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12月, 2009の投稿を表示しています

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大晦日

2009年も残すところ3分となりました. この調子で2010年も焦らず楽しくやっていけたらと思います. 高知も例年に無く雪が降り,すっかり外が白くなりました. 元旦である明日はもっと冷え込むそうです. 全国的にも寒い正月を迎えそうですね. 今年は自動車で実家に帰ってきたのですが,途中の高速道路でアクシデント. 事故というかトラブルです. 走行中にタイヤがパンクしてしまったのです. 車になったら自転車とは違ってパンクに悩まされることから開放される思いきや,さっそくパンク・トラブルにお世話になっております. どうやらパンクに付け回される人生のようです. 走っている間に少しずつ空気が抜けてきたらしく,後輪が2つともやられていました. ある時からカーブするたびに激しく左右に揺れ始めた車体. 120km/hで走っている時なんかブレーキ踏んで減速するだけで車線をはみ出さないといけないくらいブレまくっていました. 「なんかおかしい」とサービスエリアで確認したら,案の定タイヤがつぶれていまして. まぁそれでも,命があっただけ良かったというものです.場合によっては普通にあの世に行ってましたからね. そのサービスエリアのおばちゃんが親切な人で,高速を降りてからの修理工場までの場所も紹介していただき,スムーズに回復できました. 「兄ちゃん,あんたよく生きてたねー」 と言われるほどしっかりと空気が抜けていて,右後輪は完全に死んでいました. 修理工で見てもらったところ,やっぱり両後輪ともタイヤや虫ゴムが老朽化していたようで,自然と空気が抜けておりました. いらんところでの出費に「チッ」と思いながらも,虫ゴムやタイヤの修理費がどんなもんか分かったりと勉強にはなりましたが,今となってはゾッとするような出来事です. 今年もいろいろとアクシデントや事故が身の回りにありましたが,なにげに今年一番の危機一髪事件だったといえるでしょう. 年の瀬・年末に拾ったこの命,大事に来年につなげて行き(生き)たいと思います. では良いお年を.

本屋

過日,自宅近くにあった本屋が潰れました. 学生時代からずっと長きに渡ってお世話になってきた本屋だったのですが,残念です. 立地もさることながら,比較的大きな店構えでしたので当然ながら品揃えも結構なものでした. 本屋は時代の潮流を見る恰好の場所です. 本を買わなくても,並ぶ本のタイトルを眺めたりチョッと立ち読みすることで楽しめます. これは古本屋では味わえない楽しみです. その本屋が店じまいをした日,その最後の客が私だったのではないかと一人で噂しています. その本屋はいつもなら夜の10時に店を閉めるのですが,その日は9時に閉めていました. 10時までやるものだと思っていた私は,次々と内装が片付けられていく様子にちょっと焦ってしまいました. そして適当にいくつか本を選んでレジへ.そうした時には店の奥のほうの蛍光灯が消されていっていました. やっぱり今日は様子が変だと感じたものです. で,次の日からその本屋に蛍光灯がつくことはありませんでした. こうして気軽に立ち読みする本屋を自宅近くに失ったわけですが,ちょうど自動車を購入するタイミングと重なりました. 少し遠くなってしまいますが,大きなショッピングモールに大規模な本屋がありますので,今後はそっちに車で出かけることにしました. 今日も行ってきましたが,もの凄い量の品揃えにその場にいるだけで満足できます. Amazonとはまた違った本の買い方ができるのも本屋の楽しいところです. ロバート・R・H・アンホルト 著『理系のための口頭発表術』 も,そうして今日手に入れました. パワーポイントでのスライドの作り方から,発表の仕方,身振り手振りに至まで丁寧に解説されています.理系の口頭発表をする機会がある私としてはとても参考になります. 授業や口頭発表をする機会がある人は一読をオススメしますよ. こういった本はAmazonでは購入を躊躇します. なぜならHow to本は内容が重要です.繰り返し読み返すだけの価値があるものを購入したいわけですから. How to本は適当に読んでエッセンスをすくい取るだけでは目的は果たせません. やっぱり,その本の全体をざっと読んで納得して買いたいのがHow to本だと思います.

核の平和的利用

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そろそろ2009年も終わりに近づいてきました. 私もそろそろ実家に帰る支度をしなければなりません. 今年は初めて(当然ですが)自動車で実家に帰ってみようと思います. 大学の先生には「朝一番で出ればあっという間に着くぞ」と言われましたので,そのご意見を参考に朝早く出るつもりです. 今年最後の記事は高知で書くことになりそうですね. さて,これが今年最後の軍事ネタということにしまして,日本における国防で最も重要なテーマを取り上げたいと思います. 「日本・核武装化」が取り沙汰されて久しくなりました. 以前は,といっても数年前までは,“核武装” の論議すらしてはいけないという空気が日本には漂っていたことを思い起こせば,だいぶ議論がオープンになってきました. 日本の核武装論ですが,主に核ミサイルを日本が配備するという趣旨の論争なんですけど. 私は核ミサイル配備には反対の立場です. 日本が自前で核ミサイルを持つことは国際的なコンセンサスが取り付けられないことがその第一の理由. 維持管理がめんどうであることが第二の理由です. 核ミサイルを自由に撃てる状態にしたいというのであれば,ニュークリア・シェアリング(核兵器共有)という方法を用いることが現実的な手段です. 現在,ドイツ,イタリア,オランダ,ベルギーがこの方法を採用して核武装しています. ニュークリア・シェアリングというのは,有事の最には核ミサイル保有国のミサイルを借りて撃てるようにしておくシステムのことで,自国は核ミサイルの管理をしなくていいというメリットがあります. それに,建前上は自力で核武装していないってことになっているので体裁もいいですし. けっこう良いシステムでしょ? ただ私としては,まだ日本はそんなに核ミサイルに依存しなければいけないような情勢ではないのではないか?という気もするのです. むしろ,下手にこのシステムに手を出してやり玉に上げられ,国際政治的に弱い立場になる危険性もありますので気をつけなければなりません. それでですね,私としては核を別の使い道にすることをオススメします. 原子力潜水艦の建造がそれです. 先日は戦闘機の今後を取り上げましたが,視点を変えて目先のことを考えるならば,今,国防にとって最大の効果をあげるのは “原子力潜水艦配備” だと思います. 核の動力源利用ですので,そんなに国際的非難はされ

頭が良くなる方法

水をたくさん飲めば頭が良くなるのではないか,という考えのもと研究室の学生が実験に取り組んだのですが,うーん,まぁ,複雑な結果となりました. 水を飲んだら頭が良くならないわけではないのです.良くなる可能性はあります. なんでかはわかりませんけど,少しでも頭の働きを良くしようと思ったら水を飲むことをオススメします.飲まないよりはマシです. 卒業論文,修士論文をまとめている学生諸君は常日頃から水をしっかり飲みましょう. あと,まだ疑わしいレベルの実験報告ですが,高濃度酸素を含む空気を吸入するのも良いと言われています.これは,“脳のオーバークロック” と題して 夏目大 訳『Mind パフォーマンス Hacks ―脳と心のユーザーマニュアル』 にも紹介されています. “オーバークロック” というのは,パソコンのCPUを製品規格以上のクロック数に改造することで,発熱,不安定,機器破損のリスクを受容しながら行なうマニアックな手法です. これに引っ掛けて,脳の通常以上の働きを期待することを “脳のオーバークロック” と表現しています. 今のところ,高濃度酸素の吸入による人体へのリスクは低いと思いますが,その効果も怪しいですけどね. 最近は酸素もコンビニで売っている時代です.活用してみてはどうでしょうか. ジョン J. レイティ 著『脳を鍛えるには運動しかない』 では,文字通り身体運動や体力トレーニングによって脳の働きを改善することができることを紹介しています. スポーツ・体育の分野に身を置くものとしては,運動指導をする上で強力な味方です. 実際,身体運動によって脳の働きが活発になることは数多く報告されています. 本の中では,とある高校で朝,授業前に運動を取り入れたらテストの成績が改善された例を紹介したり,動物実験や人体実験など学術的なデータを織り交ぜながら信頼性の高い考察を展開しています. それらを丁寧にまとめてくれていますので,非常に参考にしやすい本.運動指導をする時に重宝するネタが満載です. 身体運動が脳に良い影響を与えるということですけど,よくよく考えれば運動やトレーニングをすれば身体に酸素をよく取り込むことになりますし一石二鳥ですよね. これに水分補給を入念にすれば文句なし

これからの科学

科学の変遷とこれからをテーマにした 村上陽一郎 著『科学の現在を問う』 . 日本で随一の科学哲学者が,今の科学を取り巻く事象を解説します. この本のテーマを一言で表すと,そうですねぇ, “科学の社会化” というような感じでしょうか. そもそも「科学」というのは「知を愛する」という,ある種の趣味を突き詰めたオタクの活動だったものです. これはいわゆる絵画や音楽といった「芸術」と同列にある営みです. 科学という活動が誕生したのは19世紀. 当時,科学は人が生きていく上では特に役に立つものではなかったのですから,「科学」という活動ができる人は裕福で暇な人に限られていました. これは今でも変わっていません.科学を専門に仕事できるのは大学教員くらいのものでしょう. 科学を仕事にしても,事実上の利益は生まれません.科学をするにはスポンサーが必要なのです. 王室音楽家や,貴族お抱えの画家がいたように,昔は科学者もそんな生活をしておったそうです. 貧乏を続けながらそれでも科学に精進して成功した...なんてストーリーがないのはそのためです. これがいつの日か生活や国家の運営に “役に立つ” ということが前面に出てくるようになります. 科学で得られた知見が,実は薬品や兵器,機械の発明に便利であることがわかってくると,ここで “科学の社会化” が発生します.科学者が科学を社会に売り込むようになるわけです. すると科学者の数も増えてきて競争が激しくなりました. 実際のところ,当時は化学以外の科学は役に立つものではなかったそうですが,それでもスポンサーが欲しい科学者は,いかに自分の研究が社会に役立つかをアピールするようになります. 役立ってこその科学だと売り込んだわけです. が,しかし一方で科学者は,“科学とは知を愛する営みである” という看板は下げませんでした.これは今でも基本姿勢は変わっていません.博士号を英語でDoctor of Philosophy (PhD) と言うのはそのためです. 理学博士でも医学博士でも哲学博士でも,英語は全てPhD(哲学博士)と呼ばれます. 哲学 (Philosophy) というのは「知を愛する」という言葉に源流があります. 「科学は純粋

極楽風呂とサンタの覚悟

いやー,極楽極楽. いつか自動車を買ったら行ってみようと思っていた場所の一つに,風呂屋があります. 自宅からもそう遠くない場所にあり,けっこう大きいお店です. 以前一度行ったことがあるのですが,その時は健康運動指導のバイトの帰りにちょっと寄っただけでした. その時は自転車だったこともあり,ゆっくりと長風呂できるわけでないし,帰りに湯冷めするということもあって,「車で来れたら最高だなー」 っと考えていた所です. 今日はその想いを目一杯解放. お気に入りはスチームサウナと寝ころび風呂. スチームサウナは乾式サウナとは違って,ゆるーい感じが落ち着きます.気合いを入れなくても構わないところがいいですね. 寝ころび風呂っていうのは,水深15cmくらいで枕が用意されている風呂です.まさに寝ころんで入ることができるわけですが,これまたゆるーい感じが落ち着きます. 冬だということもあってか,熱いお風呂に人気があって寝ころび風呂に入っている人はいませんでしたが,そのぶん私一人でこの空間が楽しめました. 寝ころんで風呂入るって最高の贅沢だと思いますよ. やっぱり車だと行動範囲が段違いですね. で,帰りにファストフードのドライブスルーに立ち寄ったんですが,店員の女の子がサンタの格好をしています. 街はクリスマス一色.この店でもクリスマスの雰囲気作りをしようって魂胆なんでしょうけど. わたくし,この季節の街に蔓延るこのサンタの格好をした女の子がどーしても解せんのです. ぜんぜん “サービス精神” というのを感じないからです. サンタの格好されてレジの前に立たれても, 「で?」 って感じだし,得るものは無いし,むしろ見せられるこっちが恥ずかしくなるくらいで実に不愉快. どーせサンタの格好をするなら気合いを入れて, 「Merry X'mas!!」とか大声張り上げ, 「注文くらい黙って受けろ!」 って,私にブログ書かせるくらいの覚悟をもっていただきたい. あれだけ派手な格好してる割に普段と変わらない対応されるとシュールな空気が流れます. そうそう,先日行った名古屋城でも武将の格好をした人がいろいろイベントしてましたけど,彼らはちゃんと, 「拙者は織田信長じゃぞ! 何でも買ってゆけ! ガッハッハッハ!」 ってしゃべってましたよ. これがサンタの女の子みたく, 「私は織田信長です.ご注文の

F-X

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昨日の続きではないですが,比較的重苦しいテーマをひとつ. 民主政権の痴態ばかりが目立ち始めた政局ですけど,すっかりなおざりになってしまっている重要懸案があります. 次期主力戦闘機(F-X)についてです. いまだ難航している戦闘機の機種と注文先.普通の買い物として考えても非常に難しい決断が迫られています. 2011年から導入することになっており,2010年には注文先を決定してなきゃいけないという状況ですが「あれでもない,これでもない」と優柔不断にモタモタしています. 一時期,次期主力戦闘機の有力候補として名が挙がっていたF-22ラプター(写真)ですが,そのあまりに強力過ぎる戦闘力にアメリカ政府が出し惜しみ.ロッキード・マーティン社としては売りたかったようですが,政治的理由でおじゃんになっています. そもそも,今のご時世にF-22ほどの性能(1機で3機の戦闘機を撃墜できる)が必要なのかという部分もあり,べらぼうに高価格だったりもして私としてもこの機体はいらないと思います. で,代替案として出てきたのが同じくロッキード・マーティン社が販売しているF-35ライトニングⅡ. 最有力候補として知られていますが,納入が早くとも2010年代中頃になるというのが最大の懸念材料. 航空自衛隊としては,老朽化したF-4が2006年から退役し始めていることもあり,早めに主力戦闘機の数を揃えたいという事情もあるのです. 対地攻撃能力,垂直離着陸機能,ステルス,最新アビオニクス,それでいて低価格と至れり尽くせりの機体ですが,いかんせん納入が遅い. そこで対抗馬として最近注目の商品が,ユーロファイター・タイフーン. 採用がぽしゃったF-22ほどの戦闘力はありませんが,それに肉薄する性能を有するヨーロッパ(ドイツ,イタリア,イギリス,スペイン)で開発された最新主力戦闘機です.しかも,即納OKときています. 低速の対空ミサイルであれば楽に振り切るエンジンを持ち,操縦・兵器操作システムも斬新でクールなものを取り入れています. 実はこの機体,採用すれば日本にとってメリットがたくさんありまして. 開発元のユーロファイター社は日本でライセンス生産するにあたり,機体設計のブラックボックスを設けない契約にしてくれるようです.つまり日本で独自開発した部品・機器を搭載することも可能であるということです. これはめち

新天地

今日は久しぶりに休日ということにしまして,来年の勤務地になるところまで自動車をとばしてきました. いつなんどき向こうのボス達から「車で来ーい!」と言われるかしれないので,道を身体に染み込ませておこうと思いまして. あと,引っ越す先の町並みを実際に見ておこうという意図もありました. googleマップの機能で仮想ドライブするだけでは解らないですからね. 途中の高速道路はもの凄い暴風で,ハンドルをとられそうになる時もしばしば. ペーパードライバーの私としては高速道路を走るのも慣れていないので,ちょうどいい練習になりました. その時間,関西ではおなじみ 『たかじんのそこまで言って委員会』 をやっていましたが,この長距離ドライブのためリアルタイムで見ることは諦めました. しかし今日は,安倍晋三元首相,櫻井よしこ女史が出演するということで,こりゃぜひとも見なきゃいかんとビデオ予約.久しぶりにVHS機を操作. 安倍・櫻井両氏を迎えるということで,当然ながら「保守」「皇室」「国防」をテーマにして重厚なトークが展開.ビデオを録っただけのことはありました. 「そこまで言って委員会」 はyoutubeやニコニコ動画では流れないこともありますので重要です. そんでまぁ,別にこの番組とは直接の関係が無い訳ではないんですが,この週末にかけて小沢イチローの傀儡政権であるポッポ内閣も終末を迎えているようで. 発足当時は75%あった支持率が57%にまで落ち込み,その無能さをいかんなく発揮しています. 私の当初の予想より早く崩壊が始まったようです. 民主党がどれだけバカ党なのかについては以前から何本か記事を書いていますが,私としてはこの党が政権をとったことは長い目で見たら悪いことではないと信じています. 日本国民が目を覚ますための犠牲として必要悪だったと考えています. “人は経験したことでしか本当の意味で理解しない” 今回の民主党政権で,身をもって日本のリベラル政治が腐っていることを思い知ることが大切です. 案の定この数ヶ月の間,日本のメディアは気持ち悪いくらい民主擁護に必死でしたが,この度の「天皇陛下1ヶ月ルール騒動」でついに世論を操作できなくなりました. なんといっても “日本の象徴” をないがしろにしたのですから,もう擁護しきれません. とは言え,その対抗馬である保守・自民党にパワーがあるかと

シャンプーの匂い

一人の男子学生が恋をしているようです. とある大学職員に気があるようで,今日も私の部屋に来てずっと彼女の話をしていきました. もうメロメロです.いろいろな妄想を巡らしておりまして,こっちはやってられません. 恋の病を発症しています. 私もかつてそんな熱を上げる時代があったでしょうかね.もう忘れました.若さがあるのはいいもんですね.でも戻りたくはないですけどね. すれ違い際に香る彼女のシャンプーの匂いに悶絶しており,はっきりいって気持ち悪いです. シャンプーのメーカーをいろいろ予測して独りで盛り上がってました. (エッセンシャルか椿じゃないかと言ってましたよ) それだけでなく,彼女の裸体を想像してニヤついてまして.顔も赤らめちゃったりして,どーしょーもないです. もうね,死ねばいいのに,と思います. さて, 今日は大学の先生方と忘年会でして,さっき帰ってきました. 盛大な会になって,下っ端の我々としては大変ですけどとても楽しい時間を過ごさせていただきました. 普段は聞けない裏話を聞けますので,とてもためになります. 来年は私はこの大学を去りますし,大学の教員をやることになりますが. こういった会で話に登る内容は本当に勉強になります. 次の職場で活かしていきたいと思います. 2次会はアダルトな雰囲気が漂うクラブに行かせてもらい,なかなか味わえない体験をさせてもらいました.これまた勉強になります,ありがとうございました. 機をみてササっと帰ってきましたが,今回もなかなかいいタイミングで若手を誘導して抜け出せたと思います. こういった抜け出し方,誘導方法も学びました.私もずいぶん手慣れてきたものです. しょーもないことですけど,やっぱり大事なことですよね.

薬物のおかげ

てっきり, 「今年の漢字」 は “薬” ではないかと思ったほど薬物蔓延が表沙汰になった2009年ですが,先日,私も久しぶりに薬物を使いました. 薬物と言っても,ホントに普通の薬でして,咳・タンを沈めるための薬です. ここ数日ノドが痛くて気になっていたのですが,のど飴ではラチがあかないと考え,思いきって薬物に手を出しました. するとどうでしょう.アッと言う間に咳が止まり,のどの痛みも消え,たちどころに気分が楽になったではありませんか. あまりの効き目に驚きを隠せませんでした. 最近の薬は本当に効くんですね.ごまかしじゃない明確な効果が体験できます. 薬. 草冠に楽とはよく書いたものです. しかしです,痛みも消え,楽になるのは良いのですが,どうやら頭の回転に影響がでているようで,目がトローンとなって言葉がテキパキ出てこなくなる副作用があるようです. 学生や同僚としゃべっている時も,自分でその状況が自覚できます. なんかこう,水の中(プール)を走っているような感じというか,しゃべろうとしていることは頭の中で整理できているのですが,そこから先,言葉にして,口から出て行くまでがもの凄く遅い. そのうち,しゃべること自体が面倒になってきてしんどくなってきます. 眠気も強烈で,仕事中も何度も落ちかけていますし. きっと,痛みを消すための効能の一部として中枢神経にも影響があるんでしょう. 頭がボーッとするのはつらいですが,のどの痛みを気にするよりはマシです. 今回の件で,これからは薬を積極的に使っていこうと思い直しました. だいたいが,これまで薬を使ってこなかったのも,お金を節約するためだったわけで,別に薬に抵抗があるわけではないのです. 賢く使えれば,適度な薬漬けでもいいかなと思います. どこかで聞いた話によると,現代人は薬と火と電気がなければ生きていけないといいます. 薬を使わない生活は理想ですが,人間の生活にはどこかしらで薬物が関わっているのが現実です. 薬なしで生きていこうとすれば,世界の大部分の人類が死ぬことになるでしょう.実際,今も薬がなくて死んでいるヒトがどこかにいます. 生き残るためには薬物をうまく利用するようにしなければなりません.

富山

そして今週は富山でした. さっき関西に戻ってきたところです. ジュニア・テニス選手を相手に,テニスを全くやらない「体力トレーニング講習会」という企画で富山まで呼ばれまして. 選手にとっては迷惑な話でしょうが,指導にあたる私たちがテニス経験がないので仕方ありません. 途中,泣きながらトレーニングするジュニア選手もいたりで,結構ハードな内容だったようです.っていうか,そこのジュニア選手が体力無さ過ぎて笑けてくるくらいで. テニス選手の体力不足を再確認した週末でした. 用意してくれたホテルも立派で設備もよく,大満足です. 一般利用時の料金を聞いてきましたが以外と安かったので,次に富山に来た時にはまた利用させてもらいます. 先週の名古屋の食事も良かったですが,富山もまた食べ物が良いところです. 富山は米所でもありますけど,海鮮物が特に良い. 昨日の夜は,向こうの接待を受けて地元料理を堪能しました. 太平洋側で育った私としては,日本海の幸はまた一味違って楽しかったです. 話に聞くに,今年は暖冬でブリが獲れていないんだそうですよ. 海水が冷たいとブリがたくさん獲れるんだそうですが,今年は暖かくてめっきりなんだそうで. 「この時期になっても雪が積もっていないのは珍しい」と言うほど暖かい日本海側です. もしかすると今年のブリは高騰するかもしれません.

車の練習

車を購入してしばらく経ちました. わたくし,完全なるペーパードライバーなので,運転の勘を少しでも取り戻そうと毎日ナイトドライブを敢行しています. 夜遅いので眠気に打ち勝つ訓練にもなりますし,一石二鳥です. 前進はいいんですよ,なんとなく雰囲気でできるんで. ただ,バックができない. 緊張感を漂わせながら,恐る恐る駐車しています. とは言えハンドルを握ればなんとかなるもんで,身体が覚えているというのはこのことでしょう. 自分でも不思議なくらい手足がついてきます. 目で見て頭で理解する前に行動に移れるというのは,ホントに運動学習というのは神秘的ですね. こういうのもテーマにして研究してみたいなー,と考えながら運転しています. 直接的に関係はないのですが,この運動学習について私が所属している研究室の学生が面白い実験結果を出しています. 思いつきの実験デザインを学生にやってもらったのですが,以外にうまくいきまして,思惑通りの結果がでて喜んでいます. どういう内容か簡単に言いますと,「運動学習には嗅覚が関係しているのではないか? 」 というものでして,そのうち例の大学院生の勉強会でも発表しようと思います. 嗅覚と記憶には強い関連性が指摘されており, 「プルースト効果」 という現象でも知られています. 嗅覚が記憶を強化する性質を運動学習にも応用したのですが,やはり関連性がある様子をみせました. もう少し結果の解釈を磨いたら,出すとこに出してみようと画策しています.

携帯マナー

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今日は名古屋から電車で帰ってきたわけですが,車内での携帯電話の取り扱いについてのアナウンスをしょっちゅう聞きながら乗ってきました. 日本で携帯電話が急速に普及し始めたころ私は高校生でした.この携帯電話の車内マナーについては,その時からずっと「?」があり,異議もあったのでここに取り上げてみようと思います. まず,車内での通話. それほどまでに神経質にならなければいけないことでしょうか. 電車内での会話はOKで,携帯電話での通話はダメというのは,あまりにも度量が狭いような気もします. 携帯電話はいつでもどこでも電話できるところに利便性があるのですから,電車の中での通話くらい良いのではないかと思うんです. 車内の通話が注意されるんなら,車内の会話も注意されてしかりだし,声を立てる癖や障害のある人は電車に載せてはいけません.でも,そんな社会はどうかと思います. 次に,「優先座席付近では電源もお切りください」 とのアナウンスです.私も,昔はなんで優先座席付近では電源を切らなきゃいけないのか,その理由がまったく不明でした. てか,今でもこの理由がわかる人いますか? 明確な理由について定かではありませんが,多分,心臓ペースメーカーを装着している人への配慮ということなのでしょう. ただ,心臓ペースメーカーを装着している人が優先座席に座っているのかどうかわかりませんし,携帯電話の電波ごときで誤動作起こすようなペースメーカー付けてるんなら,そもそも駅には来ないし,まして電車なんか乗らねーっつーの. で,気になったんで調べてみました,携帯電話とペースメーカーについて. どうやら,携帯電話の電波で誤動作を起こす機種というのは,非常に古いタイプのペースメーカーで,しかも30cm以内に近づけない限りは誤動作を起こす確率はないということでした. 30cm.つまり,満員電車で,しかも携帯電話を入れている場所とよほど密着しなければ,こういった状況になることはありません. 仮に,携帯電話所持率が限りなく100%に近い満員電車に,勇気あるペースメーカーを付けた人が乗るとして,こういう状況であれば優先座席付近もクソもあったもんじゃないですから,ほとんど無意味なアナウンスであることになります. まあ,そもそも,現在取り扱われているペースメーカーは携帯電話の電波では問題ないのだし,どうしても不安なら電車にはの

名古屋

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今日は学会で名古屋にいます. さきほどまで,この学会に同行している学生と居酒屋で飲んでいました. 最初は学会の懇親会で飲んでいましたが,なんだか しけた感じでしたのでソソクサと出て街の飲み屋で飲み直すことに. お店をいろいろと探しておりましたが,なかなかいいところが見つからず. そうこうしているうちに客引きのお兄さんと遭遇し,「ぜひうちの店に」 という言葉を一切無視して 「どこか名古屋らしいおいしいものを出すお店は?」 とずうずうしく聞いてみました. 別に自分ところのお店に呼び込めなくても大したことにはならないのでしょう.親切に教えてくれましたので早速そのお店に向かいます. それがまた最高に情緒溢れる下町の居酒屋で,雰囲気抜群の老夫婦が営む味噌おでんを出してくれるお店です. 紹介がなきゃなかなか入れない場所にあります. 入ってからも,お店のおばあちゃんは私達をお得意さんのうちの一組かのように扱ってきてくれて,「どこの人でしたっけ?」 と,思い出そうと苦労していました. 「県外から来ました.初めてです.紹介で来ました」 というと安心したようです. 出してくれる料理にはハズレがありません. 特に味噌おでん,中でも大根と豆腐が滅法うまくてたまりませんでした. これはその辺の営利第一でやってるチェーン店では出せない深みのある味でしょう. こういうお店ならと,お酒もあえて高いものは避けて “いいちこ” に. 生きててよかった,と思える時は数々ありますが,そのうちのひとつであったことに間違いはありません. お会計も,いろいろ注文してあの(妙にキレのいい)お値段にはならないでしょう.適当に安くしてくれたようです. お店の名前は覚えましたので,また名古屋に来たときは寄ろうと思います. この仕事をしているといろいろな所に行けるのが面白いところです. 来週は富山.温泉宿に泊まれるそうです. 仕事は適当にやって,ついでの楽しみを満喫できたら幸せですね.

200回記念

今日で200記事目です. 肩肘張らずに書き続けてきましたが,まさか本当に1年間続くとは思いませんでした. 記事に対するご意見など頂戴することもあり,皆さんのお陰で綴り続けることができました. ありがとうございます. 昨日の記事でも書きましたが,このまま続けられるところまで書き続けようと決めていますので,引き続きご覧いただけたらと思います. さて,今日は原点に戻って書評などやってみようと思います. 管賀江留郎 著『戦前の少年犯罪』 です. 「私たちの時代はこうだった...」 などと言い張る人たちがいますが,当時の統計調査やメディア・新聞記事を覗いてみると実際はどの時代でも同じような状況だったという切り口で検証していきます. むしろ,戦前や戦後の40〜50年前の方が,凶悪犯罪が多発していたこと.特に少年犯罪においては奇異で残忍な手口が多かったことを示しています. 少年犯罪の凶悪化が取りざたされた近年では,“酒鬼薔薇聖斗” で有名な神戸連続児童殺傷事件,蘇生のためにレイプした光市母子殺害事件,“ネヴァダガール” で有名な佐世保小6女児同級生殺害事件が思いつきます. これらをみて,「最近は少年犯罪が多発している」 と言われていましたが,実は総じて少年犯罪,凶悪犯罪は年々減少傾向にあるのです. 統計的データを出されて反論すると,それでも「最近は手口が陰湿化している」「近頃の少年犯罪は残酷」 などと言って粘る意見もあります. ところが,戦前の小学生はいつもナイフを携帯するのが普通だったようで,よく斬り殺す事件が多発してました. どうでもいいようなことで,すぐに斬りつけて同級生や先生,親を殺していたようです. たしかに陰湿ではないのかもしれません.カッとなってぶっ殺すことが日常茶飯事だったようで,そう言う意味では気持ちのいい殺人ばかりが目立ちます. 小学生だけでなく,入学前の幼児もよくナイフで人を殺していたようです.やはり,戦前の子供はしっかり者が多かったのでしょう. 秋葉原連続殺傷事件が有名になりましたが,この犯人は地味なおっさんでした. ところが,戦前ではそこら辺にいる小・中学生がよく頭が狂って殺しまくっていたようです.通り魔として27人を連続殺害した小学生も

師走に入って

いよいよ今年最後の月が始まりました. アッというの1年間でした. ブログを始めた日がつい最近のことのように思えます. 今年限りのつもりでしたが,自分自身でも書くことが楽しくなってきましたので,来年も続けることにします. 来年は...,と言わずに,これからも新しい自分のブログスタイルを模索しながら,書いていきたいですね. 本当にいろいろなことがあった2009年. まだあと1ヶ月残っていますが,自分にとっては飛躍の1年だったように感じます. 自分でこのブログを最初から読み返してみていますが,めちゃくちゃ長くて読むのが大変です.そんなに面白いネタを続けているわけでもないので,読んでいてツライ部分もありますね. 次回はとうとう200回記念になります.