2018年4月15日日曜日

初めてのオーダーメイド・スーツ(3)

初めてのオーダーメイド・スーツ(1)
と,
初めてのオーダーメイド・スーツ(2)
の続きです.なので(3)です.

先般,故あってスーツやシャツをオーダーメイドにしたことから本記事を書き始めたのですけど,今回書こうとしていたことと関連するかもしれないニュースを見つけました.
こういうのです↓
生き残りをかけた紳士服チェーンの戦略、軍配が上がるのは多角化か本業重視か?(投信1 2018.4.14)
今後、少子化などにともない、スーツ市場はさらに縮小することが予想されます。生き残りをかけて、各社ともに新たな取り組みを進めています。その一つが「非スーツ」の多角化です。
大手4社の中で、早くから多角化を進めてきたのがAOKIホールディングスです。連結子会社を通じて、結婚式場・披露宴会場の運営、カラオケ・複合カフェ・フィットネスクラブの運営などの事業を行っています。同社グループでは現在、ファッション以外の売上構成比が4割近くに達しています。近い将来にはそれを5割にするとしています。
(中略)
AOKI、青山、コナカが「非スーツ」の多角化を進める中、独自の戦略を展開しようとしているのが、業界4位のはるやまホールディングスです。多角化には走らず、オリジナル商品などの「本業」に力を入れています。
創業二代目の治山正史社長は「スーツで日本を健康にする」宣言をかかげ、健康をサポートする機能性商品の開発を積極的にすすめています。
過去記事でも書いていますが,私はこの15年ほど服装はほぼ全てAOKIで購入しています.
偶然ですけど,引っ越すたびに近所のアパレル店がAOKIだったというご縁だからです.
わざわざ都市部へ出かけて服を買いに行くのも手間だし,こだわりがあるわけでもないので,店員と相談しながら「最近の」,そして「無難な」スーツやカジュアルウェアを買っていました.

ちなみに,ここ数年はAOKIでもカジュアルウェアのコーナーで服を買うことはなくなりました.
カジュアルはジャケパンとスポーツウェアで済ましています.
どうしてこんなことになってきたのかと言うと,当然のことながら私の現在のライフスタイルとしてスーツとジャケパン,あとはスポーツウェアで事足りるからというのもあるのですけど,実は(近所の)AOKIの品揃えや売り方の影響も多少あるんです.

他の店も同様なのかは分かりませんが,5年前に私が越してきた近所のAOKIの店員の対応が雑なんですよ.
いえ,その店の全員というわけじゃないですし,けっこう店員の入れ替えも激しいから何とも言えないことは確かですが,これまでに通ってきたAOKIの対応とは別物でして.
まあ,かつて出会った例の「ハイスペック・ババア」が特殊過ぎたのかもしれません.
若手研究者用:スーツの上手な買い方・着方

今行ってるAOKIでは,とにかく「お客様,お似合いですよぉ〜」って言っとけばいいと思ってるフシがあります.
どっちがいいですかね? って聞いても,「どちらもお似合いですよぉ〜」って.
あのハイスペックババアなら,「そっちはダメよ.こっちにしなさい」って言ってくるだろうことは容易に想像できます.

当初は「これだから関東は・・」と思ってしまいましたが,人生いろいろ量販店もいろいろと諦めています.
だからなんですけど,もしかすると上記記事にあるように,ファッション分野以外のところに注力してきている影響が出てるのかなぁって思ったりしました.そこまで鮮やかに現れるわけではないでしょうけど.

もちろん,中にはきちんと対応してくれる店員さんもいるのですが,名札とか見てみると,どうやらAOKIには「認定スタイリスト」みたいな制度があるらしく,そういう人だとアドバイスもしっかり受けられるようです.
店に入ったら極力その人に対応してもらえるよう微妙にアピールしてました.あっちも私のことを覚えてくれたぞ,って思ってたら,最近店を異動になったっぽい.以前までレジに飾ってあった,認定スタイリストの証書みたいなのが無くなってたから.

で,そんな中での「初めてのオーダーメイド・スーツ」というわけですよ.
きっかけは卒論学生からのプレゼントですが,この機会に量販店とは違う体験をしてみようと.

そしてスーツを作って1ヶ月になりました.
卒業式を含めて何度か着る機会があったわけですが,実のところ,量販店で購入したスーツとの目立った違いはあまりないのが実情です.
今回作ったスーツが「やや英国調のクラシックなもの」だったので,生地もシルエットもこれまでの手持ちのものと違うのはたしかですが,それを言い出したら量販店でも似たようなものは手に入ります.AOKIにもパターンオーダーのスーツがありますから.
これから先,時間を経ていく中で違いが現れてくることも予想されますが,今のところはそんなに劇的な差は感じません.

ただ,同じ値段クラスなのにサイズピッタリ,デザイン自由のものが手に入るのは大きなメリットでしょうね.
これまでAOKIでは「体型に合うスーツ」を手当たり次第着てみて決めていたのが,「これがいい」というものを作れるわけですから.

逆に言えば,AOKIのように量販店でスーツを購入するメリットとしては,完成品を試着して購入できるので,「間違いない」ものが手に入る安心感があります.
詳しくアドバイスをもらえる店員に対応してもらえれば,細かいサイズ調整もしてくれますので.
その一方で,あまり詳しくない店員が相手だと,「余計なこと言って失敗したくない」という遠慮もあるでしょうから,オプションによる別料金を払わせずに既製品をそのまま売ろうとする力学が働くのは仕方がありません.その場合,こちらからいろいろと注文しなきゃいけないことになりますが.
そんなわけで,私としては,オーダーメイドのお店ではかなり詳しく店員からアドバイスや評価がもらえるので心強かったです.
オーダーメイド店の強みはここが大きいかもしれません.

ところで,この度オーダーメイド・スーツを作った際に一番感動したのが,実はスーツの方ではなくシャツだったんです.これについては前回記事で書きました.
初めてのオーダーメイド・スーツ(2)

シャツなんてジャケットの下に着るんだから適当なもので大丈夫と考えていたのですが,よくよく考えれば夏場はジャケットを羽織らないし,今回のオーダーシャツだと裾が醜く上がってこない事がすっかり気に入ってしまい,今後はサイズにこだわることにしました.
私の体型だと,既製品ではどうしても腹回りがブカブカヨレヨレになっちゃうんですね.
それに困っていたのですが,最近になって,なんとAOKIでもパターンオーダーによるシャツを作ってくれることを発見したんです.昨年から始まったそうですね.

ほらね,こういうことを紹介してくれないんですよ,ここのAOKIでは.こっちはずっと「もっと腹回りをすっきりまとめたいですねぇ」って言ってたんですから,「では,オーダーすることもできますよ」って紹介してくれれば,もっと早く注文できたのに.

そんなわけで,有名オーダーメイド店のオーダーシャツとAOKIのオーダーシャツにどんな違いがあるのか検証してやろう,と考えて注文してみました.
なお,まだ受け取っていませんので,今回は注文状況だけのご報告です,.

タブレット端末を使って入力していくんですけど,案の定,ここのAOKIの店員からは細かいアドバイスは受けられませんでした.ご自由にどうぞって感じなんです.
でも,今の私には既にオーダーシャツの着心地やサイズ感の知識があります.これを頼りに模索していきました.
見本を着ながら注文していくもので,基本となるS〜Lサイズのシャツから,腹回りをもっと細く,袖をもっと長くなどと,意外と各パーツを細かく微調整できます.よほどこだわりがない限り,これで十分な気もします.

サイズの違うシャツを着分けて,「どっちが適切ですか?」って店員さんに聞いても,「どっちでも大丈夫のようですよ」って答えてくるので,こりゃ当てにならないなと諦めて,例のオーダーシャツの着心地を思い出しながらサイズ変更していく感じ.
逆に言えば,見た目のサイズなんてのは,こだわりを持ってる人以外は気にならないものなんでしょうね.

今回は,ひとまず1着だけ注文.
あまり攻めたオーダーはしていないですが,とりあえず完成したものを着てみて,細かい調整は今後検討していくということで.
でも,そんなことするくらいなら最初からオーダーメイド店で作れよって話かもしれませんが.

そのうち,ついでにAOKIのオーダースーツも試してみようかなって思ってます.