産主義国が軒並み崩壊したのは,地球上の人類が一気に共産主義になれなかったから.共産主義が成功するには資本主義,君主主義の隣国を許すわけにはいかないのです.
なぜかって? 人は皆,隣の芝は青く見えるものです.

共産主義以外の政治体制の良い点は,「頑張った人が報われる」 というところにあります.良い意味でも悪い意味でも.

私が思うに,共産主義が成功するには通信技術が半端無く発展した未来なのではないかと.
ありとあらゆる世界中の情報が個人を取り巻き,そして処理できるようなテクノロジーが全地球規模で整備された時に萌芽するのではないかと期待しています.

一昨日の続きではないですが,「みんな仲良し」 という価値観を共有しイメージできることがキーです.
今は 「日本の常識は世界の非常識」 と言われるような状態ですし,それは裏を返せば他の国にも言えることでしょう.

全人類が共通の話題をテーマにすることができ,共通の価値観を共有する可能性を得るだけの機会が当たり前になった時代に共産主義の出番が訪れるのです.
そしてその時初めて,共産主義という “政治” ではなく “現象” が人類に誕生するのではないかと予測しているのですが...,いかがなもんでしょうか.

そんな時代には私は生きていないとは思いますけどね.

それまで共産主義・共産党は気長に待っているのが得策ですよ.
今いくら頑張っても時間と命の無駄です.