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一方で


前回の記事では “覚醒剤の検挙件数は徐々に減少している” としましたが,押収量はというと平成17年の123kgに対し昨年は401kgであり,どんどん増えています.

そして今日のニュースでは,今年上半期の覚醒剤の押収量は昨年の同時期と比べると6.4倍なんだそうです.

この理由については,東南アジア諸国や中国の薬物輸出規制が進み,警察が検挙・押収するためのルートを押さえ易くなったからだと考えられています.
つまり,犯罪に手を出す人も減り,密輸ルートも限定されてきたことがうかがえます.密輸入・密売する側にとっては苦しくなってきているようです.

ただ,変わらない需要に対して供給する側が増えている様子もあるようで,押収量が増えているのもこのことが一因ではないかとされています.覚醒剤は買手市場のようですね.

一方,大麻は依然として検挙数・押収量ともに増加.栽培する奴も前年より40%増えているようです.


さて,ついに18日より衆議院選が公示されました.
私が勤める大学にも選挙に行くよう促すポスターが貼られています.
30日に雌雄が決します.
いよいよ政権交代が現実味を帯びてきたのですが,私には少し危惧が.

あの民主党,社民党と国民新党との連立を表明したのです.

バカです.

みすみす票を落とすようなマネをしました.
多くの国民(サイレント・マジョリティ)に,社会・共産党アレルギーがあることを知らないわけではないでしょう.

こんなことをしたら,なんとしてでも民主党政権にならないよう,つまり社民党に政権関与させないように自民票が入ることは必至です.
民主支持だった有権者も,「社民が政権に入るなら…」 と,鞍替えする人も増えます.
たしかに,民主党一党だけで第一党になれる可能性は怪しいところですから,助力が欲しいところなのでしょうけど...
下手をしたらこの戦略.民主の命取りになる可能性があります.

これについて報道するメディアはありません.やはり民主が不利になるような報道にはストップがかかっています.

私の予想に民主党と社民党の連立はありませんでした.民主党にとってはデメリットの方が大きいからです.
しかし,この政権交代の流れはこの程度で変わる可能性は小さい.そして,社民が政権入りする暗黒の時代が始まる可能性が非常に高くなりました.
民主党だけならばマシだと思っていましたが,覚悟しなければいけない日々になるようです.


今,TV番組の 「報道ステーション」 では各党の代表に対して “一人一人呼んで” 考えを聞いています.
実はコレ.知る人ぞ知ることなんですけど,選挙前のTVではこういった方法でしか各党の意見を聞きません.つまり,各党を集めて “討論させない” のです.

というのも,選挙について生放送で政策討論させてしまうと,勢力の小さい党(社民・共産など)がフルボッコ状態になってダメ党だということがバレてしまうからです.
これについては各局 徹底しています.普段あれだけ討論を垂れ流しているのに,ちゃんとした討論番組は無くなります.やったとしても司会がしっかり議論を制限します.

フェアに選挙するなら,こういった選挙の時こそ討論させるべきだと思うのですが.
一方で,討論番組をつくろうと思っても小さい党は依頼を拒否するんだそうです.
全ての党が集まらないとフェアな討論にはなりませんので,討論番組として成立しない,ボツになる.それを利用するんだそうです.
なんだかなぁ...

政権交代することは健全な政治には必要.でも.
このような政権交代劇では犠牲が大きすぎるような気がします.