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陰謀論系のYouTubeって,それなりの姿勢で見てたら面白いよね

前回の記事で,「参政党」について取り上げました.
ところで,この参政党については「カルト集団」とか「陰謀論集団」などといった評価がされているそうです.

例えば,新型コロナワクチンであれば,もう既に効果が期待できないとか,集計されていないだけで後遺症や死亡例が多いとか,今年(2022年)の超過死亡数が激増したのはワクチンが原因の可能性があるとか.
他にも,日本ではガンによる死亡者が増えているが,その原因は輸入食品に混入されている農薬やホルモン剤が原因だとか.
あと,日本の政府は外国(特にアメリカ,中国)の言いなりになっていて,まともな政策ができないのはそのせいだ,とか.
メディア・マスコミも,スポンサー企業とその関係国(主にアメリカや中国)に配慮してて,国民に知られてはいけない情報を隠蔽しているとか.

そういったことを街頭演説でしゃべっていたので,これで聴衆の心理を煽って人気を得ているんだ,っていう話です.

実際のところ,8割くらいは当たってるんじゃないかと思うんですけど,そういうのは当たっている/当たっていないに関わらず,常時注意してなきゃいけないことだし,絶えず調査が必要なことではあると思うので,むしろ,政治家としては当然の姿勢ではないのかな? っていうのが私見です.

なんにせよ,これらのことには常に目を光らせておかなきゃいけません.
それが国民国家における,国民の務め,政治家の仕事です.


とは言え,今日はそんな話がしたいのではありません.
この「陰謀論」っていうやつ.
かつての私なら,「あぁ,またこういう不毛な主張ね・・・」ってことでバカにしてたところがあったんですけど,最近は性格が丸くなってきたので,それなりに楽しむことができるようになりました.

ネット記事やYouTubeとかでは,この「陰謀論」というのは,ある意味でジャンル化していて,ミステリー小説やサスペンスもののように楽しむことができます.
YouTubeなどでは,もはやギャグであることを前提で作られている動画もあったりします.

最近だと,アメリカのロスチャイルドを取り巻く陰謀論が有名です.
語っている人は結構本気みたいで,しかもその陰謀論を支援してる団体もいたりするから,なかなかおもしろい.

今後は,いわゆる例の「某宗教団体」である,統一教会ネタが盛り上がってくるでしょう.
なお,これには「陰謀」ではない部分も多分に含まれているから,自民党や岸田政権はそれなりに注意しておいた方がいいと思う.
実際,自民党と統一教会のつながりは,YouTubeネタとは言え,あれこれ探られて盛り上がられるとヤバいって人は多いでしょう.


日本航空123便墜落事故の陰謀論がおもしろいから,お暇だったらどうぞ


最近,ずっと継続してシリーズ動画・関連動画を楽しんでいるやつが,1985年8月12日に起きた「日本航空123便墜落事故(日航ジャンボ機墜落事故と呼ばれることが多い)」について,この事故調査委員会の公式発表・結論に不審な点が多い.というものです.

例えば,こんな動画で紹介されています.



この動画中で森永卓郎氏が紹介している書籍がこちらです.



なぜ事故調の結論に不審な点が多いのかというと,この事故の裏には日本政府や自衛隊などの「不祥事」があり,それを隠蔽した結果ではないか? というのです.

YouTubeにアップされている動画は,いずれも説得力のある陰謀論が展開されているので,ミステリー映画,社会派サスペンス映画を見ているようで楽しめます.

事故の原因は,自衛隊の戦闘機のミサイル誤射ではないか? とか,対空ミサイル用の無人標的機の衝突ではないか? とか.
そんなケッタイな話が展開されています.

ただ,この墜落事故に対する事故調査委員会の結論については,それが発表された当時から不審に思われていたことは事実らしく,これに異を唱える関係者やジャーナリストは多かったみたいです.
事故調の発表に疑いの目を向けたテレビ番組も制作されており,YouTubeにはそんな動画も公開されています.


ちなみに,私はこれらについて,日本政府や自衛隊が「墜落原因」を作ったわけではないと思うんですよね.

その代わり,以下のことを取り繕う結果,こんな陰謀論が蔓延る下地を作ってしまったのではないか,と考えています

(1)日本国としての救出活動に並々ならぬ不手際があった
「なぜ,こんなに救出活動が遅れたのか? あまりにも不自然過ぎる」という指摘がされていますが,これは,実際にそういう不手際をしてしまっているんじゃなかいと思うんです.
それはもう,言い訳するのも恥ずかしいほどの,どうしようもないミスを連発しまくっていたので,それを取り繕ってしまった結果があの公式発表というわけ.
実際,最近発生した安倍晋三暗殺事件についても,奈良県警のあまりにも酷い警備の杜撰さが指摘されていますが,それと一緒です.


(2)パイロットと客室乗務員の行動にとんでもない不手際があった
この事故では,ボイスレコーダーの記録から機内の様子を分析しているのですが,それについても「あまりにも不自然なやりとりであり,ボイスレコーダーは明らかに編集加工されている」「肝心なところが削除されていて,まともな分析にならない」といった指摘がされています.
でも,これについても,事故についてパイロットや客室乗務員に明らかな落ち度がある行動があり,それを「故人の名誉のため」などという情から中途半端に隠蔽しちゃったんじゃないかと思うんです.
分析を担当した人や責任者としては,よかれと思ってついやってしまったことが,こんなにも禍根を残すことになってしまったのでは? と.


真実がどんなものになるか知りませんけど,「あーでもないこーでもない」と議論すること自体,それはそれで面白いです.
今後も期待しています.

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