2018年2月9日金曜日

初めてのオーダーメイド・スーツ(1)

注文した段階ですので,故に(1)とします.
受け取った段階で(2)を書きますね.

過去記事でも紹介したように,私は衣服関連はほぼ全てAOKIで購入しています.
若手研究者用:スーツの上手な買い方・着方
特別思い入れがあるというわけではなくて,同じお店を継続的に利用したり贔屓にするのが性に合っているからです.

そんな私がAOKI以外のお店でスーツを買うことになりました.
きっかけは,前回の記事で書いた卒論学生です.
あの慰労会には後日譚があって,そのあと彼らから卒論指導のお礼ということで,某有名スーツオーダー店のチケットをもらったんです.
「礼はいりません.仕事ですから(シン・ゴジラに出てた統合幕僚長のように)」ってカッコつけずに,喜んで頂戴しました.

普段はスーツの質にこだわることがない私なので,そのお店の存在も知らなかったんですけど,流行に敏感な学生にとっては憧れのようです.
「卒業式に着て来てください」
ということなので,完成まで約1ヶ月かかるオーダースーツを卒業式に間に合うように注文してきました.

お店に入ると,平日の真っ昼間だったこともあってか私以外にお客さんはおらず.
店員の方曰く,「夜や土日祝日はごった返して待ち時間が凄いことになるので,可能であれば平日の昼に来てもらったほうがいい」と言っていました.
ドコモショップみたいな感じなんですね.
実際,店員とは用途や好み,生地やデザインの聞き取り,採寸,試着を繰り返して2時間近く作業しました.注文したのがジャケットとスラックス,ワイシャツの3点だったので長引いたということもあります.

初めてのオーダースーツということもあって,割引チケットを持っているとは言え低価格帯のものにしてもらいました.
選べるものとしては何十万円クラスのものがあるそうですけど,そりゃまた次にということで.

まずは生地選びから始まりました.ここで価格帯が決まります.
「オーソドックスなものを」という簡単なところから話し出して,あとは今持っているスーツや,着る場面がどんな状況なのかを聞いていきながら決定していく感じです.
話せば話すほど,結局のところ冒頭の過去記事でも取り上げたことが大事であったことが分かります.もちろん,今回のスーツオーダーで新たに知ったこともたくさんありますけど.
今回は,湿気に強くて長持ちすることと,華美な雰囲気が少なく上品な質感があると推薦された,イギリス製の生地を選ぶことになりました.
イギリスは日本の気候と似ているから,日本で着るならイギリス製の生地が合うのだそうです.とは言え,そこまで違いが明確に出るわけじゃないそうですけど.

次はデザイン選びです.素人である私にはとんとよく分からないので,店員からいろいろ聞きます.
とにかく「どこに出ても恥ずかしくない,オーソドックスなもの」をテーマに導いてもらいます.
今回は,シングルの三つボタン,細めのラペル,センターベントということにして,あとの細かいところはお任せしました.
分からないなりにこのデザインに至った理由を聞いてみると,三つボタンは,選んだ生地がイギリス製であることもあって,ややクラシックな雰囲気を目指したとのこと.
細めのラペル(襟)は,現在の流行.細かいところは分かりませんので,良きにはからえとしています.
背中の切れ目であるベントをセンターベントにしたのは,ちょっとお硬い人の中にはここを気にする人がいるからとのこと.左右が切れているサイドベンツはやや華美な印象が生まれ,年齢の高い人(偉い人)が似合うことから,若い人はセンターベントの方が間違いないということでした.はっきり言ってどっちでもいいそうですが,気にする人(偉そうな高齢の人)は気にするので,そんな人と対峙する可能性があるのならセンターベントにした方が無難なんだそうです.
そういうコメントがこの店員さんから出てくるということは,きっと普段接している(偉そうな)お客さんの中に,そういうことを口にしている人がいるからでしょうね.次回機会があれば詳しく聞いてみようと思いますし,次はサイドベンツで注文してやろうと決意しました.

他にもボタンとかポケットの形とか,いろいろ選ぶところはあるんですけど,用途,生地の質感,あとは大まかなデザインが決まれば,おのずと「これ」というものになるのだそうで.
なので,そこらへんは言われるがままに「はい,それでいきましょう.・・・えぇ,それにしましょう」と返事しています.

スラックスは,私が長年苦労しているアイテムでもあります.
これでも私はスポーツマンですから,ウエスト,ヒップ,太腿の比率が平均値から外れているので困ったことになっています.
最近は伸縮性の高い生地が出てきて助かっていますが,どうしてもジャストフィットにならないんですね.
今回,初めて採寸してもらったスラックスになりますので,どんなものになるか楽しみです.
なお,デザインとしてはタックと裾に選択肢があるようですが,腰回りはノータック,裾はシングルで作ることになりました.
ノータックは,私と同じ年齢層で非常にポピュラーなデザインであること.
一方の裾ですが,最近はこれをダブルにすることが流行しているそうですが,やっぱりオシャレ感が強いため今回作成するスーツのテーマとは違う.ジャケットをセンターベントに拘ったくらいですから,ということでシングルにしています.

シャツは普通の白を選択.あとは採寸してスーツに合うデザインにしてもらうだけです.
普通に買ったら1万円とかしちゃうらしいんですけど,これを普段使いにするのはちょっとビビります.
胸ポケットがないものが伝統的なものだということで,今回それにしてみました.
「オーダーメイドのシャツらしい粋な設計」というオススメもあってやってもらったのが,腕時計をする左側の袖口をやや大きめにするというもの.
普段使っている既製品だとボタンが2つありますから,右を細くなる方のボタン,腕時計をつけた左は太くなる方のボタンで止めているんですけど,オーダーメイドシャツだとボタンが1つになるので,これを前提にしたわけです.
腕時計が袖口に入らない寸法に調整することもできるそうなので,次はそれも試してみたいと思います.

あとは1ヶ月後の出来上がりを待つのみ.
その時にまた感想などを記事にしたいと思います.