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神戸マラソン

なんの捻りもないベタなタイトルをつけてみました.

今日は記念すべき第1回神戸マラソン.
うちの大学の学生達がボランティア・スタッフとして参加させてもらっているということもあり,その挨拶回りに朝から出かけていたのです.

実は珍しく朝寝坊してしまい,スタート地点の市役所前に着いたのがスタート時刻のギリギリ9時ちょうど.
三宮駅から神戸市役所までマラソンのごとく駆け抜けます.

関係者や学生が作業している場所はスタート地点の市役所前.
ところが,当たり前ではありますけどスタート地点である「市役所前」という所(交差点)の,それこそ市役所前は関係者以外立入禁止なんです.

スタート時刻のだいぶ前(昨日の予定では7時半くらいに現地到着予定だった)なら事情を説明し,お世話になっている関係者に一言お礼を言ったり学生の様子をスムーズに見れたのでしょうけど.
遅刻した自分が悪いわけで.
そんでも,諦め切れないのでここは思い切って突入することにしました.

悪気があったわけではないんですけど,スーツに手持ちカバン,それに持ち前のマジメそうな姿に警備員の人もすっかり騙されたようで,難なく通してくれました.
ダメだったんですよね.本当は入っちゃ.
「学生の引率にぃ・・・,」って言ったら「どうぞ」って.

そのエリアに入ったら,みなさん色分けされた「許可証」をぶら下げてて,私だけポツンと関係者外.
まぁ,関係者といえば関係者なのでしょうけど.

地下道から出て市役所の玄関へ.そして学生や知ってる人を探そうとしましたが,ちょうどランナーがスタートしたところでした.

せっかくなので,「どれどれ,ここがスタート地点か」とスタート地点の真横にズケズケと向かいますと,気がつけばそこは来賓者席.周りは要人の皆さんばかりだったようで.
どおりで人がポツリポツリとしかいなかったわけだ.

スタートのセレモニーが終わりますと,私の方に向かって「あ!」と叫んで向かってくる人達が.
「ゲッ,やっぱここに来ちゃまずかった?」と心配しておりますと,
「そこにおられましたか!」と私の隣のオッサンに駆け寄ります.
「ん?誰この人?」と思っていたら井戸敏三知事でした.
向こうからすりゃ,知事の隣に立ってる奴こそ「誰この人?」でしょうが.

TVとかでスタート・セレモニーなんぞみたら,それこそスタート地点脇にミスター・ビーンのように場違いな男が映っているかもしれません.
それは私です.
私はTVを見ないのでわかりませんが.


ようやく学生の面倒をみてくれている方にお会いでき,
「スタートは完璧に進みましたね!いやー,いい天気になってよかったですねぇ.学生はどうですか?ずっと探したんですけど会えなくて」
と,ギリギリに来たことを隠して陽気に振る舞います.

ゴミ拾いをしている学生をたまたま見つけて一言交わし
「じゃ!」
ということで,別の学生達が配置されている10km部門(クウォーターマラソン)のゴール地点に向かいます.


災難はそこで発生しました.
写真はその時に撮った須磨浦公園前のランナーたちの様子です.

学生たちを探していたのですが,全然見つからず,ここは諦めて帰ろうと.
が,一般人の交通が厳しく制限されている上にコースとフィニッシュポイントの地形上,ほとんど身動きがとれない状態になってしまったのです.

次に学生たちが配置されているフルマラソンのゴール地点に向かいたいのに,これではいたずらに時間が過ぎちまう.
しまった,先にフルマラソンのゴール地点にいっときゃよかった.と後悔しても後の祭り.

ゴールして爽やかな笑顔を振りまくランナーや,フルマラソンの10km地点を走るランナーを延々と見続ける趣味もない私としては,早く移動したくてたまらないわけで.
抜け道はどこだ!と焦り探します.

TVとかで須磨浦公園前のシーンなんぞ見たら,ランナーでもない男がスーツ姿で走る場違いな様子が映っているかもしれません.
それは私です.
でも,私はTVを見ないのでわかりませんが.


「どうすれば私は帰れるの?」と聞きますと,「あの山を越えるといいですよ」と警備員.
須磨浦公園の裏山を登り,そして下り.
下で走ってるランナーよりしんどいのではないかと.
でも,ここを源氏と平氏の兵どもが命を賭けて駆け回ったと思うと感慨深い・・,ことはないか.

結局,本気(マジ)で疲れたのでそのまま大学に行くことにしました.
ということで昼からは大学でお勉強.
このところ,ずっと学生の相手をしっぱなしだったので,溜まっている仕事もありまして.

来年もやるんですかね,神戸マラソン.
ジョギングの趣味はある私ですが,マラソンには興味無いのでどっちでもいいと思っています.
とはいえ,来年も開催されるのであれば,全力で学生を送り込んでサポートする所存です.