2009年9月7日月曜日

Game Analysis

スポーツ・ゲーム分析という世界を知っていますか?

主に練習や試合をビデオに撮り,それを専用のソフトを使ってビデオ編集&統計分析することです.
監督・コーチや選手が見たい映像を即座にフィードバックしたり,試合前後のミーティングに向けてデータを整理して戦略・戦術を有利にするための情報を提供する作業です.

日本でもこの活動が少しずつ認知されるようになり,プロスポーツを中心として企業スポーツ,大学スポーツでもゲーム分析が広まりました.
試合会場なんかで,試合そっちのけでノートパソコンを叩いている人達がいますが,彼らのことを「アナライザー」と呼んでいます.なんかベタなネーミングですね.

こうした活動は関西では活発ではなく,私が勤めている大学も分析ソフトは大量に購入しているくせに稼働率は高いとは言えず,宝の持ち腐れとなっています.


今日は夕方から教授につれられて,ゲーム分析ソフトを販売している会社の勉強会・発表会に招かれました.
お得様である本学は会社から格別のもてなしを受けましたが,実際に稼働しているわけではないのでバツが悪いのが本音.

2時間の会社側からの発表では,たしかに得るものもありましたが私としてはなんども眠りかけて焦りました.一番前に座ってたくせに.

ゲーム分析.
たしかにカッコいい活動ですけど,地味で泥臭い作業の連続です.実際やったことがある身としては,日本では日本なりの活動というのをやるべきだという感想です.たとえ世界的に普及しているスポーツのサポート活動であったとしても.

というのも,ゲーム分析というのはコーチングの一部分を占める活動ですので,日本的なコーチングとリンクさせないと軋轢をうむのです.

ぶっちゃけたことを言うと,ゲーム分析に憧れを感じている選手やチームは多いものの,必要を感じているのは極一部でしょう.
そこらへんの戦略については同行した教授とは意見を異にするところでして.

日本のコーチングは映像によるフィードバックとは親和性が少ないのだと思います.私の直感的なものですけどね.
2分も3分も待たされて映像を見るよりも,その間に反復練習ができると計算するのが日本人.ビデオを撮り,編集して観察する手間を考えると,体を動かす練習をしたいのが実際のところではないでしょうか?どちらのほうが競技力を高めるかというと軍配はどちらに上がるというものではありません.

というか,ビデオ・フィードバックやゲーム分析至上主義のような風潮は避けるべきです.ゲーム分析によるフィードバックをかけるべき時と,そうでない時があるはずで.その判断基準がまだ精査・検討されていないことが問題です.

なので私は,このゲーム分析の効果を調査する研究が必要だと思うのです.
今のままでは政治活動のようなことを続けているようでなりません.「なんか凄いことしてる」という曖昧な説得性に頼った活動は長続きしないと思います.

私としては 「ゲーム分析」 ということについては,そこらへんに興味があるのですけど,なかなか時間をつくれず考察しきれていません.これって心理学の分野に近いのでしょうかね.
いつかきっちり時間を設けて熟考してみたいものです.