2010年11月23日火曜日

北の国から 2010


北と南がドンパチ始めました.
今日のネタとしては絶好の素材ですけど,あまりにも月並みなネタでもあるので敢えて無視しようかとも思いました.

今日はこっちの大学に後輩が訪ねてきてくれたので,いろいろな話で盛り上がっていましたが,その最中にドンパチやっていたようです.
ところで,このドンパチの「ドン」はなんとなく解るんですけど,「パチ」ってなんの音なんでしょうか.鉄砲や大砲の音にパチってあるんでしょうか?

そんなことはどうでもいいとして,朝鮮戦争で砲撃が再開されました.
この朝鮮戦争ですが,多くの人が終戦していると思っていますが実際は停戦状態です.
なので今回のニュースで「第2次朝鮮戦争勃発」などと語る人は素人です.
停戦というのは一時的に戦闘を休止している状態なので,今回の戦闘は正確には「再開」です.

富士山がいまだに活火山であり,火山活動を終えているわけではなく “休止” していることと同じです.
富士山も,いつ噴火してもおかしくない状態なのです.

今日この大学に来ていた後輩は軍事関連の書籍を紹介してほしいとも言っていましたが,ちょうどいいネタが出てきましたね.
研究室で探していた本が自宅にありました.松村劭 著『戦術と指揮』
軍事における戦術を,元自衛隊陸将補である著者が解説しています.以前にも取り上げた本です.

この書籍を参考にしてみますと,今回の北朝鮮側の攻撃は明らかに牽制攻撃であり,なにかしらのメッセージを示すためのもので,南に侵攻するためのものではありません.
侵攻するのであれば,もっと周到な攻撃をしてくるはずですが,その様子がみられないからです.
それとも弾薬があれだけしか買えなかったのでしょうか?

一気に砲弾を叩き込んで,あとはいつでも撤退できるよう散発的な砲撃のみで守戦に転じる.牽制攻撃です.

問題はなぜこのタイミングで砲撃したのか?
米韓軍事演習への抗議メッセージにしては強すぎるような気もしますし.
今後の北朝鮮の外交態度をアピールするためのものでしょうか?

あとは中国がどんな対応をしてくるのかが興味深いところです.
一気に半島動乱へのシナリオへと動くことはないとは思いますが.