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日本コロナ騒動|絶望的に無能だったことが幸いした非常に稀有な事例

何も出来なかったことが,かえって好影響だった?


傍目で日本政府の対応を見ている限りでは,こんなにも無能無策な国家運営があっていいのかと興味深く映りました.
しかし,結果的にそれが幸いしたのかもしれません.

日本は,人口とその密度が世界的にみても不利な条件であるにも関わらず,新型コロナの悪影響を実質的にあまり受けていません.

その理由としてさまざまな推測や憶測が流れていて,現時点ではたしかなことは言えません.
ただ,ウイルスによる直接的な健康被害は少ないことは事実です.


もともと私は,今回の新型コロナ騒動は,行政としては努めて「何もしない」ことに全力を尽くすことが最善策だという立場です.
これについては過去記事でも繰り返しています.

なにも私は,「ほれみろ,俺の言った通りのことになっただろ」とドヤ顔で自慢したいわけではないし,日本政府が「何もしない」ことを褒めているのではありません.
意図的に「何もしない」ことを選択したのであれば別ですが,これまでの大臣の発言や各都道府県知事の対応,専門家会議の提言などを整理してみれば,実際のところは「何も出来なかった」政府であることは明らかです.
もちろん,そういう演技をしているのなら話は変わりますけどね...


少なくとも,中国が発表したデータを信用して分析・予測してみれば,感染率や致死率,健康被害と医療への負担を鑑みても,国や自治体が大騒ぎして検査だの,入院・隔離だの,外出・移動自粛だのといったことをしたらダメだというのが私の意見です.
ようするに,普通の風邪肺炎やインフルエンザと同じような対応で十分だということ.
実際,普通の肺炎やインフルエンザの方が,現在進行形としても明らかに今回のコロナより人を殺しています.

以下が,今シーズンのインフルエンザ肺炎による死亡者の推移です.
まずは日本の21大都市の合計.

毎週,約400人が死亡中.
今年の14週目(4月上旬)から急激に低下しているのは,緊急事態宣言が出たことが影響しているのかもしれません.

実際,今年の東京はインフルエンザが猛威を奮って死亡者激増状態だったのですが,14週目からは激減しています.
以下が東京のデータです.

っていうか皆さん,今年の東京はインフルエンザで約2,000人死んでたの知ってましたか?


むしろ,どうして今回の新型コロナは,こんなにも世界的な注目を浴びて,こんなにもパニックになってしまったのか.
「未知のウイルスだから不安だった」という理由だけで,こんなにも世界中が機能不全になるものでしょうか.
ヒステリックでパニックになりやすい人間が一定数いるのは事実でしょうけど,こんなにも脳足りんがいたのは新鮮な驚きです.

落ち着いてウイルス対策を考えれば,今,世界中で行われているトチ狂った振る舞いは不思議でなりません.
これが情報化やICTが進んだ世界の姿なのかもしれませんけど,それとは別に,何か裏があるんじゃないかと勘ぐってしまいますが,それはまた事態が落ち着いてから各国のジャーナリストとか諜報機関が頑張ってもらえればと思います.

ちょっと思ったのが,昨今の世界的な「ゾンビ映画」「パンデミック系映画」の流行が影響しているかもしれませんね.
ウイルスによる世界の終末が,世界中の人々の思考に刷り込まれていたのかもしれません.
その火付け役の一つである「バイオハザード」シリーズを作ったCAPCOMの罪は軽くないでしょう(笑).


なんにせよ,日本政府は終始,まっとうな「対策」をしていません.
勘違いしてほしくないのは,私が「何もしない」ことを勧めているからと言って,現状の日本において,何も対策をするなと言っているわけではありません.

もう既に,後手後手とはいえ国としての対策を開始しており,緊急事態宣言を出したり,自粛要請だの,一斉休校だの,営業自粛だのといった方針で進めてしまっています.
だとすれば,これに対応した対策をしなければなりませんが,それをしていない.
具体的に言えば,人に何か要請するんだったら,見返り・補償が必要.
でも,これを頑なに拒んできたのも日本国政府です.
これじゃヤクザか半グレのようなもの.


ここまで大騒ぎにしたのですから,その責任をとって1年間分の生活・所得補償するくらい当然だと思うんですが,まるで眼中にないようです.


畢竟,安倍政権って「責任」をとらないし,責任ある行動をしないし,責任のかかることを避けるんです.
先日の記事でも書きましたが,今回のような事態であれば,「政府の責任で死んでしまう人の数を決める」ことが政治家と行政には求められます.
ウイルスによって死ぬ人,自粛要請によって死ぬ人,医療インフラ不足で死ぬ人,それらが必ず発生します.
これを最小限にすることはできますが,ゼロにはできません.

現在の日本政府は,ウイルスによって死ぬ人を防ぐことに注力し,そこに万全を期する態度をとることで責任逃れを図っています.
しかも,「罹患するのは自粛しなかった奴の自己責任,罹患しなかったのは要請を出している政府のおかげ」という図式をとりたがる下衆っぷり.


事実上,日本国って不要なんですよ.
マジでいらない.
むしろ邪魔でしかない.
最近は,政府の無能っぷりに呆れた地方首長が独自の対策を立てたりしています.
大阪府・独自の医療崩壊防ぐ基準「大阪モデル」を決定 吉村知事「まずはトライをしてみたい」(Yahoo!ニュース 2020.5.6)


ただ,こういう事態は見方を変えると,安倍政権にとっては僥倖であることを忘れてはいけません.
なぜなら,各都道府県が独自に対策をとって,しかもそれが上手くいってしまえば,
「じゃあ,日本政府として地方を支援する必要はないのですね」
というロジックをつくり,ますます地方切り捨て&自己責任の方針を進めるための口実になるからです.

そんなバカなと思うかもしれませんが,バカが考えることは冷酷で残忍です.
実際,安倍晋三はバカですから,ほぼ間違いなくこの方向性でくるはず.

これに対処するために私たち国民ができることは,国を一切信用せず,国の利益となることをやらないよう徹底することです.

これは過去記事でも述べてきたことですが,もう日本政府は国民のために責任ある行動をとりません.
よって,日本政府は我々日本人の敵として認識し,実力手段を講じないにしても,少なくとも国の指示や要望は極力無視するに限ります.


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