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コロナ騒動|やっぱり騒ぎ過ぎだと思う

風邪の原因となるウイルスが新しく現れた,ってだけの話


視聴率とか販売部数,あと政治的な対応としては仕方がないのかもしれませんけど,やっぱり今回の新型コロナの騒動は煽り過ぎだと思います.

この騒動について過去記事でも書いてきましたけど,騒げば騒ぐほど「医療崩壊」を起こして死者数は増えます.
だから,「風邪の一つ」として,のんびり構えているのが得策なんです.

新型コロナ以外の普通のケガや病気で診察・入院している人にもその余波がある方が,なんぼか危険です.
医師や看護師が「コロナ対応」に体力・精神力を奪われて,満足な通常営業ができないことの方がヤバい.


「新型だからデータがないので不安」という声もありますが,既に中国で医療崩壊を起こして大流行をしているし,そこでの騒動で得られたデータがあるんですから,もはや「データのない新型」とは言えません.

「中国のデータは信用できない」という話もありますけど,医科学データの信頼性なんて日本のほうが怪しいもんです,いやコレはマジで.
だって,中国の研究倫理は日本以上ですから.
研究不正大国・日本|なぜ日本は不正論文・撤回論文が多いのか?
それに,今なら中国以外の国々のデータも出てきていますし,それによれば概ね類似したものであるようです.

あと,「ウイルスが変異するかも」という意見もありますけど,そんなの既存のコロナでもインフルでも同じことが言えるし,他にも突然なんの変哲も無いウイルスが凶暴になるかもしれない.
こんなものを言い出したら,我々ホモサピエンスを含めて,すべての生物は正気を保って生きていけません.
受け入れざるをえない,常時リスクです.


もうひと月近く前の記事になりますが,
新型コロナ騒動|どうせ死者1000人くらいになるんだから諦めて慣れていこう
の記事で以下のようなことを書きました.
例年,日本国内において肺炎で死ぬ人は年間約10万人.
ウイルス性の肺炎の死者は,そのうちの約3万人.
この半数の約1万5千人がインフルエンザ由来.
コロナウイルスでは数千人ほど死んでいる.
だから,この新型コロナでも1千人くらいは死ぬはず.
(中略)
考えてもみてください.
10万人が365日で死んでいるんですから,1日あたり250人以上が死んでいるんです.
今日もまた,日本のどこかで250人が「新型コロナじゃないけど,肺炎で死んじゃったね」っていう状態が発生しているんですよ.

その記事内でも述べていますが,「1000人」というのは少ない見積もりです.
私としては,だいたい3000人くらいになるんじゃないかと思います.

たぶん,今年の11月くらいになったら,死者数についても報道も一段落して,1000人・2000人という数字になってもヒステリックに報じなくなっていると思うんです.
「なーんだ,1000人くらい死ぬのって普通じゃん」
ってなってると思う.

その頃にはきっと,新型コロナと同時進行で発生している「その他の風邪による死者」をはじめとして,「インフルエンザによる死者」「既存のコロナによる死者」「肺炎球菌による死者」といったデータを並べて発表するようになっているだろうし,「熱中症による死者」「交通事故による死者」「食中毒による死者」なんてのも比較データとして提示する知恵をつけるでしょう.

っていうか,現時点でそれをやっていないことが不思議でしょうがない.
いえ,メディアの方々は,この比較を敢えてやっていないのだと思います.
だって,そんな比較をしたら「新型コロナ」の不安を煽れないでしょ?
彼らにすれば,またとないビッグウェーブ到来の稼ぎ時なんですから.

大学の先輩にこの手の仕事(映像制作)をしている人がいるんですけど,こういう人たちって実は確信犯だったりします.
そのあたりのことは,結構頭が回る人たちなので.

新型コロナに対する大衆・視聴者の不安が十分に高まってきた時期に,上記のような情報を出してくるものと予想できます.


で,そのあとのネタは次のようなものです.




経済的に路頭に迷って自殺する人が増える


コロナ騒動は集団パニックを起こします.
実際に起きていますよね.

どれだけ「普通の風邪と同じリスクです」などと訴えたところで,ヒステリックになった大衆を制御することはできません.

こうなると経済への影響は甚大で,世論の影響を大なり小なり受けて運営している行政としては,ナーバスになった大衆の不安を抑えるために,さらなる経済悪化を招く政策をとることになります.


仕方ないんですよ.
「データに基づく政策」とか,「エビデンスに基づく方針」というのは各国どこも建前であって,実現することは不可能に近い.
そこにあるのは「大衆の不安の緩和」であり,「大衆心理の獲得」なんです.

むしろ,こうした「データに基づく」なんてことを素直にやってしまうと,
「心が感じられない」
「機械的だ」
「人間をモルモット扱いしている」
などと批判されるだけ.
結果として,どうやら「世界コロナ恐慌」が発生することは確実視されています.


けど,どっかで誰かが国家・政治の業を背負わなければならないとも思うんです.

もちろん,外出規制や感染予防を何もしないわけではありません.
過剰な自粛要請や規制を避けたほうがいいということであり,その適切なレベルの模索に注力すべきだという話です.

実際,テレビなどのメディアを見ていますと,
「感染症対策は先手必勝」
「過剰なほどの規制をかけるくらいが丁度いい」
などというコメントがまかり通っている状態ですので,これには冷水をかけて置く必要があると思います.

医学,統計学,心理学,経済学,軍事・国防学などのデータとエビデンスに基づいて,感染症・医学的な死亡リスクと,経済的・生活苦による死亡リスクの適切なレベルを模索して設定することが,本来の責任のある政治です.

現時点で話題になっているデータやエビデンスというのは,医学領域に偏り過ぎ.
しかし,政治家の仕事は対局を見なければいけません.

もし安全策をとって強めの自粛や規制をかけるのであったとしても,経済的な補助も強力なものにすべきです.
規制はかけるが,補助はしないなんてことは,まさに無理を通して道理を引っ込ませる話.
そんなものでは,国家が存在する価値はありませんから.

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