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まだまだわからない


都議会選挙の結果が出たようです.

私の心配をよそに,民主が健闘している模様.


民主党.
まだ大丈夫です.
まだバレてない.
もう少し様子をみてみましょう.

メディアは未だ狂ったように民主党擁護報道を続けているし,この国の空気は俄然民主有利.
このまま突っ走っていただきましょう.

とか思ってたら,こんな記事をみつけました.


民主・鳩山代表「北海道には自衛隊の戦車がたくさんあるが、今の時期、陸からの侵略があるとは考えられない」
2009年7月10日 産経新聞 抜粋


日本の安全保障でありますが、当然のことながら私どもは、強固で対等な日米関係を築きたいと考えております。その上で、日米の安全保障問題。例えば在日米軍基地に関して申しあげれば、この地域的なあるいは歴史的な国際的な環境というものが相当大きく変化をしておりますし、軍事技術というものも、相当変わってきているわけであります。
私の選挙区であります北海道にも自衛隊の戦車がたくさん存在しておりますが、果たして今の時期、陸からの侵略のような話が、北海道に起こるとはとても考えられない。安全保障の議論というものはなかなか新しい変化についてきていないと。
私は小沢代表が第七艦隊の発言をしたのはまさにこういった時代環境が変化をしたことに対して、ある意味でのシンボル的な発言をされたのではないかと思っておりまして、つまみ食い的な報道もあって結果としてそれが誤解を招いたんじゃないかと思っています。

だということで,
小沢氏の 「第7艦隊発言」 を擁護する意味もあったのでしょうが,日本の安全保障についてチョッと怪しい見解を述べたんだそうです.

やっぱり前から思うんですけど,安全保障について無知な人が語るとろくなことがないので,知らないなら黙ってた方がいいというものです.
政権とった後だったら,間違いなく致命的な失言ですよコレ.

「日本は島国だから,陸から攻めてこないんだ」なんて,
当たり前だろボケが!
そりゃ制空権,制海権を獲って突破口を作るのは対空戦・海戦だろうけど,最終的に制圧・占領するのは陸上部隊でしょ.
民主はその時に歩兵部隊メインで対抗しようってつもりらしい.

陸に戦車が揃ってるから制圧・占領作戦を実行するのを思いとどまるんですよ.
戦車大隊を相手にするには大規模な装備と部隊が必要になりますから,パラシュートで降りてドンパチだけじゃ難しいのです.
でも,戦車がいないと輸送機で空挺部隊を送れば五分五分の戦いになりますから,制圧・占領が容易になっちゃいます.


とは言え,ここは大きく譲ったとして戦車を減らすのはいいとしましょう.
でも,最終防衛部隊である戦車を減らすんなら,前線である航空・海上部隊を増やすんでしょうね.
最終ラインが薄くなるのですから穴を作るわけにはいきません.世界屈指の広い経済水域を守る航空・海上部隊には相当な負担がかかります.

その上,航空部隊や海上部隊はお金がかかります.米軍におんぶにだっこである部分でもありますし.
戦車代の方が安くつくからお得だと思うんですけど(軍艦1隻:1200億円,戦闘機1機:130億円,戦車1台:8億円).

鳩ポッポが,そして民主が費用対効果の観点から軍事費の縮小を言うなら,それは核ミサイル保有も視野に入れているのでしょうか?
あー,なるほど! 鳩ポッポの地元である広大な北海道の土地に,核ミサイル基地でも誘致する気なのですね.
それなら数発用意するだけで済むから安くつきます.
民主にそれだけの気概があるとは.今から選挙が楽しみです.


でもたしかに,日本の戦車装備は時代に合っていないことは事実で,90式戦車というのが主力なのですが,これがまた強いかわりにデカイ.
関西圏某大学ラグビー部のフォワードみたいなもんです.
広大な北海道ならまだしも,川が多く山あり谷ありの日本の地形には合っていないのです.重すぎて渡れない橋も多いのだそうです.

そういう意味では,新しい戦車を開発する必要もあります.
軽くて,山岳地形にフィットして,市街地戦,対人・ゲリラ戦に優れる,という注文を満たすヤツを.
まぁ,そこは日本ですから,戦車も地球にやさしいハイブリッド・低排出ガス,縦列駐車もオートでママにもやさしく,後部座席も広々贅沢空間.
これで家族と楽しく過ごせる週末が増えるというものです.


いろいろ言いましたが,民主党さん,期待しています.
頑張ってください.