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ドラマ「真犯人フラグ」を見ているよ

予想的願望:真犯人フラグが立つ奴は真犯人じゃない


ドラマはHuluで気になったやつを見ているのですが,最近だと「真犯人フラグ」を継続して見ています.

ネットで評判を検索してみたら,当初の期待が大きかった割にガッカリ感が漂い始めている作品と評されているようです.
なので視聴率もいまいち伸び悩んでいるとのこと.


このドラマは,事前に全部で2クール分を放送することが決まっているようなので,2021年11月29日現在は7話ですから,もう少しで半分です.
私としては,とりあえず物語の展開が大きくなるであろう1クール(10話)までは見てみようと思っています.


ネット上の評判からすると,視聴者の不満としては「真犯人が誰なのか撹乱する手法があざとい」とか,「謎がどんどん増えていくだけで話が進まないからイライラする」といったもののようです.


その一方で,ウェブサイトやSNS上で真犯人を予想する人たちの議論も活発で,誰がどういうポジションなのか推理されています.
いろいろ読んでみると,もっぱら,主人公の部下である「二宮瑞穂(演:芳根京子)」が一番怪しいとされているみたい.
主人公に親身になって協力しているからこそ,逆に怪しいのではないかと.

ドラマのホームページにも,真犯人として怪しい人ランキングが出ていて,彼女が1位のようです.
真犯人フラグ(日本テレビ)

私も特に,第5話だったか,横断歩道の前で「誰かに突き飛ばされた」と言って主人公を助けた彼女ですが,このカメラワークからしても,彼女自身が主人公を突き飛ばしたように見えてしまって仕方がありません.
気になる人は,Huluを見てもらえればと思います.

なお,その後に映る謎の男「中村充(演:前野朋哉)は,その彼女の行動を見てしまったのではないか,という描写です.
おそらく,視聴者には「彼が主人公を突き飛ばした」ようにミスリードするためのものでしょう.


とは言うものの,実は私はこうした「真犯人フラグ」が立っている人は真犯人ではないと考えています.

そもそも,このドラマ「真犯人フラグ」で伝えたいメッセージは何か? という点が大事だと思います.
おそらくですが,製作者サイドには,
「なにかにつけ,『真犯人はこいつじゃないのか』と安直に推測して決めつけ,寄ってたかって弄ぶ大衆世論に警鐘を鳴らしたい」
というメッセージを持っているんじゃないかと私は推測しています.

劇中に登場するユーチューバーや情報番組のコメンテーターをはじめ,そこから煽られて正義の暴走をはじめる大衆,そして個人のプライバシーを丸裸にしたがるマスコミ.
こうした現代社会への警鐘が,ドラマづくりのベースにあるんじゃないかと.

なので,私が考える真犯人というのは,
「それまで劇中に全くもって登場していなかった人物が,唐突に『実はこの人が犯人でした』ってことで逮捕されちゃう」
という展開で登場するんじゃないかと予想しています.

で,そこでどんな脚本や演出にするかは知りませんけど,
「これまで好き勝手に『真犯人はこいつだ』『こいつが一番怪しい』『こいつは何か企んでいる』などと疑っていた人たちが,実は全然無関係,もしくはそれぞれ別の意図や動機で動いていた」
というネタバラシになるんじゃないかな,って.

で,そういう展開を通して,我々が生きる現実世界における「真犯人フラグ」について,もっと節度のある言動が必要である,という説教じみたメッセージを伝えたいのではないかと.

ちょうど,ドラマ「3年A組 今から皆さんは、人質です」みたいな感じでしょうか.

でも,そういう説教じみたドラマは,きっと酷評されて終了ってことになる可能性大.


そうは言っても,真犯人はきっと「猫おばさん」


個人的に私が「真犯人はこいつだ」って考えているのは,「猫おばさん」です.

まず,めちゃくちゃ怪しいです.
真犯人かどうかは別としても,何かしらの「犯人」であることは間違いありません.

それにこのおばさん,どっかで見たことがあるんです.
「どこで見たことがあるんだっけ」と記憶を片っ端から引き出していたら,映画「トータル・リコール」において,火星の検問所で「2週間よ」と言って頭が爆発した人でした.
トータル・リコールおばさん(Google画像検索)

爆破事件の犯人なのですから,きっと誘拐も拉致監禁もやってるに違いありません.

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