カミュについてのどうでもいい話

ブランデーが旨いって話です

今年は新型コロナ騒動のおかげで，「カミュ」にスポットが当たった年でした．

これは，カミュはカミュでも，フランスの作家で哲学者のアルベール・カミュです．

■アルベール・カミュ（Wikipedia）

カミュ

今年はちょうどパンデミックになっているし，自粛中は暇なので，せっかくだからカミュの『ペスト』を読んでみようと思う人もいたのでしょう．

■カミュ『ペスト』（新潮文庫）が「Yahoo!検索大賞2020 小説部門賞」を受賞！（PR TIMES 2020.12.9）

私は読んでません．

そのうち読んでみようとは思っていますが，流行に乗りたくない性分なので．

で，他のカミュに視点を移そうと．

カミュと言えば，私たちの世代はアルベール・カミュというより，「水瓶座（アクエリアス）のカミュ」ですね．

知らない人もいるので解説しておくと，車田正美 原作の『聖闘士星矢』っていう漫画・アニメがありまして，そこで黄金聖闘士として登場するキャラクタです．

■水瓶座のカミュ（Wikipedia）

必殺技は「オーロラエクスキューション」で，「白鳥星座（キグナス）の氷河」にダイヤモンドダストを授けた人物です．

聖闘士星矢は，私が子供の頃に通っていた散髪屋さんに並んでいた漫画．

年に何回か行くわけですから，そこでの待ち時間で貪るように読んでました．

アニメも人気でした．

ちょうど保育園の頃に放送されてたんですけど，なんとなく覚えてます．

これで「星座」に興味が出て，とりあえず保育園の頃に覚えたのが，比較的見つけやすい「はくちょう座」です．

上述したキグナスですね．

この星座は天の川を見つければ，そこに橋渡しをするように十字に強く輝いているので，子供でも判別しやすいのです．

はくちょう座（Wikipediaより）

懐かしい思い出としては，「アンドロメダの瞬」が操る「ネビュラチェーン」に憧れて，これを自作してみたんです．

ネビュラチェーンっていうのは，こういう鎖状の武器です．

我が家は農家なので，廃材を使ってかなりリアルなネビュラチェーンが作れちゃうんですね．

それを振り回していたら怒られました．

そう言えば，アンドロメダの瞬の声優さんて，堀川亮さんなんですよね．

のちのベジータ（ドラゴンボールZ）です．

キャラがぜんぜん違うから，同じ声だとは気づきませんでした．

それはそうと，もうこの歳ですから水瓶座のカミュなんか気にすることはありません．

世間がカミュカミュって言うもんだから，私としてはこの秋頃から「カミュ：CAMUS」というブランデーを飲むようになったんです．

カミュは高価なものだとベラボウに高いので，手頃なこちらを飲んでます．

カミュ VSOPエレガンス．

　

それまでブランデーっていうと，私はサントリーのVSOPかXOスーパーデラックス，あとはニッカXOデラックスしか飲んだことなったんですけど，カミュもいいですね．

もともとはスコッチウイスキー派で，シーバスリーガルかオールドパーあたりで回してるんですが，今後はこれにカミュが入ってきます．

私はウイスキーやブランデーは，水で少し割るのが好きです．

シーバスリーガルとオールドパーは１対１のトワイスアップがお気に入り．

ただ，以前も記事にしたことがありますが，水をやや多め（1対1.3）にするのがこだわりです．

で，ブランデーはというと，こちらも水割りにすると味が華やかになります．

むしろ，このカミュVSOPエレガンスでは，水割りにすることで，まさしく「エレガンス」な味が強まりますので，私はストレートよりも水割りの方がオススメです．

ちなみに，「ブランデーを水割りにするのは邪道」などと言い出す人もいます．

しかも，結構たくさんいる．

以前，関東で教員をしていた時にも，飲み会でそんなことを知ったかぶるウザい先生がいました．

こういうのは典型的なイタい半可通なので無視してOKです．

酒というのは，自分が最も美味しいと思う飲み方を探すことに，楽しみと「粋」があります．

万人にとって最も美味しい飲み方，というものが存在するわけではありません．

有名なのが，ジェームズ・ボンドですね．

ボンドは『カジノ・ロワイヤル』で，

「ゴードン・ジンを３，ウォッカを１，キナ・リレ1/2をよくシェークしてシャンパン・グラスに注いで，レモンの皮を入れてくれ」

と注文するシーンがあります．

これは「マティーニ」というカクテルを注文しているんです．

マティーニというのは，カクテルの王様と呼ばれる超有名なカクテルで，通常は「ジン４，ベルモット１」で，これをシェークではなくステアしてから，カクテルグラスに注いでオリーブを入れます．

マティーニ

粋な男であるボンドは，そのマティーニにも自分だけのこだわりレシピを持っていることを示すエピソードです．

なお，このレシピのマティーニは「ボンドマティーニ」として，メニューに入れているバーもあるようです．

カミュVSOPエレガンスの場合，水をやや少なめにするトワイスアップがいいと思います．

だいたい，「1対0.8」くらいですかね．

温度は常温がいいです．

今の季節なら，ほんの少し室温より高めの水がおいしいかも．

それなりの飲み屋なら，客の好みに応じた注文ができると思います．

以前，高級レストランだと紹介されて会食したところで「ボウモア」の水割りを頼んだら，氷でキンキンに冷やされた薄い水割りが出てきてビックリしました．

ボウモアなんだから濃い目にしてよっ，て思うのですが，杓子定規に水割りを作られるとそうなります．

こういう目に遭いたくなければ，詳細に水割りの仕方を注文するべきなのです．