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入学試験クツこれ

大学教員と靴の話です.

別に入学試験に限った話ではありませんが,大学教員の仕事には「足音」のしない靴が求められます.
受験生の迷惑にならないよう,足音のしない靴を要求されるからです.
センター試験の割当作業も始まった今日この頃.足音のしない靴の準備も始まります.

足音もしないし,履き心地が非常に良いので長年愛用している革靴のシリーズがあります.かれこれ3足くらいリピートしています.
それがこちら↓

「スニーカーの履き心地」という商品コンセプトは伊達ではありません.
革靴なのに全力ダッシュや反復横跳びもできます.これなら10kmくらい走っても大丈夫でしょう.
安価で高性能,且つ,そこそこ見た目も安っぽくないのがいいですね.
欠点はそのクッション性の高さからくる「靴底の消耗の早さ」くらいのものです.
でも,これは履き心地とのトレードオフになっているかと思います.

大学教員のなかには,革靴なんてたまにしか履かないという人もいるかと存じます.
そんな人にもオススメします.履きなれていなくても疲れません.
実は私も,あらたまった状況がない日はランニングシューズなどのスポーツシューズで出勤しています.研究室内では基本サンダルですし.授業にだってサンダルで行くときもある.

最近,同じアシックス系列が出している「ランウォーク」っていう革靴を買いました.
それがこれ↓


靴にこだわりのない私のような者としては,目ン玉が飛び出るような価格ですが,ずっとテクシーリュクスを買っていて,いつかこれを履いてみたいと思っていたので奮発しました.
これがまた非常に履き心地がいい.あと,足音も小さいので満足しています.

今は,ブラックの「ランウォーク」,それにブラウンの「テクシーリュクス」を履き分けています.


お高い革靴はメンテナンスも大変ですが,このタイプの革靴ならそんなに難しくありません.
とは言え,それなりのお手入れをしていれば,こういう1万円未満の革靴でも高級感が出てきます.
お手入れにも一工夫入れることを推奨します.

学生の頃は「革靴」なんて縁がなかったのですが,高校時代には野球をやっていたので「本革製のスパイクシューズ」を使っていました.これも一つの革靴です.
用具にお金をかけたくないと思っていましたが,スポーツ店のオッサンが「本革は合皮とは比べ物にならないほど良いよ」とゴリ押しするので,そんなに言うならと買ったことを思い出します.
いや,ホントに全然違いました.本革のスパイクは別次元.これはサッカーをやっていた人も分かるかと思います.
足に吸い付くような感覚.「あぁ,これが本革か・・・」と,一人の野球少年は本革の靴の素晴らしさを思い知ったわけです.

「手入れがちょっと大変だけどね」とも言われ,クリーナーやクリームも一緒に購入.
練習するたび手入れをしなければいけないし,雨の日は使えないのですが,使い心地の良さはそれを補って余りあるものです.
これはビジネスシューズも同じです.

一時期,革靴の「簡単お手入れグッズ」を使っていました.
こういうの↓
 
はっきり言って全然ダメです.
こういうのは,使っているうちにスルメみたいな靴になっていきます.

やっぱりクリームやクリーナーを使わないと貧相な靴になってしまいます.
私が今使っているのはこれ↓
 

ボロ布で拭くだけでなく,ちゃんとブラシも使ったほうがいいです.


塗るだけ,拭くだけ,っていうお手入れグッズよりも一手間かかりますが,それに見合った効果は得られます.
特に,革靴に履きなれていない人(私も)は,どうしてもシューズのつま先に傷をつけがちです.この傷が「簡単お手入れ」ではどうにもならない.
でも,きちんとしたクリームでブラシを使って磨けば,かなり補修・補整ができます.

高級な靴を買わなくても,手入れをしっかりしていれば使い勝手の良いものになっていきますし,見た目も十分なものになります.
特に茶色の靴はそれが顕著です.

なんだか商品紹介みたいな記事になりましたが,慣れない靴選びに困っている人は参考にしてみてください.