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4月, 2020の投稿を表示しています

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コロナ騒動|やっぱり放置したほうがいいと思うんだけど

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そりゃ責任取りたくないし批判されるのヤダろうけど... こういう非常事態の際,政治家の最も大事な仕事は, 「何人までなら死んでもらっていいか」 を冷徹・冷静に判断することだと思うんです. 国としてのトリアージ・順位付けとでも言いましょうか. もちろん,表向きは「皆さん全てを救います」と言うのでしょうが,それでも最優先すべきは, 「国家全体における被害の最小化」 のはずです. 現在,コロナコロナと大騒ぎしていますが,それによって別の被害や後遺症を残してしまい,結果的に死者数を増やすような事態は避けなければなりません. もともと,現政府はこれまでにも後手後手のグダグダな対応しかしませんでした. 現在もダメダメな状態です. ここまでくると笑いが出てきます. たぶん, 「日本では憲法や法律の制約上こんなことしかできない」 とか, 「要請に協力してもらわなければ達成できない」 とか, 「諸々の事情で,こういう対策しか実行できない」 などという,言い訳が用意できるものしかやらないんです. 徹頭徹尾,「自身の判断」が結果に影響する事態と状況を作りたくないわけ. 憲法の解釈を無理やり捻じ曲げてでも,自衛隊を容認させ,集団的自衛権を押し通したこともあるくせに. そんなアクロバティックな憲法解釈を,なぜかコロナ対策や経済支援ではやろうとしない. 実際,国民への支援は不要だと考えているからでしょう. どの省庁の大臣も,ましてや総理大臣も,職を賭する覚悟で取り組んでなどいないのです. だから,どんな結果になろうと責任をとらなくていいことしかしないし,批判を受けにくいことしかしない. でも,やっぱり放置して日常に戻った方がいいと思う コロナ対策についてアレコレ提言するのもいいのですが,私としてはブログで繰り返しているように,封じ込めだの外出自粛だのと国民を引っ掻き回すくらいなら,「以前と同じ生活をしてください」と開き直った指示を出した方が,なんぼか被害を小さくできると思います. ■も うさ,諦めて放置しちゃいなよ ■ 新型コロナウイルスの件|怯えたり怒ったりするより,まず落ち着こう 私はなにも,天の邪鬼になったり,逆張りした意見で奇をてらいたいわけでもありません. やや複雑なのでこの記事では割愛しま

今年の夏の食料は,ちょっとヤバいかもしれない

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月と金星が夜空でコラボする今日このごろ,昼夜の寒暖差が激しい日本です 夜空を見上げると,月と金星が近寄ってくれています. なかなか情緒のある星空です. カメラで写真に収めました. 左上が月,右下が金星です. ところで,4月も終わろうかという今日このごろ,いまだに夜の気温が上がりません. 3月から相変わらず冷え込んだ朝と夕方を迎えます. 我が家は5月に入ってからじゃないと田植えをしないのですけど,早い人はもう田植えを済ませています. 父曰く, 「あんなに早く植えても自己満足なだけ.美味しい米は出来ない」 と,フライングスタートの農家に呆れています. 実際,3月下旬くらいから田植えをする農家がいるのですけど,この人達ってほぼ間違いなく『その集落の一番乗り』を達成したくて急いでいるだけなんです. ただ,今年はこの状況が笑えない状態になっていまして. 4月に入って暖かくなると思いきや,まったく気温が上がらない. 昼間はいいんです,ある程度上がってるから. でも,夜の気温が全然上がらない. 酷いときには,4月の高知なのに霜が降りた日もある. そのせいで,早めに植えた稲はすでに茶色く変色しているものもあります. 残念ながら,こういう稲はちゃんと成長しません. 収穫量も味も劣ります. 他にも,冬から春に植えて夏に収穫する農作物が,かなりダメージを食らっているようです. ただでさえ猛烈な暖冬だったのに,ここにきて春は寒暖差が激しすぎるんです. このまま気温が上がらず,逆に6月くらいから猛暑になっちゃうと,間違いなく今年の日本は食糧難です. その後も天候が怪しければ,主食である米の出来にも影響するでしょう. 新型コロナに湧く2020年の日本ですが,食糧難になる可能性が非常に高くなりました. マジで神様に祈ったほうがいいレベルに突入しています. しかも,この新型コロナ騒動は世界中で発生していますから,当然ながら各国とも「食料輸出」は禁止する方針です. 食料を輸入に頼っている日本としては,戦慄の状況です. 4月に入った時期にはこんなニュースが入っていました. ■ 新型コロナ拡大で食料生産国 自国優先し輸出制限 (日本農業新聞 2020.4.3) 新型コロナウイルスの感染が世界規模で広がる中、

鉱泉開発継続中|ドロコン(赤土&セメント混合コンクリート)がネット上で紹介されていない件

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自宅で毎日温泉に入りたい そんな男の浪漫を叶えるため,2週間前ほどから,鉱泉が湧いていた岩をハンマーと石鑿で砕いている生活が続きました. 開発当初の記事はこちら. ■ 暇つぶしに自宅で温泉を掘りあてた 掘る前はこんな場所で・・・, 掘り出した当初はこんな感じでした. この時はまだ,オタマで濁った鉱泉を掬い取っていたのです. けど,こんなに小さい泉だとすぐに濁ってしまうし,一度に大量に採水できません. なので,その後も掘削作業を進めて泉を拡大したんです. これにより,透明な澄んだ鉱泉を,オタマじゃなくて柄杓で汲めるようになります. その後もさらに掘削作業を進め,周囲に赤土を盛って嵩を上げます. これにより,澄んだ鉱泉を電動ポンプで一度に40Lくらい汲み取れるようになったのです. この鉱泉の取水量は結構多くて,毎時10Lくらい出ています. 現時点で,「自宅で毎日温泉に入りたい」は達成されました. ところが人間の欲望は果てしないもので,この鉱泉を1000L(一般的なお風呂4杯分)くらい常時貯め込んでおきたいと考えるようになります. そうすれば,地域の住民の皆さんにもお裾分けできるだろうとか,入浴以外の使い道もあるんじゃないかと思ったり. 「1000L」というのは目標ではなくて,自宅の作業場に今は使わなくなった貯水タンクがあるので,それがちょうど1000Lサイズだからです. 現在,そのための拡張開発を継続中. 赤土とセメントによるコンクリート「ドロコン」で取水堰を作る こうした農作業にも通じる取水工事に精通しているのが私の父です. 地元でも名人クラスらしく,その息子であることがラッキーでした. そんなわけで,鉱泉を貯水タンクにつなげるための取水堰を作ります. ここで使用するのが赤土とセメントによる「ドロコン」です. 実はこの「ドロコン」というのは,この地域の人達が使っている名称のようで,ネット上で「ドロコン」と検索すると,それらしき解説は, ■ 泥コン (土建屋社長のブログ) がヒットするくらい. このあたりの農家の方々は日常的に使っていますが,全国的な名称ではないようです. この記事では「ドロコン(泥コン)=流動化処理土」だと述べていますので,で

もうさ,諦めて放置しちゃいなよ

「新型コロナ」っていうカテゴリを取り払おう 当初より,このブログで私は, 「新型コロナを特別視して対応せず,普通の風邪・肺炎として扱ったほうがいいのでは?」 と述べてきました. ■ 新型コロナウイルスの件|怯えたり怒ったりするより,まず落ち着こう ■ 新型コロナって実際のところどうなの?|小鳥がなついたよ その後も新型コロナ騒動が加熱してきましたが,やっぱりそう思います. やばいですよ,このまま現在の摩訶不思議な「ステイホーム(外出自粛)策」で進めていくのは. 「ピークを過ぎるまで外出自粛する」 って言ってるけど,自粛を辞めたらまた感染し始めるんですよね. そうだとしたら,いつになったら外出自粛が解除されるんでしょうか? 期待されている特効薬にしても,すぐに開発されたり入手できるようになるわけじゃないし. 現在の私の本業である農業とは違う副業(全国各地を巡回していくイベント業)の仲間とも話をしていますが,このままだと夏〜秋には開催不可. 冬に入ったら入ったで,コロナ感染増加が懸念されて実施不可能だろう,と. 仮に開催できても,かなり入念な感染予防策を要求されるだろうし,それをしなければ参加者からクレームが来る. よって,こちらとしても労力に見合ったものが展開できないんだから,いっそ辞めた方がマシってことです. もうさ,新型コロナへの感染者をゼロにすることは出来ないんだからさ,諦めてインフルエンザとか既存のコロナと同様の扱い方でよくない? 医療崩壊を懸念している人もいますけど,皆して病院に行くからダメなんであって,そもそも新型コロナという診断で隔離したり入院したりさせなければいいんです. 「新型コロナ」と診断されたら, 「いやぁ〜,これ新型コロナですねぇ.でも,分かったところで今は治療とか出来ないんで,美味しいもの食べてグッスリ寝てくださいよ.お大事に!」 と言って帰してあげればいい. そりゃ1000人,2000人,もしかすると1万人くらい死ぬかもしれないですけど,でもそれっていわゆる毎年の「肺炎の死者10万人」における増減範囲内でしょう. 個人的には,このままウイルス感染対策を今後もずっと続けてほしい 前述してきたことをひっくり返すようなことですが,私は現在の状況でそれほど困っ

コロナショック|大学運営方法について再考する機会かもしれない

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加速するであろう「大学に行く必要はない論」 近い将来,それは例えば2025年くらいから, 「実は大学に行く必要はないんじゃないか?」 という意見が,そこかしこで芽吹いてくるであろう,という記事を書いたことがあります. ■ 大学関係者が知っておくべき,2025年頃に受験者数が激減する未来予想図 その記事では, 2025年くらいから,我が子を大学に通わせられる世帯が激減するから,現在と同じような規模の学費を支払わせて経営する方式は成り立たなくなるよ. というものでした. 理由は以下のようなもの. すなわち,日本では2025年頃になると・・・, (1)高学歴なのに低所得な世帯(就職氷河期世代が受験生の親というケース)が増える (2)そしてこの世代は,転職キャリアアップで美味しい思いをした人間のパターンを見聞きしている (3)そんな親は,我が子を「大学」に通わせようと考えにくいし,そもそも所得が少ないから通わせられない つまり,大学に入学・卒業することにメリットや旨味がないことを痛感している世代にあたるわけです. ところが,今回の新型コロナ騒動においては,政府による見事なまでの『放置政策』によって,経済的に困窮する世帯が激増する予定であり,私が推測していた「2025年」よりもスケジュールが繰り上がりそうなんです. すでに,そんなニュースが駆け巡っています. ■ 首相、大学生の授業料支払い延期「早くやらないと」 (毎日新聞 2020.4.24) ■ 学生13人に1人が退学検討 バイト減6割、親の収入も…学費に不安 (毎日新聞 2020.4.22) 新型コロナウイルスの感染拡大に関する学生団体の調査で、大学生らの約6割が、アルバイトの収入が減ったり、なくなったりしたと回答したことが22日、分かった。親の収入がなくなった、または減ったと答えた学生も約4割に上り、調査に答えた学生の13人に1人が、大学を辞める検討を始めていると回答するなど、多くの学生が経済的に厳しい状況にあることが浮かんだ。 そのうち,来年度に向けた高校の進学戦略において, ■ 大学関係者が知っておくべき,2025年頃に受験者数が激減する未来予想図 で紹介したような事実が流布されるようになるんじゃないかと思います. 例えば,

新型コロナ感染者数と国際学力調査データで統計的に遊んでみた

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きっかけは,「感染爆発している国の連中は,人の話を聞かない奴が多い」という偏見 新型コロナ騒動は収まりそうもありませんね. ついに緊急事態宣言が全国に広まりました. 私はというと,そんなことはどうでもいい生活をしています. ここ数日は温泉掘りに熱中してたりする. ■ 暇つぶしに自宅で温泉を掘りあてた その後,この採水所はかなり大きくなっていて,湧水だけでお風呂を沸かせそうです. ヒノキ林から湧いてるんだから,ヒノキ風呂にするのがいいかもね. コロナ騒動の給付金として一人当たり10万円もらえるらしいから,ポンプとタンクの設置に費やそうかと思っています. ※この話の続報はまた後日... さて,そんなこんなで温泉を掘っている時に話題になったのが, 新型コロナで感染者数が激増している国に共通していることは何か? ということ. 誰とは言いませんが, 「感染爆発を起こしている国は,どうも,人の話を聞かない気質の奴らが多いんじゃないか」 と言い出した人がいるんです. まあ,オブラートに包まず言えば,頭の悪い奴らが多いんじゃないかと. だったらそれをデータで確認してみようと,各国国民の「頭の良さ」とか「学力」との関連性を見てみようと思ったんです. 学力調査と言えば,OECD生徒の学習到達度調査(PISA)が有名ですが,でもこれは子供の学力調査,わけても学習到達度調査であって,各国の国民性を窺い知れるような学力調査とは言い難いですよね. そこで,同じくOECDが実施している国際成人力調査(PIAAC)との関連性をみてみたんです. PIAACについての詳細は,文部科学省のホームページとかウィキペディアを御覧ください. ■ 国際成人力調査(PIAAC:ピアック) (文部科学省HP) ■ 国際学力調査 (Wikipedia) 実はけっこう関係性が強いかも PIAACのデータは,2つの領域で評価されています. 「数的思考力」と「読解力」です. 2013年に公開されたデータがあります. 当時は,私もこの結果を記事にしました. ■ PIAACとPISAの結果の考察 ちなみに,数的思考力と読解力のランキングはこちらです. なんと,いずれにおいても日本は2位以下と統計

尾木ママなのに良いこと言ってる

念のために言っておくと,尾木直樹氏が言うこと全てを否定したいわけじゃないんです これまで,このブログでは尾木ママこと尾木直樹氏の教育評論を批判してきたことがあります. 明確に名指ししたのは,例えばこれ. ■ 例の教育評論家のこと ■ この国難をなんとかするために大学教育 けど,それらの記事でも書いてますが,別に尾木ママが言うこと全てを否定したいわけじゃありません. これらはあくまでも批判です. 今回,尾木氏はそれなりに良いことを良いました. こんなニュースが出ています. ■ 尾木ママ「日本は世界から落ちこぼれています!」オンライン授業の早期導入訴え (Yahoo!ニュース 2020.4.17) 尾木は「休校でも子どもの『学ぶ権利』を奪わないで!」というタイトルで「休校で校舎には入れない!しかし学びがストップしていいわけではありません!子どもの人権としての【学習権】は保障しなければならないのです」と、コロナ禍で学習の場がない子供たちのためオンライン授業の必要性を呼び掛け「日本の現状は世界から落ちこぼれています!一刻も早くオンライン体制とれるように整備して欲しいです!」と日本の現状を憂いた。 その通りだと思います. 日本の教育は,幼・小・中・高・大と,すべてにおいてオンライン化に慎重(否定的)です. もちろん,理由はいくつかあります. 大きい理由としては, (1)予算がない (2)家庭環境によってICT環境および経験に差が出る (3)教員が対応できない というものでしょう. 最近,以前までお世話になっていた何名かの大学教員と連絡をとる機会がありましたが,皆さん一様に大変そうです. そのうちの一人はパソコン音痴が甚だしい人でして, 「オンライン授業をやれる自信が全くないので,途方に暮れている」 と嘆いていました. こういう教員,全国には結構いると思うし,それに対応するために情報センターとかメディア担当の教職員は激務になること間違いありません. まあ,こういうのって,できる教員だけ頑張らせればいいのに,一律でやろうとする弊害です. ちょっと前に,子供の国際学力調査結果で「読解力が低下した」というニュースでも「日本はICT教

暇つぶしに自宅で温泉を掘りあてた

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実際のところ冷泉なんだけどね 最近は仕事の量も減っているので,特に午後は暇になることが多いんです. 何か暇つぶしにならないかなぁと思っていたのですけど,父が以前から, 「温泉が湧いているところがあるから,掘り起こしてみたい」 と言っていました. そこで,ここ何日かかけてツルハシや石ノミ,大型ハンマーなどを使って手作業で掘っていたんです. そしたら,本日めでたく鉱泉の採水所ができました. これからは好きなときに温泉に入れます. 父は「温泉」と称していましたが,温かい湯が出ているわけではないので,正しくは「冷泉」です. 日本の温泉法では,25度以上のものを「温泉」と呼ぶことになっています. ■ 鉱泉 (wikipedia) 自宅近くのヒノキ林の中にある 場所ですが,自宅との位置関係はこんなところです. ドローンで撮影したものがありますので,こちらをどうぞ. そのヒノキ林. その一角に,白く泡立つ硫黄臭のする湧水があったわけです. これを父は「温泉がある」と言っていたんですよ. かなり強烈な硫黄臭さが漂っているので,鉱泉であることは間違いないと思いました. もっと掘り進めれば,たくさんの鉱泉が出てくると期待して,周囲の岩を掘削していくことにしたんです. ※なお,ここは我が家が所有する土地です.適当なところを掘っているわけではありません. 最初はツルハシで掘っていましたが,途中から火花を散らすほど硬い岩にぶつかったので,あとは石ノミと大型ハンマーを使って地道に砕いていきました. ある程度掘っていくと,徐々に湧き出る水の量が増えてきたんです. これは期待できるぞ,と. そこから先は,ジョン・ヘンリーもびっくりなほどハンマーを奮い,岩を砕きまくります. もちろん,跳ね石が目に入らないように防護ゴーグルをちゃんと付けて,手が滑らないよう高性能軍手も着用して.   リアルな話,これらのツールはマジで有能. 作業効率が爆上がり. 田舎暮らしの必須アイテムですね. そんなこんなで,放っておけばガブガブ溢れてくるほどの水量が確保できました. あとは,これをタンクに入れて風呂場まで運びます. バスタブに入れて,お湯を足せ

今のコロナの話に飽きたから,来年のコロナの話をしよう

大丈夫,言うほど大惨事にはならないよ 多分ですけど,この調子だと今シーズンの死者はおそらく1000人くらい,多くても5000人,酷くても1万人以内で収まるんじゃないですかね. 6月までに700人くらい死んで,冬にまた増加して約1000人になるんじゃないかと. その数字の根拠ですが,過去記事でも述べてきたように,この新型のコロナウイルスが「風邪」や「肺炎」の原因として一般的な脅威度・毒性だと考えたら,それくらいの規模が妥当だろうというものです. もちろん,これには「医療崩壊」しないことが条件ですけど. ■ 新型コロナウイルスの件|怯えたり怒ったりするより,まず落ち着こう 極論,何もせず放置していれば,経済へのダメージも,ストレスかかえて悩む人も,仕事を失って路頭に迷う人も少なくて済んだと思います. しかし,そうはいかないのが世界というもの, 自分の周囲だけそうしても,他の人がこれに同調・納得してくれません. それは国際関係も同じで,日本だけが放置政策をとろうとしても,他の国々がそれを許さないでしょう. 非難轟々で,その後の関係にも悪影響を与えることは間違いありません. ですから,どうしても「何かする」ことを求められてしまうのです. 実際,「疫病への危機意識高い」とか「徹底的に対策する」などと豪語して大騒ぎした国ほど死者を出しています. こういう事態では,騒いだほうが負け. 「あわてない,あわてない,一休み一休み」 の精神が大事なのです. しかし日本では,あわてなきゃダメで,休んでる場合じゃない人が国民の神経を逆なでします. ■ 「うちで踊ろう」安倍首相もインスタ投稿 批判相次ぐ (朝日新聞 2020.4.13) 新型コロナウイルスの感染拡大で政府が外出自粛を呼びかける中、安倍晋三首相が12日、ミュージシャンの星野源さんが歌う「うちで踊ろう」の動画に合わせ、東京・富ケ谷の自宅でくつろぐ様子を首相官邸のインスタグラムや自身のツイッターなどに投稿した。これに対し、「政治利用するな」「くつろいでいる場合じゃない人が日本にはたくさんいますよ」などと批判的なコメントが相次いだ。 先日の「失敗しても私は責任をとらない」発言も含め,日本は世界トップレベルの政治を展開しています. むしろ,神経を逆なでする振る舞いによって,人

教育のICT利用|この機会に「授業とは何か?」を考えておこう

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嫌でもオンライン授業をやることになった日本の教育 今日も相変わらず月が綺麗ですね. 夜空を眺めることが楽しい日が続きます. ところで,先日の記事にコメントを寄せてくれた大学教員の方がいます. ■ コロナで緊急事態宣言するってさ 詳しくはそっちの記事をご覧ください. 大学は当分のあいだ顔を合わせた授業はやらず, 「オンライン授業」 になるとのこと. こういうことって,大学当局の姿勢が「世論追従」「文科省追従」タイプだと,何から何まで「はい,それ私たちが率先してやります」状態になるので,無理がかかってきます. いきなり「やれ」と言われても,なんの準備もサポートもないままでスタートすることは非常に厳しい. 実は,何日か前に,いつもはフェイスタイムで連絡をとっている教員の大学もオンライン授業なるということで,「ZOOMの練習がしたい」という話になりました. ZOOMというのは,オンラインミーティングができる代表的なアプリ・サイトです. ■ ZOOMミーティング (ZOOMホームページ) これを使えば,オンライン授業をはじめ,本来の使い道であるオンライン会議が手軽にできます. 今回の新型コロナで利用者が増えたはず. 実際,ZOOMの利用方法やそのトラブルなどが話題に上がっています. ■ 米上院、議員にビデオ会議アプリ「ズーム」の使用禁止を通達か (Yahoo!ニュース2020.4.9) 私は一足早く,ZOOMを使ったオンライン会議をやったことがあります. かなり便利ですよ. 複数の人が同時に参加できて,チャットも画面共有もできるので,会議がしやすいです. さて,このオンライン授業. たしかに大変ではあるのですが,慣れてしまえば非常に便利で使い勝手がいいものです. どんな授業目的なのか? にもよるものの,わざわざオフラインの対面方式で授業をする意味がどこまであるか,けっこう疑問であることも事実です. この機会に,日本の教育界における「授業」の意義が問い直されるかもしれません. この件については,昨年の夏頃にも話題にしたことがあります. こんな記事を書いていました. ■ 新・大学改革論|これからの時代に授業は不要 かつての大学は,学びの場と施設を用意するために,物理的な空間が必要でし

赤いスーパームーン|日本の行政も赤信号

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歴史的な振る舞いには象徴的な現象が付いてくる 古代より,世界各地の人類史や神話においては,為政者の歴史的な振る舞いには象徴的な現象がつきものです. 族長がバカをやらかしたら火山が噴火するとか,威勢のいい王様が誕生すると落雷が轟くとか,賢政を振るう君主が現れると麒麟がくるとか. 本日は,日本で感染爆発が発生していることを暗示するデータが公表されたところです. ■ 1日の感染者数400人超え、最多更新 (Yahoo!ニュース 2020.4.8) 同日,そんな日本のトップが奇妙キテレツな発言をしました. ■ 安倍首相「責任を取ればいいわけではない」発言に非難殺到 (Yahoo!ニュース 2020.4.8) 日本在住のイタリア人記者から「世界はほとんどロックダウンしています。安倍首相の対策は一か八かの賭けに見えます」といった趣旨の指摘が。そして「失敗したらどういう風に責任を取りますか?」と訊ねられると、安倍首相はこう返答した。 「例えば最悪の事態になった場合、私が責任を取ればいいというわけではありません」 世も末だ. そんな言葉がぴったりです. 安倍首相が責任を取れるのは,一斉休校までだったようですね. ■ 「緊急事態宣言」含む法整備、首相が意向表明…「一斉休校は私の責任で判断」 (読売新聞 2020.3.2) 本当にヤバそうな政治的判断では,責任を取りたくないと. 昨今,「責任者が責任を取らなくなった.責任回避の屁理屈ばかりまかり通る」と言われることがありますが,日本では行政の最高責任者が責任を取らないのです. これを一般的に,「地上の地獄」と呼びます. 実際,今夜は世も末な雰囲気が漂う月が現れました. ■ 厳戒の夜空にスーパームーン 緊急事態宣言の都心照らす (Yahoo!ニュース 朝日新聞 2020.4.8) 私も撮影してきましたよ,今日の赤いスーパームーンを. たしかに今宵の月は幻想的かつ,不気味です. 2020.4.8撮影 偶然と言えばそれまでですが,こうした人間の歴史的なポイントでは,それを象徴するような現象が発生しているように感じます. 今日の月は,まるで「地上の地獄」を象徴するようですね. ちなみに,昨夜の月はこちら. 2020.4.7撮影

スーパームーンという緊急事態

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緊急事態宣言なんて気にせず,スーパームーンを気にしよう 新型コロナウイルスの騒動は,ついに緊急事態宣言が出るまでになりました. 対象地域および都市部の方々におきましては,不安な日々を過ごしている人も多いことでしょう. 大学も大変なことになっているようです. 私が教員をやっていた時に所属していた大学の所在地は,すべて対象地域になっています. さっき,そのうちの1つの大学の先生とお話ししてみましたが,ご苦労されているようです. なかでも最も大変なのが,この非常事態に興奮してノリノリになってしまう教員. しかも,本人は楽しそうに対応しているつもりですが,まったく役に立っていない. 迷惑この上ないですね. そんなことより,今宵はスーパームーンです. いつもより大きめの月が浮かんでいます. 幸運なことに快晴ですので,さっそくカメラを持ち出して撮りました. 今日の月明かりは半端じゃありません. この強烈な月明かりに高性能カメラを使うと,とても面白い写真が撮れます. シャッタースピードを30秒とかにして風景を撮影すると,以下のようになります. もはや真っ昼間です. もちろん,昼間の写真を載せているわけじゃありません. 青空の部分をよーく見てもらえれば,星が写っているのが分かると思います. 次は,北斗七星を中央に置いて,ソメイヨシノとミツバツツジ,モミジを撮ったものです. スーパームーンそのものにレンズを向けて撮ったのがこちら. 太陽と見間違えるような写真が撮れます. 桜越しのスーパームーン. 我が家の山に群生しているミツバツツジは,自生のものです. 子供の頃には当たり前の風景でしたが,こうして大人になってよくよく見ると,なんとも見事なツツジです. このエリアは,まさしく躑躅山(つつじやま)と言えます. ソメイヨシノの開花時期と一緒になるので,桜色とツツジ色とのコラボレーションが楽しめます. そして,今日は月夜のツツジと桜が見れました. ちなみに,昼間にドローンで撮影したものがこちら. 5日前のものなので,ソメイヨシノとツツジはまだ満開になっていません. ヤマザクラメインで撮影しています. 今夜は冷え込むこともなく,山小屋でゆったりできました. 新型