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コロナ禍をのんびり過ごそう|蜂蜜を絞り取る作業

「蜂蜜分離器」が思いのほか早く届いた


今回,新型コロナ騒動の影響を受けない生活ができているのは,とても幸運だったと思います.
やっぱり,人間の最大の敵は人間自身であり,わけても集団・群衆なんだと痛感しました.

真の幸福を得ようと思えば,畢竟,こういう邪悪なものからは遠ざかるに限ります.

そんなコロナ騒動も一段落し,世間の話題は「北朝鮮情勢」とか「河井夫婦議員の買収疑惑」などに移りました.
これを機会に,冷静になれたらいいですね.


さて,前回の記事では,我が家の養蜂について取り上げました.
希少で美味しいニホンミツバチの蜂蜜を,趣味と浪漫でやってます.
ニホンミツバチから蜂蜜を採蜜


巣箱から巣板を取り出して,蜂蜜を入手するのです.





その後も,巣箱から巣板を取り出す作業は続けています.
今年は8箱にミツバチが巣を作ってくれました.


蜂蜜の搾り取り作業は,我が家ではこれまでは専用タンクに放り込んで,自然に滴り落ちるものを集める方法でした.
以下のような感じで.



たしかに前回の記事までは上記の写真のようにやっていたんですが,今年は私が地元にカムバックしたこともあって,作業のグレードアップを図っています.

そのグレードアップのひとつが,「蜂蜜分離器」なるものを購入したことです.


上記のように自然に滴るものを集める方法だと,最初のうちは「さらさらした蜂蜜」が優先的に早く落ちてくるのですが,徐々に落ちるペースは鈍ってくるもので.
こうやって放置するだけだと物凄く時間がかかります.


じゃあどうするかっていうと,漬物のように重石を載せたり,短気な人は手で絞ったり,ケチな人は細かく裁断して絞ったりします.
でも,重石を載せても時間はかかるし,手で絞ったり細かく裁断すると「不純物」がたくさん混じっちゃうんですね.


ビジネスで養蜂しているわけではないので,あまり設備投資はしたくありません.
蜂蜜を搾り取る器械が,どこかで安く手に入れられる方法はないかとAmazonや楽天を調べていたら,ありました.
「蜂蜜分離器」と呼ばれています.
ここでは分かりやすく,「蜂蜜絞り器」と呼称することにします.


Amazonで扱っているものが最も安かったので,これを注文.
中国の企業が輸出販売しているもので,この時期ですから販売側からもこんなメールがきました.
「コロナ禍によって輸出入に制限がかかっているので,納入が遅れる可能性がある」
とのこと.
「7月に入ってから届くかも」と言ってきたので,そんなつもりでいたんです.

そしたら,思いのほか早く,昨日到着しました.
なんかのタイミングが良かったのでしょう.

なお,
「中国」
「コロナ」
というセンシティブなキーワードがこびりついているので,使用前には念入りに洗浄しております.


早速,自然に滴り落とす方式で採蜜したのち,その残りをこの蜂蜜絞り器にかけます.



そしたら,ご機嫌な状態で絞られてくれました.
中国製でしかも安いということで怪しんでいたのですが,ステンレス製のしっかりした作りで,必要十分な能力を発揮してくれています.


これまで我が家では,手で絞ったり裁断したりせず,重石を載せる方式を使っていました.
この方法は比較的きれいに絞れるのですが,とにかく時間がかかっていたんです(数日間かけることもあったそうです).

しかし,この蜂蜜絞り器を使うとあっという間.
やってることは「重石」と同じなんですから,出てくる蜂蜜の出来映えも及第点です.

父は大喜びしています.
これは良い買い物でした.


我が家で取れる蜂蜜はこんなの


自然に滴り落ちるものを受け取ったのが左側の「垂れ蜜」.
蜂蜜絞り器で絞ったのが右側「絞り蜜」です.

色が違いますし,粘度も違います.

味は好みによりますね.
喜ばれることが多いのは左側の「垂れ蜜」です.
一般的なセイヨウミツバチから取れる蜂蜜にみられるクセやエグ味がなく,上品で爽やかな甘さが特徴的です.
実際,この垂れ蜜は市場に出すとめっちゃ高価です.
この瓶の量(約1kg)だと1万円くらいします.

健康志向の人に喜ばれるのは右側の「絞り蜜」です.
私は詳しくないのですが,父曰く,絞ることで蜂の巣の様々な不純物が混じり,健康増進に関わる微量栄養素もたくさん混入しているとのこと.
敢えてこれを欲しがる消費者も多いのだとか.



こういう蜂蜜は,基本的には自宅で使うことが多いのですが,結構たくさん取れるので余ります.
今年は特に大量・大漁.
なので,余った蜂蜜は地元のスーパーや道の駅に出させてもらってます.

田舎ですから,「1kg:1万円」なんかで出しても売れません.
小さな瓶に小分けして,2000円〜3000円くらいの価格で販売しています.

「蜂蜜はニホンミツバチに限る!」
という熱心なニホンミツバチ・ファンもいて,そういう人は1升瓶で欲しがります.

なんにせよ,儲けられるような仕事ではないです.
あくまでも趣味の延長ですね.

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