2012年1月6日金曜日

塾とはなんだろうか

「XXとは何だろうか」と題する書籍は多いもので,Amazonで「何だろうか」と入力して検索をかけると山のように出てきます.

ズラズラと「XXとは何だろうか」と並んでいる状況を見ていると,なんだかシュールで笑いが込み上げてきます.
殺伐とした終わりなき日常にみつけたオアシスです.この笑いが分かってくれる人は,私とおいしいお酒が飲めそうです.一度ご確認ください.


正月に実家へ帰っておりましたが,その時に仕入れた情報によると,私の弟の就職が決まったようです.
どこかの高専だそうで,どこかは知りません.
西日本のどこかです.そこらへんはなんとなく分かりました.
弟の就職先を兄が聞くのもなんだか気恥ずかしいので.

まぁ,無理して聞かなくても,そのうち知ることになるでしょう.

高専と言えば有名なのがロボコンですよね.
その指導をすることになるかもしれないとのこと.これまでの自身の専門と合致しているのでいいんじゃないでしょうか.というか,その指導ありきで採用されたのかもしれません.

これで兄弟そろって教員をやることになりました.
あやつとは小さい頃から何かと似ていないと思っていましたが,なんだかんだと似たような道を歩いているようです.

実家はドが三つくらいつくドドド田舎ですので,兄弟そろって高等教育機関の教員をやるという噂が回るのは早いのです.
そういう周りの人からよく言われるのが
「2人とも高校はあんなところでしょ?どこの塾に行ってたの?」
というもの.

私は例の禁煙指導高校,弟は地域では無名で有名な高校.
「ほっとけや」
と言いたくなりますが,まぁ...,
大学教員とか高専教員をやるんだから,勉強ができると考えているようです.

でも,以前にも書いたことがあったかもしれないのですが,勉強できる人は大学院に進んだり大学教員をやったりしませんよ.勉強ができるんなら競争率の高い企業の総合職か官僚になっています.
勉強と研究は違いますからね.

実際のところ,私たち兄弟2人とも塾には行っていません.
「塾とはなんだろうか?」
というくらい,塾のことを知りません.
塾がどんな仕組みのところなのか興味があります.通いたいとは思いませんけどね.

最近になって知ったのですが,私たち兄弟以外の周りの子供,つまり僕たちの友達はみんな塾に行ってたんですって.
※参考までに,私たちの地域は一学年10名くらいのクラスでした.今はもっと減ってきていて,むしろ数年後の廃校が決定しています.

ドドド田舎で育っているもんだから「塾」なるものはTVの中でしか触れることができないものでした.で,子供が「あー,嫌だなぁ」と言いながら夜遅くまで通う恐ろしい場所だという認識ではありました.

そのTVだって,ドドド田舎だから「笑っていいとも!」は夕方4時にやるし,ガンダムやエヴァンゲリオンは放送していなかったりで,塾とか人気アニメなどという “そういうもの” に囲まれる環境というのは「都会の暮らし」だと勝手に決め込んでいたところがあります.

あの田舎のどこに塾と呼べるところがあったのでしょう.
いや,実際なかったのです.
だから,みんな遠くの町まで出ていたのだそうですよ.

これはちょっと驚愕の事実です.
我が家は仏教なんだけど,あとはみんなキリスト教だったんだよ,くらいの驚きです.
だからかぁ,小学校高学年くらいから,みんな遊んでくれなかったのは.
みんな一週間に何日かは塾に行ってたんですね.
毎日夜遅くまで野山で遊びほうけていたのは我ら兄弟だけだったようです.
一方で,それに最近まで気づかなかった我ら兄弟も,だいぶ浮世離れしているとは思いますが.

「じゃ,なんで僕ら2人を塾に行かせなかったのか?」
気になって両親に聞きました.すると,

「だって,2人とも勉強が嫌いだったでしょう」
あぁ,そうだね.そうだった.
この記憶は定かです.自信があります.でも,

「塾に行かせずに,心配はなかったのか」
というところも気になりますが,これについては,

「勉強しかできない子にはしたくなかった」
とのことです.

うーん・・・.
子育てって奥が深いですね.