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1月, 2010の投稿を表示しています

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論文発表会

明日は勤めている大学院で修士論文の発表会が開催されます. 私も院生の発表の補佐をすることになっています. 昨年も書きましたが,自分が発表するよりも彼らが発表するのを見るほうが緊張しますね. すでに今夜から緊張しっぱなしです. よく知る院生の発表はどうでしょうか.トチらず発表できることを祈っています. 月並みな言い方ですが,失敗を恐れず堂々と発表することが大切です. どーせ大した発表内容じゃないんですから. 立派な発表内容だったらこんな大学にはいませんよ.もっと世界に羽ばたいているはずです. こんなところにいる時点で,所詮そんなもん.自分の身の丈に合ったことをすればいいのです. 自虐的になっているわけではありません. 逆説的ですが,そんなものなのだからこそ,どーとでも取れる解釈をゴリ押しするのです. そこが重要. 科学なんて人間の解釈の限界でしか機能しないものですから,「自説」の主張は言い過ぎるくらいでちょうど良いのかもしれません. 反論されながらも,熱く討論してください. どこまでいっても “正しい見解” などないのですから. “自分で得たデータを基に,他の人に納得してもらえる解釈・情報をつくる” それが「修士号」の価値だと思います. 得られたデータは玉虫色のデータです.見る角度や距離で色や輝きは変わってきます. どの角度で見るのか? そしてそれは何色に見えるのか? 「・・・うーん..」 と思われながらも, 「とりあえず,そういうことにしておこう」 と言わせるのが科学的研究です.

オーストラリア

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テニス・オーストラリア・オープンの視察に行ってきました. 写真はその時の一枚です. とにかく大盛り上がりの会場で,朝から晩までひたすらテニス漬け. なかなか日本でお目にかかることはできない光景でした. 同行した人とも話したのですが,会場にはテニスを知らない・やらない人が結構いるのです. そして,テニスの試合を見るわけでもなく,談笑に・ショッピングに,と楽しんでいるわけです. ここらへんが日本のスポーツ観戦やイベントと違うところでしょう. テニスがメインにはなっていますけど,“別に見なくてもいい” という自由で独特な雰囲気. 世界四大大会の一つとして数えられていますが,のんびりと過ごせたのはそのためです. 海外ですから,日本にいる学生の目を気にせずなんでも出来ます. 気を張らずに済むので,久しぶりに心の底からのんびりとした時間を過ごせました.あくまでテニスの視察です. まぁ,とにかくいろいろと有意義な時間を過ごせました. さて,このオーストラリア・オープンですが,会場はメルボルンのメルボルン・パーク(センターコートはロッドレイバー・アリーナ)というところで開催されています. メルボルンは治安も良く経済も豊かで,世界的にも住み易い都市として知られています.そのあたりは実際に行ってみて実感できました. 移民や留学生の受け入れも積極的であるらしく,それもあってか片言英語の私でも難なく滞在できました. なんというか,言葉が通じにくいことを前提としたスタイルが街にあるように感じました.これは日本にはない感覚です.感覚的なものですけど. 店員の対応にしても,町の人の視線にしても.そんな感じを受けました.雰囲気的なものですけどね. 私にとっては初めての海外経験でしたが,このメルボルンで過ごした5日間はすんなり溶け込むことができました. 最初は海外ということで緊張もありましたけど,行ったら行ったで日本とさほど変わったところはないのだなと感じました.そりゃ個々のケースで異なる部分もありますが,共通する部分のほうが大きいです. メルボルンにはこれといった名所はないのですが,イギリス調の町並みがきれいで古い建物も多く,街全体が観光地と言っていいでしょう. 毎日のテニス会場への道のりが観光みたいなものでした. オーストラリアは南半球ですから,今行けば夏. たしかに暑い時もありましたが,予想以

捕鯨のこと

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小沢幹事長の政治資金問題はこのまま終息してくいく予感です. どうやら山場はないようですね. まさか小沢が議員辞職するようなマネはしないでしょうから,国会中の責任追及の仕方いかんで次期参院選への影響はどうなるか?といったとことろが焦点でしょう. まあ,それはさておき,日本の捕鯨船に対するシーシェパードのテロ行為から幾日か経ちました. ネット・ニュースではおなじみのテーマですが,どうやらTVや新聞ではあまり取り上げられていないようです. だからですかね,周りの学生にシーシェパードのネタが通じないのは. それに,そもそも 「なぜ欧米諸国が日本の捕鯨に反対するのか?」 ということさえ知らない日本人は多いのではないでしょうか. 今日はそれがテーマです. 欧米諸国が捕鯨に反対するのには複雑な理由があります. 大きく分けると, ⑴ 絶滅危惧種であるという認識 ⑵ クジラという可愛らしい動物への感情移入 ⑶ 金・利権 の3つが挙げられあす. ⑴ はまったくのデタラメ.クジラの個体数は減っていません.むしろ増え過ぎて問題になっているほどです. クジラが捕食するエサの量は甚大です. そのせいでプランクトンや小さな魚がいなくなってしまい,それをエサにしていた大きめ魚(サンマとかマグロとか)の数が減っているのです.クジラが増えすぎた弊害が起こっています. ⑵ についてはアホ過ぎて論じたくもありません. テメェらは牛とか豚とかニワトリ喰ってんじゃねーかよ. ⑶ は,その道では良く知られていることでして. ⑴や⑵に関する情報に煽られて,その気になった奴らの活動に関する寄付金や利権がからんでいるのです. シーシェパードが良い例です. でも,シーシェパードにしたって,非難するのは日本だけ.ロシアやノルウェーといった国の捕鯨には抗議しません. だって,ちょっかい出したら反撃されるから. 日本の船はどんなに妨害しても何もされないから,やりたい放題です. 捕鯨船を妨害しているところをビデオに録ったりして,世界に流して自分たちを宣伝しています. 日本はナメられているんです.だから話がややこしくなるんだと思います. シーシェパードの船なんて蜂の巣にして沈めればいいのに. そもそも欧米諸国の「捕鯨」に関する認識が日本人とは異なります. 例えば,日本人が “捕鯨” と聞いて連想するのは「鯨肉の獲得」だと思います

ブーメラン・ポッポ

民主党の政治と金問題.今後どのようになっていくでしょうか. 小沢幹事長の秘書4人が逮捕され,自供もしております. あとは罪の度合いがどれくらいか?ということでしょうが,それよりなにより面白いのは小沢幹事長の責任と犯罪性がどれほどか?という部分です. ただ,小沢がどうであろうと関係ありません. 今の総理大臣は一味違います. なんてったって総理は以前,自民党で同じような事件があった時に, 「秘書の責任は政治家の責任.すぐに議員をお辞めになるべきだ」 とおっしゃられたクリーンな方です. 身内のことならなおさら. きっと小沢に向かって, 「責任をとって辞めろ」 と,キリッと言ってくれるでしょう. でも,ご自身の脱税疑惑の際は, 「国民の信頼を回復すべく努力する」 とか言ってましたね. 以前は, 「“政治と金” という疑惑をもたれること自体が問題.議員を辞するべきだ」 とおっしゃられていたのに. “鳩山は指導力が足りない” との指摘もあります. でも鳩山は以前, 「総理!もっと指導力を発揮してください!」 と息巻いておりました. “鳩山は小沢の傀儡だ” との指摘もあります. でも鳩山は以前, 「古い体質に縛られた総理など不要だ」 と息巻いておりました. 他にもあります. 「国債を発行することは公約違反だ.内閣を即刻解散すべきだ」 とおっしゃってました. でも民主党はマニフェストとして国債発行を禁じていたのに,さっそく昨年から発行することを決断しています.決断が遅い鳩ポッポとしては異例の早さです. 普通にマニフェスト違反です. きっと今頃は反省とともに内閣解散の準備をしているのでしょう. 「景気が低迷し続けてるのに責任をとらない内閣など言語道断」 とも言ってました. 「雇用の安定を図れない政権など不要」 とも言ってました. 昨年末からの景気低迷,デフレの加速についてはどう考えているのでしょう. 依然として高い失業率についてはどう考えているのでしょう. 最近,鳩ポッポは, 「政権をとったからといって,これらの課題がなくなるわけではない」 と説明していましたが,それってどうなの?

誰がうまいこと言えと

ネットで拾った名文2010年版です. 『2ちゃんねる』にありました. 日本には謎の鳥がいる。 正体はよく分からない。 中国から見れば「カモ」に見える。 米国から見れば「チキン」に見える。 欧州から見れば「アホウドリ」に見える。 日本の有権者には「サギ」だと思われている。 オザワから見れば「オウム」のような存在。 でも鳥自身は「ハト」だと言い張っている。 私はあの鳥は日本の「ガン」だと思う。 うまい! 山田くーん, 座布団一枚あげてちょーだい! この週末が小沢一郎と東京地検特捜部との正念場でしょう. どちらが勝つでしょうか. ネット界では特捜部へのエールに沸いていますが,民主党議員や新党大地の鈴木宗男は, 「権力の横暴だ」 と反発しているようです. でもね,「権力はどっちだ」と言いたいですね. 政権政党こそ今の日本の最高権力でしょうに.いつまで野党時代の気分でいるのやら.いいかげん政権政党の責任というものを感じてもらわないといけません. だいたいが,検察というのは権力に噛みつくためにあるような機関ですから. それだけに「犯罪性が間違いなくあった」という事案に慎重に取り組むという特徴があります(最近は見切り発車気味だそうですが). 今回のようなデカイ山に挑むには相当な裏付けがあってこそだと考えられます. 民主党のある議員なんかは, 「これは検察をトップとする官僚機構と,国民の代表である民主党政権との全面的な戦争だ」 などとおっしゃっていますが,全く状況が把握できていないようです. 犯罪組織がなに言ってんだか. ポッポ首相にいたっては,小沢が「検察と断固闘う」と言ったのに対して「どうぞ闘ってください」などと暢気なこと言ってます. 検察と政治家が戦ってどうすんの.バカなの?死ぬの? そんなに身の潔白に自信があるなら普通にしてりゃ済むでしょう. なんで隠れてたの?なんで詳細を説明しないの? 「不正なしの私の続投,国民が味方している」とか言っちゃって. ここまでくると笑えない冗談です. 特捜部の皆さん,このようなバカは放っておいて,ぜひとも大物を釣り上げてほしいものです. 楽しみにしておきましょう.

ニュースのこと

「環境保護団体」 を自称するシーシェパードというテロ組織(海賊)が日本国籍の捕鯨船に迷惑をかけています. 自分たちから突進して大破したのに「攻撃を受けた」と嘘丸出しのことを言っています. おまけに大破した船をそのまま海洋に漂わせてるんだから.“環境保護団体” ってのが聞いて呆れます.真性のバカヤローです. なんですか奴らの掲げるあの海賊旗.ホント痛いデザインです.センスのかけらもありません. 捕鯨反対のことにしたって,どうせ金目当てでやってんだから. ノルウェーやロシアにも同じこと言ってやれっての.同じように捕鯨船に取り付いてみろっての. 今日は詳しくは触れませんが,そのうちクジラに関する情報と反捕鯨団体の利権と裏事情を記事にしたいと思います. そんなオーストラリアに来週から,観光半分・視察半分で行ってきます. そんで,これをネタにいろいろな学生たちにジョークとして, 「近々オーストラリアに行くんだけど,ついでにシーシェパードも潰してくる」 とか, 「オーストラリア行って,お土産にクジラを買ってくるね」 とか言ってるんですけど,今のところこのジョークを理解してくれる学生には一人も出会っていません. 「シーシェパードってなんですか?」なんて言われるのがオチ. この大学の学生だからでしょうか? そうであってほしいやら,ほしくないやら. しまいにゃ,とある大学院生からなんか, 「へー,オーストラリアってクジラが獲れるんですね」 なんて言われる始末. ニュースを見てないのか君たちは! まぁ,どうせ言うほどオーストラリアの人たちもシーシェパードを知らんでしょうし,興味は薄いと予想しています.以外とそんなもんじゃないでしょうか. 日本の大学生はシーシェパードも捕鯨問題も知りませんからね. ただ,オーストラリアでは最近,有色人種への迫害が強まっているらしいので,注意しとかなければいけないようです. ニュースと言えば...,ついに来ました. 今夜,民主党・小沢一郎の西松建設献金問題,資金管理問題に動きがあったようです. 元秘書であり現民主党議員である石川知裕が警察に出頭,逮捕されました. いよいよ面白い展開になってきました. 小沢への

政権交代まで:ダイジェスト

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劇的な政権交代から半年近くが経とうとしています. とても大きな出来事でしたので国民の関心も非常に高かったのですが,学生と話していると今回の「政権交代」までの動きがどのようなものか知らない人が多いようです. 「山が動いた」と形容される自由民主党の下野までの歴史. 政治番組等では周知の事実として取り上げたり,知らないことをいいことに いい加減な情報を流したりしています. たしかにニュースや情報番組を見るだけでは不十分だと思います. ここは一つ,昨日と同じように さらりと戦後日本の政治をおさらいしましょう. 知ってて損はないと思いますので. 第二次大戦が終了した1945年に「日本自由党」が結党されます.この党が最も強い党でした. 党首は今の日本の総理である鳩山由起夫の祖父である鳩山一郎です. 第一党である日本自由党の党首である鳩山一郎,自動的に総理になる予定だったのですがGHQがイチャモンをつけてきてポシャります. そこで急遽ピンチヒッターを務めたのが吉田茂です. 吉田茂はサンフランシスコ条約の締結や日米安全保障条約を結ぶなど,戦後処理をうまく成し遂げたことで有名です. この時代の野党はと言うと,「日本共産党」と「日本社会党」が有力でした. ちなみにこの両党はその後ずっと党名も政治主張も大きく変えずに今日に至っています. (日本社会党は現在「社民党」と名を改めているが) 日本自由党はその後,「民主自由党」,「自由党」などと名前を変えながら吉田茂が総理を務めあげていきますが,バカヤロー解散や造船疑獄といった事件により吉田茂の支持率が下がります. こうしたことを背景に,1955年,最大勢力である自由党と,日本自由党から追放された鳩山一郎が党首を務める「日本民主党」が結党して保守本流の一大政党をつくります. これが「自由民主党(自民党)」です. 一方の野党はと言うと,自民党に対抗できる党は日本社会党くらいのものでした. つまり,自由民主党と日本社会党による二大政党制になったのです. 1955年から始まったこの政治体制,これが有名な55年体制です. でも実際は二大政党というのは名ばかりで,日本社会党は自民党を突き落として政権交代できるほどの力も意気込みもなかったと

日本の仏教:ダイジェスト

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昨年は仏教の源流とか概念をいろいろ取り上げましたが,日本の仏教についても取り上げてみようと思います. まずはおさらいとして..., 現在の仏教の源流はゴータマ・シッダールタ(釈迦)という人が広めた “人生思想” です. ということで仏教というのは厳密には「宗教」ではありません. 昨日は福祉についてテーマにしましたけど,仏教も「どうすれば幸せに生きることができるのか?」を研究する営みであると言うことで類似しています. 釈迦がその悟りの境地に達した時に得た答えというのが, 「この世に絶対的なものなどなく,世は絶えず変化する.これを受け入れることで幸せに生きていくことができる」 というものでした.この真理にたどり着いた時,釈迦はブッダと呼ばれるようになります. このブッダをお手本として,あなたも幸せになるための活動を展開しようというのが仏教ということです. 元々,仏教というのは個人的活動の色が強く,仏様を拝んでいればご利益があるという趣のものではありません.個人が個人的幸せを目指して修行するものです.釈迦,つまりブッダというのは信仰の対象ではなく,悟りを開くための “師範” とか “先輩” といった意味で捉えられています. こういった仏教を「原始仏教」とか「上座部仏教」といいます.タイやミャンマー,スリランカといった地域に根付いている仏教です. 一方,中国や日本に伝わっていく過程で仏教は変化しました. ブッダが説いた教えを布教することで,一般の方々も幸せにできるのではないか?という考えが誕生します.どこで上座部の教えと切り替わったのかは不明な点が多いです. これが今日の仏様を信仰対象とする仏教「大乗仏教」です.日本で信仰されている仏教はほぼ100%が大乗です. で,日本に仏教が伝わったのは今から1500年ほど前,538年だとされています. 初期の仏教を支えたのは有名な聖徳太子で,その拠点である法隆寺は日本最古の寺として知られています.去年,私が初詣行った場所です. 初期(奈良時代)の仏教としては中国直輸入の「華厳宗」が一大勢力.活動拠点は東大寺で,奈良の大仏をつくった宗派として有名です. 失明の犠牲を払ってまで鑑真さんが執念で伝えたのが「律宗」です. 平安時代になると,日本の仏教は人々を幸せに導く宗教として確立.そして,新たな宗派を日本人の僧の手で作り出していくようになり

福祉のこと

政治だ風俗だと言ってないで,もっと真面目なことをテーマにしようと思いました. 来年からはこの「福祉」の専門家になるのですから. “来年から専門家” ってのも妙な話です. 今まで門外漢だったくせに福祉の専門家を名乗ろうってんですから,おこがましいこと この上ないですよね. でもまぁ,門外漢だったからこそ分かること,気づくこともあるはずですから,こういった感性を磨いて4月からの活動に備えようと思います. まず,「福祉」 “そのもの” についてですけど,けっこう幅の広い分野なのです. てっきりスポーツ・体育の世界しか知らずに生きてきますと,「障害者」や「高齢者」のことしか思い浮かびませんで.これらを象徴するものが「介護」だったりするわけです. 実際,福祉関連の書籍を集めようとすると,やっぱり「障害者」や「高齢者」を扱ったものが多くなります. 福祉というのは「より良く生きる」とか「豊かさ」といった意味があるのですが,なんとも抽象的過ぎる感があります. この「福祉」という日本語をつくったのは第二次大戦後に日本の占領政策を取り仕切ったGHQ. 彼らが日本国憲法を作成する際に「Welfare」に対応する日本語を考えて考案したのだそうです. それまで日本語で「福祉」に相当する言葉としては「社会政策」とか「社会事業」といったものが使われていました. 福祉の世界は勉強すればするほど用語の使い分けが微妙で難解です. 例えば,「福祉」と「社会福祉」と「福祉政策」と「社会政策」って何がどう違うのか今でもさっぱりわかりません.実際,明確には分けられていないと思いますし. ただ,「福祉」という抽象的な言葉をつくったのは煩わしいと同時に便利なものでもありまして. 社会政策や社会保障といった “施し” の意味合いが強い言葉では表現しづらい事柄については “逃げ易い” という特徴があります. 「体育」と「フィットネス」と「レクリエーション」をそれぞれ使い分けるのが面倒だからってんで,「スポーツ」と言ってしまえば何とかなるのに似ています. 困ったら「福祉」と言えば煙に撒けそうですよね.これからは何かとお世話になりそうな表現です. で,この「福祉」というものの概念としては, 生活の質を維持・向上させるためのサービスを社会的に提供すること(Wikipedia:福祉) というものとして定義できるのではないかと

もう少し粘れ民主党

私が予想していた以上に前代未聞のボロクズ内閣となったようですが,驚くべきことに支持率はまだ50%を割っていません ※ 鳩山内閣支持率 54.6% (新報道2001 [1月7日調査,1月10日放送付] フジテレビ). メディアによる世論操作がここまで効果的だとは予想外です.すごいもんですね. あれだけ自民党時代は叩きまくっていた「政治と金」に,メディアがここまで無頓着なのはいかがかと.もはや犯罪的だと思いますけど. 1回5000円のホテルのバー通いと,お母さんからの9億円のお小遣い.どっちが庶民感覚とズレているでしょうか. “ナントカ還元水” で資金繰りの不透明さを叩かれて首吊った農林大臣もおりましたが,今回は明らかに真っ黒な資金問題なのにメディアは騒ぎ立てません. 挙げ句の果てには鳥越俊太郎という似非ジャーナリストなんか, 「小沢さんは皆が思っているほどの大物じゃない.今回の問題は政治的には小さい問題」 などとバカ・コメントをしてまで擁護.おフザケが過ぎてやしませんか?大物だろうと小粒だろうと犯罪は犯罪だろうに. 「事業仕分け(行政刷新会議)」なんてパフォーマンスをしてメディアや国民の目を引いてましたが..., 案の定,無様な結果となりました. 仕分けする能力も無いのにかき回しただけで混乱を生み,それでいて3兆円の目標額を大きく下回る1.7兆円止まり. この「事業仕分け」.メディアはめちゃめちゃ好意的に面白おかしく報じてましたけど,サイレント・マジョリティ(沈黙の多数派)である冷静な国民からすればバカバカしい作業だったわけで. どうすんの?事業仕分けできてませんけど? 民主党として「90兆円の予算が目標」って言うんなら,最初から各部署に90兆円で予算案を組んで配布すればいいだけのことでしょう. ホント,なんであの仕分け作業が必要だったのか不明.こんな簡単なこと,マスコミはなんで誰も報じないのでしょうか?国民には知られたくなかったのでしょうか? あれだけ「政治主導」を声高に主張していたわりには肝が小さい連中です. 自分で決めるのが怖いんですよ,きっと. 普天間基地問題にしても,最終的には私が決める,年内に決める,早急に決める,5月までには決めるって.ぜんぜん決

カジノ(他)をつくろう

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日本でカジノ営業は禁止されています. しかし,ここ数年「日本でもカジノを!」という声があがっており,政治上も町起こしや外貨獲得のために真剣に議論されています. 東京都の石原都知事もカジノ設置に前向きでした.今は頓挫していますけど. 関西では大阪の橋下知事がカジノ構想を提唱したことでも有名で,経済立て直しのために本気で検討されている事項なのです. たしかに,パチンコ,競馬,宝くじが良くてカジノが駄目なんて道理はありません.どれも博打であることに変わりはないのです.博打は博打として他と同じように管理すればいい. 賭博に限らず,水商売や風俗といったものにはネガティブイメージが強いのですが,だからと言って無くせるものでもありません. だったら,そういったものを一気に引き受ける場所を隔離して作り,それ以外の場所での博打や性サービスについては徹底的に取り締まればいいのです. 隔離した場所を集中して治安維持,衛生管理するほうが今より効率的だと思います. ここは一つ,日本中の風俗街を縮小し,大阪の一カ所に集めます.そしてそこでは多種多様な競争をさせ,客を日本中から呼び集めるのです. 今でも日本の各都市部にそういう街がありますが,それを規制します.規制強化する代わりに,大阪でそれを一手に引き受けるという寸法です. これにより,高速道路や公共交通機関の利用頻度も高まるかもしれませんね. さらに,関西空港が近いという立地を活かして海外からも客を集めます.カジノ直通チケットを用意するといいかもしれません. その際の航空会社には優先的にJALを割り当てるのです.現在,破綻寸前のJAL再建支援にもつながるっていう寸法です.公的資金を投入するよりずっと健全です. また,ホステスや風俗嬢は訳ありの女性が多いと聞きます.なので風俗嬢のための職安やカウンセリングも用意します.全国各地から集まった訳あり女性を一手に引き受けることで,効率的な次の職探しやカウンセリングができるのです. 結婚相談所とかも作れば少子化対策になるかもしれません. こうして考えてみると,大阪にカジノと風俗街をつくらない手は無いではありませんか. 私は行きませんけどね.

凶悪犯の高齢化

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昨年,「少年犯罪は増えていないし凶悪にもなっていない」という記事を書きましたが,それでも未だに少年犯罪が増加しているかのような報道があとを絶ちません. そこで今回は公式報告されているデータに基づく記事を書いてみようと思います. まずは図をご覧ください(図をクリックすれば大きくなります). 警察庁の統計による少年犯罪の推移です. この図は法務省が発行している『犯罪白書』からコピペしたものです. 法務省 『犯罪白書』 に詳細が載っていますので,どうしても確認したい人はご覧ください. 実は法務省が少年犯罪について “凶悪犯罪” と位置づけて統計処理しているのは図にも示した平成14年版まででして,以後は少年の凶悪犯罪を分析報告していません. “する必要” がなくなったと判断したからだと思うのですが,邪推でしょうか? たしかに平成元年からは「強盗」が増加傾向にありますが,それでも戦前・戦後に比べれば激減しています. さらに「殺人」に関しては昭和45年(1970年)を境に減少し,増加すらしていません. マスコミやメディアが伝えるのは平成元年からの少年犯罪の凶悪化ではありません. 明らかに「私たちの時代に比べて・・・」という口調です. ちなみに少子化が影響しているのでは?と思われるかもしれませんが,比率として算出しても減少しています. つまり,「少年犯罪が増加,凶悪化している」というのは明らかにウソです. このブログを見た “最近の若い人” は胸を張って反論してください. それにしても,普通の爺さん婆さんが適当なこと言うのは老害だと放置するとして,マスコミがこんなにもおバカさんなのはどうしてでしょう. ネットを使えば5秒で調べられることをスルーするのはなぜか? 実は,この法務省発行の『犯罪白書』には驚愕の裏データがあったのです. 「高齢者犯罪の凶悪化」 最新版である平成21年版をぜひともご覧ください. なんと,60歳以上の高齢者の犯罪者数が急激に増加していました. 「歳をとったら性格が丸くなる」 なんてウソです. 日本のお爺さんとお婆さんは年々凶悪になっています. 勘がいい人はもうおわかりかと思いますけど. 上の図で示した強盗・殺人が多かった昭和21年〜40年の少年達,今は何歳でしょうか? そう!60歳以上の爺さん婆さんです. つまり,「最近の子供は!」とか「私たちが子供の頃は・

伊勢神宮

高知を後にして2日目. こちらに返ってきて早々に,今日は伊勢神宮に参拝してきました. 関西に長く住んでいるにも関わらず,名所と言える場所をほとんど廻っていません. この地にいるのもあと僅かですから,便利が良い今のうちに時間を見つけていろいろ廻っておこうと思います. 朝一番に車で出発し,難なく到着. それでも朝から大勢の参拝客で大賑わい.さすがは日本の魂の聖地. だてに神社の最高峰ではありません. ナンバープレートを見てみると,どうやら東海地方からの参拝客が多いでしょうか. とは言え全国各地から訪れているようで,この時期はアルバイトを大量に雇って駐車場を特別に用意して参拝客を捌いていました. 着いたらさっそく参拝. 伊勢神宮は外宮と内宮に分かれているのですが,長居するつもりじゃなかったし外宮を廻っている時間があるか不安だったので内宮に直接向かいました. 内宮には伊勢神宮の中枢である正宮があります. ホントは外宮から順に廻るのが良いそうですが,それはまたの機会としましょう. あと,伊勢神宮の正式な名称は「神宮」.“伊勢” を付けなくても “神宮” だけでよいのだそうです. 他の神宮(明治神宮とか熱田神宮など)と区別するために,伊勢神宮とか伊勢の神宮と読んでいるそうです. で,その神宮ですが,いかにもというような日本らしい自然に囲まれ,その中に溶け込むように社が建っています. 他の国々にあるような派手な宗教施設ではありませんが,厳かな空気は聖地としての雰囲気を十二分に醸し出しています. ただ,今の季節はあまりにも人が多くて賑わい過ぎで厳粛な感じは薄く,レジャー施設のようで残念です. もっとも,伊勢神宮は江戸時代から “お伊勢参り(お陰参り)” として楽しみの少ない当時の庶民のレジャーだったようです. 「一生に一度は伊勢参り」を合い言葉に,地域住人がお金を出し合いながら(これをお伊勢講というそうです)一人が一生に一回は伊勢参りの旅に出るという企画を催していました. そういった意味では,ごちゃごちゃワイワイしているのも昔ながらの伊勢神宮を楽しむ醍醐味なのかもしれません. 現在では,今日の日にあたる1月4日(仕事始め)に総理大臣をはじめ,政治家がが参拝するのが慣例になっています. 私が参拝している時は自民党の谷垣総裁が,ポッポ総理は私がちょうど帰った午後に参拝していま

正月

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明けましておめでとうございます. 今年もよろしくお願いします 1年だけのブログのつもりでしたが,今年も続けることにしました. 今年は私の仕事が変わることもあり,そうした日々の変化を通して見えてくる事柄も書き綴れたらなと思っています.これからもよろしくお願いします. さて,全国的に寒い正月となりました.地球温暖化なんてなんのその,依然と寒い冬が毎年訪れます. 「今年は暖冬」,などという噂もありましたので期待したのですが,どうやら今年も寒い日々のようです. 今回は実家に自動車で帰ってきたこともあって考えさせられたのですが,さっさと高速道路無料化にしていただきたいものです. そしたらCO2をガンガンばらまけて,寒い冬から開放されると思うんですけど. 鳩ポッポ首相が年末に滑り込みで決定した懸案に 「ガソリン税率維持」 というのがありますけど,なんてことしてくれたんだという感じですよ. これじゃガソリンをジャブジャブ使えなくてCO2も出せません. 民主党は選挙の時に 「ガソリン税を撤廃する」 と言ってたくせに,どうやら自己矛盾に気づいたようです. そりゃそうです. “エコ” とかいう得体の知れない新興思想のために,CO2排出規制を大幅増にするとかぶち上げたくせに,CO2を排出しやすくするためにガソリン税を撤廃するだの,高速道路を無料化するだの訳解んないこと言ってたのですから. そりゃ,突っ込みどころ満載なマニフェストですよ. ですからね,いっそガソリン税撤廃どころか税金投入して石油の値段を大幅減しちゃえばいいと思うんです. 国民にはジャンジャンバリバリと石油を使ってもらうと. 企業にも石油製品(ビニールとかプラスチックとか)もガンガン作ってもらうんです. そしたら,早い時期に石油が地球から無くなるでしょ.それが狙いです. こうなれば石油を使いたくても使えなくなるんですから,嫌でもエコな生活や製品が必要になります. 粋がって京都議定書とかCOPとかで,どう考えても達成不可能なCO2削減目標掲げてますが,どうしても目標達成したいのであれば石油を必要としない地球にするべきです. 考えてもみてください. 暖化対策の製品を作ってますけど,それはCO2排出が低減されているだけで,不排出になっているわけではありません. すぐに温暖化するか,ジワジワ温暖化するかの違いなわけです. CO2(二