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厄介な教員とは|大学にはびこる意識高い系バカ

大学教員をやっている後輩がいます.

その人は夫婦で大学教員やってるんですけど(勤め先は異なる),奥さんが勤め始めた大学の教員に,極めて厄介な奴がいるとのこと.

あまりに厄介過ぎて,学内でかなり問題になっているようで.
そんな話がさっきSMSで届きました.


で,この厄介な教員なんですが,実は例の私が書いた小説のモデルとなった人物です.
彼が,「この先生,小説内に登場してたりしますか?」って尋ねてきたので,「出てるよ」と答えました.
不思議なご縁があるもんですね.


さて,厄介な教員といっても,主人公の「藤堂道雄」ではありません.
そいつといつもつるんでいた,「水本誠二」です.

さて,そんな水本誠二ですが・・・.

実はコイツこそが最悪の教員です


まるで主人公である藤堂道雄が「最悪教員」に解釈されがちですが,実は彼は3番目の悪人.
劇中の登場人物で,最も悪質な教員,それが水本誠二なんです.

小説タイトルである,「どこへ出しても恥ずかしい」とは,彼のことも指しています.
劇中でも,ある登場人物が水本誠二を「本学における最大の癌」と評しています.

私としても,小説を執筆しながら,当時を思い出して怒りがこみ上げてきました.
そういう意味でも,思い入れがあるキャラクターとも言えますね.


とにかくカロリーが高いものが大好きで,ひたすら甘いものを頬張っていました.

甘いものや脂っこいものを食べながら,教員間の悪口を言うのが常でした.

そうやって話す内容はどれもこれも下品で卑猥.
とてもじゃないですけど,女性の前では話せませんし,ネット上にも晒せません.
実際,小説における水本誠二のセリフは,ネット掲載用として猥褻度を下げています.
本当はもっとヤバいことしゃべってますので.

あと,世間で話題となっていることを,表面だけなぞって知ったかぶりするのが得意です.
iPadが大好きで,これを大学教育で活用しようと必死になっていました.

もちろん,iPadの使い方はヘタクソだったし,ITに関する知識も表面的なレベル,消費者レベルしか持ち合わせていないから,ただただ「iPadを使って授業」をしているだけ.
ノートPCではなく,わざわざiPadでパワーポイントを映写することに拘っていましたね.
そのくせ,操作方法に手間取ったり,エラーが発生してきちんとできず.
そんなわけで,授業の魅力アップには露ほども貢献しておらず,究極の自己満足.


実質,小説の舞台となっている「青葉大学」,そのモデルとなった大学を崩壊の危機に陥れた張本人,それが水本誠二なのです.

彼は現在,青葉大学を辞めて別の大学に移り,案の定,その大学を崩壊させています.
彼がその大学を主導して運営しているからです.

なので,今は周囲の人たちが,彼を失脚させようと政治的な動きを活発化させている,というのが,冒頭の後輩の奥さんから齎された話.


「おいおい,ちょっと待ってくれ.そんなヤバい教員が,どうして大学の運営を任せられているんだ?」
と思いますよね.

小説でも描かれていますが,水本誠二は,大学の権力者に媚び諂うのが得意なんです.
上述したように,彼は世間で話題となっていることを,さも専門的に知っているかのように吹聴します.
これからの時代はグローバルだ,iPadだ,インタラクティブな授業でシンクするマインドを鍛えるのだ,と.

これにより,特に経営難に陥っている大学の権力者ほど,
「この先生は積極的で熱意のある改革者だ!」
などと妙な期待を持っちゃうんですね.
不思議です.

まあ,その程度の奴がトップや経営者だということでもあるのですが.
こういうところは,大学経営も国家運営も同じものなのでしょう.


権力者に媚び諂おうとして,無能過ぎて失敗するのが藤堂道雄,有能で成功するのが水本誠二です.

よく,
「活動的なバカほど怖いものはない」
と言われます.

これをさらに詳細に言えば,
「無能で活動的なバカ」と「有能で活動的なバカ」を比べれば,後者の方が危険度は高い.

これはちょうど,安倍晋三と菅義偉を比べれば,後者の方が危険度は高いのと一緒です.



SMSを送ってくれた後輩は,さっそく小説を読み直すと言っていました.

そうですね.
ちょっと長いかもしれませんが,ぜひ一通り読んでおくことをオススメします.
この教員と向き合うための参考になるかもしれませんので.

もちろん,奥さんにもオススメです.


ちなみに,最悪が水本誠二で,3番目が藤堂道雄だとすると,2番目は誰だと思いますか?
例の小説を通読してもらえれば,日本の大学教育を破滅させた元凶の一つが見えてきます.


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