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今年のおさらい

今年最後の記事ですから,2018年のおさらいをしてみたいと思います.

個人的には充実した1年でした.
来年に向けた展望を考える上で重要な期間になりましたし,だからこそ来年は私にとって分水嶺になるでしょう.
いろいろ考えていることはありますが,そういうのはまた追々話していこうと思います.

一番印象に残ったニュースは,やっぱり米朝首脳会談ですかね.
このニュースに限らず,今年は私にとって本格的に政治・国際関係のニュースから興味がなくなった年でもありました.
身近なところでは,このブログでも教育・大学に関する記事をずっと書き続けているんですけど,3年くらい前から「もうダメだ」と諦めていたところです.
大学教育を諦める
実際には5年前からです.
その時はまだ■こんなホームページの大学は危ないとか■「教職員用」危ない大学とはこんなところだなどと遊んでいましたが,もう諦めの境地にありました.

それ言い出したら,国内のニュースについても諦めていました.そんな記事を同じような時期から書いていました.
沖縄基地問題を諦める
ウヨクの知能を諦める
東京を諦める
オリンピック・レガシーを諦める
保育所問題を諦める
日本ブランドを諦める

結局のところは国外問題も,海外の政治も同じ状況なのだなと,そう考えるに至ったのが今年です.
米朝首脳会談はその象徴と言えるでしょう.
参考までに,その時のブログ記事がこちらです↓
歴史的ということらしい米朝首脳会談
歴史的ということらしい米朝首脳会談(の補足)

朝鮮半島で戦争が始まるかもしれない.
というか,「アメリカが北朝鮮を潰してくれるかもしれない」という期待を日本のタカ派やウヨクは論じていました.
アメリカが北朝鮮と戦争をしてもなんの特も無いのに.
下手に北朝鮮に手を出して,中国やロシアと軍事的にこじれる方がよっぽど嫌でしょう.

現状,朝鮮半島で大規模な戦争なんて起きようがないんです.
むしろ,どうやって北朝鮮を懐柔するかが隣国である日本をはじめとする中国,ロシア,韓国のミッションになっているはずです.

上記の記事でも書きましたが,日本と韓国は北朝鮮との戦争に耐えられません.
最終的に「勝利」することはできるかもしれないけど,その勝利を得るまでに被る犠牲があまりに大きい.戦争する場合,アメリカも介入するのでしょうけど,日本と韓国にそれだけの被害を出してまで開戦するほどの大義と利益がありません.
アメリカとしては現状維持が一番いい.むしろ,日本と韓国のアメリカ依存を強くする状況が理想的であることは論を俟たない,はずのことなのですが.

日本のアメリカ依存が強まったのが2018年だったように思います.
特に,右派タカ派の奴隷根性にさらに磨きがかかった年でした.
本来なら,こうした国際政治のニュースをみた「(あえて言えば)地球市民」であれば,アメリカへの追従はやめて,自主独立と民族自決に基づく国際協調路線をとろうとするものではないかと思うんですが,どうやら日本という国ではそうはならないらしい.
アメリカに全力で追従し,独立していないくせに隣国との関係を冷え込ませ,それなのにその隣国から移民をたくさん受け入れようとする.
これからは経済も冷え込ませて,さらにクールなジャパンになるつもりらしい.

意味が分からない,ということが決定的となった年でもありました.
来年はさらに意味のわからない年になるでしょう.
では,また2019年もがんばっていきましょう.