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行った年 来た年|2026

いよいよ農家に転職して5年になりました.
一昨年,昨年と飛躍の年になっており,結構な勢いで楽しく農業をやらせてもらっています.

そんなわけで,今年あたりからはこのブログでも私の農業を話しのネタにできたらと考えています.

ここ2年間ほどは「令和の米騒動」ということもあり,農業の話題が世間を騒がせたところです.
そして,日本が抱えている問題は「米」だけではなく,農業全体に及ぶことも業界関係者なら承知のことと思います.

私自身,一農家として感じていることや,渦中の状況を共有できたらおもしろいのかもしれません.
そんなつもりで更新していけたらと考えています.

高知へお寄りの際は,ぜひ「きのこ」を買ってってください

まず,私の主要生産物について.
主にはキノコ栽培をやっているんです.

もはや現在ではそんな認識はありませんが,かつて高知県といえばキノコ栽培が有名で,特産品の一つだった時代があります.
我が町の古い錆びついた看板にも「キノコの町・佐賀町(現・黒潮町)」と書かれているものもあり,在りし日の面影がちょっとだけ残っていたりするんです.

最盛期には40軒近くの農家が存在していましたが,現在では4軒.
流通体制や生産技術などの更新が遅れたこともあって,他県に大きく引き離されてしまった感があります.
まあ,このあたりの事情については,Uターン組の私ではありますが,ブログで深く触れることは避けときます.

なんにせよ,今はパッとしない状態になってるんです.

そんなわけで,この状況を脱したいと思ってプロモーションをがんばってきた2年間でした.
いわゆる「農協出荷」と言われるタイプの経営だけでなく,小売店に直接出品する販売方法や,飲食店に向けた県外外商に注力してきたわけです.
なかでも昨年は飲食店からの注文をたくさんとることができるようになり,ちょっと調子に乗っていい気になってきていやしないかと注意が必要です.

というのも,契約してくれている飲食店というのが,なかなかの高級ブランドなところばかりなんです.
言い換えれば,高知の片田舎のキノコなんですから,そういうところからじゃないと価格・送料などで折り合わないのでしょうね.

もちろん,それに見合った商品は出している自信はありますよ.
というか,この2年間でその自信がついてきたというのが実際のところです.

とはいえ,契約や注文をたくさんとってくれているのは,私自身というより,高知県の公社や仲介業者の方々の努力なので,私はそれにのっかってるだけとも言えます.
今後,さらなる発展をと考えたときには,いよいよ私の経営手腕が試されるところだと思います.

せっかくなので,どんな商品なのかご紹介します.

今回は,主力であるブナシメジを取り上げますね.

以下の画像の左が「農協出荷」の規格として出している商品です.
それに対し,特別栽培品として,中央,右のような商品を出しています.

見てもらったらわかるように,一般流通品と比べてサイズが大きいです.
特別栽培品として売り込んでます.

実際,味も風味も違います.
これは現地視察に来てくれた仲介業者や料理人の方々も驚かれます.
ブナシメジって,普通は「おいしくないキノコ」というイメージを持っている人も多いでしょう.

実際,一般的なスーパーとかに並んでるシメジは,はっきり言って不味いんです.
作ってる私がいうのもなんですが,とてもじゃないけど食えたもんじゃない.

量産体制をとりやすく,棚持ちがいい(賞味期限が長い)ため,販売上の都合で青果業界から好まれているだけで,まったく美味しくありません.
特に,県外から届いているブナシメジなんて,とてもじゃないけど(以下略)

でも,うちではこのブナシメジを,美味しい状態で提供することのこだわっています.

美味しくないはずのキノコ「ブナシメジ」が,なぜか旨い.
それがこの商品の魅力です.

これを一株のままパックしたものや,石づき部分をカットして,業務用に使いやすい状態にしたものとして提供しています.


主力は石づきカット済みのものです.
業務用となると,こういうものがよく売れます.

ただ,高級志向が強くなってくると,一株パックのものが好まれる傾向にあります.
それに,一株パックのほうが日持ちしやすいですし,それはつまり味も劣化しにくいということでもあります.


なお,高知県内のスーパーマーケットや道の駅などで,こちらの商品を販売しています.
見つけたら,ぜひ買って食べてみてください.

見ればすぐわかります.
一見すると,ブナシメジじゃないと思うくらい巨大です.

どこでも売っているわけじゃないんですが,高知県西部であればエンカウント率は高いはずです.
あと,スーパーマーケットであれば「サンシャイン」グループのお店で地場産品コーナーを探してみてください.

キャンペーン期間であれば,空港で売っていることもありますが,これは空港次第ですので私のほうではなんとも.

そんなわけで,今年はさらなる飛躍の年にしたいと思っているところです.

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