2017年4月24日月曜日

Tomorrowはあるのか

前回記事では「TOMORROW」の話をしました.
でも,この日本では,そんなTomorrowがあるのか怪しい事態になってきたことを感じさせる今日このごろです.
見るもの全てに怯え竦んで,アスファルトに咲く花が一つ残らず吹き飛ぶかもしれません.

私の研究室の窓からは都心部が眺められるんです.いつかこの景色が一変するような事態になるんじゃないかと思い,実は,なんだかんだで気にしているのが「もしも弾道ミサイルがここで炸裂したらどうするか」という脳内シミュレーション.

これについては4月21日に,内閣官房が「国民保護ポータルサイト」で弾道ミサイルが落下した場合のオススメ行動を紹介していました.
こんなホームページが開設されています.このご時世,「核攻撃があったらどうすればいいのか?」という問い合わせがたくさんあるからでしょうね.
内閣官房・国民保護ポータルサイト

そこでは,こんな感じのPDFを見ることができます.
行動について:その2(内閣官房HPより)
いよいよ空襲警報が鳴り響く状況に突入したのですね.
空襲警報と言っても,今は「Jアラート」という緊急情報発信システムで周知されるそうです.特殊なサイレン音とか緊急放送とかになるようですよ.
その「特殊なサイレン音」はこちら→■国民保護のための情報伝達の手段

ですが,ここで「核攻撃」とか「毒ガス攻撃」における準備として考えておかねばならないことがあります.
Jアラートが鳴ったとして,こちら側でコントロールできることはほぼありません.

それはなぜか?
そもそもこの「Jアラート」,どうやらかつての空襲警報と同じように,被害予想後に発せられるものなのです.
つまり,弾道ミサイルの発射をもって機械的に鳴り出すわけではなく,日本に着弾する可能性が高く,被害が発生しそうだという内閣官房による見積りを経て発信されるものだとのこと.

そこには人間の判断と介入があるわけですから,場合によってはミサイルが着弾する間際にサイレンが鳴り出す可能性があるのです.
北朝鮮からの弾道ミサイルが到達するまでに約10分と言われています.実験目的ではなく攻撃目的であれば不意打ちをするだろうし,着弾することが分かってから鳴り始めるJアラートですから,我々が知れるのは現実的には2〜3分を切ってからでしょう.
場合によっては,伝達ミスやエラーなどで発信されない可能性もあります.
ですから実際のところ,落下地点周辺の人々は何もできないと言っていいわけです.

これは別に「Jアラートは無意味」と言っているわけではありません.いざという時には頼れるものではないということです.無いよりはマシ程度のもの.
言い換えるなら,弾道ミサイルへの対応は「確認」なんかしてる余裕はないということを啓蒙しなければいけないということを示しています.

想像してみてください.自分のスマホや携帯,周囲のサイレンが突然鳴り出したからって,大急ぎで地下やコンクリート遮蔽物に逃げ込む人がいるでしょうか?
スーパーで買い物していて,Jアラートが鳴ったからって「早く部屋を密閉しろ!」と言い出せる人っていないと思います.
イメージトレーニング上ではできるかもしれません.
でも,いざ現実の場面だと,
「え? え? 何があったの? まさかミサイルが飛んできてるんじゃない?」
とか言って空を見上げてるのが普通の人ではないかと.

そんなわけで,私としては「どうせ大胆かつ迅速な対応はできない」という前提で避難方法を検討することにしています.
つまり,どうすれば「変な人」「怪しい人」と受け取られずに避難できるか? ということです.
きっと「その時」には,大多数の人がボケェ〜っとしているに決まっています.危機に際して,人間とはそんなものです.
だからこそ,周囲がボケェ〜っとしていることを想定して自分が動ける範疇を考えておくことが大事だと思います.その数分後,パニックになってからでは遅いのですから.

核攻撃における閃光と爆風や,毒ガスの直撃を受けるエリアにいれば,ほぼ間違いなく死にますから,そこんとこは想定しなくていいと思います.運がなかったと諦めるしかない.
でも,その場からやや遠いところに着弾し,そこが自宅ではないというのであればサバイバルする必要があります.

例えば,できることなら「飲料水」が確保できるところに逃げ込むとか.できるだけ密閉空間が作れそうなところを常時見回しておくとか.
どうやら,最初のミサイル炸裂から運良く生き残ったとして,その後に必要となるのは「密閉空間での救助待ち」なんだそうです.
救助待ちは,だいたい2週間くらいが目安とのこと.行政もパニックになっているし,外は放射性物質や毒ガスが充満しているわけだから,それくらいしないと救助隊も来れないらしい.あと,放射性物質は2週間くらいで弱まるので,それくらい経ってからなら外に出ても致命的被害にならないそうです.
核・毒ガスシェルターも,この2週間〜1ヶ月をしのげる設計になっているとのこと.

でも,そう考えると都市部で生き残るのって至難の業ですね.周りが死んでくれないと生き残れないことが前提になっている.

その他,特に核攻撃に関して詳しいことは,
にいろいろ掲載されています.
概ね内閣官房が提言していることと一緒ですが,核攻撃にしても毒ガス攻撃にしても,生き残れたらとにかく「密閉空間で救助を待つ」ことが第一のようですね.