2014年4月24日木曜日

エクセルExcelでΧ二乗検定を part3

ここ最近,ふざけた記事が続いていたので,戒めを込めて統計学の記事を継続します.
かつては,
ExcelでTukey法による多重比較
とか,
フリードマンの検定をエクセルでなんとかする
といった,「お前,ちょっとニッチ過ぎにもほどがあるだろう」という記事を書いていた私ですが,少しは需要が高めな記事も書いていこうかと思ってきた今日この頃です.

さて,その「少しは需要が高め」なテーマですが,前回は,
エクセルで相関係数のp値を出すでした.
今回はカイ二乗検定です.
エクセルExcelでΧ二乗検定を
エクセルExcelでΧ二乗検定を part2
という記事を,遠い遠い遥か彼方に書いていたことがあります.
その続きです.

それではまず,例題であるデータから御覧ください.
「肉」と言えば何肉ですか?
というアンケートをとったとして,それで関東と関西で回答結果を分けてみた,というものです.
関東は「豚肉」,関西では「牛肉」と回答する人が多いのだそうですよ.
この例題でも,なんか多分そんな感じではないかという印象ですね.

ではまずそれを,
エクセルExcelでΧ二乗検定を
でご紹介したようにカイ二乗検定でp値を出してみましょう.
今回の記事では詳細は省いてササッといきます.
関西と関東でとった調査の合計(N数)から,期待値を算出します.
関東は「=75 ÷ 2」で「37.5」,関西は「=54 ÷ 2」で「27」を出しています.

そして,以下のようにカイ二乗検定をします.
すると・・・,
こんな結果になりました.
残念です.p値は,関西関東のいずれも「0.05」未満にはなりませんでした.

が,そもそも,このアンケートで調査したいのは,
地域によって回答パターンに違いが有るか否か?
という点です.

関東は関西よりも豚肉(関西は関東よりも牛肉)だと回答している人の数が多いのか?
という点を知りたいのですから,以下のような検定をします.

まずはデータ入力から.以下のようにします
ここでは,D列のところにも合計値を算出し,D列5行目には全回答数(総合計)も算出しておきます.

そして期待値の算出なのですが.
これはちょいとややこしいですが,以下のような計算をB列6行目に入れます.
=$D3*B$5/$D$5
「$」マークを入れなくてもいいのですが,これを入れておけば,
こんなふうに,オートフィルでコピーできるので便利です.
手間がそんなに変わるわけじゃないので,各セルに打ち込んでいっても問題はありませんが.
つまりは,
上のような状態になればOK.
これが期待値になります.

で,この期待値を使ってカイ二乗検定にかけます.
=CHITEST(B3:C4,B6:C7)
それをD列9行目のところに入力してみました.

すると,
このように,p値は「0.03345」と表示されました.
「0.05」未満ですので,これで晴れて,
「関東と関西で「肉と言えば,牛肉?豚肉?」と聞いた場合の回答パターンが異なる」
ということが言えるわけです.
良かった良かった.

ところが,それに
「ちょっと待ったー!!」
と言い出す人たちがいるかもしれません.中部地方の人たちです.
「肉といえば鶏肉だがやぁ」
ということで,以下の様なアンケートであればどうすればいいのでしょうか?
これも,まずは期待値を出すところから始めましょう.
=$E3*B$6/$E$6
と入力し,そしてこれをオートフィル.
これで期待値が算出されました.
その期待値を使って,F列9行目にカイ二乗検定の関数を入れています.
=CHITEST(B3:D5,B7:D9)
その算出結果がこれ.
「よーっし,有意だ.良かった良かった」
と思いきや,そこから先で悩む人がたくさんいます.
「何がどう有意なんだ?」というやつですね.
カイ二乗検定は「回答パターンに有意性が有る」ということを算出するものですから,行か列が3つ以上になると,どの回答結果によって有意性が出たのか分からなくなるのです.

これについて,SPSSでは「調整済み残差」というのを簡単に算出できて,それを見て判断できるのですけど.
というわけで,これをエクセルでやってみましょう.
=(B3-B7)/SQRT($E3*(1-B$6/$E$6)*(1-B$6/$E$6))
$マークは入力しなくてもいいですけど,こういうふうにしておくと(以下略

これ,どんな計算をしているのかというと,
= 実測値(B3のとこ) ― 期待値(B7のとこ)
で算出する「残差」を,それ以降の計算で調整してますよ,ということです.
毎度のことながら,詳しくは統計学の書籍にあたってください.
オートフィルで上の図のようになります.
これがSPSSでも出せる「調整済み残差」というやつです.

この調整済残差ですが,
1.96以上,または,-1.96以下」のところに着目します.
なぜかって?それも統計学の書籍にあたってください.

例題では,以下のように1.96以上(-1.96以下)のところを赤字にしてみました.
この赤くなった部分は,
「期待(予測)よりも,数値が大きかった or 小さかったところ」です.
プラス値であれば「大きかった」,マイナス値であれば「小さかった」となります.

つまり,この例題のデータですと,
「肉と言えばなんですか?」と聞かれたとき,
(1)関東は「豚肉」,関西は「牛肉」,中部は「鶏肉」と回答する人が多いようだ.
(2)そしてさらに,関西では「鶏肉」と回答する人が少ないようだ.
ということを意味するのです.

ではまた,何かあれば追加していきたいと思います.

関連記事


その他,こういう怪しいブログ記事よりも,ちゃんと勉強になる書籍もご紹介しておきます.
詳しくは,
独学で統計処理作業をスキルアップさせるための本
を御覧ください.


       

2014年4月23日水曜日

エクセルで相関係数のp値を出す

最近はまったく統計学ネタを書かずにおりました.
というのも,ブログにするほどの統計ネタが見つからなかったからでもあります.

ですので,学生などから統計処理についてよく受ける質問を取り上げてみたいと思います.

「エクセルで相関係数を出したんだけど,それが有意かどうか? っていうかp値が知りたいんですけど」
というものです.
たしかにエクセルには相関係数のp値を算出したり棄却限界を示す機能はありません.

私も以前は,エクセルで相関係数を算出した場合,それが有意かどうかは「相関係数の棄却限界の表」みたいなのを利用していました.
もしくはSPSSを使うとか.
でも,そんなに苦労せずに相関係数の棄却域を算出できますので,ご参考までに.

では早速,例を示しながら見ていきましょう.
以下の様なデータがあったとします.
ボールを投げる力「遠投力」と,腕っ節の力「握力」に相関がみられるかどうかを調査したものです.

散布図を見ても,どうやら関連性がありそうですね.
では,このデータから相関係数を算出してみます.

以下のように,
=PEARSON(A2:A13,B2:B13)

というものを入力して「r」値を算出しました.
D列2行目に「0.597875」と出ています.

ではここからが本題です.
次に,以下のようにしてt値を出すのです.
=D2*SQRT(12-2)/SQRT(1-D2^2)

今回の例のセルには,上記のように入力しています.
何を入力しているのかというと,

=相関係数 × SQRT(N数 − 2) ÷ SQRT(1 − 相関係数の二乗)

というものです.

そして最後にこの「t」値を使って,
=TDIST(D4,10,2)

というように入力したら「p」値が出てきます.

これも少し解説しておくと,以下のようにな関数入力になっています.
=TDIST(t値,10,2)
「10」というところは,自由度のことでして.今回は相関係数のp値算出ですので,
N数 − 2
である「10」を用います.

一番最後の「2」は尾部です.両側での検定にしたいので「2」を入力しています.

なお,負の相関などでt値がマイナス値になる場合,それを絶対値にしてから算出してください.
つまり,上述した式を以下のように,
=TDIST(ABS(D4),10,2)
で算出します.

すると,
めでたくエクセルで相関係数のp値が出てきました.

これも一度作り方がわかってしまえば,オートフィルなんかで一気に作業をすることもできますね.

後日,
エクセル散布図で相関係数・相関係数を確認する便利な方法
を紹介しましたので,そちらもどうぞ.

信頼性係数も紹介しました.
信頼性係数をエクセルで算出する

関連記事


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詳しくは,
独学で統計処理作業をスキルアップさせるための本
を御覧ください.


       

2014年4月21日月曜日

できればこんな教員・志望者を採用したい(ただし一部の大学に限る)

本記事についてまず,お断りしておかなければいけないこと.
このブログで “まことに残念なことに” アクセス数が増加してしまった「危ない大学」に心ならずとも奉職したい人に向けた記事です.
「とりあえずどんな大学でもいいから専任・常勤の教員になっておきたい」という場合を想定しています.

もしくは,経営難に喘いでいる大学,もしくは苛烈な競争にさらされている大学の「経営陣」の方々にとっては,
「あぁー,それ分かるぅ~」
ってことで楽しんで・・,いえ,共感してもらえることかと思います.

今,危ない大学は以下の様な人材を欲しがっています.なにふり構ってられない人は要チェックです.


(1)研究活動はしないが,コンスタントに研究業績を残せる
いきなり禅問答かナゾナゾのようなものですが,こういう手品が使える人が「欲しい人材」です.
経営陣としましては,「この難局を乗り越えるために,一致団結して業務にあたってもらいたい」ということで,「先生方に於かれましては,今は研究活動よりも教育に注力していただきたい」などと言いたくなるものです.
本気で危険水域のところでは研究への禁止令が出ます.
研究活動をする時間を用意しないのに,どうやって研究業績を残すんだ?そんな疑問や不満もあるでしょう.
どういうことかというと,経営陣としてはこういうことを言いたいわけです.
「現代の大学において,研究とは「プロセス」ではなく「結果」である」

研究活動(プロセス)を削り,代わりに,どんなものでもいいから研究業績(結果)を残せばOK.タイム・イズ・マネー.営業活動に精を出してくれ,ということです.
最近どっかで聞いたことがあるニュースと似ている気もしますが.私は無関係ではないと思いますよ.

なぜ「プロセス」を重視しないのに「結果」だけ求めるのかというと,そうじゃないと「大学」とは認めてもらえない,という仕組みになっているからです.
その「仕組み」をもうちょっと詳しくお話しますと,一応,文科省とか大学基準協会なんかでは「大学っぽい大学」として「研究やってるぞ指数」というものがありまして.これを各大学に要求するわけです.
危ない大学であっても,お役所から「大学」として認められるためには研究活動や研究業績が求められる時期がくる.という状況に直面するのです.

ところで,認定する側がその「この大学は研究もちゃんとやってるぞ指数」を定量化しようと考えたとき,「研究論文数」というものに頼るしかない,という現実があります.
断っておきますが,私は「研究論文数が多い人ほど,学術レベルが高い」などと言いたいわけではありません.逆の人だっています.でも,その正の相関性が強いから,定量化のためには「研究業績」を採用するしかない,ということです.

ですから,危ない大学では研究業績を「及第点」になるよう調節したいわけです.必要以上にスコアを稼ぐ必要はありませんから,そこから導き出される指示というのが,
「研究活動はするな,だけど研究業績は作れ」
というものです.これでちょうど良い加減になります.
「んな無茶な!」と反発も出ましょうから,「じゃなきゃ契約更新はしない」などと脅します.
この場合の研究業績なんて何でもいいんです.文章が書かれてあれば.以前の記事でご紹介した「紀要の投稿数が急上昇する年がある」というのはそのことです.
「教職員用」危ない大学とはこういうところだを参照のこと


(2)学生目線である
学生の反応を大事にする,学生の喜ぶ顔を見るのが好き.
というよりも,「学生に媚びる人」というのが,経営陣にとって「欲しい人材」です.
学生に媚びるなら,きっと経営陣にも媚びてくれます.利用しやすいのです.

危ない大学では,学生に育ってもらおうというつもりはありません.
とにかく,「学費に見合った4年間を過ごさせる」というところで話が進みます.
そんな大学の場合,はっきり言ってどんな人でも「教員」にはなれます.ウソでもなければ過言でもありません.そこらへんの居酒屋で巨人阪神戦を見ながら薀蓄をたれてるオヤジでも全然問題ないのです.

ですから,危ない大学に奉職したい場合は,学生に媚びることができることを,なるべく “遠回しに” 面接の場で言ったり,「教育への抱負」なんかで書きましょう.


(3)授業が無難である
テキストをしっかり教えるとか,求められている知識を与えることができる,という人が「欲しい人材」です.
いえ,別にこれは悪いことではないのですけど,「それだけ」だと非常に問題なんですよ.

大学は「既存の知識を与える教育」をするところではありませんから.
多くの学生は在学中はそういう認識なんでしょうが,それを完全に許したら大学教育としての価値がなくなります.
本来,大学というのは「研究活動を資源とした教育」をするところです.知識を得る場ではなく,自分で知識を紡ぎだす力を身につける場です.
我々教員からすれば,理解してほしいのではなく,考えてほしいのですが.

でも,経営陣としては学生の将来,今後の世界や日本社会がどうなろうと知ったことではないので,とりあえず4年後の学生の肩書やステータスだけを気にします.
50年後の事より来年のこと.来年の事より来週のこと.です.
「分かりやすい授業」「満足度の高い授業」をやってもらえるのなら,あとはゼミでクレープやたこ焼きを焼いて学生を楽しませてもらえればOKなのです.天気が良い日には,焼き芋を焼いてもいいでしょう.
どうせ授業なんか就職には役立ったりしないんだから.


(4)最近の流行に流れることができる
私としましては,そういう人間にならないように教育するのが大学の使命だと思っておるのですけど.
逆に経営陣にとっては喉から手が出るほど「欲しい人材」です.
学生に媚び,経営陣に媚び,そして最後に「世間にも媚びる人材」.完璧です.

流行に飛びつく人であれば,経営陣としても「これは昨今の流れです」とか「新しい動きです」などと言えば,どうとでも操れるので楽なのです.
本人たちも意気揚々と操られてくれます.
質よりも量.手順よりもスピード.中身よりも見栄え.というキーワードに “なぜか” 喜びます.
詳細は■反・大学改革論4(喜んでる教員)を参照のこと
ただ,こういう人はとても頭のいい人とは言えないので,経営陣としてもリスキーではあります.でも,それでもいいから雇っておき,学生ウケ,世間ウケを狙っていくしかない台所事情があります.
私の知っている某教員は,あまりに頭が悪過ぎて低次なトラブルを頻発させ,ついにクビになりました.最初からそんな人を雇わなければいいのにと思うんですけど,頭の悪い人を雇わなければいけないという事情もあります.
合掌.

危ない大学でも奉職したいと考えている方にとっては,あえてそういう「ふり」をするのもアリかなと思います.
以前の記事でもご紹介しましたが,最近の流行を知るためには文部科学省のホームページが参考になります.
具体的にはこんな資料が出ています.
文部科学省HPにある大学教育改革の資料等
教育再生実行会議「提言」

スーパーグローバルとか,コミュニケーション・スキルとか,社会に役立つ知識なんてことを発言していれば,まあまあ大丈夫かなと思います.

普通の大学への転職・就職の場合は,
といったシリーズをお読みください.

危ない大学ってどんな大学か?とか,内部事情については,
「教職員用」危ない大学とはこういうところだ
「教職員用」危ない大学とはこういうところだ 其の二
「教職員用」危ない大学とはこういうところだ 其の三

2014年4月18日金曜日

「教職員用」危ない大学とはこういうところだ 其の三

“危ない大学の教職員の人だったら分かってくれる”
そんなコンセプトで,これまでに,
「教職員用」危ない大学とはこういうところだ
「教職員用」危ない大学とはこういうところだ 其の二
と書いてきました.その第三弾です.

この手の記事では繰り返しになりますが,「危ない大学」だからと言って,そこにいる人たち皆が悪人でも怠惰というわけでもありません.
むしろ逆で,血眼になって営業活動をしていることの結果です.
今どき大学も血眼になって営業活動しろ,って世間から言われたからそうしてるだけのことで,その結果として学生(卒業生)の学術レベルを犠牲にしている,それだけのことなのです.
だから,我が子を見るような温かい目で見てあげてください.
そう言えば最近,そんな「日本の卒業生」が科学界に衝撃を与えるような事をしでかしましたが.どうかそれも温かい目で見てあげてください.

国民の利益,国益を犠牲にしてでも,国民や国の要望に答えなければならない.これは結構おもしろい状態だと私は諦観しております.

これについては「Advanced危ない大学」として論じなければいけないのですが,今回のシリーズではもっとホンワカとした(吉本新喜劇的な)ものだけ取り上げます.

では早速,
(1)きぐるみを着る
オープンキャンパスとか,運動会やら学園祭などの学内イベントとか.そんな時に「きぐるみ」を来て走り回っています.
普通の大学であっても名物教職員なんかが「本人が好きで」やってる場合はあります.これは好きにやらせとけばいいのです.
問題なのは,教職員が「きぐるみ」を「係」としてやらねばならぬ状況にあったり,「きぐるみを着て営業しなければ」と思わせるような状況にある場合です.
高校生や保護者のために申し添えておきますと,例えばオープンキャンパスなんかで「きぐるみ」が学内を走り回っていたら,その大学はパスしたほうが安全です.

(2)オープンキャンパス用の学生を躾けてる
オープンキャンパスに補助として入る学生に対し,さながらデパートの新人教育のように,対人サービスの振る舞いを教えます.コミニュケーション能力をつける教育的活動なんだ,と自分たちに言い聞かせてますが.もともと,ゼミやクラブから「優秀」「人当たりが良い」とされている人たちをピックアップするところからスタートするので,趣旨が微妙にズレてるように思います.
「躾ける」って言っても,あんまりやり過ぎると学生から「私たちは営業活動の道具なのか?」と思われかねないので,そこは微妙に自重します.そのバランス,さじ加減が難しい.
明朗闊達な学生が自然とたくさんいるように見せたいのです.というのも,高校生や保護者がオープンキャンパスでチェックしている項目,その重要なものの一つが「在学生の雰囲気・振る舞い」だとされているからです.

(3)紙幣(お札)を数える速度が教職員,皆,速い
一部の職員が,ではなく教職員,皆です.
それはもちろん,皆で手分けして札束を数える業務が頻繁にあるからです.
貨幣(コイン)の計算も超速の場合,その人はマスター・オブ・アブダイです.
断っておきますが,きな臭い業務ではありません.これ以上は言えませんが,危ない大学にいる教職員の皆様には分かってもらえるはず.

(4)夜中に招集される
理由はいろいろ.事件とかトラブルとか,新しい業務依頼とか.
理由がない,経営陣への忠臣度を試すための,まさに理不尽な場合もあります.
なんでもいいのですが,とにかく日付変更線の前後に招集されることがあります.
私としては以下の様な理由じゃないかと思っています.
幹部は経営難の打開策を練るわけですが,その会議やらミーティングなんかは夜中にまで及びます.
んで,そこで幹部たちは閃くんです.いいアイデアが.
夜中までミーティングしてるから,気分はハイになっています.俺達は学園のために,こんなに苦労しているって気持ちです.
なもんだから,「この気持ち,皆に届け!」ってことになって,「よっしゃ!今から教職員を全員集めて周知徹底だ!」とか,それが業務依頼だったら「いつやるんだ.今でしょ!」ってことになるんだと思います.

(5)ネクタイとか校章バッジの着用が義務的
事務員はまだしも,教員の服装は普通の大学であれば自由なところが多いのです.
ところが,危ない大学というのはやたらと服装に厳しくなります.
ネクタイとか教職員証,しまいにゃ校章バッジも外せない空気が漂います.命の次に大事な校章バッジを無くそうものなら,自宅をひっくり返して探しまわるハメになります.

(6)教員と職員の主従関係に極端な差がある
主観的ですけど,教員と職員の立場に差があります.どちらがどちら,ということではなく,いずれか一方が,もう片方よりも立場が猛烈に強い/弱いんです.
職員が教員をアゴで使っている大学もあれば,教員が職員を奴隷のように扱っている大学もあります.いずれにも共通しているのが,内部にいびつな構造がある「ザ・危ない大学」ということです.

(7)学内で公式に掲示されている手作りポスターがイタい
なんか多分そんな感じがします.私の過去の視察歴からすると.
普通の大学なら業者に依頼するところを自前でまかなったのでしょうが,思わず派手にしてみたところ,デザインセンスが無い,または趣旨を取り違えていてイタい物になっちゃってる,というものです.

(8)3月~4月(ところにより5月)にかけて教務が死にそうだ
これは完全に内部の人しか実感できませんので,あしからず.
危ない大学は山ほど資格関連科目を抱えています.同じ曜日の同じ時限に,“年度をまたいでも”  資格関連科目が重なることを防ぐのが教務課や担当教員の至上命題です.
でないと「資格が取れなくなったじゃないか!」と学生や保護者からクレームが舞い込みます.
「教務のパズル」と呼ばれるこの調整作業は普通の大学でもシンドいのですが,山ほど資格関連科目を抱えている危ない大学では地獄の作業になります.
教員から奴隷のように扱われている教務課であれば,死にそうになること間違いありません.

しかも,この時期は以下のことも頻発するので,さらに教務は死にそうになります.
(9)教員が年度末で突然やめる
危ない大学では,教員が突然辞めます.ギリギリまで「辞める」ということを明かしません.
なぜかというと,「辞める」と宣言した教員に対する嫌がらせが発生することが多いからです.
場合によっては,巧妙に辞めさせられている場合もあります.
すると,学内や異動先に怪文書が回ったり,学生に不穏な噂が広まったりします.
普通の大学(特に医大系)でもこういう事はあるのですが,危ない大学では凄惨なものになることが多いようです.
工作がうまくいけば(?),異動先の大学でトラブルになってしまいます.都市伝説かもしれませんが,それで赴任がオジャンになることもあるとか.
どうしてそんなことが発生するのか?
「あいつだけ逃げやがって」とか「裏切り者」とか,つまり,脱北者への個人的な妬み僻みである場合もあるのですが.
この嫌がらせは,辞める教員本人への不利益を目的としたものではありません(実際,不利益になるけど).
目的は “みせしめ” だと思われます.
「うちの大学を辞めると,こういう目に合うぞ」
という事を見せつけること.そして,その嫌がらせを教職員に “させる” ことで,支配層への忠誠を高めようとするからです.


学生に向けた記事としては,
があります.

危ない大学に奉職してしまった場合の対処法を記事にしていますので,そちらもどうぞ.
危ない大学に奉職してしまったとき「スパイ対策法」
危ない大学に奉職してしまったとき「イベント企画対策」
危ない大学に奉職してしまったとき「高校訪問対策」
危ない大学に奉職してしまったとき「教員評価制度対策」
危ない大学に奉職してしまったとき「新学部・学科名の候補を出せと言われたとき対策」
危ない大学に奉職してしまったとき「授業評価アンケート対策」
危ない大学に奉職してしまったとき「本気の高校訪問対策」

危ない大学でもなんでもいいから,まずは大学に奉職したいという人には,
大学教員になる方法
大学教員になる方法2
大学教員になる方法3
大学教員になる方法「強化版」


関連記事

2014年4月15日火曜日

「教職員用」危ない大学とはこういうところだ 其の二

先日,
「教職員用」危ない大学とはこういうところだ
を書いたのですが,その関連記事も含めてアクセスが増えているようでして.
PCで見ている人は,この画面の右端を見ていただけると週間ランキングが出ているかと思いますが,あっという間に本ブログのメイン(?)である統計学のページを抜き去って「危ない大学」シリーズが上位を独占しております(2014年4月15日現在).

というわけでもないのですが,懲りずに第二弾です.

危ない大学にありがちな事を集めてみました.
教職員の皆様だったら「あるある」というネタで楽しんでもらえるかと思います.

(1)朝礼がある
朝礼をします.そのまんまです.
事務職員の朝礼があるっていうのなら聞くこともありますが,危ない大学では教員も朝礼に出ます.大学教育のことをちゃんと考えていない人なら,
「いいじゃないか,教育熱心なところの現れだ」
なんて言い出すのでしょうけど.残念ながら朝礼のある大学に,まともな大学は少ないです.
なぜ朝礼するのかっていうと,そういう大学は教職員を朝礼によってコントロールしたいと考えているからです.
学校,民間企業,公的機関,みんな朝礼をやっているじゃないか.真剣さが伝わるところほど朝礼をやっている.だからウチでも朝礼しよう.という理由ですが,ようは大学教員をコントロールしたい気持ちの現れです.

そんなわけで,
(2)教員の出勤をタイムカードでとっている
大学で働くということは,とにかく学内でセカセカと働かないといけない,そんなふうに考えているわけです.
通常のアカデミシャンの感覚からすれば,
「そんなんで大学教育が出来るわけないやろ.アホちゃいますの?」
と言いたいでしょうが,残念ながらこの感覚は一般人には通用しません.
そして,一般的な感覚で大学運営がなされている.もとい,一般的な感覚を利用して大学運営をしなければいけないほど堕ちている大学であることを明らかに示しているのです.
私が思うに,これはどうにも埋まらない溝ではないでしょうか.せめて「学校」とか「大学」というものの起源を勉強してもらいたいものですが,残念なことにそれは期待薄です.
遅く出勤して,早く帰る.そんなことで「働いている」とは言わさない.そんなことは許さない.
内部からも,私がこんなに働いているのに,誰々さんは◯◯だ!そんな不満がでないようにしているんですね.
そして,タイムカードを押して朝礼に行くわけですが・・・,その行き先というのがまた問題です.

(3)教員に研究室がなく,職員室で働いている
まぁ,そこで全員で朝礼するわけです.みんな一緒.そういう縛りをつけたいのですね.
「いいじゃないか.タコツボ化した大学教員の風通しを良くする意味でも有効だ」
なんて意見もあるかもしれません.たしかに,大学教育ではなく,学校教育をする上では非常に良いと思います.教員全員が同じ方向を向いて,同じ理念で教育するような組織・機関であれば,その方がいいんです.つまり,学校であれば私もこんなふうにネタになんかしませんよ.
でもね,大学というところでは違います.各教員が独自に研究していることを資源として教育しているんです.
基本スタンスとして,各々の教育理念も違うはずだし,同じ方向を向いていないはず,というのが前提です.それが大学教育の価値ですから.
大学教員は偉いから個人や少人数で研究室を持っているわけじゃありません.個人や研究グループごとの独立性を持ち,そこで教育資源を作り出しているからです.
私が何を言っているのか分からない,納得できないという人は,「大学」について勉強しておいてください.
「そんなもの,一人握りの教員にメリットが有ること,強い大学だけで通用する話だ」
なんてこと言い出すんでしょうが,いやいやちょっと,お気づきですか?そんなこと言ってる時点でもう危ない大学,一般人の思考なんですよ.

(4)なにかとガチの稟議書(許可願)をまわす
一致団結.一人の力が組織に大きく影響する.危ない大学ではそれが実際本当にそうだから,各教員が勝手に動かれたら困るわけです.
ゆえに,学会出張や研究の打ち合わせは勿論,簡単な外出とか学内のヘルプ作業でも細々と稟議書を作成してから行動しなければいけません.コンビニに昼飯を買いに行くのも稟議が必要なのではないかと思うほどです.
これは,一般の大学の「◯◯許可願」などといった,もうそれが機械的に許可されるものではありません.ガチの稟議書です.
危ない大学の教職員のデスクには,稟議書や許可願をまとめてコピーしたものが入っています.
ガチの稟議書を回させることで,学会とか簡単な外出をしようとは思わなくなります.というか,それを狙っているわけです.
見せしめにランダムで稟議が止まったりします.

(5)連携しようとする
みんな一緒.やること一緒.職員室が一緒じゃなくても,同じ方向を向いて仕事してることには変わりがない.
そんな思想で大学教育をしている幹部教員や経営陣は,なにかっていうと各学科・各部署を「連携」させようとします.
なんのために学科や部署が分かれているのか,それは忘却の彼方です.
連携すれば,なんか強力な体制になる,フットワークが軽くなると言い出します.
この動きで特徴的なのは,お互い仲が良い,幹部・経営陣に都合がいい,もっと言うと,先日飲み屋で一緒になったという理由からです.もっと根源的には,殺伐とした職場において「寂しいから」という部分がなくはないわけでして.決して仕事が捗るからではありません.
表在する本音としては,自分だけでも楽できないか.自分の部署だけで責任をとりたくない.そんな思いの現れです.

(6)産学連携の意味が違う
じゃあ学外との連携はどうなのか.
普通の大学では,産学連携をすることで何か新しい製品や学術的知見を生み出そうとします.
ところが,危ない大学ではその連携の意味するところが違います.
離職率の高いブラッキィな大きめの企業が,大学からまとまった人数の卒業生がほしい.対する大学としても,卒業生の就職率アップにつながるところを確保しときたい.そんな思惑で連携という言い方をしています.大人の事情でこれ以上詳しくは言えません.

(7)大本営発表が捏造・歪曲される
うーん・・,ちょっとこれは実際に危ない大学にいるorいた人じゃないとイメージしてもらうのが難しいかと思うんですが,一応お話ししておきます.
基本的に,危ない大学というのは絶対的支配者層(以降,支配層)が存在します.それは理事長とか経営陣,幹部,そんなふうに言われる人・組織です.もはやそこには派閥闘争なんて幸せなものはありません.誰かを頂点(核)とした中華思想のようなものが出来上がっています.
そんなもんですから,危ない大学の教職員というのは,その支配層にどれだけ媚びるか,睨まれないか,攻撃対象にならないか,という観点で行動していくことになります.
大本営発表というのは,そういう支配層からの伝達事項のことなんですけど.支配層が直接全員に向けてメールとか書類で通達する場合なら良いのですが,これを各部署の長レベルを介した通達だと事が厄介になります.
各部署の長,彼らにしたって自分を守ろう,評価を上げようと必死です.
するとどうなるか.各部署の長が,自分にとって都合の良い通達として捻じ曲げて報告したり,支配層が言ってもいないことを紛れ込ませたりします.
これで一番割りを食うのは若手や立場の低い職員です.
あとで辻褄が合わなくなって大混乱.言った言わない,もともと何が目的なんだ.なんてことで神経を磨り減らします.
立場の低い教職員は支配層に謁見する機会がないのですから,真実もまた知りようがないのです.

危ない大学が増えていく中にあって,多くの大学とその教職員は学生のことを考えなくなります.学生を犠牲,踏み台にしてでも,自分が生き延びることで手一杯だからです.
しかも皮肉なことに,こういう危ない大学が増えることを望んだのは国民でした.
市場原理で大学間の競争をすれば,きっと学生のためになるという話でしたよね.
でも残念ながら,教育業界をビジネスライクに競争させると地獄になるんです.
もう取り返しがつかないところまできているので,あとは学術教育が荒廃していくのを眺めることにしています.


危ない大学を経験した(経験中の)先生方ともお話しをしていたら,やっぱり次から次へと事例が出てきます.
近いうちに第三弾をお届けする予定です.
※というわけで第三弾を書きました.
「教職員用」危ない大学とはこういうところだ 其の三

学生に向けた記事としては,
があります.

危ない大学に奉職してしまった場合の対処法を記事にしていますので,そちらもどうぞ.
危ない大学に奉職してしまったとき「スパイ対策法」
危ない大学に奉職してしまったとき「イベント企画対策」
危ない大学に奉職してしまったとき「高校訪問対策」
危ない大学に奉職してしまったとき「教員評価制度対策」
危ない大学に奉職してしまったとき「新学部・学科名の候補を出せと言われたとき対策」
危ない大学に奉職してしまったとき「授業評価アンケート対策」
危ない大学に奉職してしまったとき「本気の高校訪問対策」

危ない大学でもなんでもいいから,まずは大学に奉職したいという人には,
大学教員になる方法
大学教員になる方法2
大学教員になる方法3
大学教員になる方法「強化版」


関連記事

2014年4月14日月曜日

危ない大学に奉職してしまったとき「イベント企画対策」

危ない大学に奉職すると,こんな仕事が舞い込みますよ.っていうのを以前紹介しました.

前回はスパイ対策法をご紹介したところです.
危ない大学に奉職してしまったとき「スパイ対策法」

そして今回は,イベント企画対策をご紹介します.

危ない大学では,学生が積極的/主体的に何かのイベントをやっているという状況をつくりたがります.それをホームページやパンフレットに掲載したりなんかして,広報に役立てようとします.
ただ,教員も暇じゃないはずですから,出来る限り自分の手は煩わしたくない.そんなところかと思います.
それでも,危ない大学に勤めていらっしゃる方々には「学内でなんか広報のネタにもなる良いイベントを企画してやれ」っていう指示が上層部から出ているのでしょうから,何かやらなきゃいけないと頭を抱えているんじゃないでしょうか.

つまりこういう指令です.
「学生が積極的/主体的に何かやっているというイベントを企画せよ.すぐに」

ある日突然そんなことを言われても,なかなか出来ないわけですけど.
特に,こうしたイベント企画に慣れていない先生にとっては,地獄への入口に立った気分になるかと思います.
こういう “突貫企画” ですが,成功せずとも “こなす” だけであれば鉄板ネタというものがありまして.
もともと危ない大学の教職員であれば,それを切り抜ける(誤魔化す)ノウハウがあったりしますけど,まだ不慣れな先生方のためにご参考になればと思い,以下に示します.

(1)音・美・体に頼る
(2)「子ども」と「高齢者」「障害者」を対象とする

これを組み合わせて,あとは各状況に応じたアレンジということになります.
それでたいてい切り抜けられます.

まずは(1)ですが,とにかく学内で音楽,美術,スポーツのクラブやサークルに入っている学生を把握しておくことです.ここはひと踏ん張りしましょう.
そうした彼ら/彼女らと仲良くしておけば,貴方はきっと助けられる日が来ます.
特に体育会系の学生を毛嫌いする先生方も多いのですが,残念ながら危ない大学で戦力になるのは,真面目で大人しい学生ではなく,こうしたバイタリティのある学生なんです.

誤解しないでください.これは「今」の状況で戦力になるという意味でして,それ以外の学生の表在能力や潜在能力が低いということを意味しません.
あくまでも「学内イベント」において貴方を助けてくれる学生という意味です.

もっと言うなら,運動部やサークルといった団体全体と仲良くするとよいでしょう.クラブの顧問や監督・コーチをやっている教員や職員,あと外部の人とか,そういう人たちとも関係を作っておくと,チームまるごと掌握できるので便利です.顧問の先生なんかに言えば,「わかりました.じゃあ,真面目な子を何人か行かせますから.何人いればいいですか?」っていうことで人材確保が容易になります.
競技種目を気にしなくても,行けるところに行くッて感じで良いかと思います.

なお,音楽系や美術系のクラブ,サークルも同様です.
ただ,危ない大学でこれらのクラブ,サークルにいる学生は,引っ込み思案な学生が多いのでキャラクターに応じた判断が必要になります.
それでも,特に音楽系で活発な学生を確保できると強力な戦力になります.持ち運びが容易な楽器を操れる学生であれば,フットワークが軽くて助かります.
クラブやサークルだけでなく,趣味でやっている人,昔やっていた人などなど,そうした個人情報も引き出しておくと,なお良いです.

というわけで,人材確保はできました.
あとは,彼らに何をやらせるか?ということになります.
当然,音美体の学生を集めているのですから,彼らの特技であることをやらせるわけです.
一番一般的なのが,「◯◯教室」です.
スポーツ教室,音楽教室,美術教室,そういったことをやります.
特に,その対象を「子ども」「高齢者」「障害者」にすると,大学広報としても魅力的ですし,なによりも参加者募集が容易です.

実際のところ,先に参加者を確保するところから始めます.その後に何をするかを決める流れが安全です.慣れていない先生は覚えておいてください.

その参加者ですが,子供であれば近くの小学校や保育園,幼稚園,養護施設などにあたりましょう.そういうところとコネクションを持っている先生が学内に必ずいます.そんな先生と仲良くない場合は,実際に自分で足を運ぶことになります.「学生のインターン,仕事体験のような企画を考えているのですが,どうですか?」って聞きに行きます.たいてい断られますが,ここは営業です.頑張りましょう.電話で話してもダメなので,直接出向くと良いです.

高齢者であれば,老人ホームや役所,地域自治体などが有力です.実は老人ホームや役所では,大学とコラボしたいと考えている部署は多いものです.
とりあえず高齢者対策をしろと国や県から言われているものの,特にアイデアが見つからずに困っている,という地域は多くてですね.これに大学側から「学生の経験づくりのためにも」なんて話をふると喰いつくところがあります.
スポーツ関係で言えば,最近は健康体操を企画するのがブームです.各地域独自の高齢者用の体操を作成するっていうものです.ダンスが得意な学生に企画させたら,案外ヒットして大化けする可能性もあるので,けしかけてみてはどうですか?

障害者ですが,これは誰かのコネクションを利用することが強く推奨されます.どこにでも行けばいい,という感じだと危険です.
ただ,こうした障害者関係の施設やグループの多くが「音美体」のイベントを好意的に要望していることは事実でして.特に知的障害を扱う施設やグループなどでは,大学側から何か提案すればノッてくれることは多いものです.機会をみつけたら,例によって「学生の経験づくりのためにも」と話をふってみるといいでしょう.
ご自身で一度施設などに出向いてみるのもいいでしょう.気をつけなければいけない点,意外となんの問題もなく出来る点など,ご自身でわかった上で進めたほうが良いですから.

そんなようにして「参加者」が確保できましたら,そうした参加者に合わせた企画を考えます.
気をつけなければいけないのは,参加者の人数とコンディション(状態),学生の能力と訓練度(練習や準備がどれくらいできるか)といったところです.
可能な限りコンパクトな企画にします.欲張って大人数や複雑な企画にすると,先生方は出来るかもしれませんが学生が混乱してグダグダになるというパターンに陥ります.
学生は先生方と同じようなモチベーションではありません.場合によっては「やらされている」感が満載で参加している学生もいます.
そういう学生でもこなせる企画にすることが求められるんです.
一番手っ取り早いのは,前述したように「◯◯教室」というものです.一番ごまかしが効くからです.
スポーツや美術であれば,参加者と一緒に遊びながら時間を過ごす,音楽であれば,最悪,その学生の演奏を鑑賞する,そんなことでお茶を濁せます.
濁し方には先生方の頑張りが必要ですが,それはブログで伝えられる質と量ではありません.
あとは経験を積んで健闘を祈る,というところです.

というかですね,これまでドライに「子供,高齢者,障害者」への「音美体」の話をしてきましたが,ようは「求められているのに,まだ日本で出来ていない分野」ということも言えるわけです.
メジャーな大学はやりたがらない.でも,現場では求められている.そんな分野なのです.

それに,ちゃんとやれば学生の力を高めることに繋がることは間違いないですし.非常に有益な企画であることは確かなんです.

コツコツと学生たちと取り組んでいるうちに,実は学術的価値の高い活動になっていく,そんな可能性もあることを最後に申し添えておきたいと思います.


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2014年4月11日金曜日

危ない大学に奉職してしまったとき「スパイ対策法」

前回の記事では,いわゆる「危ない大学」に勤める教職員なら実感していただけるであろう現象をご紹介しました.
「教職員用」危ない大学とはこういうところだ
ということで今回は,そんな危ない大学に勤めてしまったんだけど,当面,転職することはない.もしくは,そこでなんとかやっていこうという人にとって参考になる事柄をご紹介しようと思います.
境遇が似ているのであれば,一般企業,役所なんかでも参考になるはずです.
今回はまず「学内スパイ対策法」についてです.

学生版については
危ない大学に入学してしまったとき
をご参照ください.

ここでいう危ない大学とは,その多くが経営難の大学ではありますが,まだそこまで苦しんでいるわけでないのに,内部に向かってさも “経営難であることを煽る大学” というのも含まれています.
反・大学改革論のシリーズ
などの記事でご紹介していることと照らし合わせてお読みください.

ではさっそく,「学内スパイ対策法」
危ない大学ではスパイがはびこります.教員,職員,そして学生もスパイになっています.
誰と誰の仲がいいのか?上層部のことをどう思っているのか?大学の方針との親和性は?
あと,これは自分の能力と関係するのでどうしようもないところですが,どのような授業をやっているのか?というところも諜報活動されることがあります.
とにかく気を許してはいけません.特に若手教員や高学歴教員は要注意です.大学がまさかそんなところだとは知らなかった,という人が多いでしょう.

気をつかってくれる先輩教員,親切丁寧な職員,人懐っこい学生,そう思っていたら彼らがスパイだったというのは十分あり得ます.
差し障りの無い話をするだけにととどめておき,大学教育,教養や学問の重要性というところは話してはいけません.
経営難に陥っている組織・団体というのは,高尚で理想論のような話を嫌います.正論を吐く人間はできるだけ遠ざけたいのです.
「経営難」と言ってるくらいですから,霞を食って生きるような思想は受け入れられません.彼らにとっては教育理念よりも収支バランスが重要なのです.

そもそもなんで大学で諜報活動があるのか?というところですが,それはもちろん効率的な大学経営をしていくためです.経営方針と合わない教員は潰さないといけませんので.
あと,もちろん「スパイ」を買って出る人たちにも利があるわけでして.諜報活動をすることで,雇い主への忠誠を示しているわけです.
私の感覚的にはほぼ後者の理由が大きいように思えます.

経営難の大学は経営者(多くの場合,理事長)が大きな力を振るわなければ成り立ちません.なんだかんだで大学教員というのは独立性が強いですから,それを抑えるためには恐怖政治が求められます.
しかも,大学は一応教育機関ですし,経営者の都合でなんでもかんでも粛清するわけにはいきません.
ですから,解雇,更迭を目指した圧力をかけるための情報が必要になるわけでして,そのためにスパイが重用されるのです.場合によってはトラップをしかけます.
これは善い悪いの話ではありません.求められてしまう,のです.
経営方針とマッチングしない者は,たとえ学長であろうと事務局長であろうと粛清トラップ発動.そういう状態になります.

大学教員人事は,圧倒的な買い手市場です.経営者としては「代わりはいくらでもいるんだ」と強気ですし.売り手である教員としても,学位をとって30代半ば以上にもなって,そこから別の大学や仕事を探すのは厳しいという状況の人が多いのです.

そういう世界で何が起こるかというと,最も権力がある層へのゴマすり,賄賂,朝貢です.
普通の大学であれば,権力が分散しているので派閥闘争などという可愛らしい現象で済みます.派閥闘争をしている大学で働く皆様は,とても幸せな方々だと思います.
本気で経営難に陥っている大学では,派閥闘争は起こせません.とにかく権力の一極集中が起きます.そして,教職員は一極集中した権力の一員になれることを切に願うようになります.そうした中において政治力が小さい教職員がとる代表的な活動.それがスパイ活動なのです.

さてこのスパイへの対策ですが,右も左も分からない若手教員や,名門大学しか知らずに赴任してきた先生方におきましては,まずは「とにかく自分の意見を言わない」ことです.
本気で学生教育や学術研究なんかしようものなら,睨まれてしまいます.
おいおい,教員としての実力が高ければ,スパイされても大丈夫だろ?なんていう世間知らずなお子様がいますが,残念ながらそうはなりません.

スパイが何をスパイしているのかというと,もちろん教員の能力,思想信条であることに違いはありません.ただここで問題になるのは,そのスパイにとって都合のいい情報しか雇い主には報告されないということです.
スパイはスパイです,監査員ではないことを肝に銘じてください.

スパイは,雇い主(多くの場合,経営陣)が欲しがる情報を伝える一方で,スパイ自身の能力を相対的に高めるような情報を巧妙に紛れ込ませます.だって,その人がスパイを買って出る理由というのは,スパイ自身が雇い主に気に入られたいからでしょ.
それゆえ,スパイされた教員の能力が高くても,スパイ自身がその人を気に入らなければ「あいつ,能力ありそうで実は大学にとってやっかいな存在ですよ」なんて報告がいきます.

ですから,脇をしめてかからなければいけないのです.
経営難な大学だからってんで,「ここは私が奮起しなければ」などと必要以上に学生教育に精を出してはいけません.ポジティブな意味でも目立ち過ぎてしまうと,あなたのマイナス点を探そうとスパイがまとわりつきます.ここまで来ると,もはやスパイですらないのですが.
まずは学生や教育のことを頭から外してください.残念ながら「危ない大学」というのは,そういう大学だからこそ「危ない」のです.

ひたすら大学の方針に沿った仕事を進めます.あと,文部科学省が出している「これからの大学教育」みたいなのに沿うことも,自分を守るためには重要です.
そこに少し自分の色を出してもいいのでしょうが,基本は経営陣と文部科学省のやり方に準じます.と言っても,2014年現在はどこも一緒で,それは何かというと「就活に役立つ」「ビジネススキルを高める」「コミュニケーション能力を高める」,あと,可能であれば「グローバルな視点で考えられる」という点に,バカバカしくとも注力して授業を展開すれば問題ありません.ただ,やり過ぎると「できる奴だ」と思われ,逆に睨まれるので気をつけましょう.

慣れてきたら,どんな人がスパイなのか分かってくるはずです.その段階になったら,スパイから情報を入手するというのもいいでしょう(くれぐれも慎重に).
スパイは権力層と通じていますから,そこで何が求められているのか,これからの経営方針や今後の転換といった情報を引き出すことができます.それに調子を合わせておくのです.

自分の政治力に限界を感じたら,自分もスパイ活動をするというのも手です.
スパイになる方法ですけど,やはり現役スパイに近づくのが手っ取り早いです.
学内の誰か,それも反経営陣として代表的な人でいいので,その人をスパイして(実際にしなくても良い),現役スパイにこう言うんです.
「知ってます?◯◯先生って理事長のやり方は気に入らないって,飲み会で話してましたよ.大丈夫なんですかねぇ」って.
現役スパイはこう返すと思います.「それは有名ですよ.他にもあの人は云々・・・」と話が盛り上がっていきます.
スパイはスパイの話に飛びつきます.きっとあなたをスパイ仲間として迎え入れてくれるでしょう.
あなたは終始,“経営陣に逆らうとは,けしからん” という態度で話しときます.
ここで注意していただきたいのは,ひたすら媚びへつらう姿勢を貫くことです.弱者・小者を装います.そうしないと怪しまれますから.

これであなたも立派なスパイです. 何年かすれば,きっと目つきも悪くなるでしょう.
そこから先は,徐々に自分の色を出していきます.
一匹狼の情報屋,様々な人と関わるダブルスパイ,権力者の腰巾着,最も蔑まれるものの実は一番楽な金魚のフン,ナウい大学経営知識を学んで経営者の懐刀.
そんなところを目指します.

そういう教員生活は嫌だという人は,共に健全な大学を細々と目指していきましょう.
私は今,充電中です.


2014年4月9日水曜日

「教職員用」危ない大学とはこういうところだ

今日はSTAP細胞研究の筆頭著者の会見が行われており,ニュースは祭り状態になっております.
私も学者・科学者の端くれという立場から本件について折にふれて話すこともあるのですが,いかんせんこのニュースは「論じるべき素材がまだ揃っていない」状態ですので,ブログでは控えております.
大変な事態であることはたしかなんですが,ニュースサイトなんかのコメントを見てると,ちょっとラリってる人が多いんじゃないかと心配でなりません.

というわけで,ラリってるついでに以下の記事をお楽しみください.

危ない大学とか消える大学とか,あとは生き残る大学というのを扱う書籍を見かけますが,そうしたものを読んでみましても,やはり切実感と親近感を足して2で割った感情に欠けます.
ここで一つ,教職員の方々であれば可能な限り奉職したくない大学というのはどんな大学なのか?という点に絞って書いてみました.

外からではわからない,働いた時にわかる,内部ならではのことです.
高校生や編入生,保護者といった方々にとって有益なことですと,
こんなホームページの大学は危ない
こんな挙動の教員がいる大学は危ない
こんなパンフレットの大学は危ない
上記これらをご参照ください.

ちなみに,どんなに優良大学であろうと,その人間関係が悪かったり,一部の部署や教職員に業務のシワ寄せがいき,その人たちがブーブー言ってるなんてことはあり得ます.
ここで論じたいのは,そういうどのような人間集団や組織にもあり得る話ではなくて,「危ない大学ならでは」の職場環境や現象です.

危ない大学の方々であれば,「あぁそれ,あるある」ということで楽しんでもらえるかと思いますし,私自身,奉職する大学ではそうならないように努力していきたいという戒めを込めて綴るものでございます.

以下の項目をみて「そんなの,普通の民間企業なら当たり前のことだ.これまでぬるま湯に浸かっていた大学が,やっと普通の民間企業と同じようになったんだ.お前たちも苦しまなければいけないんだ」と言い出す人がいるかと思います.

そういう人は,「人類の尊い叡智を語り継ぐ者」としてはふさわしくありませんので,こうした学術教育の迷惑にならないよう,これ以上アカデミックな場に関わらないことを切に願います.

サッカー選手が「いいじゃないか今日の審判はファウルをとらないんだから.相手を殴ったり蹴って,潰しにいこうぜ.勝てばなんでもいいのさ.それで観客も喜んでるし」と言ってるに等しいわけですので.
それを聞いて,「いや,それって正論だろ.勝つためには汚いプレーも重要だよ.勝たなきゃ観客も入らないし」なんて言い出す人とは一緒にサッカーはしたくありません.

危ない大学,その多くの場合「経営難になった大学」は以下の様な特徴を持っています.

(1)理事長の都合や思いつきで教職員の首が飛ぶ
想像に難くないでしょうから,詳細は省きます.
大学や学園の私物化.それに尽きます.

(2)スパイがいる
理事長や学長,事務長,各種部長の命令を受けて,いろいろな委員会やミーティングに忍び込んでいます.見た目は普通の教員や職員です.決して「黒ずくめのサングラス」だったり,「タキシードに蝶ネクタイ」姿ではありません.
彼らはそこで会話されている教職員間のやり取りを,逐次,雇い主に報告します.
雇い主の人達は,それらの情報を元に圧力をかけたり解雇させる順番を決めていきます.
あと,このスパイですが教職員だけでなく,「学生」も潜り込まされることがあります.これは結構効果的で,「ねぇ先生,◯◯先生のこと嫌いじゃないですか?その仕事,面倒だと思ってませんか?」などと迫り,その対応を引き出すというものです.
私もかつて,そんな諜報活動をしていた「くノ一」と仲良くしていた時代があります.

(3)学内紀要のページ数に波がある
理事長の権限が強いものだから,「今年中に研究論文を書いていない奴は切る」という趣旨の発言があると,比較的投稿掲載しやすい学内紀要の分量が増えます.いつもは20ページ前後だったものが,ある年は200ページ超,著者多数.そんなの.
つまり,もともと学術性が低くて碌な研究が出来ない環境であり,理不尽な業務に追われて研究なんか出来ない状態なわけですから,格調高い雑誌には投稿できない教員が多いわけでして.
そんな中でも理事長に睨まれないよう「規定事実」を作る動きが活発化したことによる結果です.

(4)一言で言えば「バスの運営」がある
下っ端の事務職員がバスの管理運営や現場で走り回っています.バスの運営は非常にお金がかかりますから,財政的に苦しい大学であれば,できれば節約したいところ.バス会社がやるところをなるべく減らし,自前の職員でやろうとします.バスというアメニティによって学生を集めている危ない大学なわけです.
これを教員がやっている場合もありますし,バスの運転自体を教員がやっているところもあります.
そして大学教員を続けるための条件として,博士号ではなく大型免許をとらされます.自費で.

(5)プロパーじゃない仕事(授業)が3つ以上ある
バスの運転もその一つではありますが,授業などでも全然プロパーじゃない科目をたくさん持っていたりします.「3つ」っていうのは私の適当ですけど.そんな感じやないかと思います.
パソコンが得意だから情報の授業,スポーツが得意だからスポーツ実技,プロパーじゃなくたって教員だったら “学生のために” やるもんだ,などとけったいな理由をつけて,学内の常勤教員や職員に担当させます.
まがいなりにも高等教育をやってる自覚があるなら,常勤の教員にプロパーがいないなら,“学生のために” も非常勤を雇うのが筋ってもんですが,出来ない理由がそれぞれにあります.
なお,次の(6)のことが,その「プロパーじゃなくても常勤がやる」という理由の一つになります.資格やなんかの縛りで,常勤講師が担当しなきゃいけないことになってたりするんです.

(6)資格・免許の管理業務がハンパない
どうせ取ったって意味が無い.そんな資格・免許は山ほどあるわけですが,そんな資格・免許を山ほど卒業生に出す大学があります.
資格・免許を山ほど出す大学というのは,学生に無理やり資格・免許を出そうとしますから,モチベーションが低い学生にも取らせるようおだてます.
すると,資格関連科目を落としても自覚がない,なんとも思わない学生が結構な勢いで出ます.資格取得に必要な科目の単位がどれほど取れているか?落としている科目はないか?などの管理が非常に煩雑になるんです.
通常の大学でしたら,「そんなの学生の自己責任だよ」で済ますのですが,危ない大学では“強力なサポート体制”を売りにしますから,どうしても紐付け後追いを徹底したがるんですね.
でも実際のところ,豚をおだてても木には登れません.

さらに,その資格・免許を出している協会やら法人やらとのやり取りが面倒くさいことこの上ないわけです.
更新手続きがどうのとか,シラバスとの整合性を保つための書類作りとか.一見,それらの資格を出せる条件が大学にないように見えても,規定の隙間を突いて誤魔化す作戦をミーティングします.
まぁとにかく,取得したところで価値が低いにも関わらず,とりあえずパンフレットやホームページの見た目を良くしたい,学科やコースの特長を目で見て分かるようにしたいという理由で用意される資格・免許ですから,その管理作業の意気込みも下がるというものです.

(7)研究費が納得のいかない理由で消費される
ただでさえ少ない研究費が,学会出張の交通費や宿泊費として引き落とされるまでなら許しましょう.危ない大学では,学内行事での交通費や教材コピー費用など,そんなところで研究費が引き落とされていきます.
まぁ,ここは科研をとるしかない.

(8)オープンキャンパスを盛大に盛り上げる
そういうイベント中,教職員は一堂に会して結束を高めようとします.そこでは,開門前に「エイエイ・オー」の勝鬨があがります.
参加者に交通費を出す,っていうのが最近有名になりましたね.お土産を貰えるところもありますよ.
終わったら終ったで,担当者から,今回の参加者数は過去最大,◯◯大学よりも多かった,などとアナウンスがあると,一堂に会した教職員が拍手喝采で喜びを分ち合います.
センター試験なんかでも同様の状況が見られます.ミス無く終わったら手を取り合って喜びます.
通常の大学であれば,自分の勤務時間が終わったらそそくさと帰るだけです.

(9)学生募集を本気でやる
通常の大学であれば,広報は遊び半分でやります.
はっきり言って「民間企業ごっこ」です.皮肉なことに,その遊び半分でやる中から案外優れたアイデアが出たりするんです.
ところが,本気で学生募集をやるところは広報に割く会議やミーティングの時間が長時間にわたります.夜中までやります.
あと,「高校訪問」という営業活動もします.これは結構有名になってきました.
だんだんと高校教員や高校生・保護者の方々にも知られるようになってきましたが,「高校訪問が活発な大学には行かない方がいい」というのは間違いではありません
普通の大学でも最近は行くようになっています.でもそれって「他がやってるから」という,大学組織ならではの浅知恵から来ているものです.レベルが違います.
本気で学生募集をするために高校訪問をする大学は,高校訪問専用のパンフレットや資料を用意して,不慣れな教員のためにも台本が用意されます.それを入試や広報の教職員が血眼になって作ってます.
さらに凄いところになると,例えば9月上旬(高校は通常営業,大学は休講中)に教職員を大型バンで寝泊まりさせながら(ホテルを使うと高いので),重点地域の高校を数週間単位でシラミ潰しにまわります.
それくらいしないと高校訪問の「効果」はないのですよ.つられてやってる大学さんは考えなおしてください.

(10)なにかって言うと「音美体」「子ども」「福祉」に頼ろうとする
音楽,美術,スポーツ,子どもとの交流,高齢者への貢献,障害者の支援.
これは準備も少なく,予算がいらず,即効性があるからです.
学内外で何かイベントを企画しようとすると,なにかって言うとコレに飛びつきます.
んで,いつもは目の敵にしているはずの体育会系・運動部系のクラブに所属している学生をおだてて「学生が主体的に/積極的に取り組んでいる」という情景に仕立てます.彼ら/彼女らにしたらいい迷惑です.


まずはそんなところでしょうか.
第二弾を仕入れることができましたら,また書いておきたいと思います.
※で,第二弾を書きました.
「教職員用」危ない大学とはこういうところだ 其の二
第三弾も,
「教職員用」危ない大学とはこういうところだ 其の三

※後日,危ない大学に奉職してしまった場合の対処法を記事にしました.
危ない大学に奉職してしまったとき「スパイ対策法」
危ない大学に奉職してしまったとき「イベント企画対策」
危ない大学に奉職してしまったとき「高校訪問対策」
危ない大学に奉職してしまったとき「教員評価制度対策」
危ない大学に奉職してしまったとき「新学部・学科名の候補を出せと言われたとき対策」
危ない大学に奉職してしまったとき「授業評価アンケート対策」
危ない大学に奉職してしまったとき「本気の高校訪問対策」

危ない大学でもなんでもいいから,まずは大学に奉職したいという人には,
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大学教員になる方法2
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