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9月, 2020の投稿を表示しています

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この本を読んじゃえば,このブログを読まなくていいですよ パート3

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デタラメな結果を生む「選挙制度」をやめよう 過去記事で何度か 「選挙制度」を批判 してきました. 我ながら,結構精力的に書いています. ■ 選挙に行かない理由を探している人は、こちらを参考にしてください ■ 民主主義のためには「選挙に行ってはいけない」|「若者よ、選挙に行くな!」は正しい ■ なぜ「投票しなかった人は政治に口を出してはいけない」と言われるのか? ■ 選挙に行かなくても政治に文句は言える|しつこいけど繰り返し書きますね 古い記事だと2017年に, ■ 今日は選挙ですね.お疲れ様です っていうのを書いていて,ここで初めて「私は思想信条の理由から選挙には行っていません」という告白をしています. 元来,選挙制度はデタラメな結果を生みます. そして,必ず衆愚政治に陥るシステムです. 面白おかしく「政(まつりごと)」を楽しむことができる一方で,それこそただの「お祭り」で終わる制度,それが「選挙」です. 本来,選挙は「人間」が投票してはいけませんでした. 「選挙」という字の由来に遡れば,それは「大いなる存在」や「運命」や「神」が執り行わなければいけないのです. 「なんじゃそれ.こりゃ危ないブログ記事にあたっちゃったな」 などと言って,ページを閉じるのはもう少し待ってください. 別に宗教がかった啓発をしたいわけではありません. 「選挙は民主主義の根幹を成す」 などと言われます. それはたしかに正しいのですが,問題は運営方法です. 過去の人類の歴史から,現代の多くの民主主義国家では,“選挙結果がそのまま政治に反映されない” ように工夫されています. なぜなら,選挙結果をそのまま反映したら,多数派の意見を優遇する碌でもない政治が展開され,国や社会の崩壊はまぬがれないからです. ですから,そのための工夫として, 「議会制」 「二院制」 を用いていることが多いですね. つまり,2つの異なる議会の場で話し合いをして決めるシステム. そして選挙は,その話し合いをする代表者を決めるために用いられています. しかし,その話し合いをする人を決める選挙において,有権者である市民・国民は, 「より有意義な話し合いをしてくれそうな人」 ではなく, 「自分の意見と一緒な人」 「自分の意見を通してくれそうな人」 に投票してしまうようになります. 「え? それが選挙の目的じゃないの?」 って思っ

撤退戦の皇位継承問題|遠くないうちに皇室は無くなると考えた方がいい

菅内閣の仕事は「女系天皇」への加速だと思うよ 先日,続けて以下の記事を書きました. ■ 菅義偉内閣における河野太郎についてちょっと話しておく ■ 別に河野太郎が嫌いなわけじゃない|どうして右翼・保守の人達から好かれるのか? が謎なだけ そこでは, 「ゴリゴリの左翼・改革派である河野太郎が,なぜ自称・右翼保守系のネトウヨから好まれているのか?」 といった点について述べました. 「述べました」って言っても, 「河野太郎って本格保守・右翼系の人たちが好むタイプの政治家じゃないよ」 ってことを指摘しただけですけど. でもね,私としてはこの動向が結構気になっているので,暇つぶしに「Yahooニュース」における, 「河野太郎推し」のコメントを書いている人について,何人かの投稿履歴を調べてみた んです. その調査動機は, 「河野太郎の入閣って,女系天皇,移民拡大,選択的夫婦別姓といった改革を実現したい,自民党内の勢力による企てじゃないのか?」 ということで, 「河野太郎推しのコメントを書いている人って,その多くが自民党ネットサポーターズクラブによる組織的投稿じゃないのか?」 と睨んだからです. ちなみに,「自民党ネットサポーターズクラブ」っていうのは,自民党の意向を受けたネットコメントやSNSへの投稿を行なう支援総額のことです. ■ 自民党ネットサポーターズクラブ (Wikipedia) これは秘密結社でも,影で暗躍している組織でもなく,堂々と,しかし匿名で活動している,やや反社会的勢力みたいなものです. さてその結果ですが,こういうブログで個人IDを晒すのは怖いので,そこは私を信用してもらうしかありません. 結論から言えば,その可能性大です. 気になる人は,実際に「怪しい投稿者」の過去コメントを見てみればいいですよ. コツさえ分かれば,誰でもすぐに見つけられますから. 試しに10人くらい目星をつけて見てみれば,そのうちの何人かは明らかに同じ文言や趣旨のコメントを「コピペ&ちょいモディファイ」して連続投稿しています. 例えば, 「河野さんは女系天皇容認と言われるけど,それを公式に表明したことはないんだよ.それより今は,コロナ対策などの目の前にある課題を解決する改革を進めてもらいたいですね」 といった趣旨のコメントを,いろいろとアレンジまたはそのままで,いろいろなニュースのコメント

田舎暮らしを始めた私による,「田舎暮らし」について

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「 田舎暮らし」そのものに価値を見つける必要はない 今年で首都圏での仕事・居住をやめ,田舎暮らしをはじめて半年が過ぎました. 尤も,私としては実家に戻っただけなので,慣れる慣れないの話ではなく,以前から手伝いをしていた家業を継ぎ,普通に生活をしているところです. ところで,よく「田舎暮らし」というライフスタイルについて議論されることがありますよね. 過去記事でも,そんなライフスタイルに関する論評をしたこともあります. ■ 田舎暮らしへの失望に失望 ・・・,この記事,2年前に書いたやつだけど,読み返してみたら結構面白いですね. 興味のある人はどうぞ. この記事では「田舎暮らしは失望することも多い」という主張に対して, 「それは地方・田舎社会が悪いんじゃなくて,移住者の社会的スキルの不足によるものだ」 という趣旨のものでした. でも,別に田舎暮らしの方が都会暮らしよりも価値が高いと言いたいわけでもないし,都会暮らしが悪いと言いたいわけでもない. 結局のところ,人間というのは住みやすいところに住めばいいと思っています. 私が実家のある「田舎」を生活の拠点にしているのも,単純にここが住みやすいからです. それについて今年記事にしたこともありますので,興味のある人はこちらもどうぞ. ■ 田舎暮らしを始めた曖昧だけど結構大きな理由 この記事では「土地が身体化している」などと難しいことを話していますが,要するに,本能的に感じる暮らしやすさが大事ってことです. その本能に従って生きていくことが結構重要なポイントではないかと思います. だから,田舎暮らしが良いとか,都会じゃなきゃダメっていう話ではないのです. これについて,我が意を得たりの意見表明をしている人がいました. 最近,私が注目している柴咲コウさんです. そのYouTubeチャンネルの投稿動画で,そのことを話しています. タイトルが 「ファームで植樹体験♪北海道を巡る旅#7」 ってことになってますが,これ,もったいないタイトルですね. 「次世代型ライフスタイルの提案」っていうくらい攻めたものにした方が,ファン以外の人の視聴も促せるかもしれません. (ちなみに,残念ながら私は柴咲コウのファンじゃありません...) なんか怪しいコミュニティ開発をしているように見えるので,あたかも左翼運動のように見えちゃいますが. たぶん,そうい

自殺が注目される昨今

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今日の午前,スマホのニュースアプリで号外が出ていて,そこで竹内結子さんの急逝が報じられていました. とても良い女優さんだっただけに,残念なことだと思っていたのですが,早速,各メディアが一斉に死因報道を始めたことも残念でなりません. ■ 女優の竹内結子さん死去 自殺か (産経新聞 2020.9.27) 27日午前2時ごろ、東京都渋谷区のマンションで、女優の竹内結子さん(40)がぐったりした状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。現場の状況から自殺とみられ、警視庁渋谷署が詳しい状況を調べている。 渋谷署によると、家族が意識がない竹内さんを発見し、119番通報した。遺書は見つかっていないという。 よほどの公益性が認められる事情がない限り,死んだ人の死因報道はずっと後でもいいんじゃないかと思います. 逆に,公益性が認められる事情って何だってことですけど,例えば,戦争相手となっている国の指導者とか,そんなところくらいじゃないですかね. それなら,「死因」に意味があるわけですから. そうでもないなら,あれこれ詮索するのは控えたいものです. 今回の竹内さんの件にしても,実際のところはまだ分かりようがないですからね. また,私としても,過去記事では「自殺」について学校現場での「いじめ問題」と絡めて論じてきた経緯があります. 端的に言えば,学校等で発生した自殺について,それを簡単に「いじめ」が原因と断定したがる世論の風潮に, 「自殺の原因をわかりやすく論じるな.自殺の原因は多面的で複雑だし,たとえ遺書があったとしても,それが本当に事実・真実を示しているかどうか解明しようがないのだから」 と述べてきました. そして,ブログを通じて親交のある教育評論家である和田慎市さんも,学校において発生する生徒の自殺報道について苦言を呈しております. 例えば,和田さんのブログ記事にこのようなものがあります. ■ 緊急提言! マスコミはWHOの「自殺報道ガイドライン」を遵守せよ! (わだしんの独り言 2019.3.14) さて,そんな自殺について,昨今の日本の状況. いよいよ危険信号が灯り始めた可能性が高いようです. 今年の3月から懸念されていたこと|やっぱり自殺者が徐々に増えている 今年のコロナ禍では,過剰な自粛措置,理不尽な対抗措置をとってしまうと,ウイルスによる被害に加えて,経済的ダメージ

「焼きたてパンの大学」の続報ではありませんが,関連したことで追記です

マニュアル化した授業はヤバい,っていう話 前回の記事は,学生の満足度を高めるための戦略を「焼きたてパン」に見出したヤバい大学組織の報告でした. 続報が入ったらまた記事にします,っていうことでしたが,今回はその続報ではありません. ■ 焼きたてパンの大学 その話のついでに(むしろこっちがメイン)フェイスタイム対談した件です. そのテーマを名付けるなら, 「大学の授業のマニュアル化」 このコロナ禍において,大学はオンライン授業が主体になりました. その際,授業をマニュアル化し,課題解決作業型にすることも多かったようです. なぜなら,その方がオンライン授業をするのに簡単だからです. 点数の付け方が明確になるし,学生の側としても,これが出来さえすれば単位の目処がつく,っていう安心感と納得感もあります. まさに,コロナ禍のオンライン授業にもってこいの方式なのです. でも,これがかなりヤバいよ,っていうこと. 断っておきますが,これは,教員が授業を構築するにあたって,大学当局から「実施マニュアル」が出ていることを指しているわけではありません. また,「課題解決作業型」というのは,いわゆる「課題解決型」の授業を指しているのでもありません. マニュアル化というのは,学生に授業の単位をとらせるにあたって,なにをすれば点数が出るのか,といった「マニュアル」が,教員側から学生に対してあることを指しています. そして,課題解決作業型というのは,課題解決についてアレコレ考えさせるのではなく,クイズ形式の如く,課題解決作業をさせる授業のことです. すなわち, 「この問題で10点を獲得したければ,○○を□□させておきましょう.9点は××,8点は△△・・(以下省略」 っていう感じで課題を課し,その出来栄えで評価するもの. 冒頭,こうした形式の授業が,このコロナ禍におけるオンライン授業で散見されるようになった,と述べましたが,こうした授業自体は以前からみられるものでした. で,このマニュアル化した授業をガンガン展開しているのが,前回の記事でもある「焼きたてパンの大学」なのです. ■ 焼きたてパンの大学 そこに所属している教員曰く(って言うか,かつて私もその一員で取り組ませていたが),こうしたマニュアル化した授業で,学生を課題解決作業に従事させる授業の典型が,あの悪名高き, 「クソ演習」 です. すみ

焼きたてパンの大学

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「焼きたてパンの店」ではありません.大学です そう言えば先日,下半期の大学現場についての現状把握のために,以前私が勤めていた大学の先生とフェイスタイムしていたのですが. そこで,この先生の発言にこんなものがありました. 「・・・・というわけで今後,この大学では『焼きたてのパン』を学生に提供しようということで,学生課の人達と調整していて・・・・」 きっと何かの比喩表現だろう と思って,この言葉が出現した直後はスルーしていたのですが,どうやらそのまま話を聞いていても,「焼きたてパン」の意味が解せない. 「焼きたてのパン」 パン つまり,云わば授業や演習の只中にあって,教員が学生の目の前で,あるいは共同作業としてアカデミックな知見を練り上げる体験をすること. それを「焼きたてのパン」というメタファーにしたのかな? って思ってたんです. いよいよこの大学の運営幹部も,心を入れ替えて全うな大学教育へと舵を切ったのかなと. でも,話を聞いても聞いても,なんか解釈がしっくりこない. なので,話を遮って聞いてみたんです. 私「すみません,あのぉ,その焼きたてパンっていうの,何の事ですか?」 先生「いや,焼きたてパンだよ」 私「っというと・・・,例えば?」 先生「いや,だからさ,焼きたてのパンのこと」 私「何かのメタファーじゃなくてですか? よく言うじゃないですか,『人はパンのみにて生くるにあらず』とか『パンが無ければケーキを食べればいいじゃない』とか,『大衆による暴動とは,パンを求めるために,パン屋を破壊してまわるという方法がとられる』とか.焼きたてパンっていうのも,大学教育における『学生の血肉となるもの』のことじゃないんですか?」 先生「ん? 違う.ぜんぜん違う.そんな高尚な話を俺はしとるわけじゃないんよ.この大学ではさ,本当に『焼きたてパン』を学生に提供しようとしているわけ.そのための準備に忙しいんよ」 私「すみません,意味が分かりません.念の為にもう一回聞きますけど,焼きたてパンって,何かのメタファーじゃないんですよね」 先生「だから違うって.焼きたてのパンなんよ.小麦粉を練ってさ,生地を発酵させて,加熱させた食品.それを,加熱直後の状態で提供しようってこと」 私「なんでそんなことするんですか?」 先生「大学のトップがバカでさ,その周囲にもバカがいるからさ.焼きたてのパンを食

小学生のために巨大カボチャを育てたよ

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これ, 我が家の畑で育ったカボチャです 先日,近所の小学校から連絡が入りました. 我が家の畑を使って育てていたカボチャが,品評会で大賞を獲得したとのこと. しかも,1位と2位の上位独占. 昨日は,教頭先生がお礼の挨拶にいらっしゃったほどです. 高知新聞のYouTubeチャンネルに,動画付きで配信されています. それがこちら. 高知新聞の元ニュースはこちら. ■ 育てたよ92キロカボチャ コンテストで3児童が大賞 四万十市 (高知新聞 2020.9.22) 巨大品種のカボチャを育てて重さなどを競う「がいにビックリたまげた大会」がこのほど、四万十市西土佐江川崎のJA高知県西土佐支所で開かれた。 農作業に遊び心を持ってもらおうと、同支所青壮年部が毎年開催しており32回目。飼料用品種「アトランティック・ジャイアント」の苗を希望者に配っており、18日の大会には同市や幡多郡大月町、高岡郡四万十町などから20個人・団体が計52個を出品した。 その新聞サイトからの写真がこちら. ※URLから参照してきましたので,リンクが切れたら消えます. https://www.kochinews.co.jp/article/399341/ 一応,「(うちの畑を使って)小学生が育てた」ってことになっていますが,実質,うちの父が育てたようなもの,っていうのが皆様の評価です. 私も,このカボチャについては傍観してましたし. まあ,小学校のやることですから,優しい目で見てやってください. それに,父も私も,このカボチャのことは特に気にしていなかったんです. 地域の品評会に出すっていうのも,あとで知ったし. ついでに言えば,父はこのカボチャの栽培環境に納得がいっていません(笑) 「もっと早めの時期に植えて,カラス退治を丁寧にやれば,さらに巨大にすることができたのに」 って言ってます. 小学校の都合で,苗を植えるのが遅い時期になってしまってたんです. あと,過去記事でも取り上げたことのある,父がVSR-10でカラスを追い払っていた畑というのは,このカボチャ畑のことです. カラスの,なかでも特に幼鳥のカラスは,食べるわけでもなく,遊ぶ目的で実って間もないカボチャを潰して回ります. 父のVSR-10 まあ,こっちも食べる目的で栽培しているわけでもないから,お互い様かもしれないんですけど. ちなみに,この地域の品

この本を読んじゃえば,このブログを読まなくてもいいですよ パート2

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学校教育現場の凄惨な状況 以前にも,このタイトルで記事を書いたことがあります. ■ この本を読んじゃえば,このブログを読まなくていいですよ その時は, 戸田山和久 著『教養の書』 を紹介しました. 大学教育の意義を説いたものです. ちょうどこのブログでは,そういう話をたくさんしていましたので,いちいち過去記事を検索しなくても,同じようなことが本書に整理されてあるので便利です. さて今回は,このブログで取り上げることの多い, 「学校教育問題」 「教育改革の顛末」 について,非常に参考になる本を紹介します. 中身も,私が過去記事で取り上げたことと同じものがたくさんあります. 妹尾昌俊 著『教師崩壊 先生の数が足りない、質も危ない』 とてもしっかりと取材,調査,分析されていて,特に「学校教育問題」について知りたい人にはオススメです. タイトルが「教師崩壊」となっている通り,主に教師の現状について取り上げられており,その過酷な職場環境について述べられています. 妹尾氏は,本書では「ティーチャーズクライシス」と名付けて5つの危機を挙げて説明しています. すなわち, 1:教師が足りない 2:教育の質が危ない 3:失われる先生の命 4:学びを放棄する教師たち 5:信頼されない教師たち そして,こうしたティーチャーズクライシスを考える上で重要なのは,これらが 「教師個人の力ではどうにもできない危機的状況と構造的な問題がある」 ことを知ることだと言います. 私のブログでも述べてきましたが,教育問題というのは,それを語る人達が「ボクが考えた最強の教育」を語りたがるものです. 結果,感情論や根性論,経験談に基づく各々のイメージを,学校全体や国の政策に反映させようとしがちです. このブログでよく登場する和田慎市先生もおっしゃっているのが, 「各種メディアに現れて,『これこそ理想の学校の在り方』を語りたがる人というのは,えてして恵まれた教育環境,稀有で幸運なめぐり合わせや出会い,エリートコースを経ている人が多いため,日本の平均的な学校現場,ましてや教育困難校における実情とはかけ離れたコメントを出す傾向にある」 というものです. これについては,今回の本の著者である妹尾氏も類似したことを述べています. こうした偏った見方や印象論を避けるためには,事実確認や調査データと,それらの慎重な分析が必要

秋分の日,お彼岸,秋の訪れ|なぜウンコを食べないのか

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それ以前に,朝が寒くて驚いた 秋分の日です. お彼岸とも呼ばれます. 先日の記事にもしましたが,「暑さ寒さも彼岸まで」とはまさにこのことだなと思わされる気候となっています. ただ,朝は「暑さが和らいできた」というよりも「寒さ」を感じる温度です. 私の自宅の温度計は,朝は14度を指していました. そんな「お彼岸」ですから,「ヒガンバナ」が咲いております. ヒガンバナ 先日は,以下のような咲き始め時期の写真をお見せしましたが. 今ではほぼ全てが開花している状態です. ちょっと白くなっているやつは,もう散りかけている花です. ところで,このヒガンバナですが,私は子供の頃はこの花が嫌いでした. とにかく毒々しい見た目が嫌で嫌で. とてもじゃないですが,これを「きれい」とは思えなかった. 絶対,我が身に害を成す花だと感じたものです. 実際,ヒガンバナは有毒植物です. ヒガンバナという名称の由来も,「これを食べると彼岸(あの世)に行けるから」という説もあるそうです. だから食べちゃいけません. なんにせよ,この花が有毒植物であることを,子供は本能で感じ取っていたんですね. 私だけじゃありません. 私の保育園・小学校時代の友達の多くも,やっぱりヒガンバナを嫌っていたのです. 動物の本能というのは不思議なもので,別に教育を受けたわけでもないのに有害無害を嗅ぎ分けることができるのです. むしろ,人間の場合は「教育」によって,本来は有害なものをコントロールするすべを身につけていると言っても良いでしょう. つまり,教育とは本能を抑え込む作業という側面があります. ヒガンバナにしても,「お彼岸」という文化と関連付けたり,さまざまな「花の鑑賞方法」について知ることで, 「あぁ,なんだかヒガンバナがきれいに見えてきたなぁ」 ってことになるわけです. その毒々しさと禍々しさについても, 「倉木麻衣も良いけど,倖田來未にも魅力を感じるよね」 ってことにするのと一緒です. 動物はなぜ自分のウンコを食べないのか そう言えば以前,大学院の先輩に, 「動物はなぜ自分のウンコを食べようとしないのか?」 について,喫煙エリアで休憩中に友達と真剣に議論した,というのを聞いたことがあります. なかなか興味深いテーマですね. すぐにネットで検索をかけたりするわけではなく,その場で思いついた命題について,手持ちの知識

別に河野太郎が嫌いなわけじゃない|どうして右翼・保守の人達から好かれるのか? が謎なだけ

河野太郎の主張の多くに同意できますよ 先日, ■ 菅義偉内閣における河野太郎についてちょっと話しておく っていう記事を書いたんですが,そこでは河野太郎を批判的に捉えたような文章になっていました. つまり, 河野太郎は右翼・保守系から好かれているけど,実は彼はその真逆の政治思想をしていますよ ,ってことです. なかでも典型的なのが, ・小さな政府の推進 ・女性・女系天皇を容認 ・移民政策の推進 といったところでしょうか. これらは,彼を支持しちゃってる右翼・保守の本格派の皆さんが,実際のところ許容できない点じゃないかと思うんですけどね. 大丈夫なんですかね. 他にもいろいろとありますが(反原発,国籍付与の緩和,夫婦別姓など),これは右翼・保守のなかでも解釈が分かれているケースが多いので,上述の3つが代表的なところです. で,私は別に河野太郎が嫌いなわけじゃありません. こういう改革派の政治家が必要な場面はあるし,選挙して当選してきた人なんですから仕方ない. そもそもの話をすれば,政治家に対して「好き/嫌い」とか,「支持/不支持」で向き合うこと自体がおかしいんです. 私のスタンスとしては,誰であろうと批判的に向き合います. 誤解しないでください,「否定的」に向き合っているのではありません,「批判的」です. これは別の言い方として 「科学的」 とすることもできます. 強いて言えば,前政権の安倍晋三は否定的だったかもしれません. あんな座敷牢ものの人間が,我が国のトップに君臨し続けたのかと思うと寒気がします. なんにせよ,政治家や政党,政権に対しては注意深く監視しなければいけないのです. 以上,私の政治スタンスでした. というだけでは薄味なブログ記事になってしまうので,せっかくですから私が「リベラル・改革・左派」の政治家である河野太郎に同意できる点を挙げてみたいと思います. 女性・女系天皇の容認 いきなり飛ばしていきますが,実は私は「女性・女系天皇」に対しては容認派です. ただ,それを検討したり決定したりするのは皇室だと考えていて,私たち臣民はそれに従うだけだ,という立場です. 実際のところ,女性・女系天皇を私たちがアレコレ騒ぐのって余計なお世話だと思うんですよ. ですから,皇室の方々が「今後は女性・女系天皇もおく制度にします」っていうんだったら,私はそれを支持しますっ

大学教育も民族・国家も「第2ファウンデーション」が大事

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アイザック・アシモフの『ファウンデーション』シリーズ タイトルで意味不明だと思われたかもしれません. 今回は,ここ7年くらいずっと書きたいと思っていたのに放置していた話をします. 7年というと結構長いですが,なかなかタイミングがなくて. アイザック・アシモフ著『ファウンデーション』 シリーズです. これについては,先日の記事でもちょっと取り上げたのですが,せっかくなので,この機会に詳細を書いておこうと思い立ちました. 先日の記事はこれ↓ ■ 最近YouTube【その2 今どきの大学】への追記 タイトルにあるように, この「ファウンデーション」は大学教育を考える上で有益な示唆を得られます. そしてそれは,民族や国家といった政治についても通じるのです. なお,「ファウンデーション」シリーズは,早川文庫のSFで刊行されています.       SF小説としては「超」がつくほどの有名作品で,銀河をまたいだ宇宙もののはしりです. 「ファウンデーション」以外にも, 「銀河帝国の興亡」 や 「銀河帝国興亡史 」というタイトルで知っている人も多いでしょう. 長編小説ですので,あらすじを解説するのが難しいのですが,この小説で特に重要なのは「ハリ・セルダン」という科学者と,そのハリ・セルダンが提唱する「心理歴史学」です. この「設定」について理解してしまえば,ファウンデーションシリーズの魅力を半分は堪能したことになります. 最近,このファウンデーションと「ハリ・セルダン」「心理歴史学」の解説をしているYouTube動画を見つけました. ファウンデーションの重要設定について,サクサクっと理解したい人はこちらをどうぞ. この動画内でも紹介されていますが,実は 「ファウンデーション」をApple社がドラマシリーズとして製作している ことが発表されたようです. このニュースは,「噂」の段階では2年前からありました. 本当かなぁ,ホントだったらいいなぁ,と思いながら今に至りましたが,どうやらAppleは本気のようです. ドラマの完成がとても楽しみです. 動画を見るのが面倒だという人のために,簡単に「ファウンデーション」を解説しておくと・・・, 人類が宇宙へと進出し,銀河帝国を築き上げて1万2千年が経過した時代が舞台です. その繁栄の頂点を極めた時代に,ハリ・セルダンという一人の研究者が現れ,「心理

菅義偉内閣における河野太郎についてちょっと話しておく

 彼の保守層人気と担わされた役割とはなにか 先般,菅義偉内閣が発足しました. で,そのなかの注目閣僚として「河野太郎」がいます. 彼について,今のうちに気になることを述べておきたいと考えています. 自民党および菅内閣における,彼の存在意義についてです. 河野太郎の人気は,特に自民党支持者におけるウヨク系で顕著です. 自称右翼・保守層とされる人たちですね. しかし,先日のブログ記事でも指摘したように,彼は本来は右翼・保守層が嫌うはずの人間です. 実際,「行政改革担当大臣」という役職を,(建前上は)菅総理の肝煎りで指名されているくらいの改革派. そして,「自民党を支持する,自称愛国右翼・保守層」が眉をひそめそうな主張をしている政治家なのです. 細かいことはウィキペディアを見てもらうとして,典型的なところをピックアップすると以下のようになります. ■ 河野太郎 (Wikipedia) ・小さな政府(国家の権力を低下させる)の主張者 ・女性天皇・女系天皇の主張者 ・外国人労働者の受け入れ拡大に賛成 ・二重国籍の容認および日本国籍の付与条件の緩和を推進 ・靖国神社参拝には反対 ・選択的夫婦別姓に賛成 ・日中友好の推進者 ・反原発論者であり,核燃料再処理開発にも反対 ・喫煙(タバコ)の規制に賛成 ・印鑑の廃止に賛成 ・外務大臣在任中にTwitterへ「ああ、ベーコンは、結局、^%£$+*•!%🌀✔️✖️🎶💱」と投稿するほど,精神に異常をきたす場合がある 以上のように,とてもじゃないですが,自民党を積極的に支持する「愛国保守」の方々の多くが「好む」ようなタイプの政治家ではないのです. もし上記のような主張をしているのが「鳩山由紀夫」とか「蓮舫」とかだったら,「ほれ見たことか,これだから左翼政治家はヤバいんだ!」などと言い出しかねないものですよね. 河野太郎が愛国保守たちから好かれていて,あまつさえ「次期総理」と騒ぎ立てるほど支持されている理由は, 「韓国に強気に出ているから」 というものです. 韓国徴用工問題で,韓国側に対し「極めて無礼だ」と発言したというやつですね. ですが,常識的に考えて,「韓国に強気だから」という,たったそれだけの理由で次期総理まで担ぎ上げようとする愛国保守は,あまりにバカ過ぎるというものでしょう. 実は河野太郎を担ぎ上げているのは「愛国保守」にプラス

新型コロナ騒動|世界がこんなにパニクったのは,だいたいCAPCOMのせい

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バイオハザードとか,ウォーキング・デッドとか 緊急事態宣言下だった5月のブログ記事で,こんなことを述べました. ちょっと思ったのが,昨今の世界的な「ゾンビ映画」「パンデミック系映画」の流行が影響しているかもしれませんね. ウイルスによる世界の終末が,世界中の人々の思考に刷り込まれていたのかもしれません. その火付け役の一つである「バイオハザード」シリーズを作ったCAPCOMの罪は軽くないでしょう(笑). ■ 日本コロナ騒動|絶望的に無能だったことが幸いした非常に稀有な事例 1月から始まった中国武漢の新型コロナ騒動. そりゃたしかに,危機管理上は要注意事項ではあったと思いますが,今にして考えてみれば, 「ヤバそうな感染症が流行ってるみたいだから,注意して生活しましょうね」 という程度で済ませられそうなことだとも思うんです. 結果として,世界的にたくさんの感染者数を出し,たくさんの死者も出しました. しかし,それでも敢えて言えば,そこまで毒性の高いウイルスではなかったし,危険度も高くない感染症だったのです. ところが,今回の新型コロナウイルスに対する世界の人々の反応は鋭敏でした. 昨日の記事でも書いたように,その当初は,科学的根拠や分析データ,事前シミュレーションなどに基づいた,緩やかな感染症対応をしようとした国・政府もあったんです. ところが,あれよあれよと言う間に「国民感情」に押し流されて,ロックダウンだの,外出自粛だの,根拠不明な行動制限を課す国が多発しました. いえ,私は新型コロナウイルスは安全だ.罹っても大丈夫,などと言ってるわけじゃないのです. 普通の風邪症状の一つとして対応すれば,ここまでの医療崩壊も起こさずに済んだだろうし,経済的ダメージも無かっただろうし,コロナ以外の患者さんが影響を受けることもなかっただろうということです. 人前で咳やくしゃみは気をつけましょう. 手洗いを徹底し,手づかみで食べるのはやめましょう. それくらいのことを注意しておけば,普段どおりの生活を送ることが出来ていたのです. なぜこんなにも世界は,新型コロナウイルスに発作的な症状を呈したのか. おそらくそれは,あの大阪のゲーム会社であるCAPCOM(カプコン)が悪いんです(笑) カプコンは,1996年にプレイステーションから「バイオハザード」を発売しました. 「企業が秘密裏に開発し

新型コロナ騒動・上半期についての一考察|EBPMと専門家への諮問

EBPM( 根拠に基づいた政策立案)についての追記 前回の記事で,「感染拡大下において,マスクって本当に安全なの?」という話をしました. ■ 感染予防とマスクについて|映画「クワイエット・プレイス」を参考にしながら これは,民主主義国家であるなら尚の事,市民・国民に対する義務化・要望・協力の要請について, 「行動に制限や条件を課すなら,それなりの根拠を示すべき」 という話でもあります. 私はウイルス対策の専門家ではありませんから,このブログでも積極的な啓発はしていませんでした. 下手に注目されて炎上するのも嫌だったし. ですが,過去記事ではこの新型コロナ騒動を「放っておいた方がいいんじゃないですか?」と繰り返してきたところでもあります. なぜなら,今回の新型コロナウイルスの毒性や性質について,その当初はいくら「未知」「新型」とは言え,1ヶ月以上も経てばそれなりに分析はできるものです. それを分析してみれば,人類を震撼させるほどの危険性はないことは明らかだったのですから,考えられる科学的根拠のある情報発信や政策を採れば,それでOKだったはずなのです. ■ 新型コロナウイルスの件|怯えたり怒ったりするより,まず落ち着こう ■ 新型コロナ騒動|どうせ死者1000人くらいになるんだから諦めて慣れていこう ■ もうさ,諦めて放置しちゃいなよ ■ 新型コロナ騒動が収束気味? 第二波が始まる?|いえ,もう放っておけばいいと思います ところが,そうした理性的で合理的で統括的で,総合的な配慮のある政策立案をする国はほとんどありませんでした. そういった中で,「スウェーデン」が逆に注目されたくらいです. 「ちゃんと科学的根拠に基づいた政策を展開している国があるらしいぞ!」 って注目されるっていうのも,なんだか高度なジョークですよね.ブリティッシュ・ジョークっていうんでしょうか. そう言えば,思い起こしてみれば,たしか,イギリスも当初はそういうEBPMなコロナ対策をする予定でしたよね. しかし,国民感情におされて,国民感情に従った政策をとってしまったのです. 日本なんて酷いもので,政府や自治体が講ずる対策も政策も救援策も,いずれも根拠を示さず「なんとなくそんな感じでいいんじゃない?」ってな調子でやっていました. 私はこれが一番問題だと言ってきたのです. どれもこれも,結局は責任逃れと責任

感染予防とマスクについて|映画「クワイエット・プレイス」を参考にしながら

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マスクとか,もういいよね マスクしていないと入店できないお店がある マスクしていないと白い目で見られる マスクが手元にないと不安でしょうがない そんな世の中になってしまいましたが,身も蓋もないことを言ってしまえば,インフルエンザやコロナなどの「ウイルス感染症の拡大」と「マスク着用」に強い関係性は認められていません. 「マスクで物理的に口を覆えば飛沫が少なくなるのだから,飛沫感染性の感染拡大は抑えられるんじゃないか?」 という,思考実験的な推測で話が進んでいるものです. 以下,前提として, (1)非感染者がマスクしても,自分が感染することは予防できない (2)感染者がマスクすることで,周囲への拡大予防には一定の効果がある ということで話を進めていきます. ただ,(2)についても科学的根拠は結構弱いのですが. 実際,マスクの感染拡大予防効果に科学的根拠が乏しいことから,スウェーデンでは「マスク着用は推奨しない」となっているようです. そんなスウェーデン情報を熱心に発信をしているYouTubeの投稿者がいました. なお,「無防備でいろ」というわけではなく,スウェーデンでは, 「科学的根拠の乏しいマスクを着用するよりも,確実に効果のある他者との間隔を空ける(ソーシャルディスタンス)を徹底しなさい」 ということにしているようです. 事実,スウェーデンではマスクする人はほとんどいないとのこと. 昨今,「EBPM:根拠に基づいた政策立案」というものが騒がれていますよね. ■ 内閣府におけるEBPMへの取組 (内閣府) もし,マスク着用を政策として市民・国民に課そうとするなら,EBPMに照らせば,「不要」という結論になります. だって,マスク着用に感染予防の根拠は無いからです. ちょっと寄り道で話すと,最近になって.2020年上半期のコロナ騒動の反省が各国でされていますよね. そしてまさに.この「EBPM」に沿わず,「国民感情」に従ってしまったという反省がされています. これは日本だけのことを指しているのではありません. 世界の多くの国々で起きました. その最たるものが都市封鎖(ロックダウン)や,強い外出自粛要請です. もともと,ウイルス感染対策として「ロックダウン戦法」には科学的根拠があ

次の菅政権について|アケビが収穫できるようになりました

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「安倍政権を引き継ぐ内閣」であることに徹するでしょう このまま突拍子もない事が起きなければ,明日から新しく菅政権が誕生することになりました. 菅直人政権と間違えないように,後世の人達は注意しなければいけません. カンとスガで使い分けです. さて,私としてはあまり注目していないニュースです. 実際,ほぼほぼ出来レースでしたし,麻生か菅のどちらかが引き継ぐであろうことは予想に難くなかったですし. もっと予想できるのは,良くも悪くも,っていうか,悪いとこだらけで「徹底的に安倍政権を引き継ぐ内閣」だということです. 以下,9月15日の21時現在での話ですが・・・. 後出しジャンケンになってしまいましたが,官房長官に加藤勝信をもってきたのも想定の範囲内でした. 他にも,安倍政権をなるべく継承する人事だというニュースが出ています. 麻生太郎が副総理と財務大臣. 茂木敏充が外務大臣. 他には,防衛大臣に岸信夫. 文部科学大臣に荻生田光一. 経済産業大臣に西村康稔. といったところです. ■ 官房長官に加藤勝信氏 麻生副総理、茂木外相再任 (時事ドットコム 2020.9.15) ■ 防衛相に安倍首相実弟・岸信夫氏 萩生田文科相は留任で調整 (産経新聞 2020.9.15) ■ 西村経済再生相は再任 (共同通信 2020.9.15) ところで,さきほど入ってきたニュースで,河野太郎が総務大臣ではなく,行政改革担当大臣に変更になったそうです. ・・・うん,やっぱりね. ■ 河野氏は行政改革・規制改革担当相 (共同通信 2020.9.15) 安倍や菅,麻生あたりから煙たがられている(と私は思っている)河野太郎は,要職から外したのでしょう. それに,河野太郎は自民党の主流からすれば非常にアブナイ人間で,思想は反皇室・反伝統なのに,対中国・韓国・北朝鮮への姿勢から右翼・保守層からの人気があるという意味不明な存在. 不思議ですね(笑). まあ,それを言い出したら,反民族主義・反共同体志向,それでいてゴリゴリの極左である安倍・菅・麻生が,こちらもなぜか愛国保守・右翼層から人気があるのとよく似ているのですが. なんにせよ,自民党の支持基盤である,ふんわりとしたウヨを確保しておかねばなら

やっと涼しくなりました|外でのんびり寝転がる贅沢

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暑さ寒さも彼岸まで そんな慣用句がありますが,実際,彼岸(今年は9月22日)が近づいてくると,途端に過ごしやすくなりました. 蚊もほとんど飛んでおらず,外で寝転がっていてもストレスはありません. ようやくリクライニングチェアの本領発揮です. これがしたくて買ったようなものですから. そんなわけで, 「自宅の庭でのんびりと仰向けに寝ながら,星空を見る」 っていう,インスタ映え(笑)する写真を撮ってみました. なお,撮影場所は,自宅の庭です. ウイスキーを飲みながら,ほろ酔いで過ごす時間は贅沢の極みです. 使用カメラはNikon1 V3,レンズは広角6.7mm,シャッター速度は120秒でした. 念の為申し添えておくと,合成じゃありません. それに,Rawデータ現像しましたが,無加工です インスタ映えって,もう死語でしょうかね. もう聞かなくなりました. ついでに,天の川だけを撮影した写真がこちら. 秋の夜空になってきました. こちらも,使用カメラはNikon1 V3,レンズは広角6.7mm,シャッター速度は120秒. あと,ポータブル赤道儀の「星空雲台ポラリエ」を使用しています. 画面中央部やや左に,ひときわ大きく光っている星が「木星」です. その左隣にある大きめの星が「土星」. ずっとリクライニングチェアで仰向けになっていると,星空のなかに浮かんでいる感覚になります. 我ながら,今回のイスは良い買い物でした. 画像:Amazon商品ページより 昼間に,自宅の庭で使用しているのがこちら. 星空を見つめていると,思いの外,いろいろと動いているものがあるんですよね. まず,精神集中して凝視すると,星の瞬きが結構派手であることに気付かされます. これを見続けていると,なんだかトランス状態に引っ張り込まれます. 多分,古代人類もこのように仰向けになって星空を見つめ,その中で「大いなる存在」を見出したんだと思いますね. それに,普段は気づかないんですけど,流れ星がしょっちゅう横切ります. たまに大きなヤツも流れるんですけど,そういうのを見ていると,やっぱり神秘的なものに感じますよ. 次に,コロナ禍とは言え,飛行機が引っ切り無しに飛んでいます. これ