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11月, 2022の投稿を表示しています

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ガリガリ君反省会

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ひきこもり中のガリガリ君 「調子に乗って挑んだら負けちゃった」つながりで,うちのネコのガリガリ君について. 現在,ガリガリ君は家にひきこもり中です. とにかくいつも部屋で寝ています. 外に出ることはほとんどなくて,ずっと家でおとなしくしてるんです. もともとは活発に出歩く奴でしたから,かなりの豹変ぶり. まさに,ひきこもり状態. 先日からションボリしていて様子がおかしいので,なんだろうと心配していたのですけど,抱きかかえてスキンシップをとると異変が明らかに. 体中が傷だらけだったんです. 特に左前足と右肩が激しく傷ついていて,一体何があったのかと. さらに,右肩の傷からはこんなものが. おそらくネコの爪です. たぶん,どっかのネコとケンカしたんでしょう. そしてそれはきっと,かつて自分をイジメていたネコたちだと考えられます. 先般の記事でも紹介したように,もともとガリガリ君はこの地域のネコからいじめられていて,コミュニティから追い出されるようにして我が家に来ました. そのときの記事がこれ. ■ ネコがもう一匹増えたよ 来た当初はガリガリに痩せ細っていたので,ガリガリ君と名付けました. ところが,ガリガリ君は食いしん坊でした. モグモグと餌を頬張って,もっとクレ,もっとクレと甘えて食べまくった結果,結構マッチョな体格になったのです. もはや,ガリガリだった頃の面影はありません. で,ガリガリだった頃には先住者である三毛のミーに上から目線で対応されていたのですけど,徐々にオス猫としてのパワーが発揮されてきて,最近では上下関係が入れ替わってきていたくらいです. という経緯もあってか,たぶんガリガリ君はこう考えたらしい, 「あれ? 俺って実は結構強いんじゃね? 的な?」 たかが一匹の上品なメス猫に張り合えるようになっただけなのですが,それでオス猫としての自信をつけたんだと思う. で,ここ最近は,かつての自分が住んでいたエリアに戻っていく姿がみられていました. おそらく,自分の活動範囲(いわゆる縄張り)を拡大しにかかったんでしょう. しかも,相手はかつての自分をこっぴどくイジメていた奴らです. 復讐のつもりもあったのではないでしょうか. でも,結果はボコボコにされて帰ってきたようですね. ただ,相手の爪が肩に刺さったままという状態ですから,かなり激しい戦闘が繰り広げられたもの

続・森保ジャパン反省会

ほら,コスタリカの方が安定していて強かったでしょ? 前回から続けてサッカー・ワールドカップの話題です. 紛いなりにもスポーツ研究者の一人ですので,なんだかよくわからないスポーツ解説者よりは的を射た論評ができるつもりの私です. で,前回記事で「コスタリカの方が強いですよ」と述べてましたが,(残念なことに)その通りになってしまいました. まあ,実際,コスタリカの術中にはまってましたよね. こういうところが「実力差」というやつです. 先日のドイツ戦勝利について改めて言えば,やはりあれはあくまでも「ジャイアント・キリング」であって,実力で競り勝ったわけではありません. スポーツの魅力のひとつである,「結果の偶然性」なのです. ところが,ここ数日のテレビ番組なんぞでは,景気よくワールドカップを盛り上げようという想いも理解できなくはないのですけど,まるで日本がコスタリカより格上チームのような扱われ方をしていました. 酷すぎて,正直,うんざりしてしまった. あのコスタリカですよ,コスタリカ. ドイツやスペインほどではないにしても,日本が勝てる見込みは非常に低い相手です. こういうとこ,日本の良くないところだと思いますよ. 国民性と言えばそうなのかもしれませんが,でもやっぱりこれは改善の努力が必要だと思います. ちょっと結果が良かったからって図に乗って,そんな代表チームみたいな人たちと自分とを同一視してしまう. 俺たち実はスゲェんじゃね?的な,みたいな. そしてイケイケドンドンな盛り上がりへと至る. ノリが良いと言えば微笑ましい話ですが,俗物根性が酷いとも言える. 実際,第二次世界大戦も,そういう感じで突入したでしょ. ワールドカップのたびに,このブログでは「渋谷でハイタッチ」な世相を批判していますが,これは結構重要なことだと思います. 第二次世界大戦も,渋谷でハイタッチするような奴が始めたのです. なお,日本代表は弱いからワールドカップでは勝てない,なんて話をしているわけではありません. 優勝の可能性だってあります. でも,その可能性は限りなく低く,出場国のほとんどすべては日本代表より強いのです. まだそんな段階です. とは言え,次のスペイン戦も楽しみましょう. それに,このあとドイツがスペインに勝とうものなら,このグループEはめちゃくちゃ面白い展開になりますね.

森保ジャパン反省会

サッカー・ワールドカップ日本代表について サッカー・ワールドカップの日本代表への期待が高まっています. 明日はいよいよ決勝トーナメントが決まるかもしれない第2戦の対コスタリカ. メディアの報道ぶりをみても,俄然盛り上がってきています. 先日,強豪ドイツに勝利したことが,日本代表の評価をうなぎ登りにしているようです. でも,ここ数年におけるサッカー日本代表の評価といえば,それほど関心をもって眺めていなかった私の目・耳に入ってくるのは,度重なる森保ジャパンに対するバッシングでした. とにかく,森保ジャパンが目の敵にされていた印象しかありません. それこそ,本年の流行語大賞にノミネートされちゃった「ちむどんどん反省会」みたいな感じだったと思います. つまり,試合があるたび,森保ジャパンのここがダメだ,あそこがダメだ,この監督には期待できるところがない,早く辞めろ,もう手遅れだ,などなど. 大袈裟な話ではなく,まさに「森保ジャパン反省会」が毎度繰り広げられた4年間だったと思う. ところがどうでしょう. 先日のドイツ戦で示されたのは,森保監督の采配が極めてハイレベルだったことです. 私もライブ観戦していましたが,試合の流れに沿い,そして一変させる素晴らしいものでした. 逆に,ドイツが見るからに後手後手だったことが印象的です. 以前,ワールドカップ南アフリカ大会で代表を率いた岡田武史監督も,そんな感じで叩かれまくってましたよね. ところが,自国開催以外で初めて決勝トーナメント進出を達成するなど,思いのほか好成績を残した監督でもあります. 実際のところ,森保監督や岡田監督のことをダメだと思っているサッカーファンは少ないのかもしれません. これらは,いわゆる「ノイジーマイノリティ」の声だった可能性もあります. 過去記事でも何度か触れていますが,私としては,サッカー日本代表は,年々,着実にレベルアップしていると見ています. 今回,ドイツに勝利したからというわけではなく,日本代表は20年前より10年前,10年前よりは5年前,5年前よりは今年,今年のなかでも最近...,といったかたちで,徐々にスキルを上げていっていると思いますよ. 今年は去年よりダメとか,今より10年前の方がよかった,なんてことはないと思います. むしろ,これほど着実なサッカー技術のレベルアップに成功している日本サッカー

「仮面ライダー BLACK SUN」の評価が真っ二つ

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ということは,観ておいて損はない傑作ということを意味する って私は位置づけています. 以前記事にした仮面ライダーBLACKSUNのことです. ■ 「仮面ライダー BLACK SUN」を見たよ Amazonプライムビデオで公開されていますが,そのレビュー評価が大混乱状態なのです. ■ Amazonプライムビデオ「仮面ライダーBLACKSUN」 なお,以前の記事で私は,本作を絶賛してました. その後,他の人達はどう思っているのか検索してみたんですが,これがまた賛否両論というか,むしろ結構な勢いで否定的に解釈されているようで. Amazonプライムビデオの「星の数」については,5つ星と1つ星が多いという,典型的な賛否に割れた評価になっています. つまり,本作が響く人と,反発してしまう人とに分かれているようです. 実際のところ,こういう賛否に大きく割れる作品というのは,映画にせよドラマにせよ,小説でも漫画・アニメでも実用書であっても,観て・読んで損はないものと言えます. そういうものは,その多くが, 「解釈が難しいため読解力のない人から批判されているが,内容の濃厚さを称賛されている作品」 もしくは, 「潔くエンタメを追求したため称賛されているが,内容の薄弱さを批判されている作品」 というものになるでしょうか. というわけで,おそらく今回の仮面ライダーBLACKSUNについては,前者になると思われます. 本作を否定的に捉えている人たちのコメントをまとめると, 「仮面ライダー作品に政治思想やイデオロギーを入れるな」 「実在の政治家との関連性が強すぎる」 「怪人がコスプレ感がありすぎる」 「世界観にリアリティがなく,設定が矛盾しているところがある」 「わざわざ仮面ライダーブラックをリブートする必要性が感じられない」 といったものです. これらについて私見を述べみたいと思います. たくさんのレビュアーから指摘されている,「設定」とか「世界観」についてですが,私としてはおかしさを感じたりはしませんでした. とりあえずSFとしての不思議な状況(世界)が存在していて,それがどのようにして発生したのかは,劇中でちゃんと提示されていたはずです. その上で,本作が示しているのは, 「実際の世界における,筋の通らない意味不明で厄介な状況というのも,その国の社会や民衆,政治家たちが自分たちの手で生

大学教員に関する例のニュース

急速にブログ更新のモチベーションが低下中 定期的に読んでいただいている方々はお気づきかと思いますが,ブログ更新頻度が下がっていますよね. 最近,めっきりブログ更新へのモチベーションが低下しているんです. 先月から更新再開を宣言したばかりなのに,また書かなくなっていました. まあ,あくまでもブログはブログ. 気負うものでもないと思いますので,気ままに書きます. 書く気が失せたというわけではないのです. 毎日のように,「そうだなぁ,こういうネタを書いたらいいかなぁ...」などとイメージしながら生活しています. ただ,そこからキーボードを叩く行為にまで至らない. 近頃では,ツイッター感覚で短いものを高頻度に更新するのもいいかもしれない,などと考えてもみています. そんな状態にある私を知ってか知らずか,先日,知り合いの大学教員からこんなネタを提供していただきました. ■ 帝京大のゼミで男子に不利な選考の疑い。大学側は「学生の募集中止」と発表。男性教員が「女子は基本的には応募=採用」と学生に説明 (Yahoo!ニュース ハフポスト|2022.11.22) 大学教員1人が少人数の学生を指導する形式の授業「ゼミナール」(ゼミ)に所属する学生を選考するにあたり、男性教員が非公式に女子学生を優遇し、男子学生に不利な対応をとることを説明するメールや音声データがSNS上に投稿され、物議を醸している。 帝京大学は11月22日、事実関係を確認中のため「当該教員のゼミの(学生の)募集を中止」すると発表した。詳細は明らかにしていない。 楽しい話題ですね. この話題は結構な勢いでバズっているようで,今日はこんなニュースが出ています. ■ 帝京大教授、学生に差別発言か 「女性ならゼミ採用」大学が調査 (朝日新聞 2022.11.24) 帝京大学経済学部の男性教授のゼミに応募した男子学生が、教授から差別的に扱われたとSNSに投稿したことを受け、同大は24日、事実関係について調べる内部調査委員会を立ち上げた。同大によると、教授のゼミは募集を中止した。 大学のこういうネタって,ネット上では案外関心が高いようですね. なにかと一言物申したい人が多いテーマなんです. ちなみに,まだ調査されていない話なのですから,この男性教員に対し「気持ち悪い」「差別だ」などと断定してはいけません. だって,それなりにちゃんと