2010年6月27日日曜日

強化のために

この2日間,とある競技団体の会員制イベントに参加していました.
私は畑違いの競技でもありますし会員ではなかったんですけどね,故あって参加できたのです.

そして昨夜は,その競技団体における日本を背負って立つような方々とお酒の席を共にさせていただき,そこのトップと代表監督の熱い討論も聞く事ができまして.
ケンカ腰の情熱溢れる討論は,競技に対する想いが伝わってきます.

予算配分や選手強化への考え方,哲学が飛び交う濃厚な時間.
ぜんぜん畑違いの私ですが,貴重なお話を聞かせてもらったというところです.

「オリンピックや○○杯への “出場” を “強化” という枠組みで扱わないでほしい.それは強化じゃなくて “公務” だ」
印象深い代表監督の言葉です

スポーツ選手を “強化” するということの捉え方が現場ならではです.
強い選手を集めて大会に参加する,それは誰にでもできることであり,そのための予算はあくまで参加することに注がれるべきであり,逆に言えばそれまでなのです.

例えば一般の人は,オリンピックに関係する予算は選手の強化に使われていると思いがちですが,いわゆる各競技団体における “強化予算” とは別です.

現場の指導陣からすれば,大きな大会で高成績を残せと責任を問うてくるなら,出場予算だけでなく強化のための予算も組んでほしいと思うところ.
しかし,出場予算は強化予算と同義として取り扱われることがあり,満足な強化体制を整えられる資材や時間を設けられるころは少ないのだそうです.
ビッグイベントに出場するための予算を組んで,それを “強化政策” だと取り扱われればフラストレーションもたまります.

強化のためにはジュニア選手時代からのシステマティックな指導と,出場に向けたトレーニング環境づくりが重要です.
そこに予算を配分してもらわなければ,ただ強い選手を選抜して出場することを “強化” ということになりますから.

ほかにも,私の中で以前からモヤモヤしたものがあるゲーム分析のことや,トレーニングの計画性に関することにも有益な意見や考え方を聞く事ができました.
悪くない2日間です.


さて今回,私はなぜかこの競技団体の会員になることになりました.
サラサラッと申請用紙に記入しお金を払ってめでたく入会.
来年から私はこのイベントの実行委員をやるそうです.

せっかくですから,お役に立てるよう頑張りたいと思います.