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波多国のお土産

前回に続き,オススメ商品のご紹介をします.
今回は私の実家である高知県・幡多地域のお土産について.

高知県のお土産として有名なモノはいろいろありますが,実はその多くがここ幡多地域のものだったりします.
日本屈指の,悠久の歴史を紡ぐこの土地は伊達ではありません.

まず一つ目.
筏羊羹(いかだようかん)」です.
筏羊羹本舗 右城松風堂(HP)
今もやっているかどうか知りませんけど,以前はCMもやっていました.
筏羊羹のCM(youtube)
懐かしいですね.

私はこの筏羊羹が子供の頃から好きで,当時は食べる機会がほとんどなかったので,誰かのお土産として頂いた時には大切に味わっていました.
めちゃくちゃ地味なので知らない人も多いのですが,私としては思い出補正もかかって傑作羊羹だと思っております.
水羊羹のような瑞々しさと,クセのないあっさりした味わいが特徴の羊羹です.

「高知」の人気お土産ランキングTOP15
というサイトにも第7位でランクインしています.
わざわざ四万十市(旧中村市)まで行かなくても,高知空港で手に入れられますよ.

羊羹ですから,ちょっと高いので学生の頃は簡単に買えなかったのですが,今らな気兼ねなく空港で購入するお土産です.
帰省の時は,毎度 “自分用” として大量購入する一品です.


続いて二つ目.次も羊羹.
よしだや羊羹」です.
ネットだとここで購入できるようです↓
よしだや羊羹(四万十市場)

これも私が子供の頃から大好きだった羊羹.この「よしだや」は私の実家の近くにあるので比較的口にできることが多いものの,なんだかんだ “羊羹” ですから高価なので,子供ながら遠慮がちにパクついていたのが懐かしい思い出です.

「よしだや羊羹」と一口に言っても,私は上記サイトで紹介されている,
「おちょぼ」
という商品がオススメ.
一口サイズに切られたドライな羊羹です.
筏羊羹とは逆の方向性をもっています.

これは空港では購入できません(たぶん).
目にすることができたら購入をオススメします.


三つ目.
水車亭の芋けんぴ
お店のサイトはこちら↓
水車亭(みずぐるまや)
上述した,
「高知」の人気お土産ランキングTOP15
でも9位にランクインしています.

「よしだや羊羹」の近くにあるのが「水車亭」.四万十町(旧窪川町)のお土産です.
「けんぴ」というのは地元民としてはポピュラーで地味なお菓子だったはずなのですが,今では空港でも扱いの大きいお土産となっています.
「けんぴ」も出世したものです.
「芋けんぴ」の思い出はそんなに良いものではありません.なんせ,普通にそこらへんに転がっているお菓子なのですから.「けんぴしかないのかぁ..」とガッカリする対象だったのですが,今となっては古里の味になってしまいました.


四つ目.
「青のり」
Amazonでも売っています↓

これ以外は「海苔の佃煮」として認めない.
以上.


五つ目.
ダバダ火振
焼酎です.
以前もご紹介しましたが,入手困難になる場合もある不安定な焼酎とされていました.
栗を使った栗焼酎ということで,珍しさもあります.
無手無冠(酒蔵のHP)
四万十町のなかでも内陸(旧大正町)にある酒蔵で,ここは母方の実家の近くになります.

ちなみに,Amazonでも購入できます↓

幸運なことに,私の自宅近くの酒屋が関東のくせに「ダバダ火振」を置いてくれています.
ロックやストレートはもちろん,湯割りでも水割りでもOKなのですが,私は濃い目の湯割りがオススメです.
不思議なもので,これを飲んだ時に想起したのが「実家の山々」です.
やっぱり地酒にはそういう力があるのでしょうか.

たしかに美味しい.だからこそ,売れすぎて品質が落ちないよう切に願います.


六つ目.
最後は「カツオ」です.
鰹節がイメージされやすいですが,別に珍しいものでもないし,あれって今では静岡のものになったし,私も鰹節を使った料理もしないので,空港では生節を買って帰っています.これならダバダ火振を飲む時の肴になります.

でも,カツオといえばやっぱり「カツオのたたき」ですね.
カツオは私の実家である「黒潮町(旧佐賀町)」が聖地ですよ.
有名なのは明神水産の「藁焼き鰹たたき」です.
藁焼き鰹たたき(会社のHP)
通販サイトで購入できます.
鰹のたたき(明神水産)

とは言え,なんだかんだカツオのたたきは調理後すぐに食べたほうが美味しい.お土産としてはオススメできません(本記事の趣旨に反しますが).
県外でカツオのたたきを食べた時のガッカリ感が半端じゃ無いということもあり,以来,地元以外でカツオのたたきを食べることは極力避けることにしました.どうせマズいことがわかってるから.
上で紹介している明神水産の関連店舗で食べることをオススメします.

県内で食べるところとしては,高知市内の「ひろめ市場」に出店している「藁焼きたたき明神丸」が有名です.
最近(といっても2014年だけど),実家の近くにオープンした道の駅「なぶら土佐佐賀」でも,カツオのたたきを食せます.地元民の私たちも納得の味でした.

ちなみに,県内外を問わず少なくない人が,
「塩タタキ」(タレではなく,塩だけでカツオのたたきを食べるスタイル)
を喜ぶのですが,私にはあれがさっぱり分かりません.

塩だけで食べて美味しいわけないでしょ.
なんのために昔の人がタレを開発したのか,そのことをしっかり考えてもらいたい.
なんだか「東京人」っぽい禍々しい匂い漂うメニューなので,私は極力これを避けています.
「タレにするもんがなんっちゃないにぃ.どういたもんでのぉ.ばったりいたよ」
という事態に陥った場合には仕方なく「塩」という選択肢もあるでしょうけど,それ以外の場合,わけても美味しいタレが用意できる状況下においては素直にタレを選択して下さい.


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