2016年11月27日日曜日

エアコンはつけっぱなしでも問題ない

そういえば,
男子教員と女子学生
の記事で,「欧米の大学(に限らずマンションやビル)では建物内全体を暖房(いわゆるセントラルヒーティング)しているので,冬季でも “学生と二人っきりにならないようドアを開けっ放しにする” ということができるが,日本ではそれが困難」という話をしました.

これについて,去年こういう噂がネットに挙がったので,今夏,私の生活をかけてテストしてみたのを思い出したんです.

「エアコン(冷暖房)は,つけっぱなしの方が電気代がお得」

え? そうなの?
って思ったので,おそらく専門家と称してよいであろう私の弟に聞いてみたんです.
彼は学術博士(工学)なので.

「世間では知られていないけど,それは本当.気密性の高い建築物ではつけっぱなしにすることが本来の使い方.ちなみに,日本らしい建築物と扱い方をする環境下でエアコンを取り付けることは極めて非効率.日本に限らず前時代の建築物はエアコンがなくても自然空調されることを狙って作られている.また,日本は部屋の窓を全開にして空気を入れ替える文化がある.あれには何の意味もないけど,おまじないとしてやりたがる人が多い.キッチン,トイレ,風呂場の換気扇やドアや窓の隙間など,ほっといても生活をしていれば空気は循環する.都市部や工場地帯で部屋の空気を盛大に入れ替える人がいるが,あれはバカだと思う.内部の空気のほうがきれいなのに.一方,エアコンは気密性の高い建築物において最大の恩恵を得られるような哲学から誕生している.むしろ,密閉状態を作れないところに取り付けるべきではない.24時間換気設備とエアコンを稼働させることのほうが,シックハウス症候群やカビ,虫対策としても有益.というか,繰り返すけどそれが本来の使い方」
とのことでした.

換気設備は24時間回しっぱなしが良いというのは以前コイツに聞いたことがあったのでやっていましたが,エアコンもそうなのですね.

だから私もこの夏やってみました,「8月全日エアコンつけっぱなし実験」を.
本当は7月からやりたかったのですが,エアコンをつけるほどの日がなかったので,本格的な暑さがくる8月からにしました.

結果です.
24時間31日つけっぱなしていても,電気代は高くなりませんでした.
以下の通り,
7月:3,500円
8月:4,000円
9月:3,000円
というものでした.

ちなみに,昨年の8月は5,000円でしたので,私のような条件下で生活している者にとっては「つけっぱなしの方が安い」という結果になるようです.

今回の条件を以下に示します.図示しましたので,そちらも参照ください.

・エアコンの設定は「ドライ:25〜27度」
 ※暑い時には25度まで下げました.
・鉄筋コンクリートのワンルームタイプ(築20年)
・6帖の居間
・居間と玄関&キッチンとの間に遮蔽ドアがある
・エアコン(ダイキン社 2016年製)
 ※今年の春に故障したので,新しく取り替えてもらった
・トイレの換気扇は,24時間365日稼働
・浴室の換気扇は,毎日風呂上がりの4時間タイマー稼働
・窓の開け閉めはほとんど無し.週に何度かだけ.
・たいてい朝7時〜夜9時は自宅にいない
というものです.

値段もお得ですが,なにより快適性が非常に高いのが嬉しかったです.
「暑っ〜〜」って帰ってきても,部屋が最初から涼しくなっています.
しかもカラッカラに乾燥しているので心地よい.ジメジメ感とおさらばできます.

とは言え,あとで莫大な電気代を払わされるのではないかと怯えていた側面もあるので,そこまで気持ちよく過ごせていたわけではありませんが.
来年からは気分良く過ごせます.

あと,これは今後の調べが必要ですが,電気代が安くなってるということは,使用電力量も小さくなっているということです.もしかして消費電力量も少なくなるということでしょうか.
だとすれば,気密性の高い建築物においてはエアコンはつけっぱなしの方が「エコ」だということになりますよね.
これはちょっと重大事じゃないかと思うので,「エアコンはこまめに切りましょう」という啓蒙がどういった影響があるのか検討すべきだと思います.
もちろん,一人暮らしの家庭用電力と,その他の電力使用を一緒くたにはできませんので,慎重に吟味しなければいけませんが,場合によっては電力生産に大きく影響する話かもしれません.

さて,これから冬ですね.
そんなわけで,冬も試してみたいと思います.
でも,冬は乾燥しすぎるので快適性は下がるかもしれません.
なるべく洗濯を頻繁に行ない,部屋干しすると良いのかもしれません.