投稿

6月, 2022の投稿を表示しています

注目の投稿

大学ホームページの閲覧数を上げる|大学ならではのおもしろトリビアを掲載する

かつて所属大学の先生方へ熱心に説いてまわったのですがボツになったアイデアです 大学のホームページ担当なんぞをやっていますと,とりあえず入試とかオープンキャンパスに関する情報を積極的に掲載し,その一方で学術活動に関する情報はというと,恥ずかしくないようにと周囲の大学の目を気にしつつ申し訳程度に載せとく,っていうパターンが多かったですね. ましてや,学術活動に自信がないところだと,「ウチの大学が何をしているのか関心がある研究者なんていない」,そして,「どうせウチを志望するような高校生や保護者はそんなところに関心はないだろう」ということで,一切掲載しないっていう戦略に出ることもあります. そんな感じでホームページと向き合っていると,そもそも大学のホームページを見ている人ってどんな人が多いのだろうか? もしかして入試希望者もろくに目を通していないんじゃないか? っていう気持ちにもなるものです. つまり,自分の委員活動の意義を見失いかねないわけですよ. とは言え,大学としてはホームページの閲覧数(ページビュー数:PV)の高さを気にするところもあって. 閲覧数が高いということは,それだけ大学の存在感の高さを反映しているわけだし,逆に言えば,そういう状況が大学の存在感をアピールしていることにもなります. それがネットでの認知度というものです. 私がこのブログを始めたのは2009年からですが,当初は長めのツイッターみたいなものでした. しかし,「閲覧数を意図的に上げてみたい」という気持ちになって,どうすればいいか試行錯誤していると,どうやら「ニッチであっても便利な情報」を掲載すると,オーガニック検索やリンク紹介などによって訪問する人が増えるようだ,ということがわかりました. 「エクセルで統計分析する方法」のシリーズは,そういうつもりで書き始めた記事です. 実際,今でもこれが私のブログで一番閲覧数が多い記事群です. そのあと,他にも何かテーマはないかなと思い書いたのが,「大学教員になる方法」のシリーズです. 共通するのは,ニッチであっても便利な情報という点ですね. これによって,しばらくすると, 「『エクセルの統計分析』を紹介したウェブサイトといえば,Deus ex machinaな日々っていうブログだよね」 とか, 「大学教員になる方法と,その関連情報を集めるにはDeus ex m

SASUKEがオリンピックの競技種目になるとかいう話|候補競技についての雑談

イメージ
スポーツに関する面白い話題がひとつ. そのニュース記事がこちらです. ■ 「SASUKE」が五輪競技の候補に 近代五種大会「障害物レース」で番組セット使用 (ヤフー・ニュース|ENCOUNT 2022.6.27) TBSが1997年から放送を続ける人気番組「SASUKE~Ninja Warrior~」が、「近代五種」競技の一つとして五輪競技になる可能性が出てきた。 トルコでの近代五種大会でテストイベント番組セットの使用が決定している。 同番組は、いまや世界160以上の国と地域で見られ、現地版も20か国以上で制作されている世界的な人気番組。 そして近代五種競技とは、1912年のストックホルム大会から実施されている五輪競技であり、水泳、フェンシング、レーザーラン(射撃+ランニング)、馬術の5種目で争う競技だ。 国際近代五種連合(UIPM)は5月2日、2024年のパリ五輪後に近代五種から「馬術」を外し、新たな競技として「障害物レース」を試験導入すると発表した。 UIPMによると、障害物レースの五輪競技化にむけて積極的にこれまでロビー活動を展開してきた国際団体「World Obstacle」との共催で2種類の障害物レースをテストする予定だという。 今まで馬に乗ってたのに,今後は障害物レースになるらしい. 近代五種は,もはや別物の競技になりそうです. ちなみに,私はSASUKEを知りません.テレビを見ない生活が30年近くになっていることもあり,そのものを見たことないんです. ただ,「SASUKE」っていう障害物レースがある事自体は,なんとなく承知はしていた程度です. これを機にWikipediaとかYouTubeで確認しておきました. どうやら, 手の込んだ「風雲たけし城」 体力勝負の「東京フレンドパーク」 って感じですね. 「パルクール(フリーランニング)」っていうスポーツもありますが,あれとも似ています. 最近はアクション映画などで,パルクールの動きを取り入れたシーンがよく登場します. それに,パルクールも五輪種目になるよう活動しているようです. ■ パルクール (Wikipedia) 私としては,近代五種にSASUKEを入れるのはどうかなぁって思っています. やっぱり,近代五種は馬術があってこそだと思うし. それに,障害物レースでは近代五種の意義が損なわれてしまいます.

コロナの話題|世界各国の累積死者数が徐々に収斂してきている

イメージ
いわゆる「コロナ対策」は,騒ぎ過ぎだった可能性がある 新型コロナウイルス騒動が始まって,すでに2年以上が経過しています. このブログでも最初のうちはコロナの話題をしていたんですが,私自身,飽きてきたこともあって放置することが多くなっていました. あと,もっと大きな理由としては,新型コロナの話題をすることにキナ臭い噂が出ていたからです. 特にYouTubeとかでは,WHOや世界各国の行政府が推奨していた「新型コロナ対策」について,なかでもワクチンとかマスクに関する「ネガティブな情報配信」をすると,一発レッドカード(コンテンツ削除,アカウント停止など)を喰らうようなんです. もはやこの世界に言論の自由はないのか? そんな暗黒社会へ突入したことに危機感をおぼえる人も多いようです. 私も,コロナに飽きたことだけでなく,下手にコロナの話題をしていて,ブログのアカウントが停止されたりするのも嫌だなと思ったりもして. このブログって,グーグルが提供しているシステムなので,有り得ない話ではありませんからね. これを機会に,ブログ記事の吸い出しと,引っ越しを本気で考えています. 以前から,「グーグルによる世界支配」とか「グーグル八分」とか,あとは「情報の恣意的な取捨選択」といったことが危惧されてきていましたが,それが如実に現れたのがコロナ騒動でしたね. グーグルもここまでかなと,限界を感じている次第です. 今のうちにカウンター勢力をつくるか,検索などのバイアスを中和する工夫を考えておかないと,世界中が取り返しのつかない事態になるかもしれません. とは言え,コロナ情報については,どうやら少しずつ冷静さを取り戻しつつあるようでして. 特に,ワクチンとかマスクに関する情報は,客観性や科学的根拠を伴う発信であれば,あまり消されなくなっているらしい. しかも,ここ1年ほどは大手メディアの調査・取材による情報配信としてワクチンやマスクのネガティブ情報も入ってきているようで. 具体的には,東海地方のテレビ局であるCBCのYouTube公式チャンネルで,ワクチン後遺症とか厚労省のデータ改竄問題を取り上げています. YouTubeと言えど,さすがに日本の大手メディアが出しているコンテンツは削除できないようですね. 私もまた,ちょっとずつコロナの話題をしていこうかなと思っています. そんなわけで,先日も

思い出の楽曲|A Song for ××|blogger共有

イメージ
※2022年6月現在,このブログ内では視聴できないみたいなので,YouTubeに行って聴いてください. これまでに「思い出の楽曲」ってことで何本か記事を書いてきましたが,これもかなり思い入れがある曲でして. 浜崎あゆみの「A song for ××」です. 学生時代から私は「ポップミュージックの趣味はない」というのを公言していて,それだけに珍しがられながら「そんな中でも何かあるでしょ?」ってことで,友人との世間話としてお気に入りの曲を話題にされることがありました. そんなことが大学生の頃にもあって,「最近聞いた曲で良いって思うのは?」っていう話になった時,どこかで聞きかじったことのあるこの曲を取り上げたんです. 「私」のキャラと「浜崎あゆみ」の組み合わせが意外だということで驚かれたのですが,私としては歌詞がどストライクだったので,よく覚えていたんです. たしか,ラジオ番組か何かでかかっていた曲で,タイトルもそこで紹介されていたからこれを答えられたのですけど,今の今まで忘れていました. 覚えていたのに忘れていた,とはこれいかに? って思うかもしれませんが,当時は覚えていて話題にできたけど,今となってはタイトルを忘れてたってことです. 最近,「思い出の楽曲」という記事を続けて書いているので,まさに「思い出」を思い出すようにiTuneのなかを探ってみたり,YouTubeでいろいろ検索かけて聞いてみたりしています. そしたらYouTubeで浜崎あゆみの曲としてこれが出てきて,「あぁ,これだこれだ」ってことになったわけです. 当時, 「浜崎あゆみのどこがいいの?」 って言われたんですが, 「いや,歌詞が普通にいいと思うんだけど」 って答えても,いまいちピンときてくれなかったようで. 2000年頃の浜崎あゆみって,メインのファン層は女子高生で,男子はちょっと置いてけぼりな感があったように記憶しています. 実際,私も浜崎あゆみのファンではありません. 「ちょっと変わった子」的な感じがしましたよね. すみません,浜崎あゆみについては,それ以上は知りません. 今も現役で活動しているのかどうかも知らないですから. 話を歌の歌詞に戻すと,あからさまに「女性視点」の歌詞ではあるのですが,私のティーンエイジの心理状態と強烈にダブるんですよ. こういうところが,当時のティーンエイジャー,おいて

同性婚を認めていくためには憲法改正を進めるべき

同性婚を推進する人には「憲法改正反対派」が多いのではないか? という件 法律に関する話をもう一つ. 現在,こんなニュースが注目されています. ■ “同性婚 認められないのは憲法に違反せず” 大阪地裁 (NHK 2022.6.20) 同性どうしの結婚が認められていないのは憲法に違反するとして同性のカップルが国に賠償を求めた裁判で、大阪地方裁判所は憲法には違反しないと判断して訴えを退けました。 同様の裁判では去年、札幌地方裁判所が憲法違反とする判決を言い渡していて同性婚をめぐる司法判断が分かれた形です。 京都府や香川県などに住む男性どうしと女性どうしの3組の同性カップルの6人は、民法や戸籍法の規定が同性どうしの結婚を認めていないのは、憲法に違反するとして、国に賠償を求める訴えを大阪地方裁判所に起こしていました。 20日の判決で、大阪地方裁判所の土井文美裁判長は「婚姻の自由を定めた憲法24条は、男女の間での結婚を想定したもので同性間を含むものではない」として、法律の規定は憲法に違反しないと判断しました。 また、法の下の平等を定めた憲法14条との関係でも「異性間の結婚は、男女が子を産み育てる関係を社会が保護するという目的で定着した制度だが、同性間の関係性にどのような保護を与えるかは議論の過程にある」として、違反しないと判断し、訴えを退けました。 つまり,婚姻について示した憲法24条の条文である, 婚姻は両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。 について,この「両性の合意」の「両性」というのは,「男性と女性」のことを指すのだ,という解釈になるということです. 読み方によっては,この「両性」とは「男性と男性,女性と女性」という意味での「両性」とも読み取れると解釈することも不可能ではありませんが,やはりこれは「普通の感覚」「常識的な読み方」をすれば,「男女」ということになるでしょう. そうなると,同性同士の結婚が認められないのは「憲法違反だ」ということにはならない,というわけです. 私としては,同性による結婚が認められることは容認する立場なので,ぜひとも多くの人々の幸福実現のために「同性婚」が認められる日本になることを願っております. ただ,そのために憲法24条が足かせになっているのであれば,これをなん

死刑についての一考察|あってもいいけど冤罪補償を強化しろ

イメージ
突然ですが死刑の話です ふらっとこんなニュースを目にしたので,話題にしてみたいと思います. ■ 死刑に参加した刑務官が明かす…失敗が許されない執行の瞬間に起きた「ありえない事態」 (現代ビジネス|ヤフー・ニュース 2022.6.17) ■ 死刑に参加した刑務官が明かす…死刑囚が死刑確定後に手渡される「しおり」の衝撃内容 (現代ビジネス|ヤフー・ニュース 2022.6.18) ここで死刑の是非や賛否について議論したいわけではありません. そうした議論は星の数ほどされていて,そして結論が出そうにないテーマだからです. 私としては,高校生までは死刑賛成派でした. 私の家族も概ね死刑賛成ですね. 高校生の頃も,何かのきっかけでこうした話題になったことがあったのですけど,たいていの人が賛成派でした. 日本人の多くが死刑賛成派なのでしょう. 上述のニュース記事はヤフー・ニュースサイトなんですが,そこのヤフコメを覗いてみても,やっぱり賛成の論調が多いです. 実際,内閣府の世論調査に「死刑制度」に関するアンケート調査があるようですが,約80%が「死刑もやむを得ない」と回答しています. ■ 死刑制度に対する意識 (内閣府) ただ,今の私は死刑反対派です. 死刑は廃止にする方向で進めたほうがいいと思っています. 大学生の頃,映画を手当り次第に見まくっていた,っていう話を過去記事でもしたことがありましたよね. そんな折,死刑制度について問題意識をもった映画に出会ったことがあります. タイトルもストーリーも全然覚えていないんですけど,ケビン・スペイシーとケイト・ウィンスレットが出演しているハリウッド映画だったことと,その内容が死刑の是非について考えさせられるものだった,ってことだけ覚えています. これらのキーワードを頼りにググってみたら,出てきました.これです. 「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」(2003年) ストーリーは覚えてませんけど,死刑は冤罪だった時に取り返しのつかないことになるよね. そして,「人が人を裁く」ことの不確実さと限界,そしてその量刑として「死刑」がとれほどバランスを欠いているか,っていうのがテーマだったと思います. あと,死刑における冤罪の恐怖を描いたものとして有名なのが,クリント・イーストウッドの「トゥルー・クライム」(1999年)ですね. こういうのを観たあとで

思い出の楽曲|とんぼ|blogger共有

イメージ
最近,すっかりネットから離れちゃってて... ずっとブログ更新もせず. 特にメールの確認が疎かになっておりました. そしたら案の定,ほったらかしの重要メールが2件ありました. 一つは設備投資に関する仕事上のことで,あと一つは某大学の教員からご挨拶のメールをいただいていたんですけど. 完全放置になっていたので申し訳ない限りです. かつては毎日,否,毎時くらいの勢いでメール確認する時代もあったのに,今となっては完全シャットアウト状態になることもあるわけです. 実際,自宅や仕事場は電波圏外なので,ほぼ時計とカメラ機能,ワークフローアプリ,メモアプリぐらいしか使ってません.あ,あとは電卓アプリか. 人のライフスタイルって,変われば変わるもんですね. さて,今回の思い出の楽曲は,「流行歌の歌詞をちゃんと覚えない」,それによってつまり「カラオケの嗜みが全く無い」という私にとって, 「そんなんじゃなダメだよ.カラオケに誘われたら,一曲くらい歌えるものを用意しとかないと!」 と忠告してくれた,私が大学教員をやっていた東京時代(実際には東京ではないのだが)の兄貴分(的な存在の先輩教員)から勧められた一曲です. というのも,所属学部で懇親会があったとき,なんと今どき「カラオケ大会」が始まってしまいまして. そこで私がカラオケで歌うのを断ったということが,その懇親会に欠席していたアニキの耳に入ったわけ. で,アニキ曰く, 「僕なら長渕剛の『とんぼ』を歌うね」 って. 長渕剛をチョイスするとは,さすがはアニキだけのことはあります. どうやら,長渕剛の「とんぼ」なら歌いやすいし,感情を込めて歌えばその場の盛り上がりにも貢献するってことらしい. ちなみに,アニキもカラオケは「嫌い」とのこと. 嫌いなんかーい! って思うんですが,でもそこはさすが「場の空気」を大事にするアニキだけのことはあります. アニキの言い分もよくわかるし,過去に私もカラオケで苦い思い(その場をしらけさせた的な)をしたこともあるから,ここは一つ,アニキの忠告をちゃんと聞いておこうかな,と思わされたものです. カラオケの話題については,過去記事でこんなのがあるんですけど,そこで触れようかと思いましたが,とりあえず割愛してました. ■ 忘れられない不思議な人々(12)カラオケに行く人 それにしても,カラオケもこのコロナ騒動で大打