2011年10月5日水曜日

福島原発事故について思うこと

この話題を取り上げることは意識的に避けていたのですが,やっぱり触れておくことにしました.

誤解を生む表現が以下に出てくるかと思いますが,どうか落ち着いて一つの意見として聞いてください.

福島原発事故について,私がおおいに疑問を感じている点をいくつか.

(1)なぜ原発周辺住民はパニックを起こさないのか?
パニックを起こさないからエラいね.というのではありません.
エッ!?何考えてんの?バカなの?死ぬの?という意味です.
原発事故が起きてんのに,そこに住み続ける根性が凄いです.
私ならすぐ遠方に逃げますが.
だって原発事故ですよ.半径数十キロ圏内が無事で済むわけないでしょ.
逃げたいのに逃がしてくれないんでしょうか?
だとすれば黒いスーツにサングラスをかけた男たちが住民を見張っているのでしょうかね.
サングラスをかけているので,きっと夕方あたりから見えにくくなるはずです.監視の目を盗んで早く逃げてください.

(2)なぜ汚染地域を立入禁止区域にしないのか?
住民がかたくなに住み続けたがっているなら仕方がないのですが,どうやら政府ものんびりしているので手に負えません.
国民・住民の命がかかっているのですよ.
危険だと考えられるところからは強制移住させるべきです.
「まだ安全な汚染レベルだから」などとふざけている場合ではないでしょ.
汚染が進んでいるところは,これから先どんどん汚染レベルが高まる可能性がある(ていうか間違いなく高まる)地域なのです.
今は安全なレベルでも,まだ原発から放射性物質が出続けている以上,いつかは限界を超えるんですから,そういった地域は問答無用で立入禁止にするのが真っ当な判断だと思うのですが.

(3)風評被害?
いやいや,汚染レベルが高まった地域で生産された農産物を流通させんなよ.
風評被害なんて言ってる場合じゃないでしょ.
いや,だいたいが風評被害が発生しないわけがないのです.
むしろ,風評被害を小さくするためにも,一切流通させないようにするべきだと思うのですが.
東北の生産者がぁ〜,とか言ってる場合ではありません.
全国の子どもがぁ〜,とか言う事態になってからでは遅いんです.
諦めることも肝心です.
国は東北地方の農家を手厚く慰めてあげてください.


8月には東北被災地ボランティアの引率をやったりと,被災の現場を間近で見てきた私としましても,被災者の方々がツライ思いをしていることは分からんでもないです.
でも,被災者の気持ちに配慮することを優先して,被害を日本全体に広げることがあってはいけません.

実際,この事故によって発生している様々な状況・現象が,“結果的にどうなるのか” ということとしては誰にもわかりません.
誰も経験したことがない事故だし,被爆量についても原発のテクニカルな部分も先が読めないのです.

つまり,今の状況が安全か危険なのか解んないわけです.
だけど,安全か危険かわからないんだから,安全だという方に賭けてみよう.というのでは笑えない冗談です.
私の感覚では,安全か危険かわからないのであれば,危険だという方で考えて手を打つのですけど,東日本の人々はなんか麻痺しちゃってるんですかね.

今回の事故を通して私が感じるのは,もう少し自分の感覚を信じて動くことも大事だということです.
原発事故が発生して,放射性物質がまき散らされ,現実として汚染レベルが高まっているのです.
なぜその地に留まるのですか?なぜ逃げないのですか?

なんだかんだで国が安全だと言っている.
きっとどこかの誰かがなんとかしてくれる.
そんなこと言ってても大変な事態は回避されるはず.
という気持ちがどっかにあるでしょ?

「国や東電は隠蔽せずに真実を出せ!」
などと責め立てる人がいますが,あれ,非建設的で無意味な要求ですよね.
だって隠蔽しているデータというのは,隠蔽したほうがいいから隠蔽されているのであって.
どれくらいヤバいデータだったら隠蔽してない「真実」として信じてくれるのでしょう.
「日本が終わります」というデータだったら,真実として受け入れてくれるのでしょうか.

別に隠蔽していないデータからして危険過ぎるのですから,素直にヤバい事態であることを汲み取ってほしいものです.