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新型コロナ騒動の今後を予想

いろいろと大変だった2020年


いよいよ年の瀬となりました.

今年はひたすら新型コロナの話ばかり.
だからこそ,コロナ以外で話題となったことには尊敬します.
例えば『鬼滅の刃』っていうアニメ映画が大ヒットしたそうですね.
私はこの漫画もアニメも映画も見てませんし,今後も見る気はありませんが,きっと何かが凄かったのでしょう.おめでとうございます.

さて,そんなコロナ禍もそろそろ飽きがきているところでしたが,この年の瀬に再度盛り上がって参りました.

ここ高知県でも感染拡大が話題です.
新型コロナ 過去最多の36人感染確認 高知市の病院ではクラスターも(テレビ高知 2020.12.15)

先日も,
という記事で書きましたが,第3波とされる現象により,高知県内で新型コロナ陽性者が急増しています.

ただ,私の周囲の人たちはまだ「芸能ニュースの延長」みたいな感じで受け止めていて,特に不安視はしていません.
仕事の休み時間にちょうどいい話題として盛り上がってます.
「感染には気をつけんとイカンねぇ〜」などと笑いながら,皆でテーブルを囲んでクッキーをつまみつつコーヒーを飲んでるんで世話ないです.

感染は時間の問題です.

これは諦めや達観からくるものではありません.
いつか皆,新型コロナに感染するというのは仕方がないこと.

それは,既存コロナやインフルエンザ,肺炎球菌とかマイコプラズマも一緒です.
っていうか,もうほとんどの人が感染してるんじゃないですか.
感染したとしても,重篤化しなければこちらの勝ちです.

このブログではしつこく言ってますけど,もう新型コロナも普通の風邪として処理しちゃえばいいと思います.
そうすれば,医療崩壊も起こさなくて済むし.


そんなことより,私が気にしているのは今後のこと.


これから感染症対策をどうしましょうか?


新型コロナ騒動に明け暮れた今年.
特に6月までは戦々恐々としていました.
その結果,日本では例年より死亡者数が少なかった,というニュースがありましたよね.
上半期の超過死亡、コロナでも減少 過去3年と比較(日本経済新聞 2020.9.30)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64434200Q0A930C2CR8000

1~6月の上半期で各都道府県で平年予測を上回った「超過死亡」数の合計は過去3年に比べて少ないことが30日、厚生労働省研究班の推計で分かった。死亡数は高齢化で増加しており、2017~19年の上半期の超過分はそれぞれ最大2万人前後だが、今年は最大7467人にとどまった。

つまり,新型コロナ対策を講じた結果,1月〜6月までは他の感染症(インフルとか他の風邪とか)も予防してしまって,死亡者数が激減したということ.

ところがどっこい.
下半期に入ると「自殺者」が急増してきたのです.
11月の自殺者1798人―警察庁速報 : 5カ月連続で前年比増(Nippon.com 2020.12.11)

まだ下半期の超過死亡数は算出されていませんが,新型コロナによる死亡者数が激増するとは思えません.
まして,GoToを休止したり,活動自粛を呼びかけたりしている現在,下半期においても感染症を原因とする死亡者はさほど増えないでしょう.

ということは,純粋に「自殺者増加」という現象が目立つことになるわけです.

つまり日本では,感染症による死亡者を減らして,自殺者を増やしたというトレード関係になっています.

ただ,新型コロナや風邪・肺炎などによる死亡者は高齢者が圧倒的に多いのですが(平均約80歳),自殺者は平均約50歳です.
特に日本の自殺は,若者が多いことが世界的にも特殊です.
加えて,今年の日本は女性の自殺が多いという特徴もあります.

これをどう解釈するかは,いろいろな観点があるでしょう.


とは言え,私は,
「活動自粛をすれば総体としての死亡者が減る」
という事実は,結構大きいと考えています.
当たり前と言えば当たり前なんですが.

一方で,日本では,
「自殺するのは個人の勝手」
「役に立たない奴は死んでくれ」
という文化と風潮がありますから,感染症による死亡と,自殺による死亡を比べると,感染症対策の方が重要視される可能性が高いですね.

実際,子供の自殺問題にしても,年間数件程度の「いじめ」による自殺は大々的に報じますが,圧倒的多数を占める「進路進学問題」による自殺は結構な勢いで放置です.
つまり,本人が思い詰めて死ぬのは,そいつが無能だったのだから仕方がないことである,と考えるのが日本人です.

ですから,今回の新型コロナにしても,経済が立ち行かなくなって自殺することは放置すると思われます.
これは来年も同様でしょう.
残念ですが,それが日本人の民族性なので仕方がないです.


それに,ワクチンについても,この2〜3年では期待できません.
理由は2つ.
1つ目は,来年・再来年くらいで手軽に接種できるほどのワクチンが準備できる可能性が非常に低いこと.
2つ目は,そもそも新型コロナワクチンの安全性がヤバくて,手を出す人が少ないであろうことです.
だってこれ,「遺伝子ワクチン」とかいう得体の知れないワクチンですからね.
一体どんな遺伝的障害が起きるか分からないのに,ホイホイと打てるものだとは思えないんですけど.
さらに言えば,現在開発しているワクチンの効果は,半年程度だとも言われています.

まったく期待できる要素がありません.


それならいっそ,活動自粛を続けてコロナ感染を防ぐ方がマシ,と考える人も多いのではないでしょうか.
タダだしね.
それに,活動自粛をしていれば,他の感染源による風邪を発症しにくいし,肺炎にもなりにくい.
結果として,死亡の危険性をかなり下げることにつながります.


感染症対策でガラパゴス化する日本


私のビジョンには,日本が「感染症対策」をひたすら追い求めてしまう未来が見えます.
どうしてそんなことするの? って国民の4割くらいが思うほど,徹底的にやるんです.
なぜなら,残りの6割が「せっくなら徹底しよう.悪いことじゃないし」という同調圧力に似た波動を発しながら展開するからです.

で,世界がもう通常営業に戻った頃に,日本は感染症対策に莫大なお金をかけなければ経済活動が回せない状態になっているんです.

そうした状態を自分たちで,
「やっぱり私たち日本人は,衛生意識が高い民族だからね」
などと評価していることでしょう.
典型的なオーバーアチーブです.

もちろん,経済はどんどん悪化します.
現状の緊縮財政も継続するでしょうから,企業も個人事業主も救われません.

財政出動して救えばいいのですが,政府も財務省も,
「コロナの影響がまだ続いているんだ」
とかなんとか言って誤魔化します.


そうやって2023年頃には,弱りきった日本経済を立て直すために,外国資本の力を借りてテコ入れを始めます.
特に,中国からの支援が多いと思われます.

で,そんな外国資本を入れるにあたり,日本の感染症対策ルールが邪魔なので,これを国際基準まで落とせと言われて,すごすごと応じます.
一体これまでの3年間はなんだったんだ? という声が挙がりますが,それを気にしてたら自分たちの気分が悪くなるので無視するでしょう.
基準を通常に戻すための,ちょうどよい機会だったんだ,とか言い出す人もいる.


畢竟,日本は「何を守らなければならないのか?」が分からない国なんです.
何が最も大事で,それを得るために必要な準備や犠牲はなんなのかが決められない,決めたくない,それを口にしたくない,という民族です.


上述してきた妄想ストーリーを回避するためには,行政を司る誰かが,人為的に捻じ曲げる努力をしなければいけません.
菅総理にそれは期待できないので,来年・再来年のどこかで重要な分水嶺があります.

それまで皆さん,新型コロナで死なないように注意して生きていましょう.

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