2013年5月22日水曜日

補足:エクセルの散布図にラベルを表示させる方法

前回の記事の補足です.

前回,標準得点を利用したテスト結果や測定データのフィードバック方法を紹介しましたが,
標準得点と散布図を用いた分析と評価方法
ここで以下のようなグラフ(散布図)を,

以下のように,プロットされた点のところにラベル(名前とか)を貼り付ける操作をしたものを示しました.

上記以外にも,かなり以前の記事
続・農業のこと
で,以下のような図もお示ししたことがあります.

こういう,散布図の「データポイント」に「ラベル」という文字を表示させているものを見る機会は多いのですが,いざ同じように作ろうとすると,初心者には難解な作業だったりします.
仕方なく,散布図上に「テキストボックス」で書き込んだりしてるのではないでしょうか.

“よく見る” わりに,実は難しい.
ということで,今回の記事ではこのグラフの作成方法に触れておきたいと思います.
他のサイトでも紹介されているのですが,これも縁だと思って見ていってください.

私がWindows版(Excel 2007)でもMac版(Excel 2011)でも同じ結果になることを確認している方法をご説明します.
それ以前や以降のバージョンでも,なんとかなるんじゃないでしょうか.

まず,散布図を作りたいデータが入ったエクセルのシートを準備してください.
例として,前回と同じエクセルデータを用意してみました.こんな感じです.
このデータで作成した散布図に,Aさん〜Kさんの名前,つまりラベルを貼り付けよう,というものです.

では,上記の用意ができたら以下のマイクロソフトのサポートページに行ってください.
http://support.microsoft.com/kb/213750/ja

こういう画面が出てくるかと思います(2013年5月22日現在).
ここに書かれていることを読んでもらえればOKなのですが,もう少し詳細に,“とりあえず作成するため” の最短コースを以下にお示しします.

ずずぃーっと,このページの下の方にスクロールしてもらいますと,こんな表示の部分が出てきます.

そしたら,この灰色背景部分の「コード」を,以下のように “選択” して “コピー” してください.
※お示ししている図はMacのSafariでの作業画面です.Windowsの方も基本は一緒です.
これをコピーしたら,エクセルに戻ります.

で,エクセルの「Visual Basic Editor」を起動させます.
MacのExcel2011では,こんな感じ.
「ツール」→「マクロ」「Visual Basic Editor」です.
※Windowsでも同じような雰囲気ですが,バージョンごとの詳細は上記のサポートページを御覧ください.

すると,以下のような画面になりますので(プロジェクトっていうのが出てくる),以下のように「挿入」のところで「標準モジュール」をクリックしてください.


お次は,こんなエクセルらしからぬ見慣れない画面が出てきます.

ビビらず,新しく現れた真っ白なやつに,さっきコピーしたものを以下のように貼り付けましょう.
こんな感じになります.
これで完了です.
あとはエクセルシートの画面に戻ります.
下の図であれば,シートのセルの部分(図中の左下あたり)をクリックすれば元の画面に戻れます.

ではいよいよラベル貼り付け作業です.

至って簡単で,以下のように目的の散布図を選択状態にして,

Excel 2011であれば,
「ツール」→「マクロ」→「マクロ」をクリック.

このような画面が出てくるので,「実行」をクリック.

というわけで,ラベルが貼り付けられました.

このラベルは,テキストボックスで作ったものとは違ってフォントの変更が手軽にでき,

グラフや目盛スケールのサイズ変更をしても,一緒についてきてくれるので便利です.

最後に注意点を一つ.
今回の例であれば,以下のような散布図を続けて作成することが多いかと思います.
ところが,こういう状態で今回のマクロを実行すると,
こんなふうに,「垂直跳び」の測定データがラベル(名前)としてふられるんです.
つまり,(半透明の)紫色で参照されたデータ列の左側の列がラベルになるわけですね.
ですから,この場合はラベルとしてふりたい文字がある列を,
こんなように作成してから再度マクロを実行すると上手くいきます.

ご参考になりましたら幸いです.

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