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4月, 2021の投稿を表示しています

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コロナ騒動について,ここにも暴言を吐いている人がいた

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もういい加減にしてほしい!..., っていう気持ちはよく分かる この動画を出してる藤井先生の気持ちもよく分かるんですけど,やっぱこういう意見って表に出てこないですね. YouTubeを見ていたら,コロナ感染者数の解釈について,京都大学の藤井聡先生が解説している動画を見つけました. 私も研究データを扱っていた者の一人として,すごく共感できるところが多い話です. まずはこちらをどうぞ. 動画の冒頭で藤井先生が述べていますが,データ分析をしてそれをツイッターなどで紹介しても, 「誤解というか,伝わらないというか,あれ,なんでこれが分からへんねやろう,っていうことで,なかなか一般の方に伝わらないので....」 とのこと. データ分析に慣れている人にとっては当たり前でも,そうでない人には全く理解されない. この1年間,コロナ関連のデータ分析結果を紹介してきても,それが一般の方やメディアで相手にされないのは,こちらが「当たり前」だと思って割愛してきたことが,実はぜんぜん当たり前じゃないのではないか,ということに気がついたからだそうです. そういうの,研究者によくあることです. で,言われてみれば,たしかにそうかもなぁって思いました. ネットニュースやテレビのニュース,特設サイトなんかでコロナ感染データが公開されているわけですけど,それを「普通に」見れば,このコロナウイルスがそれほど危険なものではないことは理解できるはずです. ところが,「普通に」見ればいいと言っても,何が「普通」なのかは人それぞれ. 感染者数の増加傾向を見て, 「あぁ,この調子ならたいしたことないな」 と見る普通の人もいれば, 「ギョェ〜! 爆発的に感染してるじゃないか!」 とパニクる普通の人もいるわけです. 私も過去記事で,「公開されている感染者のデータを普通に見れば」,日本はまったく深刻な状況ではないと判断しましたし,なので「普通の風邪対応をすればいい」という話をしてきました. 何度か現れた感染の波(第2波,第3波っていうやつ)にしても,この程度ならどうせすぐに収束する,話題にするほどのことではない,ってことでブログでもスルーしてきたし. でも,その都度世間やメディアでは大騒ぎになっていたわけで. むしろ,そういう「騒ぎ」の方に興味があってブログネタにしてきたところがあります. あれよあれよと言う間に

うちの自治体では,役所がマイナンバーカードを作ってくれたよ

普及しないマイナンバーカード やっぱりと言うか何と言うか. マイナンバーカードが普及しない. ぜんぜんしない. 本日はこんなニュースが出てました. ■ マイナンバーカード申請急増 5000円給付対象は月内分まで 全国民への普及には乖離 (Yahoo!ニュース|産経新聞 2021.4.25) 昨年9月に始まった、マイナンバーカードに登録したキャッシュレス決済を使えばポイントが還元される政府の「マイナポイント事業」で、同事業に使えるマイナンバーカードの申請が4月末に締め切られる。駆け込み効果もあり3月は過去最多の254万件の申請があり、マイナポイント事業はカードの普及にも大きく寄与した。ただ、令和5年3月末までにほとんどの住民に普及させるとする政府目標とはまだ大きな乖離(かいり)がある。 よく, 「今回のコロナ禍の給付金のように,マイナンバーカードを利用できれば円滑な国民救済が可能なはずなのに...」 などという理由から,マイナンバーカードの普及を促すコメントが出てくることが多いのですけど. 私はこれについては懐疑的です. そもそも,マイナンバーカードの普及率と,スピーディーな国民救済は別問題です. 政府にその気があるのなら,マイナンバーカードがあろうと無かろうと,給付金はスピーディーにできます. 昨年のドタバタ劇は,政府にその気が皆無だったからです. それらの件については,過去記事でも指摘しました. ■ マイナンバー制度とカードの普及について ■ 特別定額給付金の申請不備を非難する人 すでにマイナンバーは国民全員に割り振られているのだから,あとはカードの有無を問わず,そのマイナンバーを使って給付金管理すれば良かっただけです. え? 不正受給や給付ミスが発生しやすいのではないか,って? 国民の生活がかかっている有事において,そんな細かいことにこだわっている場合ではないでしょう. 不正やミスは,あとでなんとでもなります. しかし,人の命や,事業・企業の命は取り返しがつかないことです. その緊張感や覚悟が,政府にあったか否かの問題なのです. そもそも,別に,給付金を「一律」で「銀行振込」させる必要もなかったはずです. これも過去記事の, ■ <新型コロナ>国や自治体はここを努力すべきだった で述べたことですが,国民への経済的支援なんてのは,銀行振り込みによる一律給付である必

最近,小レポート,リアペ,コメントカードの書き方を紹介した記事が爆上げしている

前回の記事では,最近,「体育授業用のスポーツウェアの着方・選び方」の記事の閲覧数が急上昇しているという話をしました. それ以上に,もっと閲覧数が急上昇しているのが, ■ 超便利:授業内レポート(小レポート,リアクションペーパー)作成のコツ という記事です. 2021年4月現在,週間閲覧数ランキングでトップを走っています. このブログサイトのどっかに「ランキング」が載っているので,そこで確かめてみてください. もともと,4月と9月に閲覧数が上昇気味になる記事ではあったんです. おそらく,大学生が授業期間が始まるのをきっかけに検索して見つけているんでしょう. 論文とかレポートの書き方を紹介しているネット記事や単行本は結構ありますよね. でも,授業内小レポートやリアペ,コメントカードの書き方は意外と少ない. まぁ,「意外と」って言うか,少なくて当たり前ですけど. でも,500字〜1000字程度の文章だからこそ,そこに学術的トレーニングのエッセンスが凝縮されていると思うのです. 実際,私は毎回の授業で提出させるリアペ,コメントカードの中身を非常に重要視していました. この短い文章の蓄積で,ほぼ成績が決まります. 「決まります」って言うか,決めることができます. 長い文章も短い文章も,結局は以下の要点を確認することで判断できるからです. その記事では,授業内小レポートやリアペなどで,以下のことを必ず入れて書けと紹介しています. 1.問題意識の表明(テーマみたいなもの)   何について書こうとしているか表明するところ.既に教員から提示されている場合もある 2.自分の意見(仮説)   掲げた問題についての自分の意見を書く 3.自分の意見を裏付ける根拠   自分の意見を裏付けるデータや事実を書くところ 4.自分の意見を批判する意見   自分の意見に反対する意見とその論拠を書くところ 5.自分の意見を批判する意見への反論   「そうは言うけど私の意見のほうが正しいんだ」という文章を書くところ 6.再度,自分の意見または結論   このような短いレポートの場合,自分の意見を再度書くくらいでいい 一般高校生レベルであれば,1,2,3までを書いてきます. しかし,大学生レベルに求められるのは,4と5です. で,4と5が書けない人は結構多い. だからこそ,大学教育において最も重要なポイントだと

大学生に向けた記事「体育授業用スポーツウェアの着方・選び方」の閲覧数が爆上げしている

一体どうしたことか. 不思議なもので, ■ 大学生用:体育授業用スポーツウェアの着方・選び方 という記事が,ここ最近よく読まれているようです. 別にツイッターとかフェイスブックで紹介されてバズってるわけでもなく,閲覧ルートはオーガニック検索(各位がググって検索して来ているという意味)です. この記事を書いたのが4年前ですから,どういう風の吹き回しでしょうか. そこで紹介してることは,当時,大学の体育教員だった私が日々授業で考えていたことである, (1)ジャケットの前は閉じましょう (2)フード付きやスウェットは着てもいいよ (3)襟付きの半袖シャツを1着持っておくと便利だよ (4)シューズはランニングシューズで全てOKだよ (5)女子は胸元パックリシャツに注意しよう (6)汗ジミの出る色・素材のシャツに気をつけましょうね といった内容です. 大学では,小中高と違って体育授業時の服装が「学校指定」ではなくなりますので,自由度が高過ぎて困る学生が結構いるんです. 授業期間前には, 「すみません,念の為に服装のことを詳しくお窺いしてもいいですか?」 と質問をしてくる学生が散見されます. なので,そんな大学新入生のためにと思い,これを書いといたのですけど,ここに来てその役割を存分に果たしてくれている模様. 書いた甲斐があったというものです. もしかすると, このコロナ禍で友達同士のコミュニケーションが取りにくくなっていて,各自がネット検索して, 「一般論としての大学生スポーツウェアの現状」 を調べている人が増えてきたのかもしれませんね. そうは言っても,聞くところによれば,大学においては「スポーツ実技」「体育実技」に関する授業はまだまだ開講に踏み切れているところは少ないようで. かなり条件付きのところが多いようです. 野球やサッカーなどのスポーツイベントが開催されていて,今年はオリンピックもやろうっていうこの状況下ですから,さっさと開講すればいいのにと思うんですけど. なんせ,「我が校でクラスター発生だけは勘弁」と,ビビりまくってるのでダメですね. それこそ,コロナ予防のためにも,大学生には積極的にスポーツに取り組んでほしいところです. 実際のところ,学生だけじゃなく国民みんなが. ワクチン打つより,よっぽど感染症対策になるんじゃなかろうか. 私は大学生じゃないけど,スポー

コロナ禍を考えることに疲れてきたから,ちょっとした暴言を吐いてみよう

まだまだ続くよコロナ騒動 意外と長引きますね. もうそろそろ飽きてきてもいい頃だと思っているんですけど,なかなか... 新型コロナウイルスの話題が収まりません. むしろ,最近になって感染者が増えている地域があるもんだから,「マンボ!」とか言って再炎上しています. なんか疲れました. ここ数日,ブログの更新が止まっていたのは,仕事が忙しくなっていたからです. 「寝る間も惜しんで..」ってほどではありません. 毎晩快眠です. それに,日課として1日1本の映画鑑賞と,1冊の読書,そして晩酌を嗜む時間は確保したいのです. ブログ更新はその次のこと. ここ最近,ブログの定期読者が増えてきていたところですので,更新を楽しみにしていた方々,申し訳ございませんでした. これからは晩酌しながら更新します. 私も仕事が忙しくなっていたとは言え,世の中には忙しいを通り越して,混乱状態の人もいることでしょう. もっと言えば,仕事をしたくても仕事できない人だっている. そういう人たちに比べれば,私なんて忙しいうちに入らないわけで. 兎にも角にも,コロナ禍って大変ですね. 特に医療関係者のなかには,コロナ対応で忙殺されている人もいるそうです. こうした医療関係者のためにも,不要不急の外出自粛や,大人数での会食を禁止することが叫ばれているわけですけど. でも,医療関係者って仕事があるだけマシですよね. その一方で,自粛要請や営業規制によって仕事を失っている人もたくさんいるわけですから. こんな事言うと怒り出す人もいるでしょうけど,私としては,医療関係者の方々は,ここで頑張らずにどこで頑張るんだというのが本音です. 死ぬほど忙しい人もいるのでしょうが,実際に仕事が無くなって死んでる人もいるわけですし. それに比べれば,仕事があるんですからいいんじゃないですか. 厳しい事言うようですけど,過労死寸前までは働いてもらわないと,この人達の社会的存在意義がないでしょ,っていう,冷酷なことを考えてる部分が私にはあったりする. 関連して,保健所とか,役所とか,あとは各種公務員とかも. 感染者数が減らないせいで,寝る間も惜しんで仕事をしている人もいるそうですけど,こういう時のための「公務員」なんだからさ. 寝る間を確保したいなら,民間や個人で仕事をすればいいわけで. それに,辞めようと思えば辞められる自由はある

「大学生は遊ぶためにバイトしている」っていうのは平成バブル時代の話

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今はマジで生活費を稼いでいるので,オッサンたちはその認識を改めたほうが良い ここ数年,ずっとこのニュースが毎年出ています. 今年も「過去最低」を更新したようです. ■ 首都圏の私立大生 仕送り平均8万2400円で過去最低 (Yahoo!ニュース|テレビ朝日) 教職員らで作る団体は、首都圏の9つの私立大学で去年4月に入学した新入生を対象に家計負担調査を実施しました。  その結果、一月の仕送り額の平均が8万2400円で、過去最低となりました。  仕送り額から家賃を除いた一日あたりの生活費はわずか607円になります。 いまだに, 「大学生がバイトをしているのは,きっと,遊んだりブランド品買ったり,車買ってドライブしたり,旅行に行くためなんだろ.もっとちゃんと勉強しろ!」 などと言い出す人がいます. 時代錯誤も甚だしい. この21世紀にもなって,日本社会はそんな状態ではありません. 実際,定年間近な大学教員にそんな人が多かったりします. 「バイトする暇があったら,ちゃんと勉強したまえ!」 とか言って. あと,実は50歳前後の教員とかにも. 「大学生なんだから,もっとパーッと遊ばなきゃもったいないよ」 などと言ってたりするのがいる. そう言えば,大学のFD研修会とかで,「最近の大学生の実態」として取り上げられたことがあったんですけど,この手のデータを見て唖然とする教員がたくさんいました. いつも学生と接している大学教員ですら,大学生の実態をきちんと把握していないのです. 私達(アラフォー)の世代からでしょうかね. 大学生がバイトをするのは,マジで生活費(場合によっては学費)を稼ぐためだということが常識なのは. 共同通信のニュースに,ここ最近の大学生の仕送り金額がグラフとして出ています. ■ 私大生への仕送り、過去最低に 首都圏、コロナ影響で保護者減収 (Yahoo!ニュース|共同通信 2021.4.5) 画像:共同通信(4月5日) 私も2年前にこんな記事を書いています. お暇だったらこちらもどうぞ. ■ 大学生用:社会人(かつての学生)の苦労話は聞いてはいけない 言いたいことは,2年前の記事で書き尽くしている感があるので,そこからちょっと抜粋. すでに私が学生の頃(2000年代初頭)から,学生たちから「生活する上でお金が苦しい」という声はありました. そのたびに「俺達が学生