2015年5月2日土曜日

子供は親が躾ける―政治家も一緒

売国としか考えられないような政策を進める政治家がいます.

ところが,そうした政治家に対し,
「彼は裏ではこんなふうに考えているんだ」
とか,
「今は世間を欺くためにやっているのであって,長期的には良い方向に進むんだ」
もしくは,
「まずはこの国にかかる圧力を避けるために行動しているのであって,そのうち反撃するんだ」
といった養護を唱える支持者がいるんです.

しかし,これは大変危険な支持の方法です.

仮に,その政治家が本当に裏で別に考えていることがあって,それが長期的には良い方向に進むように画策しているのだとしても,支持者はそれを表立って,
「彼は裏ではこう考えている」
などと養護してはいけません.

それはちょうど,不良少年の親が,
「この子は本当は悪い子じゃないんです! 今はこんなことをしていますが,将来きっと良い子になります!」
と世間の前で大声を張り上げ,訴えているようなものです.

さらには,返す刀で,
「じゃあ完璧な子供なんているんですか! あなたの子供さんは立派なことしてるんですか!」
と逆ギレしちゃってるかもしれません.

いや,もちろん私はこの親を信じてあげたいですし,その子供にもきっとそういう側面があるのだろうとは思います.完璧な人間なんていません.

ですがこれは,人に迷惑をかけたり不道徳な振る舞いをし,恨みをかうような行動をとっている子供に対し,その親がとるべき態度ではありませんよね.それと一緒です.

その政治家を信じて支持している,つまりその政治家という子供を生み出した親がすべきことは,世間様から出ている文句を真摯に聞いた上で,あらためて子供を信じて躾けることでしょう.
別にその子供と縁を切れ,とか,ケーサツにツーホーしてブタ箱にぶち込んでしてしまえ,などと言いたいわけではないのです.
(程度によってはそれも必要だろうけど)

政治家を「きっと裏ではこう考えている」などと養護することは,不良少年を「あなたは悪いことをしていないのよ.大丈夫,信じてるから」と甘やかす親と同じになります.

政治家とて万能ではありませんし,票がなければ生きていけないわけですから,目先の評価や水面下の事情を知らずに決める政策だってあるでしょう.

それについては国民がしっかりと対応しなければいけません.地道に進むことしかできないと思います.
この国にとって悪い事をすれば叱り,犠牲が出たら怒り,不道徳なことをすれば張り倒す.
そうした中において,健全な民主主義による政治が行われるはずなのです.

今は,そう・・.
躾をしない親に育てられた不良少年に,この国の舵取りを任せているように見えるのです.

親(大人)は子供を信じて自由にさせる,それがいいんだ.
子供は,叱らず怒らず殴らず,褒めて育てることができるんだ.
そういう方法を完全否定するつもりはありませんが,それも程度というものがあるはずでして.その程度が少し甘すぎやしないか?
ということが,現代の日本の政治にも言えるのではないかと思うのです.

そして,これが我々にとって身近な「戦後レジーム」なのかもしれません.