2016年1月29日金曜日

スキーとバスと大学と

もう話題としては古めになってきていますが,スキーバス転落事故というのがありました.
スキー場までのバスが価格競争に曝され,その結果不十分な体制で運行していたために発生した事故だということでニュースでも取り上げられている次第です.

「 格安スキーバス = 大学生 」
というのがありますが,まさにそれが如実に示された事故でもあります.
このニュースが出た時,思わず「うちの学生が乗ってるんじゃ・・・」と考えたほどです.

思い出せば私が学生の頃も,大学のスキー実習が「現地集合」だったので,その経路を友人たちと「いかに安く済ませるか」と相談しておりました.
何人かでまとまって依頼すれば,現地宿泊所まで楽に安く行けるジャンボタクシー業者があるという情報を手に入れ,皆で頑張って頭数を募って(そして増え過ぎて数を減らすのに苦心して)いたのも懐かしい想い出です.

今回の事故は,バスの価格競争が遠因であるということですが,その価格競争の元になっていることとして「スキー客の減少」もあります.

かなり以前の記事になりますが,それを取り上げたことがあります.
スポーツ復活計画 さしあたってスキー

その記事でも示している図をもう一度載せておきます.
スキー(スノーボード)人口は着実に減少しており,10年前の半分にまで落ち込んでいます.この流れは現在も変わらず続いています.

上記の記事では,
「こうしたスキー(スノーボード)人口の減少を止めるためには,若者がスキー(スノーボード)に触れる機会を増やし,プライベートでも滑りに来ようと思わせる仕掛けがなければいけない」
という趣旨を述べました.

今回,これと似たような考え方でスキー客増加を考えているWEB記事を見つけました.
以下のサイトです.
今,スキー場がスゴイことになっていた
曰く,「19歳はリフト券無料」という作戦をたてたということです.
この作戦には私も賛同するところがありますが,あまり無理しないように・・・,というところでもあります.

やはり,学校や大学における「スキー実習」などの機会に,若者に対してウインタースポーツの魅力を伝えることが大事だと思うのです.
長い目で見れば,こうしたところへの投資は後々響いてくれるはずです.


ところで,過酷な労働環境における「バス」ということですが,これは我々大学人も無縁ではありません.
話は一気に低俗になりますが,そんな大学における「バス」の話もちょっと前にしたことがあります.
危ない大学におけるバスの想ひ出

スキーバスだけじゃなく,大学バスもそのうち似たような事故が起こるのではないかと心配です(これはマジで心配です).
なんせ,大学教員がバスを運転しているところというのは,彼らにしてみたら一般的な教育・研究・事務業務にプラスして「バス業務」があるわけでして,中には長距離運転をしている人もいます.そしてそれは当然のことながら「良好なコンディションで運転」なんてしてるわけないからです.

もし自分とこのご子息ご息女から,
「うちの大学の先生,バスを運転してるんだよぉ」
なんて話を聞きつけたら,ぜひとも何かのアクションを起こしたほうが良いでしょう.


命は大事ですから.

2016年1月18日月曜日

井戸端スポーツ会議 part 27「オープンスキル・スポーツ界での八百長」

物凄い降雪にみまわれた今日,こんなスポーツニュースが入っています.
テニス界で八百長が「横行」か,グランドスラム覇者も関与
過去10年間、テニスの四大大会(グランドスラム)優勝者を含む16人のトップ50選手が、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)を含む大会で八百長に関わってきたという。17日、英メディアなどが報じた。英国放送協会(BBC)と米ニュースサイト「バズフィード(Buzzfeed)」は、世界トップレベルの選手たちの間で、不正が横行している証拠をつかんだと主張している。
何を今さら,という感じではあります.
たしかに表立って言うことではないのでしょうけど,これはボクシングや大相撲の八百長と同様,知る人ぞ知ることです.

ボクシングや大相撲とテニス,これらに共通するのは「オープンスキルの個人スポーツ競技」であることです.

オープンスキルってなんぞ? という人もいましょうから簡単に説明しておくと,スポーツは技能(スキル)の発揮のされ方に応じて「オープンスキル・スポーツ」と「クローズドスキル・スポーツ」との2つに分けられます.

オープンスキルというのは,技能を発揮する対象に不確定要素が多いものを指します.格闘技や球技など対戦相手が存在する種目の多くがこのスキルを必要とするスポーツです.

対してクローズドスキルというのは,技能を発揮する対象に不確定要素が少ないものを指します.陸上競技や器械体操などがこれに該当します.

オープンスキル,クローズドスキルというのは「スキル」に対する呼称ですから,例えばテニスについてもプレーの局面に応じて,相手の動きに合わせる「ラリー」はオープンスキルだけど,狙った所に打つことに専念するサーブはクローズドスキル,ということになります.
ただ,競技全体を通してみれば,テニスはオープンスキル型のスポーツだと見做されるのです.

オープンスキル・スポーツ,その中でも個人競技では八百長が簡単です.
1対1で示し合わせておけば,周りにバレることもなく進行できるからです.
それゆえ,ボクシングや大相撲では八百長するのが当たり前のようなところがあります.

さらに今回のテニスですが,このスポーツ種目はボクシングや大相撲と同様,厳格なランキング制をもっており,それが賞金や選手の競技人生に大きく影響するという点が共通しています.
こうしたシステムを持っているスポーツ競技は,八百長が発生するのです.

これがチームスポーツの場合は難しくなります.チーム全体を巻き込まなければならないのは数的に困難ですし,必要な八百長予算も大きくなるでしょう.バレやすいですし.
やはり個人種目のオープンスキル・スポーツ,そしてランキング制というシステムに八百長の影が潜みやすいわけです.

テニスはさらに,八百長が発生しやすい土壌が形成されています.

実はプロテニス選手のサポートを担当していたことがあるのですが,テニスというのは1年を通して世界中を周って試合をこなさなければいけないという,体力的にも精神的にも,そして経済的にも過酷なスポーツです.
特にプロになりたての選手およびチームスタッフは,どの国で開催されるどの試合にターゲットを絞って周るか,というマネジメント能力が試されます.

試合に出場するからには勝つことを目指すわけですけど,実はそれ以上に「試合数をこなす」こともプロテニス選手に求められる戦略の一つです.
そうしたほうが,ランキングを上げるための「ポイント」を稼ぎやすいからです.
※その詳細については割愛します.別のサイトなどを参考にしてください.
ポイントをたくさん稼げば,より上位の試合に出場することができたり,有利な条件で出場することができるので,競技生活が楽になっていきます.

そういうシステムですから,そんな中でたくさんのプロテニス選手が各々の思惑がありつつ活動していくと,自然と以下のような状況が生まれます.
勝たなければいけない試合,落としてもいい試合がでてくるのです.

ここまでくれば,あとはご想像にお任せしても分かってくれるでしょう.
八百長が横行する,なんてのは当然のことです.

例えば,
「今回の大会は,俺はベスト4まででいいんだ」
という選手と,
「今回の大会は,どうしても決勝まで,できれば優勝しておきたい」
という選手が当たるとします.
ここに利害が一致するのです.

相手のランキングとか今年の戦績とか,獲得ポイント数とか,その状況が意味するところはお互い理解しているわけですから,「あいつは今回の試合は落とせない/落としていい」というのも分かるのです.
金銭的に余裕があれば,八百長を持ちかけたい気持ちも出てきます.

それに,プロテニス選手はお金を稼ぐのも一苦労です.
上述したように,年中世界中を飛び回らなければいけません.お金があるに越したことはないのです.
そして,年中世界中を飛び回って試合をこなすわけですから,予め打ち合わせておいて,楽にこなせる試合があることは好都合です.

これはボクシングや大相撲での八百長と理由は一緒ですね.
体力的,精神的にも八百長をしたくなるものです.


私は八百長を推奨したいわけでも,野放しにしておきたいわけでもありません.
こういうシステムと特性をもったスポーツでは,どうしても発生するということを言いたいのです.

まあ・・,今回はそれだけです.
特段,まだ大鉈を振るう必要がある話題とは思えませんので.

2016年1月11日月曜日

急性胃腸炎の週末

今日はだいぶ回復して大学にも行けて,明日の授業準備をすることができたのですが,先の土日は完全に急性胃腸炎にやられて寝込んだ2日間でした.

土曜の朝に異変に気づき,みるみる症状が悪化.ホントなら8時頃に仕事で家を出なければいけなかったのですが,これはさすがにキャンセル.
少し寝込んでおけばいいだろうと思いきや,まったくもって無意味.
どうやら私は急性胃腸炎になると酷く悪化する質のようで,下痢嘔吐はもちろんのこと,あまりに意識が朦朧としてきたので危機を感じて昼前に病院へ行くことにしました.

病院はアパートの玄関を出て5秒で行ける便利のいい立地.しかも救急病院.
道路を挟んで目の前に救急病院があるこの立地を幸せに思います.
普段は夜中も救急車が往来する騒がしいところですが,こんな時には頼もしい.

とは言え,今回は緊急ではなく普通の内科診察を受けるだけなのですが.
この急性胃腸炎の診察と処置にかかった費用は5000円.
その金額に見合っただけの価値はあったと思いましたので,ここにその経緯を認めておきたいと思います.
5000円程度で済むのなら,急性胃腸炎を起こしたら迷わず,即,病院に向かうのが吉だと思い知らされました.


道路を渡り病院についたあたりから,短いとは言え,歩いてしまったせいか症状がさらに悪化.
目がかすみ,息も荒れる.
受け付けてから診察室前での待機中までにも何度もトイレを往来.
廊下で私の名前を呼ぶ声がする.

なんだか果てしなく時間が過ぎたように感じてやっと診察.
体温も38.5度と高く,血圧も最高80−最低50という有様.腕を締められる血圧測定が苦痛.血圧が低くなっているので痺れるんです.
ここにきて医師も,健康的に見える30代男性の通常の状態ではないことを察知し,血液検査をして直ぐに抗生物質と嘔吐感を抑える薬,そしてビタミン剤とリンゲル液を点滴することに.

この点滴の威力が凄い.
実は私,初めて点滴というのを受けたのですが,何が何だか分からない中で看護師に言われるがまま腕にカテーテルを挿入.ベッドを用意されてそこに横になってしばらく,どれくらい経ったでしょうか.10分くらいですかね.
ある瞬間から,喉に潤いが戻ってくる,肩まわりが熱を帯びてくる,視界が晴れてくる,意識がはっきりしてくる,といった具合に,みるみる普通の状態に戻ってくるではありませんか.

気分が楽になりすぎて気持ち悪い.
まさにそんなところです.

なんだかベッドの上で横たわっているのが恥ずかしいくらい,居心地の悪い気分になります.
なんというか,もうちょっと腹の痛みがあったほうがちょうどいいかなって思う感じ.

そこから今度は別の不安感が襲ってきます.
「ところで俺,こうして横たわっているけど,これからどうなるの?」って.
思わず横にあった呼び出しボタンを押し,やってきた看護師にその通り聞きました.「すみません,私,これからどうなるんですか?」って.

いえね,病院に通い慣れている人なら大したことないのかもしれませんが,私は病院に病人として通ったことがほとんどないもので.
ほっとけばなんとかなることは分かっているものの,なんだか「これでいいのか?」という気持ちが湧いてきてしまい.

だってですよ,仮に点滴処置をしたとして,回復しなかったらどうなるんでしょうか.
病院としては,こんな意識朦朧としている患者を,「ダメだったけど仕方ない,お大事にぃ〜」って言って帰すわけには行かないわけでしょ.
いや,入院とか勘弁してくれよ.このまま小一時間ここにいるのも予想外だし.
病院側もそういう想定をした上でのこの流れなのかなぁ,なんてことを考え始めたら,さらに意識の回復は早まる早まる.

そして,点滴が終る頃にはすっかり意識は回復,嘔吐感や下痢も治まってしまっているわけです.

「どうです? 症状は落ち着きましたか?」と問われると,思わず「ビックリするぐらい楽になりました」と答えていました.ホントにビックリするぐらい楽になったのです.

帰りは隣のコンビニでヨーグルト買って帰ったぐらいです.「食べれる」って本能的に思いました.それまでは水を飲んでも吐いていたぐらいなのに.

さすがに2日目の日曜も一日自宅で過ごしましたが,1日目の朝の辛さから言ったら天国と地獄の違いです.天国ではないけどね.

病院の診察が気軽に受けられることは,本当に大事なんだと考えさせられました.

2016年1月6日水曜日

センター試験とか入試におけるアレコレ2016

センター試験の追い込みにかかっている人(主に高校生)も多いのではないでしょうか.
一方,こちらはセンター試験をやる方です.試験業務を担当する教職員用の「説明会」が開かれているところも多のではないでしょうか.

ネット上ではセンター試験を受ける側(受験者)や受けさせる側(教師・塾講師)のブログやつぶやきを目にすることがあるかと思いますが,やる側のものは珍しいかと思います.
昨年はセンター試験後にそんな記事を書いたのですが,今年は試験前に書いてみようと考えました.
もし受験生がこの記事を読んだら,もしかすると当日の参考になるかもしれません,という内容をご紹介します.

昨年の記事とそんなに大きな違いはないですけど,なんならその2015年版の記事も御覧ください.
センター試験とか入試におけるアレコレ

試験を受けるにあたって,きっと高校の先生や塾講師から,あーした方がいい,こーした方がいい,といったアドバイスを受けているかと思いますが・・,我々のような試験をやる側からのアドバイスにも耳を傾けてもらえると何かの助けになるでしょう.

(1)試験監督には「センター試験」を知らない人も多い
試験監督もセンター試験を受けてきた人達なのだ,ということでは必ずしもないということです.
私のように,教員になるまで「センター試験ってなんぞ?」という人も多いものです.「多い」というのは曖昧な表現ですが,少なくないことはたしかです.
毎年,「私,大丈夫ですかね.センター試験なんて受けたこともないのに・・」と不安がる新任の先生が必ずいます.
どういう流れで開催されるものか全く知らない試験監督もいますので,そういうつもりで受験してもらうと変なトラブルに巻き込まれにくくなります.
コンビニやスーパーのレジ係も,初心者はスムーズにやれないものです.日本のレジ業務を知らない外国人アルバイトなら尚の事.それと同じように見てもらえると良いかと思います.

(2)試験監督者の言葉は99%事前に決まっている
センター試験用の「監督要領」という監督者がやることを書いた分厚い(約1cm)手引があります.それが全ての試験監督者に配られ,そこに書いている通りの言動をするようになっています.
なので,特に試験会場の教卓あたりに立って指示を出す監督主任と呼ばれる人の言葉は,一言一句全て監督要領に書かれているものを読み上げていることになっています.
たまに,「なんだかヘンテコリンな表現の言葉を使うなぁ」と思う箇所もあるかもしれませんが,それはそのようなセリフが監督要領に書かれているからです.
よほどセンター試験に慣れている人でない限り,恐ろしくて “自分の言葉” で指示を出すことはありません.

(3)解答用紙の回収時,受験生が手渡ししてくれると助かる
これは昨年の記事でも書いたことですが.
解答時間が終わり,その解答用紙を回収する際のことです.
あらかじめ受験生には「解答用紙に触れないで」とアナウンスしておりますので,受験生は監督者が解答用紙を回収する際は不動になります.受験生も緊張しているでしょうから,そうなって当然です.
でも,中には気を利かせてくれて解答用紙を手渡ししてくれる受験生がいます.こちらとしてはあれが実は結構助かるのです.
解答用紙を机から取り上げるのはかなり面倒で,机の端に寄せてつまみ上げたり,指に息をかけて摩擦係数を増やしたりして頑張ります.
ところが,受験生によっては体を机にかなり接近させていたり,机の端に筆記用具を置いていたりと,それが邪魔で回収が困難な場合があります.
中には一つの机に3人以上座らせている試験場もあり,そんなところに体をねじ込ませながら回収するは一苦労.
そんな時,こちらの作業の都合を知ってか解答用紙を手渡ししてくれる受験生がいます.そんな受験生には,私はおもわず「ありがとう」と優しく声をかけてしまいます.監督者の心象が高くなること間違いありませんので,「何かのトラブル」の際には微妙な“こと”になるかもしれません.
受験生の皆さん,世渡りは大事ですよ.
(ただし,解答用紙配布時には手を出して受け取らないでね)

(4)風呂には入ってこよう
上記とは逆のパターン.
受験生の中には,最後の追い込みを頑張り過ぎたのか,何かの願掛けなのか,試験当日までに長らく風呂に入っていない人がいるようです.
「俺,このセンターが終わったら,風呂に入るんだ.風呂に入って,これまでの苦労と一緒に垢を流し落とすんだ」って考えているのかもしれませんが.
はっきり言って臭いんです.
「こんな奴,落ちればいいのに」そう思いながら監督をする監督者もいるかもしれません.
このような受験生の周りに座る他の受験生からも「臭い」というクレームが入って一悶着.そんなことは避けたいと思っている監督者は多いですから,何かのトラブルの時にはマイナスに働く“こと”があるかもしれません.
センター試験前には,しっかりお風呂に入ってきてください.

(5)冬だし寒いんだし,胸元の開いていない服を着てきなさい
女子のなかには,異様に胸元が開いた服装でくる受験生がいます.たぶん,普段の受験勉強で着ている服装と同じもので挑もう,そう考えているのでしょう.
だけど,あまりに露出激しい服装で来られると,こっちも困ります.
こちらはカンニングしていないかどうか,解答用紙だけでなく机・席周辺や受験生の服装も観察するものです.
それを知った上でカンニング対策として着ているのであれば大した策士ですが,だからと言ってこちらも見ないわけにはいきません.我々も仕事ですので(キッパリ.
なんとも言えない罪悪感を感じながら監督をすることになります.
さらには際どいスカートを履いてくる者もいたりして,これまた太腿を見ないわけにはいかないので(以下略
そんなに嬉しいものではありませんので,露出の多い服装では来ないでください.

(6)後ろの方でリフレッシュ体操するくらいは許して
私はいつもセンター試験に限らず試験監督の時にはやっています.私以外にも同じようにやっている人は多いようですよ.
どういう事かというと,受験生は前を向いて(同じ方向を向いて)問題を解くのに必死ですよね.すると,試験場の後方にある程度スペースがあれば,そこで受験生に気づかれないようにいろいろな事ができます.
そのスペースで少なくない試験監督は体操をしているのです.
暇つぶしにもなりますし,1時間くらいずっと動かずじっとしているのは非常に大きなストレスになりますから.なのでリフレッシュするための体操をするわけです.
その様子を前から見たら結構シュールですよ.
大勢の若者がエンピツ音だけたてて黙々と解答している中,その一番後ろではスーツ着たオッサンが静かに,そしてダイナミックにラジオ体操しているのですから.
一番前でじっと座って見つめる監督主任にとっては,さながら「笑ってはいけない〜〜」のように,笑いをこらえる状況になるのです.
受験生の皆さん,受験中はときどき後方を見てみてください.体操している監督者がいるかもしれません.くれぐれもカンニングに間違えられない程度に覗いてみてください.


2016年1月3日日曜日

真冬のオリオン

前回に続き,正月の星空撮影です.

今回,ポータブル赤道儀「ポラリエ」というのを購入しまして,それで本格星空撮影に挑むことにしたのです.
赤道儀というのは,地球の自転に合わせてカメラを回転させる装置です.これで撮影すると,シャッター時間が長い星空撮影において,星がブレるのを抑えることができます.
ただ,そのセッティングが少しコツがいりまして.その練習のために,星が見えていたら撮影している今日このごろ.

セッティングにコツはいるものの,機器の操作はかなり簡単.
使用するのはこれで元旦に続き2回目ですが,かなり慣れてきました.

さっき撮ってきたものですので,いくつか御覧ください.
撮影地は自宅・庭です.

以下は真北に向けた一枚です.
中央右に写っているのが山に少し隠れた北斗七星,中央が北極星,その左にカシオペア座が見えます.
Nikon 1 V3というカメラを使ってるのですが,一眼レフと違ってややノイズが目立ちます.



次は南の夜空です.
中央右にオリオン座が見えます.その左を縦に流れる天の川を撮ったつもりですが,綺麗に映りませんでした.カメラの設定をもう少し工夫しなければいけないようです.


これまでは広角レンズです.

しかし,赤道儀の真骨頂は高倍率レンズにして撮った時です.
それが以下.
冬の夜空で狙いやすいオリオン座を被写体にしてみました.
中央の三ツ星と,その下にある三ツ星.それを取り囲むように4つの星.オリオン座です.
さすが赤道儀,高倍率の長いシャッター時間(1分)でもブレません.嬉しくなります.


気を良くしてさらにズーム.
オリオン座の三ツ星の部分をアップにして撮りました.
ここまでズームすると(1 Nikkorで100mm),三ツ星に垂れ下がるようにつらなるオリオン大星雲が,本当に星雲であることが分かります.
機会があれば,さらにズームで撮影してみたいところです.


とは言え・・.
カメラで撮影するのもいいですが,やはり肉眼での星空が一番気持ちいいですね.

子供の頃はこの空が当たり前だったので,なんとも思っていなかったのですが.
今ではこの星空がどれほど貴重なものなのか,改めて感じている次第です.


赤道儀での星空撮影に興味がある方はこちら↓


2016年1月1日金曜日

2016年 明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます.
今年もよろしくお願いします.

本年も良い年であることをお祈りしましょう.
個人的には毎年良い年を迎えられていると思っているのですが,「良い年」か「悪い年」かどうかは主観性の強いものですので,なるべく「今年も良い年だなぁ」と思うようにしています.そう思えば良い年にはなるものです.

早速ですが,新年最初の星空を(今さっき)撮りましたので貼っておきます.
初日の出ではなく,「初夜空」というのも面白いのではないかと考えました.

我が家の庭から撮ったものです.超田舎なのでよく撮れます.
(よく見えないという人は写真をクリックして大きくしてください)


ところで,昨年末は一部の思想信条を持つ方にとっては「最後の最後で悪い年になった」と思わされる出来事(外交政策)がありました.
それに対し「抗議デモをやる」ってことを聞きつけたので,せっかくだから実際に覗いてみようと思い立ち,そのデモ現場である首相官邸前に行ってみたのです.

すると,恐ろしく殺気立った演説者とその半径10m,それに反して和やかなトークを繰り広げる取り巻きの人々(推定200人くらい)という集団を見つけて接近.するも,やっぱり異様な雰囲気を前にして逃げ出した私でした.

なんで年の瀬にデモ現場なんかへ行ったかというと,その一週間前に高校の同級生と忘年会をやった折,そのうちの一人と,
「政治的なデモに行く奴の気が知れない.あんなのはキチ◯イの所業だ」
という私に対し,
「デモという手段をとる人は,彼らなりにどうしても伝えたい事があってやってるんだ.デモというやり方は理解できる」
といった感じの反論が返ってきて,ちょびっとだけ口論になったことがきっかけです.
昨年の夏,シー◯ズっていう学生主催のデモ集団が取り上げられましたよね.そういう話題が出た時のことです.

これまで私は「デモ」っていうのに縁も興味もなかったですし,むしろ毛嫌いしていたところがあったので,せっかく首都圏に住んでいるのだから,デモを見つけたら一度じっくり見てみようと思っていたところだったのです.
なので今回のデモ開催情報は渡りに船で,思い立ったが吉日ということで首相官邸前に向かったわけです.

結果は前述したとおりです.
異様な雰囲気だったので記念に写メでもとってみようかと思ったのですけど,なんだかレンズを向けられるような空気じゃなかったので断念.
写真でも撮ろうものなら,誰か殴りかかってきそうな感じだったので.

帰り際にデモ現場前を撮っておきました.普段は絶対来ない場所なので,いい記念になったかもしれません.


やっぱり「デモ」っていうのは私は好きになれません.
その忘年会でも言ったことなのですが,こういうデモ活動というのは賛同者を募るためにやることではないと思うのです.

「ノリ」とか「お祭り」,いわゆる酩酊状態なんですよね.
もちろん,そういったものを否定したいわけじゃなくて,ノリとかお祭りだという認識でやるぶんには良いのですが,やってる本人たちはノリとかお祭りのつもりでやっているわけじゃなく,至ってまじめにやっている,という部分が怖いのです.
「まじめにやるならデモじゃないだろう」と,そう思うのですが.