2017年9月20日水曜日

このタイミングでの解散選挙って凄くね?

にわかに「衆議院解散」が喧しくなってきました.
どうしてこのタイミングなのか?
我が国の首相はトチ狂ってしまったのでしょうか,さっぱり意味が分かりません.
安倍首相 25日に会見 解散に踏み切る理由を説明へ(NHKニュース)

もっとも,トチ狂っているんじゃないかと思うのは今に始まったことではありませんから,あまり驚きもしないのですけど.
いよいよこの国の社会も末期を迎えたのかもしれませんね.

ネトウヨと称される人たちが,つい先日まで,
「北朝鮮問題や災害対策に予断を許さない中,森友学園だの加計学園だの言ってる場合じゃない!」
などと熱り立っていましたが,彼らの教祖である安倍晋三の頭の中には,今は北朝鮮や災害よりも選挙をした方が良いという予断があるようです.
見事なブーメラン(©ウヨク)と,梯子外し(@ウヨク)ですね.

そんなこと言うと,こんな反論もあるかもしれません.
「この選挙は,北朝鮮問題や災害対策に注力するための基盤づくりのための選挙だ」

でもそれは,つい先日に内閣改造した政府に対しては苦しい擁護です.
安倍首相は先の内閣改造でこう言いました.
安倍晋三首相、信頼回復へ「仕事人内閣」 第3次改造内閣が発足(産経新聞2017.8.3)
政権の信頼を回復するため、新内閣を「結果本位の仕事人内閣」と名付け、経済最優先で政策を推進していく考えを示した。
(中略)
今回の改造について「幅広い人材を糾合し、国民のため、しっかりと仕事に専念できる態勢を整えることができた」と強調した。
ところが仕事せずに,結果も出さずに解散する運びとなるわけですから,これでは「危機対応よりも自己保身を目的とした選挙」と言われても反論の余地はないと考えられます.

ウヨクこそ安倍晋三を批判すべきではないのですか?
森友だ加計だと言ってる場合じゃなかったのですから,尚の事,今は「選挙」どころではないでしょう.
ましてやミサイルがポンポン飛んできている最中.すぐまた次のミサイルが撃ち込まれるかもしれない状況です.
そんな事態にあって,政治の空白期間を作っても良いという自信はどこからくるのか.

つまり,我が国の首相は,この極東での不穏な動きに対しては,慎重に対応しなければならない喫緊の課題ではないと捉えていることになります.
ウヨクはよく「サヨクはお花畑だ」と言いますが,バカ言っちゃいけない.
ウヨクこそが,その総本山・安倍政権こそがお花畑です.

一般的に,国家安全保障に関わる出来事があった直後は,その政権がどんなポカをやらかしたとしても支持率は上昇します.
あの民主党・菅政権ですら,「東日本大震災」の直後は支持率が回復するんです.
菅内閣の支持率推移(時事トピックス)
今は北朝鮮問題が緊迫していますので,案の定,現政権である安倍内閣の支持率は回復しています.
そういう場面を狙って選挙をすれば,議席を取れる確率は高まるわけですね.
それを素直に,まことに素直に実行しているのが安倍晋三のようです.

私はこう考えることにしました.
北朝鮮問題は気にしなくていい問題だ,と.
腐っても日本国首相・安倍晋三です.彼がこの時期これほどまで脳天気に選挙のことを考えてられるんですから,きっとミサイルも撃ち込んでこないんだろうし,人為的な理由で緊急事態になる可能性は極めて低いのでしょう.
以前からそんなサインはありました.安倍首相は,公邸に住まず自宅に住むことを好みます.
安倍首相が公邸に住まないのは「犬」のせい? 危機管理意識を批判する声も(ハンフィントンポスト2013.11.9)

危機意識が低いんではなくて,諦めているんだと思います.
公邸にいようが自宅にいようが,何か起きても何もできないことに変わりはない.
同様に,選挙中にミサイルが飛んできても何かできるわけでないし,何の対策もとれない.どっかに着弾しても「選挙中だったから仕方ないね」って.
それが実際のところではないかと考えられます.
だからこんな状況でも無邪気に「選挙するよ」って言い出せるんだと思うんです.