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8月, 2017の投稿を表示しています

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邪馬台国はここにあったんだと思う

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統計学だとか大学改革だとか考えるのも大事ですが,たまには趣味の世界も楽しみたいものです. ときどき古代日本を妄想する記事も書いておりますので,今回はそれについて. 以前,邪馬台国の比定地をご紹介したことがありますけど,あれは私説へ強引に結びつけるところがありました. その後も時間があるときに古代日本のことを調べていたのですが,今回, 私なりに現時点で最も納得できる「邪馬台国があった場所」が見つかりました ので,その理由とともに取り上げたいと思います. **邪馬台国はここにあった** 結論から言えば以下の通り. (1)邪馬台国があった場所は,九州北部(福岡県〜大分県にかけての沿岸部) (2)邪馬台国とは,「筑紫国」の前身となる連合国のこと (3)一般的に邪馬台国と称される「女王国」があった場所は,福岡県行橋市周辺から宇佐市周辺 (4)邪馬台国に属さないとされる「狗奴国」とは,九州東部のことで,のちの「豊国」に相当する地域のこと (5)邪馬台国への道中にあるとされている「投馬国」とは,九州西部のことで,のちの「肥国」のこと 図示すると以下のような感じ. その理由を示していきます.魏志倭人伝の記述に沿って読み解いていきましょう. 魏志倭人伝の記述は,ウィキペディアから引用しました. 倭人が住んでいる場所 原文: 倭人在帶方東南大海之中、依山㠀爲國邑。舊百餘國、漢時有朝見者。今使譯所通三十國。 和訳: 倭人は帯方郡の東南の大海の中に在り、山島に依って国邑とし、もとは百余国で、漢の頃から大陸への朝貢があり、記述の時点では30箇国が使者を通わせている。 この魏志における「倭人伝」を書いている人は,自分たちの支配している「帯方郡(韓国・ソウル周辺)」から南へ海を渡った島に「倭人(日本人)」が住んでいる国があって,大陸へ使者が来ていることは知っているのです. 全くの未知の領域というわけではないようですね. でも,倭人がどんなところに住んでいるのか,詳しくは知らない.だから今回,偵察として使者を送り,その様子を記録したのだと思われます. ここだけでなく,倭人伝全体を読んでみても,どうやらそんなニュアンスが伝わってくるんです. ポイントなのは,この「魏志」における「倭人伝」は,あくまで「倭人伝」であり,邪馬台国のこと

マナーは守るものではありません

「記録は破るためにある」などと言われますが,これはマナーにも同じことが言えます. 場合によっては法律もそうかもしれませんが,誤解されると困るのでホドホドにしときます. 先週から立て続けに書いてきた「マナー」に関する記事ですが,ここらへんでまとめておきたいと思います. ようするに何が言いたいのかというと,ちょっと刺激的な言い方をすれば, 「マナーは守るものではありません」 ということです. 前回と前々回に取り上げたウェブサイトが,ちょうどそれを考える上で便利です. ■ TOKYO GOOD MUSEUM (Tokyo Good Manner Projects) 「東京グッド・マナー」を世の中に発信するという,極めていかがわしいプロジェクトにそれを見ることができます. サイトのトップページに,新しくこんな項目が追加されているようです. 「マナーに正解なんてない。だから、みんなで考えよう。『TOKYO GOOD会議』」 いえ,私はこれを否定しません.むしろ,マナーのことをよく分かっているじゃないかと思って感心しているのです. でも,これは「TOKYO GOOD MUSEUM」の趣旨である, 東京をかたちのない美術館に見立て、東京のグッドマナーやそれを構成するヒト・モノ・コトを「作品」と定義して収蔵することで可視化させ、世の中に発信する に反しているのではないかと心配してしまいます. もしくは,改心したのでしょうか.そのうちサイトの趣旨替えをするかもしれませんね. 上記のページに入ってみると,以下のような質問を見ることができます. そこには, ・飲み会の席。唐揚げについてきたレモンは搾る? ・風邪でマスクをしている。人と話す時は外す? ・タクシーに乗車。上司の席はどこ? などと,アラフォー世代がドヤ顔で語りたがり,社会人1年生が過度に気を遣うんだけど,実際のところはどうでもいい話題がアンケート形式で展開されています. たぶん,当初は勢いとかノリにまかせて「東京のグッドマナーを「作品」として可視化させ、発信する」ことを考えていたんだけど,あとになって「実は『マナー』ってそういうものじゃないんだよね・・・」ということに気がついて始めたのかもしれません. でも,誤りを正すのは良いことです. 結局のところ,

「日本は諸外国と比べてマナーが良い」と言い放つマナー違反

本件について,もう少し詳細に書いてみます. 前回は,「日本は諸外国と比べてマナーが良い」という自慢こそマナー違反ではないか? という話しました. 今回は,その「マナーが良い」という理由として挙げられている事例が,実は「マナー」とは関係ないのではないかという話題です. 例えば,最近では「日本人観光客はマナーが良い」と言われているそうですが,30年くらい前は「日本人観光客はマナーが悪い」と言われていました. ■ 30年前の日本人観光客 マナーが悪いと海外で批判されたことも 主にどういった国々からの評価なのかは調べられませんでしたが,おそらく主な渡航先であるアメリカ,ヨーロッパ,中国・アジア方面といった場所であることが予想されます. どうしてこの30年で日本人観光客のマナーが改善したのかというと, 「旅行会社が渡航先のマナーについて指導するようになった」 というのが主な理由なのでしょうけど,それにプラスして, 「一般的な日本人の生活様式やマナーの基準が欧米化した」 というのがあると思います. 欧米以外の中国や東南アジアといった地域に渡航したとしても,そこでの宿泊施設は欧米式のものが多いですから. ちなみに,「日本人観光客はマナーが良い」という話の出典元は,アメリカの旅行会社「エクスペディア」が2002年および2007〜2009年にホテルに対して行なった調査です. 細かい調査結果は以下のサイトで見ることができます. ■ 「世界最良の観光客」2007-2009年度 国別ランキング ところがネット等では, この調査結果を拡大解釈している ものが散見されます. この調査は「国民のマナー意識の高さ」を総合的に判断しているものではないし,街行く人にインタビュー調査したものでもなく, 「ホテルのマネージャーが選ぶ優良観光客」 なんです. 「マナーの良さ」はその尺度のうちの一部に過ぎないのに(もちろんそれが1位なのだが),その他の「チップが多い」「苦情を言ってこない」などを含めて総合得点を出しているものです. 実際, この調査は旅行会社やホテル側の目線で選ばれているものであり,決して一般的な環境下でのマナー意識を調査したものではありません. 意地悪く見れば, 「日本人には融通がきく」 「カモりやすい客」

恐怖!TOKYO GOOD MUSEUMとかいう謎のプロジェクト

「江戸しぐさ」がデタラメであることを先日の記事で取り上げましたが,その後,次から次へと芋づる式に出てきます. 今回は 「TOKYO GOOD MUSEUM」 という恐怖のプロジェクトについて. これは前回の「整列乗車」の記事を書いている時に見つけました. 微妙にかっこつけたデザインのウェブサイトもあります. ■ TOKYO GOOD MUSEUM (Tokyo Good Manner Projects) まだ「江戸しぐさ」みたいなものにシンパシーがあるのかもしれません. 懲りない東京人は,新たな「江戸しぐさ」を開発しているようです. 昨年の9月から始めたみたいです. 浮世への関心が低い私の目には止まっていませんでしたが,今回調べてみたら恐ろしいプロジェクトであることが判明しました. TOKYO GOOD MUSEUMとは何か? 上記のサイトにはこうあります. ~東京をより魅力的な都市へ~ 2016年9月、国際都市・東京を舞台とした新しいかたちのマナー向上プロジェクトの推進母体として、一般社団法人Tokyo Good Manners Project(略称TGMP)を設立しました。 (中略) 都市のマナー向上というと、世界の各都市で行われているような「ゴミを捨てない」、「交通規則を守ろう」といった公共マナー向上キャンペーンが思い起こされますが、本プロジェクトはこのようなマナー啓発をするものではありません。なぜなら、東京のマナーの良さは世界から認められ、評価されているからです。 この “書きぶり” からして,なんだか嫌な予感がします. 続きを読んでみましょう. TGMPが実施した「東京のイメージ」に関する調査によると、「人のマナーが良い」と答えた外国人が全体の約7割(64.9%)に上りました。しかし、「人のマナーが良い」と答えた東京都民は3割以下(24.6%)にとどまり、マナーに対する東京都民と外国人の認識には大きなギャップがあり、都民の自己肯定意識が極めて低いということがみてとれます。 TGMPでは、東京で暮らす一人ひとりが自分たちのグッドマナーに誇りを持ち、東京を訪れる世界中の人々に文化としてのグッドマナーを楽しんでもらうために“TOKYO GOOD“というコンセプトを掲げ、さまざまなアクションを起こ

整列乗車はマナーではない

前回の話のついでに,電車の「整列乗車」についてです. よく,「日本人は駅や電車内でのマナーが良い」と言います. 誰が言い出したのかわかりませんが,これデタラメですよ. オーストラリアや中国,ヨーロッパを何カ国か回ったことのある私としては,少ない経験からではありますが,全然そんなことはないと思っています. でも,やたらと「日本人はマナーがいい」という風聞がある. どうしてこんなデタラメがまかり通るのかはさておき, 「だって日本人は◯◯をするから」 という具体的な行動について考察してみたいと思います. 例えば 「日本人はマナーがいいから,電車では整列乗車する」「割り込み乗車する人は少ない」 という話も,考えてみればマナーがいいこととは無関係です. 以下にその理由を述べます. 私も関西から東京にきて「整列乗車」をよく目にするし,「大阪では整列乗車する人は少ないですよ」というのを話のネタにしていました. でも,これは東京が「整列乗車しなければならないほど混雑しているから」です. 最近,大阪在住の人から「大阪でも整列乗車が当たり前になっている」という話を聞きました. どうやら近年は整列乗車させなければならないほど混雑している駅が増えているようです. 市内や,特に御堂筋線が凄いそうですね. 私が以前よく使っていた神戸の地下鉄三宮駅でも,ここは混雑するので整列乗車をしていました. 大阪人はマナーが悪いから整列乗車していないかったのではありません. 東京に比べて整列乗車する必要のある駅が少なかったから,そんな習慣がなかっただけのことです. それほど混雑していなければ,整列乗車なんてしなくて済みます. むしろ,整列するほうがバカバカしい. ですから,冒頭に述べたように整列乗車は「マナー」ではありません. もっと言えば, 整列乗車しなければならない状態になっている時点で,都市計画の失敗です. いつもの仕事先に行くのに,電車やバスで20分・30分もかけなきゃいけないような街づくりをしていることがそもそもダメ. 整列乗車している己を誇る前に,整列乗車しなきゃいけない町にした己を恥ずべきです. 事実,関東の駅・ホームでは鬱陶しいほど「整列してお待ち下さい」というアナウンスが

電車の中で化粧する女性について

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前回取り上げた「江戸しぐさ」を書くにあたって,ネット情報を探していた時に見つけた話題にも触れておきたいと思います. 電車のマナーについてです. 昨年から東急電鉄のマナー広告が話題になっているんだそうです. ずっと都内の電車を使っている身ですが,私はぜんぜん気づきませんでした. ■ 電車で女性が化粧をするのは「みっともない」? 東急電鉄のマナー広告が物議を醸す (ねとらぼ)ポスター版がこれです↓ 東急電鉄より http://ii.tokyu.co.jp/tokyusendiary/ 「別に(今現在の)電車内での化粧くらい,放っといていいんじゃないの」 というのが私の意見です. 私自身,「電車内で化粧する女(男も?)」に遭遇すること自体が稀で,遭遇することはあっても迷惑も不利益もないし,心象を悪くすることもない. たまにとんでもないブスが頑張って化粧しているのを見ることがありますが,その時に気分が悪くなるくらいで,でもそれは「電車内での化粧」に対してではなく「ブス」の存在に対してです. 「化粧するのはみっともないから」とのことですが,それを言い出したら電車内でモバイル・ゲームをやったり新聞を読んでる奴の方が劣悪に映ります. それに,女性に対し「みっともない」という理由でマナー広告にするくらいなら, 「車内で下着が見える座り方はご遠慮ください」 「車内で口をパックリ開けて眠るのはご遠慮ください」 などと他にもいろいろ書かなきゃいけないことはたくさんある. これについて,参考になる書籍があります.私としては賛同できることが多いので,この記事だけじゃ納得がいかなかった人はこちらをどうぞ. パオロ・マッツァリーノ著『日本人のための怒りかた講座』 パオロ・マッツァリーノ氏が著書全体を通して指摘されているのは, 「マナー違反だと思う行動」に は積極的に面と向かって注意するべきで,そうしないのであれば,それは「マナー違反の行動」として扱われなくなる というものです. 言い換えれば,面と向かって注意できない行動はマナー違反ではありません. さて,そう考えますと,電車内で化粧する女性に対して「すみませんけど,化粧するのやめてもらえませんか」と指摘している人はどれくらいいるでしょうか? いないですね.私は見たことがない. い

井戸端スポーツ会議 part 49「江戸しぐさ」

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先日,学生と2020年に予定されている「東京オリンピック」の話をしたんです. 開催地・東京の良さをアピールするにはどうすればいいのか? っていう話題だったんですけど,そもそも東京が良い所だとは思っていない私は,ちょっと上の空で話に付き合っていました. そしたらその学生, 「『江戸しぐさ』をアピールできたらいい」 と言います. 「江戸しぐさ」ってなんぞ? 皆さんは知っていましたか? 私はぜんぜん聞いたことがありませんでしたので,てっきり大都市・江戸という土地柄から発生する「東京人」のような,醜いしぐさなのかなと思ったんです. (「東京人」については,本文末のリンク先を参照のこと) 聞けば,「江戸しぐさ」とは東京・江戸に古くから伝わるエチケットとのことです. 実際,オリンピックを機に「江戸しぐさ」をアピールしよう,とかいう運動もあるのだとか. 江戸しぐさとはどういうものか.ウィキペディアにもありました. 実は結構メジャーなようですよ. ■ 江戸しぐさ (wikipedia) 「江戸しぐさ」を紹介している団体もあります. ■ 江戸しぐさ (NPO法人 江戸しぐさ) ウィキペディアに掲載されている代表例を以下に転載しますね. 【傘かしげ】  雨の日に互いの傘を外側に傾け、ぬれないようにすれ違うこと。 【肩引き】  道を歩いて、人とすれ違うとき左肩を路肩に寄せて歩くこと。 【時泥棒】  断りなく相手を訪問し、または、約束の時間に遅れるなどで相手の時間を奪うのは重い罪(十両の罪)にあたる。 【うかつあやまり】  たとえば相手に自分の足が踏まれたときに、「すみません、こちらがうかつでした」と自分が謝ることで、その場の雰囲気をよく保つこと。 【七三の道】  道の、真ん中を歩くのではなく、自分が歩くのは道の3割にして、残りの7割は緊急時などに備え他の人のためにあけておくこと。 【こぶし腰浮かせ】  乗合船などで後から来る人のためにこぶし一つ分腰を浮かせて席を作ること。 【逆らいしぐさ】  「しかし」「でも」と文句を並べ立てて逆らうことをしない。年長者からの配慮ある言葉に従うことが、人間の成長にもつながる。また、年長者への啓発的側面も感じられる。 【喫煙しぐさ】  野暮な「喫煙禁止」などと張り紙がなくとも、非喫煙者が同席する場では喫

お盆休み:実家の様子

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2017年お盆休みのご報告.次は実家についてお話しします. 実家に帰ってきますと,父が老後の楽しみとして建築している「あたご」という小屋があります. 何かあった場合の避難小屋としての機能も持たせるつもりのようで,かれこれ5年以上にわたって増改築しているものです. 父はこの地域の消防団に青年時代から長年勤めており,「あたご」という小屋の名前も,防火・防災のご利益があるとされる「愛宕神社」からとっています. 消防団の経験を活かし,この小屋の設計は「柱を強くし,屋根を軽くする」ことと,「一部は壊れることを前提とし,その修繕が容易」であることを重視しています.特に基礎と柱についてはかなりの強度があります. そういえば,父は消防団で特に悪さをせず,高齢を理由に退役しましたので,国からその長年の功績を認めてもらい,陛下より「瑞宝章」という勲章をもらっています. いわゆる「国家又ハ公共ニ対シ積年ノ功労アル者」という理由です. ■ 瑞宝章 (wikipedia) この「あたご」は,私も盆正月に帰るたびに人手が必要な作業をいろいろとやってきました. 昔は以下のように,壁がついていなかったのですけど(画像右端が小屋です). これに板を貼り付けたのが2年前の冬. 板が新しいのできれいですね. 今年の正月には,さらに戸を付けて居住可能にしました. 現在の内装はこんな感じ. ベッド,マッサージチェア,ラジオ,それに冷蔵庫もついています. 鹿の角とか尾長鳥の羽,ひょうたんなどが飾られており,完全に「男の隠れ家」へと進化しておりました. あと,壁に使っているのは杉板なのですが,スギ材はとても軽い上に断熱と湿度調整能に優れているので,中はこの季節でも意外と快適です.軽さとか耐久性を得ようと化学素材を使うよりも,廃材みたいな杉板の方が居住性は高まります. 今年,高知県を襲った豪雨の際には,「安全な場所に避難してくれ」という自治体からの指示を受けて,ここに避難したそうです. 自治体も認める安全地帯.しっかり「避難小屋」としての機能も果たしています. 神棚も標準装備されているので安心です. ちなみに,この「あたご」は電気や水道が止まっても大丈夫なようになっています. 小屋の脇には山から水を引いて

お盆休み:道の駅の様子

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今年は短めのお盆休みをとってきました. 地元の「道の駅」でオススメできるところをご紹介したいと思います. 帰省には飛行機を使ったんですけど,空港からは弟の車と合流して自宅まで向かいます. その途中,四万十町(旧・窪川)のインター前に 「道の駅・あぐり窪川」 っていうのがあります. 2017年現在,高知自動車道の西部最終地点であることと,この「あぐり窪川」では名物「米豚」の料理が食べられるとあって,かなり混雑します. グーグルストリートビューより 米豚を使った「豚丼」は,名物と言われるだけあって美味しいです. この近辺に来られた際は,ぜひご賞味ください. ただ,これは四万十町のためを思って言うことですが,やや味付けが濃ゆい(甘すぎる)のが気になります.米豚は飼料にしている米の香りが強く,さっぱりしていながらコクのある味わいを持っていますので,薄味でも十分美味しいはずなんです.塩コショウだけでもいけるのが米豚です. ずっと「豚まん」も名物だったのですが,最近はどうなのでしょうか. もし見つけたらそちらもどうぞ. この近辺に来ていて,お腹に余裕があるのであれば, 「道の駅・なぶら土佐佐賀」のカツオのたたきをお勧めします. 観光に来ている人が入りやすい場所で,それでいて地元民である我々も納得の「カツオのたたき」を出しています.ここは押さえておいて損はありません. ちなみに,今年初めて「道の駅・あぐり窪川」でカツオのたたきを食してみましたが,ちょっと残念な味でした.カツオのたたきは当たり外れが激しいですね. ちゃんとしたカツオのたたきを食べるなら「なぶら土佐佐賀」に行きましょう. で,この季節ですし,家族そろってカツオのたたきを食べに行ったんです. ■ 道の駅・なぶら土佐佐賀 (なぶら土佐佐賀HP) 「なぶら土佐佐賀」の写真をグーグルストリートビューから引っ張ってこようと思ったら,まだ建築中でした. グーグルストリートビューより なので,黒潮町HPから写真を引用しておきます.こんなところです. 黒潮町HPより さて,その「カツオのたたき」 カツオのたたきと言えばこれだと思っていたのですが↓ なぶら土佐佐賀HPより 最近は定番の「タレ」ではなくて,「塩」で食べるのが若い人に多いとのこと. な

学校教育対談(4回目)

和田先生とお酒を酌み交わしながらの対談を,今夏も開催しました. 早いもので,これで4回目となります. ※過去の様子はこちら ■ 学校教育対談 ■ 学校教育対談(2回目) ■ 学校教育対談(3回目) この懇親会ですが,回を追うごとに参加人数が増えていきます. 現場で働いている先生方が参加してくれているのが良いですね. 今回新規参加してくれた人は,なんと私が勤務している大学の卒業生です. 比較的大きな大学ですし学部が違っていたので,在学中には私との接点がなかったのですが,意外なところに関係者が現れるものです.世間は狭い. 和田先生は,現場で働いている教師の皆さんに自身の経験を役立ててほしいとの願いを込めて書籍も出版されています. 『実録 高校生事件ファイル』 『すばらしきかな、教師人生 先生が元気になる本』   現場の先生方にこそ聞いてほしい言葉が,たくさん散りばめられた書籍.オススメです. 高校で発生する事件・トラブルに,現場の教師がどのように向き合えばよいか理解が進みます. 今回の懇親会の参加者で読者の一人が言うには,「学者の理想論やスーパー教師の成功体験自慢は役に立たない.僕達が直面しているのは,もっと地味で泥臭いこと.いろいろなトラブルや事件の事例集が欲しかったから手にしたんです」とのこと. 和田先生はこうした情報を役立ててもらうため,ホームページを作ってそれを相談窓口にされています. そのホームページはこちら↓ ■ 先生が元気になる部屋 (和田慎市ホームページ) これまでにも,全国各地の学校や教育関連研修などでたくさん講演をされています. 私も本当なら和田先生をお呼びして教師志望者に向けた講演会を開きたいのですが,いかんせん立場が・・・. もう少し偉くなってからにしましょう. さて,今回の懇談会の様子ですが,私以上に同席してくれた東京都の先生方が和田先生にいろいろと聞きたいことがあったようで,それで話が弾みました. この先生方も「若手」ながら熱意と行動力がある人達ですから,上からどんどん仕事を任されるようになっており,教育現場を仕切っていく立場になることで,新たに和田先生にたくさん相談があったそうです. いずれの先生も,いわゆる “教育困難校” を「任される」ようになってしまった