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井戸端スポーツ会議 part 58|東京オリンピックとか新しい会長とかの話

ドタバタ過ぎて恥ずかしくなる


先日からシリーズ記事にしている「忘れられない不思議な人々」のなかに入れてやろうかと思うようなトラブルが発生中です.

東京五輪とその会長・後任人事の件.

このニュースについては,ブログでは微塵も取り上げてきませんでしたが,別に全く気にしていないわけではありません.
思いのほかドタバタしていて,なんだかこっちが恥ずかしくなるような状況ですよね.


だいたいさぁ,森喜朗が失言でクビになったとして,次の会長がすぐに決まらないのってどうなのよ,ってこと.

だって,今回みたいな失言問題でないにしても,森喜朗が何かのトラブルとか病気とかで執務ができない状態になっちゃったら,次に会長をやるべき人がパッと出てくるようになってるもんだと思うじゃないですか.

ましてや,2020年開催を延期してからの,今年の話ですよ.
待ったなしを絵に描いたような状況なわけ.

そんな中で,いざ森喜朗がいなくなったら,その後任を誰にするかってバタバタし始めた.

いや,もうさ,誰でもいいから...,いや,誰か適任な人を予め用意しとくもんでしょ.


皮肉にも,森喜朗と言えば,2000年に小渕恵三首相が脳梗塞で倒れた際に,緊急登板で首相になった人でした.
その時も「密室談合による総理就任だ」などと批判されてましたけど,私は別にそれでも構わないと思います.
だって,あくまでも緊急登板なんだから.
問題は,その後にどんな仕事をしたか,なわけで.


今回,森会長がいなくなった際の代行は遠藤利明衆議院議員が務めているそうですけど,もう遠藤さんでいいんじゃね? って思う.

そしたら,「政治家が会長をやるのはダメだ」という指摘があるそうです.
じゃあ遠藤さんが会長代行をやってる現状もどうなのよ,ってことになるわけですけど,そんな状態になってること自体,事故・トラブルに対する危機管理が甘すぎるわけで.


で,結局今日決まったのが自民党議員で現職大臣(五輪相)の橋本聖子だそうです.
後任は丸川珠代がやるらしい.
橋本氏後任の五輪相、丸川氏が再登板(Yahoo!ニュース|産経新聞 2021.2.18)

橋本聖子は大臣を辞め,議員も辞めて,政治家ではない身となっての会長就任ということでしょう.
で,次の選挙でまた立候補するという手順をとると.
なんとも面倒な話です.


ん?
ポチポチとネットニュースを見ているんですけど,橋本聖子って議員辞職はしないんですかね.
しないのなら,なんで遠藤利明じゃダメなのか,っていう疑問が出てくるんですけど.


ちなみに,私としては,2011年から施工された「スポーツ基本法」を地道にまとめ,「スポーツ庁」の発足に尽力した遠藤利明会長代行の方が,よっぽどオリンピック開催の主軸として頑張ってくれそうなんですけど.

ここ数日,周囲の人達に対しても「遠藤利明がそのまま会長就任するのが普通じゃないの」って言ってたんですけど,いかんせん,
「遠藤利明って誰?」
っていう反応が多かった.
まあ,スポーツ関連の政治活動なんて,票にならないから適当にやりたがる政治家が多いのも,これで頷けます.

森喜朗もそうですけど,遠藤利明も,よくぞこんな点数稼ぎになりにくいスポーツ関係に取り組んでくれたと感謝しております.


来年に開催するんだけど,さっき会長が突然いなくなったから,どうする? っていうのとは違うんです.
こういう緊急事態の場合は,実働部隊としてドサ回りをしている「副長」をそのまま上げるのが一番だと思います.

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