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世界障害者野球大会

昨日・今日とスカイマーク・スタジアムで開催されている世界障害者野球大会を見てきました.
身体障害者(上肢,または下肢の障害)の野球の世界大会で,今回で第2回大会です.もう一つのWBCとも呼ばれています.
障害があるなりに工夫したプレーをしており,良い意味で「普通の野球」をしています.

「障害者なのに」とか「障害を乗り越えたプレー」といった表現が似つかわしくないほど違和感のないものです.
会場も「頑張れ,頑張れ」といった雰囲気ではなく,一選手として各々を評価しており,エラーすれば非難し,三振すれば冷たい目が注がれます.
障害者スポーツ(アダプテッドスポーツ)を競技スポーツとして成り立たせるためには,競技スポーツならではのこうした雰囲気が出てくることが重要だと思っていましたので,障害者野球については良い流れができているといった印象を持ちました.

やはり日本は野球への取り組みは熱いのです.
障害者スポーツの起爆剤としての可能性を感じました.


この障害者野球ですが,いつもうちの学生がボランティアとして参加させてもらっており,とてもお世話になっています.
今回もボランティア・スタッフを用意して参加させてもらいました.

うちの学生のボランティアは評判が良く,今回の世界大会にも是非にと呼ばれての参加です.
今回は世界大会だというのに格別の配慮をいただき,開会式や閉会式で堂々と前に出させていただきました.
学生達にとって,とてもよい思い出になったことは間違いありません.

来賓の方々も豪華メンバーです.
今年からいろいろとお付き合いをさせてもらっている県立総合リハビリテーションセンターの増田和茂さんを始め,一般の方にも知名度が高い人としては,福本豊,立浪和義,矢野輝弘といった元プロ野球選手にも参列していただきました.

大会の結果ですが,WBCと同様,日本代表が2大会連続の優勝ということで幕を閉じました.
障害者野球への取り組み自体,日本が一歩先んじているようです.
こうしたことが結果に反映されているのでしょう.
が,前回大会に比べ,今大会の方がハイレベルな戦いになっているようでして.
各国,日本に負けじと力を入れてきているようです.
今後の行く末が楽しみですね.

今大会では,懐かしい後輩たちにも再開しました.
誰かはこの大会の運営に参加しているんだろうな,と思っていましたが,案の定.

2年前の研究室のゼミ生や,学生時代にお世話になった(お世話した?)ソフトボール部の学生なんかが参加していました.
向こうはビックリしていましたが,こっちは想定の範囲内です.
「おぉ,何してんねん」と言う感じ.
こうした繋がりは大事ですので.
しっかり連絡先を交換して次につなげたいと思います.

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