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毎日自宅で温泉プロジェクト進行中|近場にある須賀留(すがる)温泉を視察してきた

自宅近くで鉱泉を掘り当てたので,採水所を作っているところです


世間はコロナ騒動でギスギスした空気になっているそうですが,私はそうした社会から距離のあるところに住んでいます.
これがホントの社会的距離「ソーシャル・ディスタンス(Social distance)」.

こんな事態ですから,山奥でひっそり・のんびり時が過ぎるのを待っているところです.


で,最近ハマっていることが,
「毎日自宅で温泉に入りたい」
を目標に,鉱泉を見つけて採水所を建築しているところです.

これまでの温泉プロジェクトの記事はこちら.
暇つぶしに自宅で温泉を掘りあてた
鉱泉開発継続中|ドロコン(赤土&セメント混合コンクリート)がネット上で紹介されていない件


湧き出てる泉はこちらです.

もともとは岩の間から滲み出ていたものですが,ハンマーや石鑿でカチ割っていき,周囲をドロコン(赤土&セメント)で囲って取水堰にしました.
だいたい80Lくらいの量を,ここで貯めることができます.

ここから柄杓でタンクを使って汲み取ってお風呂に混ぜることで,簡単に温泉気分を味わうことができるようになりました.


その後ですが,この取水堰から直接鉱泉を汲み取る方法を続けるのはしんどいので,別のところに貯水タンクを用意して貯めることにしたんです.

この取水堰からパイプを通し,そこから低い立地のところに貯水タンクを置いて,そこに貯めるという方法です.


しかし,どのように施工するのが良いか悩んだので,近場にある簡易な温泉・湯治場である「須賀留温泉」を視察することにしました.





須賀留温泉を視察


須賀留温泉は高知県のホームページでも紹介されています.
高知県民もあまり知らない秘湯『須賀留の湯治場』が絶景すぎる(高知県まとめサイト)


同行した父は昔ここに来たことがあって,当時から「無料」だったので汲み取ったこともあるそうです.
それから何十年も経過しているので,現在の様子を伺ってみようということです.


須賀留温泉の場所はこちら.
ここは高知県西部「黒潮町」.
画像の右下の海岸にあるのが須賀留温泉です.
グーグル・マップより

グーグルストリートビューでは2014年の画像が用いられており,このようになります.



きれいな海岸が見えるところにある,貧相な小屋です.


写真を撮ってきました.


なぜか,アンパンマンとかポケモンのキャラクターが看板として使われています.
大丈夫なのかな,これ.


屋根は吹っ飛んでおり,露天風呂です.
内装(事実上,「内側」は存在しないけど)はこちら.
自分で薪を用意して火を焚き,鉱泉を沸かして湯船に入れて浸かるのです.



ちなみに,2020年現在は鉱泉が湧いていないため,貯水タンクに用意されていないこともあって「温泉は楽しめません」のでご注意ください.

グーグル・マップのコメントレビューを読んでみますと,
「近くを流れている川から水を汲んで入った」
などという状態です.


ただ,私たちとしては今回,「鉱泉を貯めてお風呂に入るシステム」を視察しにきたわけなので,貯水タンクの設置方法や鉱泉のパイプの引き方を勉強してきました.





須賀留温泉のやり方を,我が家の鉱泉に応用


自宅に戻ったら,早速こんな感じでパイプを通しました.
もともと,父は若い頃からこの沢にパイプを何本も通して農業に使っているので,それと同じ方法です.


取水堰からある程度低くて,自宅に近いところに貯水タンクを用意.
当初は,自宅で粗大ゴミになっている1000Lの貯水タンクを使う予定でしたが,中が汚かったので新しく購入することに.

水回りに強いお店の人に相談してみたら,昔は須賀留温泉でも使っているような黄色い貯水タンクが主流だったようですが,これは「アオザイ(この地域で称されているコケ)」が付きやすいので,黒色のものをオススメされました.

ちなみにこのお店(高橋金物店)の方,須賀留温泉のタンクの施工をした人だそうです.


新規購入するなら1000Lの必要はないので,とりあえず300Lのものを購入して設置.
(実際,我が家だけで楽しむなら300Lすらいらない)


一晩経って,どれくらい貯まったか見てみました.

「おぉ!入ってる入ってる」
思わずニンマリしてしまいます.

一晩でだいたい200L貯まるようです.
毎時15Lくらいの量が出ていることになります.


ここから電動ポンプで汲み取りました.
以前のように取水堰から直接汲んでいた時は,一気に大量(100L級で)に汲むことは出来なかったのですが,こうやって貯水タンクに貯めておくと簡単です.
手元がくるって水を濁らせたり,ポンプに石を詰まらせる心配もないし.
しかも,場所も自宅に近くなってアクセスも良好.



さて今後ですが,今のような簡易な電動ポンプではなく,大型の水道用ポンプを設置しようという話になっています.

なんなら,もっと自宅近くへ引っ張り,さらに野心的にバスタブに直接汲めるようにしてやろうという計画です.


夢見ているのは,このタンクを設置している所は「桜」や「紅葉」「椿」「ツツジ」がきれいな場所なので,ここに露天風呂を作ろうという案もあります.
その場所というのは,こういうところです.

桜やツツジがきれいな時期の夜景はこんな感じ.
過去記事である,
スーパームーンという緊急事態
において,その夜景写真を紹介しています.

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