2016年6月21日火曜日

ゴジラと巨神兵

せっかくなので,ゴジラの話をもう1つ.
実は,ある意味我々スポーツ研究者にも「ゴジラ」は身近です.
「スポーツゴジラ」っていう無料雑誌があるんです.知ってました?
スポーツゴジラ(スポーツネットワークジャパン)
「知ってた」という人は極めて稀でしょう.かなり知名度は低いと思われます.
でも,無料だけど硬派な記事が載っています.私は嫌いじゃない雑誌です.
よかったらどうぞ.

今回ゴジラの話をしたのも,この雑誌が手元にあったことがきっかけです.
「へぇー,スポーツ “ゴジラ” ねぇ」って.
どうして「ゴジラ」の名前を雑誌名につけているのか気になるじゃないですか.なのでネットを調べてみたら,
「おや? ゴジラの新作が出るんだ」っていうニュースにたどり着いたんです.
(主目的だった雑誌名の由来にはたどり着きませんでしたが)

さて今回の『シン・ゴジラ』.
この予告編を見て思ったのが,『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の冒頭にある『巨神兵東京に現わる』との類似性でした.

しかもどうやら新作ゴジラの監督は,『巨神兵東京に現わる』を作った2人,庵野秀明氏と樋口真嗣氏とのこと.あぁやっぱり,って思います.
で,根拠ゼロの直感的な妄想ですけど,この2人は「巨神兵東京に現わる」を「ゴジラ」でやりたいんじゃないか.そう感じました.

せっかくなので比べてみてください.
巨神兵東京に現わる(の編集版)(youtube)
シン・ゴジラ予告(youtube)

「巨神兵東京に現わる」は本編がyoutubeには落ちてなかったのですが,気になるようでしたら「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」あたりを借りて見てください.

前回記事の最後で,私は「もうそろそろゴジラは日本全土を焦土にしたらどうか」ということを述べましたが,「巨神兵東京に現わる」は文字通り「世界を焦土に」しています.
新作ゴジラがどんな展開と結末になるのか予想するのは野暮ですけど,この2人の監督ならやりかねないな,って思います.

それに,「巨神兵東京に現わる」から伝わるメッセージも,「ゴジラという存在」と妙に共通性があるように私は感じるのです.

ヒトの力ではどうにもならない存在.
破壊神.
巨神兵 ≒ ゴジラ.

「巨神兵東京に現わる」にこんな台詞があります.
創造主ばかりが神ではない.自分の願いや祈りを聞き届け,叶えてくれる存在だけが神というわけでもない.
大きな災厄が人間と似た形で降りてきて,私たちには分かる.
畏れこそが神の本質なのだ.
だから人間たちは,自分たちに危害を加え,命を奪おうとするものにも手を合わせ,膝を折り,拝み,祈る.
世界には寿命がある.
なのに,僕たちに任せても,世界がダラダラと延命するだけなので,世界は強引にあいつらを召喚する.
その時僕たちは,全てが終わるべくして終るんだと知る.
でも,僕たちはひたすら生き続けたかったのだ.
世界を終わらせたくなかったのだ.
新作ゴジラも,そんな物語になるんじゃないか,なんて期待しています.
え? なんだか中二病っぽいって?
いいじゃないですか,ゴジラって中学2年生以下の子供が視聴対象でしょ?そこにメッセージが届けば十分.
これだったら「モスラ」で心折れ,「メカゴジラ」で絶望した少年も納得できます.
それでこそ「子供向け映画」です.

こんなことを書いておりましたら,前回は「映画館にはいかない」と言ってたけど,せっかくなので行ってみようかと思うようになりました.

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