注目の投稿

このブログを読み返してみて思うこと

前回の記事が “あんな感じ” だったもんですから,あらためて自分のブログを読み返すきっかけになりました.
ここ数年は週1本,月4〜5本の投稿頻度になっておりますが,始めた当初は短い記事を高頻度で出していました.かようなブログ名をつけて始めてみたものの,他愛もない記事が目白押しです.

その後,「他人の日記を読んでも誰も面白くないだろう」ということと,「せっかくこの世に生を受けたのだから,何かしらの形で人類に貢献したい」ということで,誰かにとって有益な記事を書こうと思い立ち,しかもその頃からブログに「アクセス解析」の機能がついたので,どんな記事がどれだけ読まれているか分かるようになったこともあり,皆様の反応を楽しみながら “それなりに狙って” 書くようになったわけです.

そんなこんなで,人にウケる記事というのがだいたい分かってきたことと,ただ単にウケるだけの記事は嫌だ,できるだけアカデミックなものがやりたい,と思って始めたのが,「エクセルで統計解析をアナログチックにやる方法」のシリーズです.これは完全にアクセス数が伸びることを確信して書きました.狙い通りです.
そのうち,いろんなところからメール等で質問が来るようにもなりました.学生や院生,研究者の方々が多いです.
(でも,私は統計学の専門家じゃないので満足な対応ができないこともあります)

次に,思わぬ形で当たったのが「昨今の大学」シリーズです.
昨今の大学について「バカバカしい」と思って茶化した記事や,純粋に私のフラストレーションをぶつけた記事もあります.
結構有名・高名な方々にリンクを貼ってもらったこともあったりで,恐悦至極でございます.
そう言えば,某新聞社の記者さんから取材もありました.ビックリです.

大学教員という立場であのような事を書くのはどうか? と思うところもありますが,誰も書かなかったら大学教育が崩壊するのではないかと危惧しておりますので,このような表現をとらせてもらっています.

ですが,誤解を恐れずに言うなら,大学らしい教育の崩壊は止められないと考えています.
どうせ崩壊するんだから一気に行こう,という立場が現在の教育現場の主流だと思うんですが,私はじんわり崩壊していこう,という立場です.
たぶん,この国の学術性や教養は,それが崩壊したことも気づかず過ぎ去るものと思います.気づかず過ぎ去るであろうことが唯一の救いかもしれません.

さて,このブログの更新ですが,当初のように高頻度・短めに戻していこうと思っている今日このごろです.
練って書く記事が思いつかなくなってきた,というのが実情でして.

たまにボリュームのあるものを書くつもりではいますが,もう一度気楽に書きたくなったというのが本音です.