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今年の夏の食料は,ちょっとヤバいかもしれない

月と金星が夜空でコラボする今日このごろ,昼夜の寒暖差が激しい日本です


夜空を見上げると,月と金星が近寄ってくれています.
なかなか情緒のある星空です.

カメラで写真に収めました.
左上が月,右下が金星です.



ところで,4月も終わろうかという今日このごろ,いまだに夜の気温が上がりません.
3月から相変わらず冷え込んだ朝と夕方を迎えます.

我が家は5月に入ってからじゃないと田植えをしないのですけど,早い人はもう田植えを済ませています.
父曰く,
「あんなに早く植えても自己満足なだけ.美味しい米は出来ない」
と,フライングスタートの農家に呆れています.

実際,3月下旬くらいから田植えをする農家がいるのですけど,この人達ってほぼ間違いなく『その集落の一番乗り』を達成したくて急いでいるだけなんです.

ただ,今年はこの状況が笑えない状態になっていまして.
4月に入って暖かくなると思いきや,まったく気温が上がらない.
昼間はいいんです,ある程度上がってるから.
でも,夜の気温が全然上がらない.
酷いときには,4月の高知なのに霜が降りた日もある.

そのせいで,早めに植えた稲はすでに茶色く変色しているものもあります.
残念ながら,こういう稲はちゃんと成長しません.
収穫量も味も劣ります.


他にも,冬から春に植えて夏に収穫する農作物が,かなりダメージを食らっているようです.
ただでさえ猛烈な暖冬だったのに,ここにきて春は寒暖差が激しすぎるんです.

このまま気温が上がらず,逆に6月くらいから猛暑になっちゃうと,間違いなく今年の日本は食糧難です.
その後も天候が怪しければ,主食である米の出来にも影響するでしょう.


新型コロナに湧く2020年の日本ですが,食糧難になる可能性が非常に高くなりました.

マジで神様に祈ったほうがいいレベルに突入しています.

しかも,この新型コロナ騒動は世界中で発生していますから,当然ながら各国とも「食料輸出」は禁止する方針です.
食料を輸入に頼っている日本としては,戦慄の状況です.

4月に入った時期にはこんなニュースが入っていました.
新型コロナ拡大で食料生産国 自国優先し輸出制限(日本農業新聞 2020.4.3)
新型コロナウイルスの感染が世界規模で広がる中、世界の食料貿易に影響が出始めた。大規模な移動規制や物流混乱の広がりを受け、一部の国が小麦や米などで輸出制限措置を導入した。穀類の国際相場は上昇基調になっており、緊急時に自国の食料をどう確保するかが問われそうだ。


これを受けて各国の食料担当は,4月21日に国際会議を開いて,
「もしものことがあっても,貿易は続けましょうね」
という申し合わせをしたそうです.

新型コロナの食料輸出規制・囲い込みけん制 G20農相 自給率低い日本は警戒(毎日新聞 2020.4.22)
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、主要20カ国・地域(G20)の農相は21日夜、臨時のテレビ会議を開き、食料の国際的な貿易体制を維持していくことで一致した。閣僚声明では、食料の輸出制限について「具体的な行動をとる」と明記。一部の国で起きている小麦やトウモロコシなどを自国で囲い込む動きをけん制した。

実際のところ,こんな申し合わせは有事にあっては無視されるでしょうけどね.
自国が食糧難になった時に,他国に食糧を分けてあげるようなバカな指導者はいません.
今にしたって,マスクですら分け合わないのに.


夏にはコロナ騒動が終息するとは思うのですが,もし収まらないまま秋を迎えちゃうと,またコロナコロナと言い出すはず.
そんな時に物流にまで影響し始めると,結構な勢いで地獄になると思います.

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