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学術会議とか桜とかモリカケとか,まだ終わってないですよね

「桜を見る会」は進展したかな?


これだけ真っ黒な疑惑の数々が,なんの説明も無しに放置されている民主主義国家が日本です.
もう既に滅んでいることの証左と言えるでしょう.

かように皇室問題がてんやわんやしているのも,この国の民族的基盤が壊れてしまったことを意味しています.
現在の国民は,皇室のことを,王室や特別公務員くらいの感覚で見ているのでしょう.
再建の道は険しいですね.


ただ,「桜を見る会」については進展があったようです.
「桜を見る会」で安倍前首相の秘書らを聴取、立件はあり得るのか(ダイアモンド・オンライン 2020.11.27)

ついに安倍周辺への聴取が始まりました.

具体的な犯罪行為もかたまってきています.
「桜を見る会」前夜祭の記載なし…安倍氏後援会の収支報告(読売新聞 2020.11.27)
昨年の前夜祭は4月12日、地元の政治団体「安倍晋三後援会」(山口県下関市)が東京・紀尾井町のホテルニューオータニで開催した。会費は1人5000円で、地元支援者ら約800人が参加したとされる。関係者によると、費用は総額約630万円だったのに対し、集まった会費は約380万円だった。差額を安倍氏側が補填した疑いが出ている。

さっき晩飯を食べながらみていたニュースでは,秘書が,
「支出を記載すると,違反が疑われる恐れがあったから」
などという趣旨のことを述べているそうです.

もはやこれ,言い訳ですらないですよね.

検察の威信にかけて,事実をしっかり明らかにしてほしいです.


あと,安倍晋三については,森友学園問題や加計学園問題もあります.
あれも全然収まってないですよね.

籠池夫妻が詐欺を働いたっていうのは分かったんですけど,そもそもあの事件て,
「土地の値段を異常に安くした黒幕は誰なのか?」
が問題になっていた話です.

それで担当だった財務省職員が自殺までしました.
「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手――2020上半期BEST5(YAHOO!ニュース |文春オンライン 2020.8.12)
「手記」と題されたA4で7枚の文書は、自殺当日まで書かれていたとみられ、「すべて、佐川理財局長の指示です」「美並近畿財務局長に報告したと承知しています」など、当時の財務省、および近畿財務局の幹部らの言動について実名で詳細に綴られている。また「財務省が国会等で真実に反する虚偽の答弁を貫いている」などと同省の対応を強く批判しており、赤木氏自身、そうした不法行為に加担させられて心身ともに苦しんだ様子もつぶさに記されている。

このニュースが出たとき,印象的だったのは,
「ほれ見ろ.やっぱり安倍首相は関係なかったぞ!」
などとのたまう輩がいたことです.

冗談じゃない.
この問題で明らかにしなきゃいけないのは,
「ではなぜ,佐川宣寿局長がそんなベラボウな土地の値引きを指示したのか」
という点です.

別に佐川氏が真犯人でも構わないのですけど,だとしたら,佐川氏は個人的に森友学園や籠池夫妻のファンだったんでしょうか.
森友学園の教育方針にえらく心酔していて,だから土地の値段をメチャクチャな手法で下げて,ファンである籠池夫妻のために,法を犯してまで学校建設をゴリ押ししたと.
あぁ,なるほどですね.


加計学園問題というのもありますね.
加計学園の加計孝太郎氏が,安倍晋三と友人であることから,愛媛県今治市に新設する岡山理科大学獣医学部に関わったのではないかという話.

過去記事でも何度か取り上げていますが,あり得ないほど杜撰な選考・採択手順に驚愕した事件です.

森友学園問題や加計学園問題,そして,その他たくさんの疑惑が安倍晋三にはありますが,これらについて,
「不正をしているという証拠が無いなら無罪だ!」
などと開き直り,それでも追求されると,
「無いことを証明することはできない.それは悪魔の証明だ!」
と言ってふんぞり返る人たちがたくさんいます.

安倍応援団もそんなことを書いています.
「悪魔の証明」迫られた安倍晋三首相 対抗策は次々裏目に… ダメージ回避に起死回生の一手はあるのか?(産経新聞 2017.3.24)
高橋洋一|加計問題で「悪魔の証明」求めるメディア 筋違いの首相会食批判も懲りずに「1月20日問題」追及(夕刊フジ 2017.7.29)

実際,安倍もそんなことを言っていました.
共産「売却、不可解な交渉」 首相反論「悪魔の証明だ」(朝日新聞 2017.3.2)


2017年は,「悪魔の証明」が流行語になったようなものです.

しかし,私も過去記事で述べたように,この「悪魔の証明」の使い方は間違いです.

そもそも,国家とその政府は,「疑惑が事実ではないことを証明」できなければいけません.
だって,強大な権力と実力組織(暴力組織でも称してもいいと思う)を保持しているのですから.
疑惑をもたれること自体が,完全な失態なのです.

これについて,自称「アホ」の足立康史議員がこんな趣旨のことを言っていました.
「李下に冠を正しただけの安倍総理を,皆が犯罪者扱いしている」

さすが,アホですね.

あの諺は,国家のトップたる者,李下に冠を正してはいけない,という趣旨です.
つまり,民を護り,国を治める立場にある者は,人々から疑惑をかけられるような振る舞いをしてはいけない,ということを指しています.

したがって,安倍を国のトップに置いてはいけなかったのです.



日本学術会議人事問題もウヤムヤにしてはいけない


現在の菅政権にしても,
「新型コロナが大変だから,それどころじゃない」
といった調子でウヤムヤにしようとしていますが,そんなことは絶対に許してはいけません.

安倍のときも,桜を見る会とかモリカケの話について,
「震災対応や尖閣問題,北方領土問題,北朝鮮核開発問題などが喫緊の課題なのに,そんな些末な疑惑にとりあっている暇はない.これだから野党やマスコミはダメなんだ」
などという声がありました.

冗談じゃない.
そんな些末でしょうもない疑惑を簡単に処理できない政権が,国家存亡の危機に適切な対応ができるわけがないでしょう.


実際,上記のどれ一つとして,まともに対応できませんでしたね.

震災対応は遅れに遅れ,原発事故も終息できていません.
そのくせオリンピックは「アンダーコントロール!」と嘘ついて誘致.

尖閣諸島は中国にとられる可能性が濃厚になり,慌てて次期大統領のバイデンに認識の確認をしていました.
でもまあ,尖閣はもう無理ゲーだと思います.

北方領土は,もはや「北方領土」と呼称すらせずに「北方四島」.
安倍のアクロバティック外交により,過去の首相たちの努力を吹き飛ばして,完全にロシア領であることを確認してしまいました.

北朝鮮情勢は完全に蚊帳の外.
安倍は「蚊帳の外ではない」と豪語していましたが,金正恩とトランプは日本を無視して勝手に会談して仲良くなって,日本や韓国にいろんなものを押し付けていましたね.
こういうのを蚊帳の外っていうんです.


それもこれも,桜やモリカケのようなトラブルを起こす政権だからです.

現政権も,学術会議のようなトラブルを収束できない政権ということです.
トラブルっていうか,政治としてのIQが低すぎるんです.
なぜに学術会議の人事をいじることができると思ったのか.

そんな政権が,新型コロナや尖閣問題なんかに適切に対応できるわけがありません.
どうせ,昨今の自殺者急増という問題についても,華麗にスルーするのでしょう.

いわゆる,
「これを機会に,弱い企業や店舗は潰してしまおう」
という方針を貫くことが考えられます.

感染症対策分科会の尾身会長はもはや「個人の努力を頼るステージ過ぎた」などと言っていますが.
尾身氏「個人の努力を頼るステージ過ぎた」国会で見解(YAHOO!ニュース|朝日新聞 2020.11.27)

私としては,もはや,
「国家政府を頼るステージは過ぎた」
と言わなければいけないと思います.

まあ,これについては春くらいから言ってますけど.
でも,いよいよその時が本格到来したのだと感じています.

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