注目の投稿

新型コロナは「ただの風邪」と考える視座

「ただの風邪」と考えるしかない日が近々訪れるんだからさ


今年の2月ごろから騒動が始まってから,このブログでは,
「新型コロナはただの風邪という扱いにした方が良い」
という主張を述べてきました.
例えば,
とか.


この冬になって,感染が拡大してきたり,「ただの風邪」扱いのような対策をしてきたと評価されるスウェーデンで,死者が増加していたりというニュースがあると,そのコメント欄などで,
「新型コロナを『ただの風邪』と言っていた奴は,この事態をどう思っているのか!」
などと糾弾するのを目にします.


いや,それでもやっぱり「ただの風邪」にするべきです.

こういうのって,たぶん流行病に対する認識の違いが生んでいるものだと思います.

それに,「新型コロナはただの風邪」と言っている人同士の中にも,きっとこの認識にズレがあったりする.
その点をただしておく必要があると思いました.

あのですね,私みたいな人間が新型コロナを「ただの風邪」と呼ぶのは,実際にマジで「ただの風邪」だからというだけじゃなくて,「ただの風邪」ということにしておかないと,社会生活がままならなくなって,そのうち人間としての生き方がままならない状態になってしまうからです.

決して,
「新型コロナはただの風邪なのだから,安全なウイルスである」
などと言いたいのではありません.

普通に「風邪対策」をすればいいのだし,普通に「コロナ風邪」に罹ればいいのだし,普通に「風邪で死ねばいい」のです.

あぁ,すみません,「死ねばいい」などと過激なことを言ってしまいました.
でも,これはその通りなんです.
ヒトの多くは,癌とか心筋梗塞とか,交通事故だったり自殺だったりで死ぬわけですけど,実際のところそのほとんどが「風邪」をこじらせた肺炎で死んでいます.
新型コロナは,その肺炎を引き起こしやすい風邪ウイルスなんですね.

もちろん,新型コロナウイルスによって,世界中の人々,特に欧米で死亡者が増加しているわけですけど,仮にワクチンが出来たとしても,このコロナウイルスの毒性が変異などよって弱毒化しない限り,今年と同じような状態が毎年ずぅーーっと繰り返されます.

これについて,こんなニュースもありました.
ワクチン効果の実感は4、5年後 専門家指摘、新型コロナ(東京新聞 2020.12.26)
この予想が当たるかどうかは不明ですが,似たような状態になるだろうと私も考えています.
っていうか,たぶんインフルエンザと同じような状況になるんじゃないかな.
つまり,ワクチンは「なんとなく打つ」,でも感染者は毎年どっと出る,っていう.


今後,新型コロナ,いえ,もう今となっては「コロナ風邪」でしょうけど,そのコロナ風邪の対策をするために,いちいち社会生活に負担をかけ続けられるでしょうか.
私の予想では,こんなの2年ともちませんよ.今年度ですら怪しい.


個人レベルの風邪対策はどんどん積極的にやっていくべきです.
私もそれを否定したり批判しているわけじゃありません.

むしろ私は,これまでも人前で咳き込んだりクシャミをする奴を見ると殺意を覚えるタイプでしたし,ソーシャルディスタンスも大きかったんです.
現実的に不可能であったものの,可能なのであれば,普段からイスラムテロリストとか,『風の谷のナウシカ』みたいなマスクをしたい人間です.
素顔を出して生活するのが嫌なんです.
だから,ユーチューバーとしての仕事もVチューバーでやってます.

実際,この新型コロナ騒動がきっかけで,対面での仕事が減ったり,顔を突き合わせた作業が “免除” になったことを喜んでいるくらい.

そういう「ウイルス・雑菌・風邪対策」になることが推奨されている今の社会は,私にとっては天国とも言えます.


でも,これを全ての人たちに指示・要請・強要することは不可能でしょう.
っていうか,そんな乱暴で傲慢なことが人間に許されてはいけません.


これからは,風邪で死ぬ人が増える社会になるのです


その事実を受け入れましょう.

過去記事でも述べましたが,たぶん年間10万人くらいのコロナ風邪の死者であれば,人間は慣れていくものです.
2年後には,
「今年はコロナで8万人が死んでるらしいよ」
「へぇー,大変だねぇ」
っていう会話になってると思う.
むしろ,もうその時には「コロナ」で死んだかどうかのチェックすらしていないのではないか.

実際,肺炎での死者数が,毎年だいたい10万人だったのです.
それが2倍になるだけ.

それによって,もしかすると他の原因で死亡する人も減るんじゃないですか.
つまり,インフルエンザで死ぬはずだった人がコロナ風邪で死んだり,肺炎球菌で死ぬはずだった人がコロナ風邪で死に,心筋梗塞や脳梗塞で死ぬはずだった人もコロナ風邪で死ぬ.

事実,新型コロナによる死者のほとんどが,基礎疾患持ちです.

もっと言えば,新型コロナで死にたくない人は,「生活習慣病」や「メタボリックシンドローム」とか,「タバコ・飲酒・ストレス」を避け,逆に「運動・スポーツ」に取り組んだり,気晴らしにレジャーに出るなどして快活な生活を送る方が良いことになります.

これって,今まで推奨されていた「健康・長寿の秘訣」と何が違うのでしょう.


誤解してほしくないのは,こういうことを言うと,
「じゃあ,新型コロナで死ぬ人は放っておけとでも言うのか」
などとラリった解釈をしてくる人がいることです.

違います.
普通に風邪対策をこれまで通りにやればいいし,これまで通りの肺炎治療をすればいいと言っているのです.
なんなら,ECMOとか発熱外来を増やせばいいし,ウイルス性肺炎の研究も進めて,専門スタッフの養成や補助金も出せばいい.
別にそれらを減らせとか廃止しろって言ってるわけじゃないんですから.

で,その結果として,これまでよりは肺炎で死ぬ人が増えるでしょうが,どの道,どこかのタイミングで今まで通りの生活に戻らなければなりません.
そしてそのタイミングは,なるべく早いほうがいいのです.
経済的なダメージが深刻になる前に.


「新しい経済社会」を作ってもいいけどさ・・・


私個人としては,別に飲食店とか観光業,その他関連業種をぶっ潰しても構わないとは思いますよ.
私の身内にはそういう人がいないし.

この調子で進めていけば,これらの業界のほとんどが消滅するでしょう.
特に,もともと客数が少ない地方では壊滅的です.

その際には,転職や別業種への乗り換えを補助・支援する事業を展開すればいいでしょう.
ただ,こういうことすると間違いなく,コロナ禍においても安定していた業界で熾烈な競争が発生するでしょうね.
それによって,コロナじゃなくて精神が病んじゃうサラリーマンや事業主も増えるんじゃないかな.
これが結構ヤバいと私は予想しています.

というのも,コロナ禍で失業した人って,通常の不況での失業と比べて「実力はあるのに職を失った」という割合が多いと思うんです.
能力も野心もあったのに,コロナウイルスの影響という「運」の要素で転職や起業をしなければならない人の割合が大きいということです.

すると,そういう失業者の中には,別の職種に乗り換えても即戦力になったり,既存の企業を脅かす活躍をする人がゴロゴロいるってことになります.

そんな人達が次々と新規参入したり,新たに同僚になるのですから,競争社会が加速する可能性は高いです.

そんなパイの奪い合いにならないように,皆がそれぞれ美味しいパイを食べられる「新しい経済のあり方」なんぞを提案する力が,政府や自治体にあればいいのですけど.

菅政権の腕の見せ所ですね!(白目)

コメント