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5月, 2020の投稿を表示しています

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新型コロナ騒動が収束気味? 第二波が始まる?|いえ,もう放っておけばいいと思います

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やっぱり放置しようよ,コロナ騒動 私の周囲では,新型コロナ関連はもはや芸能ニュースのようなものになっています. マスクをかけている人もだいぶ減りました. 飽きてきたんでしょうね. このブログでは当初より,新型コロナは 「放置したほうがいい」 と繰り返してきました. ■ 新型コロナウイルスの件|怯えたり怒ったりするより,まず落ち着こう ■ コロナ騒動|やっぱり騒ぎ過ぎだと思う 覚えておいででしょうか? 当初は,新型コロナで死者が1人でも出たら大ニュース. 5人,10人と増えていくにつれて,まるで世紀末が訪れたかのような騒ぎようでした. でも,発生源である中国をはじめとして各国の統計データと関連・類似ウイルス(インフルエンザ,既存コロナなど)を参照しながら分析すれば,この新型コロナウイルスとやらが引き起こす日本の被害は,今年であれば死者が1000〜5000人くらいになるであろうことは容易に予想できました. 実際,そんな記事をブログにしています.この記事は3月上旬のことです. ■ 新型コロナ騒動|どうせ死者1000人くらいになるんだから諦めて慣れていこう さて,あれから3ヶ月. だいたいそんなものだったでしょ? 畢竟,このウイルスが引き起こすのは「風邪」ですから. 一般的なウイルス由来の風邪なら,それが重症化したり肺炎に進行しちゃって,結果的に毎年1000人から5000人くらい死ぬものです. この新型コロナウイルスも,そうしたコロナウイルスによる風邪の一つであり,肺炎の原因の一つです. これも過去記事でずっと繰り返していますが,インフルエンザ由来なら1万5千人,その他の原因で7万人が死んでます. 別に新型コロナに罹ることを推奨しているわけでも,予防することを批判しているわけでもありません. でも,たった数千人の死亡者くらいで経済をストップさせたり外出自粛要請などを出すほど大騒ぎするのは,ちと風邪・肺炎対策として常軌を逸しているのではないでしょうか. しかも,全世界のほとんどがパニック症状です. もちろん,「これってただの風邪でしょ」という対応をした国もあります. ■ 新型コロナ対策で「賭け」に出たスウェーデン、結果はどう出るのか (Forbes Japa

大学のオンライン授業|やっぱり今後の主流になると思う

オンライン授業をやってみた感想を聞きました 今年度,新型コロナ騒動の影響を受けた大学では,対面式の授業は行わずに,いわゆるオンライン授業と称されるウェブを用いた教育指導で対応しています. 実際にそうやって対応している大学教員の方と,オンライン授業のメリット・デメリットや功罪について議論しましたので,ここに記事にさせていただきます. 特に大学関係者の皆様は,今後の参考にしてください. 一方,大学関係者や教育現場に不案内な方にとっては,オンライン授業といってもイメージしにくいかと思います. 実際,各大学によってオンライン授業のやり方は様々です. よく知られたところでは,ZOOMやTEAMS,GoogleMeetといったテレビ会議システムを用いた,リアルタイム方式のオンライン授業が「それらしい感じ」がすることもあって,よく取り沙汰されることが多いですね. それ以外にも,テレビ会議システムでなくてもYouTubeのようなネット動画やウェブサイトを閲覧し,その後,ウェブフォームやEメールで課題提出するといったものも活用されています. これらの詳細は,このご時世ですからオンライン授業について取り上げたホームページ等で紹介されていますので,そちらも御覧ください. ■ 21世紀型教育の実践!オンライン授業のメリットとおすすめツール4選 (テレワークナビ) 私自身,今回のようなコロナ騒動がなくても,2030年頃を目処に,世界の大学はオンライン授業がメインになると考えていました. むしろ,オンライン授業を主体とする大学に改革することが,これからの大学のあるべき改革案だと思って,それをシリーズで記事にしたこともあります. このコロナ騒動は,その流れを後押ししたものと考えられます. ■ 新・大学改革論|これからの時代に授業は不要 上記の記事では,大学に限らず,日本の教育現場にはびこる 「オンライン授業は不要」 「対面方式でなければ教育にならない」 という意識を刷新するのは,昨今の無駄な業務に忙殺されている現場の我慢が限界に達し, 「これ,わざわざ対面方式でやる必要あるの?」 という悲鳴混じりの要望から始まると予想していました. しかし,その動きは新型コロナ騒動によって加速しそうです. 現時点では,多くの大学教員は「オンライン授業

ホタルが飛んできた|ブラシノキも開花

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こんなに落ち着いてじっくりホタルを見たのは何年ぶりだろう 昨日はホトトギスが飛来する季節になった話を下衆なネタと共にしましたが,今日はそんな話抜きです. 5月の自宅周辺の近況を,写真と一緒にお聞きください. 昨日・今日と大潮で,夜は真っ暗です. 昼間はウグイスとホトトギスの鳴き合戦になっていますがが,夜はホトトギスがけたたましく鳴いています. そんな夜空を自宅の庭から撮りました. そうやってカメラを操作していると,目の前を緑色の発光体が横切ります. もしやと思って凝視していみますと,なんとホタルではありませんか. ホタルなんて久しぶりに見ました. 私が自宅にこの季節までいたのは中学生まででしたので,およそ20年以上ぶりになります. なぜかテンションが上ってくる. そして注意深く川辺のあたりに目をやると,あっちにもこっちにも結構います. 気が付かないままスルーするところでした. まだまだ都会生活が体に染み付いているんです. 自然の変化を後追いでしか捉えられていません. なまってるんですよ,感覚が. そう言えば,子供の頃はホタル狩りをしてたっけ. 今日はまだ少なかったですが,昔は家の前の川が明るくなるくらいウヨウヨいました. 今年はじっくりホタルを見て楽しめればと期待しています. せっかくなので,ホタルの写真を撮っておきました. ブラシノキって知ってます? 庭に「ブラシノキ」が立っています. それこそ私が家を出た頃から植えられているので,樹齢も20年近くになります. ブラシの木という名称なくらいですから,やっぱりブラシのような花が咲くんです. オーストラリア原産で,開花時期はこの5月. 森林火災によって種子を放出することで知られる,珍しいタイプの植物です. ■ ブラシノキ (Wikipedia) 自宅のど真ん中に立っているシンボリックな木ですが,ずっと盆正月しか帰らないので,その花は今年初めて見るんです. 深緑に生い茂る葉に,鮮やかな赤色の花が咲きます. かなり目立つ木です. 花をアップにしたのがこちら. いかにも「ブラシ」ですよね. トイレの便器を掃除できそう. 夜にもライトを当てて撮影してみました. 今の季節はミツバチが花

鳴かぬなら 私が鳴こう ホトトギス|悪性の俗物教員

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ホトトギスがやってくる季節になりました 大学の教員や研究者の中には,常識が通じないエキセントリックな性格の人がいます. それはそれで結構なのですが,困るのは, 常識が無いくせに普通の思考をする奴 です. 過去には,こういうタイプの大学教員が辞任・免職・離職に追い込まれている様子を見てきました. 意外と私の周りには「辞めさせられた教員」が多くて,どんな人が不祥事を起こす教員なのか,人よりよく見聞きしてきたと言えるかもしれません. その多くが,パワハラ,アカハラ,セクハラ,そして組織への反逆といった問題を起こして消えています. ただでさえ大学教員は「辞めさせられる」ことは難しいのに,それでも処分されるというのは余程けったいなことです. 彼らには共通点があります. それが上述した,「言動に常識が無いくせに,至って普通の考え方をしてみせる」というものです. どうでもいいバカを「俗物」と言いますが,彼らは俗物よりもタチが悪い. 俗物にはマネのできないことをやってやろうという,野心や虚栄心,プライドだけは強いのですが,やることなすこと俗物のまま. 実害が少ない分,普通の俗物のほうがまだマシです. 最近も,そんな一人がクビになったという知らせがありました. 学内はまだごたついているようで,コロナ禍の最中にご苦労なことです. この人,私としては以前からヤバい人じゃないかという目では見ていたんです. 他の先生方はそんな風に捉えていなかったようですが,こっちはヤバめの人を見てきた経験が違います. あの人はいつか事件を起こす,そう思っていたので驚きませんでした. あぁ,やっぱり.という感じ. たいてい,私がその大学を去ってから問題が表出するパターンが多いですね. 不思議です. 私が知っているうちの一人は,あまりにも面白かったので何度か記事にしたことがあります. 例えばこちら. ■ 私をほめなさい。300字程度で。 ■ ショートケーキ こんな大学教員と仕事するのは勘弁してほしい「鳴かぬなら 私が鳴こう ホトトギス」 昨日から,うちの山にホトトギスがやってきました. そんな季節になったのですね. 自宅でホトトギスの声を聞くのも,何十年ぶりになるでしょうか. こいつ,夜中にも大声で鳴くので,結構やかまし

黒川検事長がダメなのは当然のこととして,ホントにヤバいのは新聞記者だろう

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この際,映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』を見よう 現役の権力者とジャーナリストが懇ろになっていました. しかも渦中の人が. ■ 黒川検事長が今月、産経記者や朝日社員と「賭けマージャン」か…週刊文春報道 (読売新聞 2020.5.20) 「週刊文春」の電子版は20日、黒川弘務・東京高検検事長(63)が緊急事態宣言下の今月中に、産経新聞と朝日新聞の記者らと賭けマージャンに興じていたとする疑惑を報じた。 電子版は、「接待賭けマージャン」の見出しで、黒川氏が1日夜から2日未明と13日、産経の記者2人と、朝日社員の元記者1人と、産経記者の自宅マンションでマージャンに興じたなどと報じた。産経関係者の証言として、黒川氏が以前から賭けマージャンをしていたとも記している。 黒川検事長への処分が「訓告」だけで,退職金7000万円が満額もらえるとか,そんなことはどうでもいいんです. どうせ森法務大臣も責任取らないし,当然,安倍総理も責任をとりません. こんなのは現政権では当たり前ですから,もう慣れっこです. 問題はこの新聞記者のほう. むしろ,新聞記者を糺すことくらいしか日本に希望はありません. いくら取材のためとは言え,検事長と賭け麻雀やるくらいのズブズブの関係だったわけでしょう. そんな記者が,まともなジャーナリズムを発揮できるわけない. こんな状態では,どう考えても黒川氏にとって有益な報道しかしないし,黒川氏が求める記事しか書かないだろうし,黒川氏にとって都合のいい世論誘導がされていた可能性があるわけです. そんな黒川氏を,森法務大臣や政府は, 「余人に代えがたい逸材だから」 ということで,法律を後付で変えてまで検事総長に登用する算段でした. ということは,政府の都合に合わせた報道をマスコミにさせる思惑で黒川氏を総長にさせる腹積もりだったと疑われてもおかしくない話です. こういった権力者や社会的影響力の強い人に対する,記者と取材対象者の距離感をテーマにした映画が,スティーブン・スピルバーグ監督 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』 です. 以前,このブログでも取り上げています. ■ 体育学的映画論「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」 コンスタントにまずまずの政治ネタを楽に手に入れる

特別定額給付金の申請不備を非難する人

そもそも,国民の申請不備を狙ってるでしょ 昨日の記事と関連するから,まとめて書いちゃおうと思っていたのですけど,長くなり過ぎるので別記事にすることに. で,その矢先,今回の話題がニュースになっていました. 本件に限らず,政府のコロナ対策は全部このパターン. つまり, 「国民をまともに支援するつもりが無いし,やることなすこと相手をバカにした姿勢で組み立てられた計画が展開されている」 ということ. そのシワ寄せは結局,対応現場や地方自治体とその窓口担当にいくんです. 「ご愁傷様です」としか言えない. ■ 高松市、オンライン申請中止へ 10万円給付金、入力不備多く (Yahoo!ニュース 共同通信 2020.5.19) 高松市は19日、新型コロナウイルス対策として国民1人10万円を配る「特別定額給付金」のオンライン申請を24日で打ち切り、郵送申請に一本化すると発表した。市民の入力内容に不備が多く、確認作業に手間がかかり、間違いが発生しにくい郵送に絞った方が早く給付できるためとしている。 じゃあ,オンラインと比べて郵送申請は親切なのかって言うと,そうではないわけで. ■ 特別定額給付金の申請 「希望しない」の勘違いチェックに注意 (Yahoo!ニュース 毎日新聞 2020.5.19) 政府が行う1人10万円の特別定額給付金の手続きで、誤って受給を辞退してしまうケースが懸念されている。郵送申請書の記入が分かりにくいため、勘違いをして「受給を希望しない」の欄にチェックしてまう人が少なくないとして、自治体が注意を呼びかけている。 要するに,10万円の特別定額給付金を出したくないんですよね. なるべく給付したくないから,記入者のミスが多くなるように設計しているんです. で,その記入ミスへの対応は,現場の奴等がなんかするだろうということにして. 「申請書のデザインに不備があった」なんて言い訳はあり得ない. ほぼほぼワザとでしょ,これ. なぜかって,こういった申請書の書式を設計するのは,今回が初めてでは無いわけで. 不特定多数の人々が書く書類において,記入ミスを発生させないためのノウハウを当然持っているはずですし,持っていなきゃおかしい. もし本当に今回の申請システムや書類デザインを,意図もなく杜撰に作

マイナンバー制度とカードの普及について

マイナンバーカードを取得していない人が多い? たしかに,私も持ってません 新型コロナ騒動における全国民一律10万円給付に関連して,「マイナンバー制度がきちんと活用できればいいのに」という意見をよく見かけます. その話題です. こんなニュースが有りました. ■ マイナンバー口座にひも付け 自民党が今国会にも議員立法提出へ (Yahoo!ニュース 産経新聞 2020.5.18) 政府が災害などによる今後の現金給付を迅速に行えるよう、自民党がマイナンバー制度を活用した公金給付の新たな枠組みを検討していることが17日、分かった。複数の関係者が明らかにした。今国会への議員立法の提出を視野に入れており、野党に協力も求める方針だ。 思い起こしてみれば,私はブログで「マイナンバー制度」について語ったことはありませんでした. 実際には,思い起こしたんじゃなくてブログ内検索をかけました. (その結果,ゼロではなく,一応あるにはあるんです.以下がそれ) ■ 選択的夫婦別姓制度を容認する人が増えているとのこと マイナンバーについては,結構たくさんの人が, 「マイナンバー制度を放っておくと,国家に個人情報が筒抜けになってしまう!」 という危惧をもっていましたよね. ちなみに,私はマイナンバー制度についてはこれといって賛成も反対でもなかったんです. だからこれまでブログで大きく話題にはしなかったのでしょう. 思い出しながら考えてみるに,当初は, 「国民が便利になるわけでも,役所の業務負担も減るわけでもなさそうだから,だったらこんな馬鹿げた制度なんか作らなければいいのに」 というものだったと思います. で,実際これまではそうだったわけだし. むしろ,契約とか手続きでマイナンバーを用意しなければいけなくなったことによる「手間」が増えて,碌なものではありませんでした. マイナンバー制度に反対しているわけじゃない.カードがいらないだけ.なぜカードを押し付ける? 今回の10万円給付にしたって,マイナンバーと銀行口座を登録すれば済む話なんですよね. 給付金を受け取るための銀行口座を申請すればOKなんだから,そこまで大騒ぎすることではないはずです. 受け取りたい銀行の窓口かホームページでマイナンバーを登録したら,それで

蛇口をひねったら出るようにした|毎日自宅で温泉プロジェクト

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なんだかんだで「山の採水所」まで汲みに行くのはしんどいから 家の土地の一角から鉱泉が湧き出ていたので,これを使って「毎日温泉気分」を目指しているプロジェクト. そろそろ2ヶ月が経とうとしています. これまでの経緯はこちらの記事をどうぞ. ■ 暇つぶしに自宅で温泉を掘りあてた ■ 鉱泉開発継続中|ドロコン(赤土&セメント混合コンクリート)がネット上で紹介されていない件 ■毎日自宅で温泉プロジェクト進行中|近場にある須賀留(すがる)温泉を視察してきた 自宅から約250mのところにあるヒノキ林の中で見つけた「鉱泉」. 位置関係はこちらのドローン空撮写真をどうぞ. 最初はこんな感じで,ちょびちょびと滲み出ていたものでした. それをハンマーと石ノミでカチ割っていくと,めだたく水量が増えてきたので,この周囲をドロコンで固めて「泉」にしました. 現在は,ゴミや虫などが入ってこないようにビニールで覆い,ステンレス製の蓋もつけて取水堰にしています. ここから取水用のパイプをひいて,貯水タンクに連結しています. この設計には,自宅の近くにある「かつて温泉だった須賀留温泉」を見学して参考にしました. この貯水タンクからは,灯油の補給用に用いられる電動ポンプで汲んでいたのですけど, 「電動ポンプで何十リットルも採水するのは時間がかかる」 「風呂場から250m離れているから,やっぱり遠い」 という難点がありました. そこで,いっそのこと貯水タンクから本格的な水道用ポンプである「井戸ポンプ」で汲み取ってやろうということになりました. で,なんやかんや時間がかかりましたが, 「山の中にポンプ用電源の電線を通す」 「井戸ポンプを置く場所を用意する」 「水道設備を準備する」 が完了したので,本日めだたく完成です. 唸るポンプ|革新的な便利さ 貯水タンクから吸水パイプを引っ張ってきて,ポンプを介して排水. その位置関係はこんなふうになっています. 奥のほうに見える黒くテカってるものが貯水タンク,手前がポンプです. 両者の距離は10mほどで,高さは7〜8mくらいでしょうか. ポンプの性能のギリギリです. 電線の工事をしてくれた業者の人も興味津々だったようで

コロナ騒動と9月入学の議論について

犯行グループらは「この機に乗じて9月入学を進める」などと意味不明なことを述べており・・・ 私も当初は「さすがにバカバカしい」と思っていたのですけど,あれよあれよと言う間に大きな話題となっていました. いわゆる『9月入学』導入についてです. これ,大学入試改革と同じ匂いがいします. 私の直感としても,碌なことにならないでしょう. あまりにも非現実的で愚かしいと思っていたんですけど,こういうのを放置しておくと推進派が勝手に盛り上がっててメチャクチャになるという前例は多かったので,今回はこの『9月入学』の導入について冷水を浴びせておくことにします. 9月入学を導入したい人たちの理由を整理してみました. (1)4月入学するはずだった生徒の学習遅れを取り戻す (2)9月入学はグローバルスタンダードであり,留学生の受け入れ・送り出しに好都合 (3)9月入学へと変更するためには,コロナ騒動に乗じるのがタイミングが良い 上記の3つが主だったものでしょうか. なぜに9月入学? とにかく推進するための議論が破茶滅茶です. まず,「なぜ導入するのか?」からして動機が不純. とどのつまり, 「コロナ騒動の混乱に乗じることでスムーズに改革できるぞ」 っていう,最低最悪の発想ですよね. こういう進め方をする奴を,私は信用できません. 次に,9月入学の議論よりも先にやるべきことがあるはずです. 今回のコロナ騒動で「学習遅れ」が発生しているとしても,その理由は非常に明確. すなわち,「日本の教育環境が脆弱だった」ことに他なりません. 反省すべきはこの点であり,この改善にまずは全力を傾けることが求められます. 国として最初にやるべきことは,オンライン授業や自宅学習の充実といった「学習環境の整備」のはずです. その理由は大きく2つ. 1つ目は,「9月に感染症騒動が終息している保証はない」 2つ目は,「感染症以外の長期休校騒動がいつまた発生するやもしれない」 学習環境の整備を放ったらかしにして,付け焼き刃のように9月入学を導入したところで,9月から感染症が再拡大したり,新たな国際的動乱(紛争・テロ,異常気象,大気汚染など)が発生したら「9月入学できない」状態になってしまうでしょ? そしたら,その時

「Corona」の今こそ「Frozen」の話をしよう

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Corona(コロナ)騒動に沸く日本で,Frozen(アナと雪の女王)を見るべき 新型コロナウイルスで一躍有名になってしまったコロナウイルス. この「コロナ」というのは,ウイルスの形状が太陽コロナに似ているからだそうです. ■ コロナウイルス (Wikipedia) 太陽コロナがこちら. 画像:ウィキペディア「コロナ」より コロナウイルスの形状を示すイメージ画像がこちら. 画像:ウィキペディア「コロナウイルス」より ところで,そんな「太陽」を意味するコロナウイルスに振り回されている日本ですが,その政府対応のお粗末さがやり玉に挙がっています. 最近では,「近年稀に見る国難」だとか「ウイルスとの戦争」と言われるほどの国家の一大事にあって,自分たちの都合のいいように人事を操るための法案を押し通しているようです. ■ 検察定年延長、13日の採決提案 与党 (時事通信 2020.5.12) 自民、公明両党は12日の衆院内閣委員会理事懇談会で、検察官の定年を引き上げる検察庁法改正案について、13日の採決を提案した。 立憲民主党など野党共同会派は同日の採決に反対。同改正案から、検察幹部が「役職定年」を迎えても政府の判断でそのポストにとどまれるようにする規定を削除する修正案を提示した。 これについては,政治経済の評論家やジャーナリストだけでなく,芸能人・アイドルといった,普段は政治発言から縁遠い人たちからも批判が出ています. ■ きゃりーぱみゅぱみゅ「#検察庁法改正案に抗議します」で見せた勇気と真っ当な市民感覚 (日刊ゲンダイ 2020.5.12) 実際のところ,私はもうこんなことでは驚きません. 「この国の行政は既に崩壊している」 ということを,このブログでは数年前からずっと述べてきましたが,教育問題についてはかなり前から手遅れ.さらにモリカケ問題,桜問題ときて,このコロナ騒動でようやく世間も自覚症状が出てきたようです. 「お前はもう死んでいる」 と言われた国民が,まさにワンテンポ遅れて, 「ひでぶっ!」 と呻き声を挙げ,ついには, 「あべし!」 と叫んでいるわけです.  画像元: tawabahidebuabeshi.jpg 安倍政権がダメな

インフルエンザより新型コロナが怖いってのは,個人的には意味不明

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何度も言うよ,残さず言うよ,インフルは確かにコロナより殺している 過去記事でも何度も述べていますが,やっぱりインフルエンザを怖がりましょうよ. こいつの方が超危険だから. ■ 新型コロナウイルスの件|怯えたり怒ったりするより,まず落ち着こう ■ コロナ騒動|やっぱり放置したほうがいいと思うんだけど こういう偏った不安視は,類似するものがあります. 交通事故で,自動車やバイクの事故よりも,「自転車」による事故や違反走行をことさら取り上げてヒステリックになったこともあるのが日本. 当然ながら,自転車の安全運転も大事ですよ. でも,そんな小規模の事故に全力出すより,圧倒的に多い自動車・バイク事故をどうにかしろよって. あと,子供の自殺に対する見方もこれですね. 「いじめ」が原因で自殺する人も痛ましいものですが,それより圧倒的に「進路」のことで自殺する子供が多いわけで. いじめ問題をスルーしろって言ってるわけじゃない. 子供の自殺を真剣に考えるなら,「いじめ」にスポットを当ててしまうと全体像を見失うよ,ということです. 新型コロナ騒動も,根っこの部分ではこれと一緒と言えます. 過去記事で使ってきたデータをお示ししながら,もう一度このことについて整理しておきましょう. もともと,日本における1年間の肺炎による死亡者は約10万人です. 1日に約250人が死んでいる計算で,日本人の死亡原因として第5位になります. ■ 人口動態統計月報年計 - 厚生労働省 (2018年データ) そのうち,約3万人がウイルス性の肺炎とされ,そのほとんどがインフルエンザやコロナです. そんなわけで,新型コロナ騒動より以前から,コロナウイルスで何百〜何千人が死んでいました. ことさら今回の新型コロナを脅威と捉えるのは,やっぱりヒステリー気味だと思います. むしろ,現在のように経済活動を停滞させてまで感染拡大を抑え込もうとするのは,経済的な理由で首を吊る人を増やしかねません,っていうか絶対に増えるでしょう. 「新型コロナは未知のウイルスだから不安だ」 っていう気持ちも分からんではないのですが,もう武漢市での一件でデータはだいぶ明らかになっていたし,(敢えて皮肉を言えば,日本人より研究レベルが信頼できる)中国

日本コロナ騒動|絶望的に無能だったことが幸いした非常に稀有な事例

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何も出来なかったことが,かえって好影響だった? 傍目で日本政府の対応を見ている限りでは,こんなにも無能無策な国家運営があっていいのかと興味深く映りました. しかし,結果的にそれが幸いしたのかもしれません. 日本は,人口とその密度が世界的にみても不利な条件であるにも関わらず,新型コロナの悪影響を実質的にあまり受けていません. その理由としてさまざまな推測や憶測が流れていて,現時点ではたしかなことは言えません. ただ,ウイルスによる直接的な健康被害は少ないことは事実です. もともと私は,今回の新型コロナ騒動は,行政としては努めて「何もしない」ことに全力を尽くすことが最善策だという立場です. これについては過去記事でも繰り返しています. なにも私は,「ほれみろ,俺の言った通りのことになっただろ」とドヤ顔で自慢したいわけではないし,日本政府が「何もしない」ことを褒めているのではありません. 意図的に「何もしない」ことを選択したのであれば別ですが,これまでの大臣の発言や各都道府県知事の対応,専門家会議の提言などを整理してみれば,実際のところは「何も出来なかった」政府であることは明らかです. もちろん,そういう演技をしているのなら話は変わりますけどね... 少なくとも,中国が発表したデータを信用して分析・予測してみれば,感染率や致死率,健康被害と医療への負担を鑑みても,国や自治体が大騒ぎして検査だの,入院・隔離だの,外出・移動自粛だのといったことをしたらダメだというのが私の意見です. ようするに,普通の風邪肺炎やインフルエンザと同じような対応で十分だということ. 実際,普通の肺炎やインフルエンザの方が,現在進行形としても明らかに今回のコロナより人を殺しています. 以下が,今シーズンのインフルエンザ肺炎による死亡者の推移です. まずは日本の21大都市の合計. 毎週,約400人が死亡中. 今年の14週目(4月上旬)から急激に低下しているのは,緊急事態宣言が出たことが影響しているのかもしれません. 実際, 今年の東京はインフルエンザが猛威を奮って死亡者激増状態だった のですが,14週目からは激減しています. 以下が東京のデータです. っていうか皆さん,今年の東京はイ

毎日自宅で温泉プロジェクト進行中|近場にある須賀留(すがる)温泉を視察してきた

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自宅近くで鉱泉を掘り当てたので,採水所を作っているところです 世間はコロナ騒動でギスギスした空気になっているそうですが,私はそうした社会から距離のあるところに住んでいます. これがホントの社会的距離「ソーシャル・ディスタンス(Social distance)」. こんな事態ですから,山奥でひっそり・のんびり時が過ぎるのを待っているところです. で,最近ハマっていることが, 「毎日自宅で温泉に入りたい」 を目標に,鉱泉を見つけて採水所を建築しているところです. これまでの温泉プロジェクトの記事はこちら. ■ 暇つぶしに自宅で温泉を掘りあてた ■ 鉱泉開発継続中|ドロコン(赤土&セメント混合コンクリート)がネット上で紹介されていない件 湧き出てる泉はこちらです. もともとは岩の間から滲み出ていたものですが,ハンマーや石鑿でカチ割っていき,周囲をドロコン(赤土&セメント)で囲って取水堰にしました. だいたい80Lくらいの量を,ここで貯めることができます. ここから柄杓でタンクを使って汲み取ってお風呂に混ぜることで,簡単に温泉気分を味わうことができるようになりました. その後ですが,この取水堰から直接鉱泉を汲み取る方法を続けるのはしんどいので,別のところに貯水タンクを用意して貯めることにしたんです. この取水堰からパイプを通し,そこから低い立地のところに貯水タンクを置いて,そこに貯めるという方法です. しかし,どのように施工するのが良いか悩んだので,近場にある簡易な温泉・湯治場である「須賀留温泉」を視察することにしました. 須賀留温泉を視察 須賀留温泉は高知県のホームページでも紹介されています. ■ 高知県民もあまり知らない秘湯『須賀留の湯治場』が絶景すぎる (高知県まとめサイト) 同行した父は昔ここに来たことがあって,当時から「無料」だったので汲み取ったこともあるそうです. それから何十年も経過しているので,現在の様子を伺ってみようということです. 須賀留温泉の場所はこちら. ここは高知県西部「黒潮町」. 画像の右下の海岸にあるのが須賀留温泉です. グーグル・マップより グーグルストリートビューでは2014年の画像が用いられており,このようにな